原則として雛形の内容のとおり締結するもの としますが、提案内容をふまえ、交通局と協議 の上、修正する場合もあります。 別添 2 名古屋市営地下鉄伏見駅「駅ナカ」事業に関する基本協定【雛形】 名古屋市(以下「交通局」という。)と 【事業者名】 (以下「運営事業者」 という。)は、以下の条項により、名古屋市営地下鉄伏見駅「駅ナカ」事業(以 下「本事業」という。)に関する基本協定(以下「基本協定」という。)を締結 する。 (目的) 第1条 基本協定は、名古屋市営地下鉄伏見駅において、本事業を実施するに あたり、基本的な事項について定め、本事業を円滑に推進することを目的と する。 (実施要項等の遵守) 第2条 交通局及び運営事業者は、平成 28 年 3 月 23 日公告の名古屋市営地下 鉄伏見駅「駅ナカ」事業における企画競争(以下「企画競争」という。)の実 施要項並びに基本協定及びその他関係する協定等(以下「各種協定等」とい う。)に定める事項を遵守する。 2 運営事業者が前項に違反した場合、又は企画競争の実施要項「第 2 実施要 項 2 参加者の制限 (1)(共同事業者の場合は(2))」の条件を満たさなくな った場合、交通局は、書面による通知を行うことにより、本事業を終了する ことができるものとする。この場合、本事業の終了に伴い、各種協定等は全 て即時解約するものとする。 なお、本件通知は、運営事業者が商業・法人登記簿において公示する本店 所在地に発信したにもかかわらず不送達となる場合には、発信してから 3 日 後に送達されたものとみなす。 (安全の確保) 第3条 交通局は、関係法令の遵守及び交通局の市バス・地下鉄事業(以下「輸 送事業」という。)の安全確保のため、必要に応じて運営事業者に対し指示を することができ、運営事業者は、その指示に従うものとする。 1 別添 2 2 前項にかかわらず、交通局は、緊急の必要がある場合においては、あらかじ め運営事業者に指示することