第5回大阪マラソンチャリティプログラム事業報告書

資料 1
第5回大阪マラソン
チャリティプログラム
事業報告書
2016.3.23
■チャリティ専門部会 組織構成
■(1)第5回大会の募金総額
■(2)チャリティテーマおよび14の寄付先団体
■(3)チャリティアンバサダー
■(4)チャリティランナー制度
■(5)チャリティランナーサービス
■(6)第5回大会の新たな取り組み
■(7)チャリティグッズ
■(8)大阪マラソンEXPO
■(9)沿道での応援
■(10)チャリティ募金額について
■(11)第5回大阪マラソン 各団体への寄付金額
大阪マラソン組織委員会
■チャリティ専門部会 組織構成
大阪マラソンのチャリティプログラムについては、下記の専門部会において、各分野の専門家など5名の
委員に、基本方針や内容の議論、検討を行っていただきました。
名称:「大阪マラソン組織委員会 チャリティ専門部会」
委員(座長)
橋爪紳也氏(大阪府立大学 観光産業戦略研究所長)
委員
杉本厚夫氏(関西大学 人間健康学部教授)
委員
宮本
委員
徳永眞一郎氏(電通関西支社 プロモーション・デザイン局 局長)
委員
橋本誠司氏(読売新聞大阪本社 執行役員事業本部長)
聡氏(ジャパンギビング事務局長)
オブザーバー:大阪マラソン組織委員会事務局
事務局:読売新聞大阪本社
2
(1)第5回大会の募金総額
第5回大阪マラソンのチャリティプログラムに多くの方から賛同をいただき、過去最高となる総額1億
27,683,676円の募金を集めることができました。
回数
年度
募金総額
第1回
2011年
19,209,310 円
第2回
2012年
45,210,373 円
第3回
2013年
85,311,080 円
第4回
2014年
104,627,109 円
第5回
2015年
127,683,676 円
3
(2)チャリティテーマおよび14の寄付先団体
第4回大会終了後、1団体しかなかった紫色の寄付先団体の追加公募を実施し、当部会において選考を
行いました。併せて既存の13団体を第4回大会から第5回大会へ継続することに決定したため、7つの
テーマごとに2団体、計14団体でチャリティプログラムに取り組みました。 (※)は新規団体
大会の一般参加ランナーにはエントリー時に7色のテーマの中から支援したいテーマを選び、1人2口
(@500×2=1,000円)以上を寄付していただきました。
チャリティカラー
チャリティテーマ
1
赤色
生きる希望を支える
2
オレンジ色
夢を支える
3
黄色
家族を支える
4
緑色
自然を支える
寄付先団体
京都大学iPS細胞研究所
がんサポートコミュニティー
スペシャルオリンピックス日本
水色
きれいな水を支える
6
紺色
子どもの未来を支える
紫色
美しいまちを支える
がん患者とその家族をサポート
知的障がいを持つアスリートを支援
若年無業の状態にある若者たちへの就労支援
世界の医療団
世界各地の恵まれない人々への医療支援
難病の子どもとその家族へ夢を
難病の子どもとその家族全員をサポート
国内外で森づくりを推進
オイスカ
東日本大震災で失われた海岸林を再生
ウォーターエイドジャパン
途上国の人々に安全な水と衛生を届ける
国連UNHCR協会
国連WFP協会
7
iPS細胞による再生医療・創薬の研究
育て上げネット
more trees
5
寄付先団体活動内容
難民や避難民の保護・支援
飢餓と貧困で苦しむ地域へ食糧支援
ノーベル
病児保育でひとり親家庭をサポート
greenbird
若者による街の美化活動
スマイルスタイル(※)
大阪の魅力向上のため、府内のまちをきれいにする
4
(3)チャリティアンバサダー
大阪にゆかりがある、あるいは、チャリティ活動をしている著名人9人を起用し、チャリティプログラムの盛り
上げに貢献していただきました。小渕健太郎さんのユニット「コブクロ」が制作した大会公式テーマソング
「42.195km」は、今大会も大阪市営地下鉄の車内放送で流し、大会の交通規制の周知などにつなげました。
(ジミー大西さんについては、第5回大会の新たな取り組みに記載)
小渕健太郎
ミュージシャン コブクロ
赤星憲広
野球解説者
山中伸弥
京都大学iPS細胞研究所 所長・教授
八木早希
フリーキャスター
中村鴈治郎
歌舞伎俳優
アン ミカ
モデル・タレント
森理世
MISS UNIVERSE 2007/モデル
小島智子
元NFLチアリーダー
ダンスアーティスティック・ディレクター
日本人初チームキャプテン
ジミー大西
画家
5
(4)チャリティランナー制度 ①
14の寄付先団体から自分が支援したい団体を1つ選び、「JAPAN GIVING」を通じて広く一般から7万円
以上の寄付金を集めたランナーに大会への参加資格を与える制度。一般エントリーの受付開始と同じ
4月6日(月)から募集を開始しました。
6
(4)チャリティランナー制度 ②
● 寄付先団体ごとのチャリティランナー数、活動内容
寄付先団体は事前に目標設定したチャリティランナー枠数を上回る数のランナー獲得をめざし、団体のHPや
SNSなどで参加を呼びかけました。
4月6日(月)~7月31日(金)までの募集期間で合計350人の目標に対し472人がエントリー、そのうちチャリ
ティランナーは9月30日(水)まで寄付を呼びかけ、7万円以上の寄付金を集めた467人がチャリティランナーと
して出場しました。
寄付先団体名
赤色
オレンジ色
103
7,665,938
がんサポートコミュニティー
20
20
20
20
28
26
34
21
2,056,000
1,913,000
2,732,500
1,566,000
30
20
30
20
20
20
20
20
20
330
90
9
26
25
8
12
31
36
18
467
6,774,616
630,000
3,351,032
1,837,500
572,500
878,300
2,224,100
2,641,863
1,275,600
36,118,949
スペシャルオリンピックス日本
世界の医療団
難病の子どもとその家族へ夢を
more trees
オイスカ
ウォーターエイドジャパン
国連UNHCR協会
紺色
国連WFP協会
ノーベル
紫色
寄付金額
50
黄色
水色
達成者
京都大学iPS細胞研究所
育て上げネット
緑色
目標数
greenbird
スマイルスタイル
合 計
出場者数:432名
<参考>
第4回大会 達成者数:375名
出場者数:354名
寄付金額
30,328,300円
7
(5)チャリティランナーサービス
チャリティランナーの満足度を高めるため、昨年に引き続き、以下のようなサービスを実施しました。
●チャリティランナー専用受付
●チャリティランナー専用ラウンジ(大阪城西の丸庭園 迎賓館)
・チャリティランナー専用の更衣室、休憩所を設けました。専用ラウンジ前には寄付先団体とチャリティラン
ナーが交流できるよう応援スペースを設け、チャリティランナーにお礼と激励の言葉をかけてもらいました。
8
(6)第5回大会の新たな取り組み
①
今年のチャリティプログラムでは、①エントリー時に自分が寄付したテーマカラーを強く意識づける、
②寄付先団体とランナーとのふれあいを増やす、の2点に焦点をあて、新たな取り組みを行いました。
●なないろチーム対抗戦
・同じチャリティテーマカラーを選んだランナーを色ごとに7つのチームに分け、完走者の平均タイムを競
う企画で、優勝チームの中から抽選で500人に第6回大会の出場権を進呈しました。ただ競争するだけで
なく、自分がどのテーマに募金をしたかを大会当日にも意識して大会に参加してもらうことができました。
順位
チーム
平均タイム
1
緑色
4時間42分13秒
2
水色
4時間46分32秒
3
黄色
4時間47分26秒
4
オレンジ色
4時間48分33秒
5
紫色
4時間59分09秒
6
赤色
4時間59分32秒
7
紺色
4時間59分35秒
9
(6)第5回大会の新たな取り組み
②
●ジミー大西さんによるオリジナル絵画「駆ける」
第5回大会のアンバサダーに就任したジミー大西さん
に大阪マラソンをイメージした絵画「駆ける」を制作して
いただきました。その絵画からポスターを作成し、大阪
府内の市役所、駅構内などに掲出しました。
<ジミー大西さんのコメント>
なにわの歴史と風景を考えて、大阪城、モダンな建築・大阪市中央公会
堂、淀屋橋、通天閣を。そして、秋にいっぱい咲く中之島公園のバラ。
本大会のチャリティ色にもこだわり、7色の帽子に3万人以上が走るラン
ナーの1人が虹に向かっていくイメージを描きました。
今回のチャリティアンバサダーとして走ること、また、大会のためにオリ
ジナルで描いた作品を見てもらえるのを楽しみにしています。
10
(6)第5回大会の新たな取り組み
③
●なないろチャリティキャップ 販売価格2,000円(制作費等を除く800円を寄付)
・出場ランナーのみが申し込み時に任意で購入できる限定品として、「なないろチャリティTシャツ」に加え、
今大会から「なないろチャリティキャップ」を販売。
・販売数/寄付金額:8,265個/6,612,000円(エントリー時に選択したチャリティテーマに寄付しました)
11
(6)第5回大会の新たな取り組み
④
●チャリティシンポジウム
・第5回大会を記念し、ジャパンギビングの運営者、チャリティアンバサダー、寄付先団体関係者、
チャリティランナー経験者など、大阪マラソンのチャリティに関わる様々な立場の方が集い、
大阪マラソンがめざす寄付文化について考えるシンポジウムを開催しました。
・日時 2015年8月26日(水) 14:00〜16:00
・場所 読売新聞大阪本社
12
(6)第5回大会の新たな取り組み
⑤
●〜ケイ・オプティコム Presents〜 チャリティ親子ラン2015
・大会当日、大阪マラソンのコースのうちインテックス大阪臨時第1駐車場からフィニッシュまでの
1.2kmを親子で走れるイベントを開催。チャリティアンバサダーの赤星憲広さんと森理世さんも
参加いただき、一緒にフィニッシュゲートまで駆け抜けました。
・日時 2015年10月25日(日) 15:00〜15:50
・場所 スタート:インテックス大阪臨時第1駐車場前
フィニッシュ:大阪マラソンフィニッシュゲート
13
(7)チャリティグッズ
●なないろチャリティTシャツ 販売価格4,000円(制作費等を除く2,000円を寄付)
・7色のチャリティTシャツを制作し、ランナー向けに販売し、大会当日に着用していただくよう促しました。
・販売数/寄付金額:13,070枚/26,140,000円(エントリー時に選択したチャリティテーマに寄付しました)
※チャリティランナーには「なないろチャリティTシャツ チャリティランナーバージョン」をお渡し。
●ニックネーム入りナンバーカード 販売価格500円(制作費等を除く売上の一部を寄付)
・「ニックネーム入りナンバーカード」をエントリー時に申し込みいただいた方のみに限定販売。
・販売数/寄付金額:5,880枚/588,000円(エントリー時に選択したチャリティテーマに寄付しました)
14
(8)大阪マラソンEXPO
①
●チャリティブースを設置
EXPO会場内の一角に寄付先団体の活動内容を紹介するチャリティブースを、チャリティカラー別に
7つ設けました(1つのブースに2団体が同居)。エントリー時にその色を選択したランナーの名前を
ブースの壁に掲出したことで、ブースを訪れるランナーが昨年に比べ大幅に増え、寄付先団体との
交流を深めることができました。
EXPO会場内に、チャリティカラーごとに寄
付先団体のブースを設置しました
ブース内の壁にエントリー時に寄付をした
人の名前を掲出しました
多くのランナーがブースに立ち寄り、寄付
先団体と交流を深めることができました
●チャリティステージ
大阪マラソンEXPOのステージでチャリティオークションを実施し、チャリティアンバサダーらのサイン
入りグッズなどを出品、落札金額を募金としました。(募金額:195,500円)
15
(8)大阪マラソンEXPO
②
●寄付先団体の募金活動
チャリティブース内に設置した7つの募金箱に、EXPOが行われた2日間で292,858円の募金が
集まりました。
寄付先団体名
赤色
京都大学iPS細胞研究所
がんサポートコミュニティー
オレンジ 色
スペシャルオリンピックス日本
育て上げネット
黄色
世界の医療団
難病の子どもとその家族へ夢を
緑色
more trees
ウォーターエイドジャパン
国連UNHCR協会
紺色
国連WFP協会
ノーベル
紫色
89,938
28,155
48,314
19,388
オイスカ
水色
募金額
greenbird
スマイルスタイル
合 計
22,437
72,215
12,411
292,858
16
(8)大阪マラソンEXPO
③
●インテックス大阪2号館内 チャリティ募金コーナー
10月23日(金)、24日(土)の2日間、インテックス大阪2号館内に
チャリティ募金コーナーを設置。
500円以上チャリティ募金をいただいた方に、なないろハイタッチ手袋を
進呈しました。(募金額:754,427円)
●インテックス大阪総合案内 チャリティ募金コーナー
大会当日、インテックス大阪総合案内に7つのチャリティカラーの
募金箱を設置しました。(募金額:89,917円)
●関西大学学生ボランティアによる募金活動
大会当日、インテックスプラザを中心に関西大学の学生ボランティアに
大阪マラソンのチャリティ募金箱を持って募金活動を行っていただきました。
(募金額:10,711円)
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(9)沿道での応援
●「ランナー盛上げ隊!」「なないろ応援ステーション」
7色のテーマカラーを使った様々なパフォーマンスで32,000人のランナーを応援するイベント「ランナー盛上
げ隊!」を沿道15ヶ所で実施。69団体1,690名に出演していただき、ランナーだけではない「みんなが楽しくな
る大阪マラソン」を作り出しました。
また、15ヶ所のうち後半の7ヶ所を「7色応援ステーション」として、チャリティカラーの順番(赤、オレンジ、黄、
緑、水、紺、紫)にそって各会場をテーマカラー1色で装飾。テーマカラーにちなんだ衣装やグッズでランナー
を応援していただきました。500円以上の寄付をいただいた方に「なないろハイタッチ手袋」をお渡ししました。
なないろ応援
ステーショ ン
ランナー盛上げ隊
実施場所
募金額(円)
1
北浜ネクスビルディング前
24,941
2
中道組本社ビル前
16,299
3
大阪市中央公会堂前
245,276
4
赤色
5
オ レンジ 色
浪速東2-6 北側空地
6
黄色
大阪市西南環境事業センター前
22,982
7
緑色
ファミリーマート南港口店前
19,364
8
水色
永井商運前
9,900
9
紺色
大阪車輌工業前
3,500
10
紫色
インテックス大阪
大阪市社会福祉研修・情報センター前
合計
臨時第1駐車場
18,297
4,000
14,200
378,759
18
(10)チャリティ募金額について
募金方法別のチャリティ募金額は下記のとおりです。
19
(11)第5回大阪マラソン
各団体への寄付金額
これらの募金は、平成28年1月29日(金)に各団体へ送金しました。
番号
チャリティテーマ/カラー
寄付先団体名
寄付金使用用途
寄付金額(円)
京都大学iPS細胞研究所
医療応用に向けて所内の革新的な研究に対する支援や、iPS細胞技術の特
許の取得、研究所の安定的な運営に活用
16,397,574
2
特定非営利活動法人がんサポートコミュニティー
がん予防啓発リーフレットと啓発バッジの制作や、関西でのがん患者とそ
の家族への心理社会的サポートなどに活用
10,176,676
3
公益財団法人スペシャルオリンピックス日本
スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・福岡」の開催な
ど、知的障がい者にスポーツの機会を提供
7,743,593
4
認定特定非営利活動法人育て上げネット
経済的に困窮した若者が自己負担なく、<若年者就労基礎訓練プログラム
>を受講できるように活用
8,582,668
5
特定非営利活動法人世界の医療団(認定NPO法人)
乳幼児死亡率が高いラオスで、当団体が実施している小児医療プロジェク
トの医療費として、5歳未満児の健診や診察の無料化などに活用
8,069,973
6
公益社団法人難病の子どもとその家族へ夢を
難病の子どもとその家族がユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどを訪れ
る家族全員旅行の実施や、当団体の関西での活動開設などに活用
13,348,584
7
一般社団法人more trees
森林荒廃が深刻なフィリピン・キリノ州での植林事業や、果樹を同時に育
てることで現地の貧困を削減する事業に活用
6,198,573
8
公益財団法人オイスカ
津波で失われた宮城県名取市の海岸林約100haの再生をめざして行う50
万本の育苗および植栽や、これらを通じた被災農家などの生計支援に活用
9,454,661
9
特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン
世界では約7億6800万人の人々が安全な水や、約25億人の人々が適切
なトイレが使えず、これらの人々が安全な水、適切なトイレが使えるよう
にアジア、アフリカで実施する支援プロジェクトに活用
7,862,508
10
特定非営利活動法人国連UNHCR協会
アフリカの難民キャンプで難民1人につき最低1日15リットルの給水事
業に活用
6,588,531
11
特定非営利活動法人国連WFP協会
アフリカの子どもたちが飢えることなく健全に成長し、学び、将来、貧困
を克服することをめざす「学校給食プログラム」に活用
8,841,618
12
仮認定特定非営利活動法人ノーベル
ひとり親家庭に2年間病児保育を提供し、「子どもの急病時でも仕事を続
けられる安心感」「ひとり親家庭の就労・経済的自立の支援」「子どもに
貧困が引き継がれる連鎖の断ち切り」を実現することに活用
10,191,532
13
特定非営利活動法人greenbird
全国各地、とくに関西での清掃活動のボランティアを行う際の活動資金に
活用
7,823,747
特定非営利活動法人スマイルスタイル
若者就労支援活動に取り組む民間型ハローワーク「ハローライフ」等を通
じた情報発信を充実させ、幅広い層が参加できるごみ拾い活動を継続して
いくための活動資金に活用
6,403,438
合計
127,683,676
1
生きる希望を支える(赤)
夢を支える(オレンジ)
家族を支える(黄)
自然を支える(緑)
きれいな水を支える(水)
子どもの未来を支える(紺)
美しいまちを支える(紫)
14
20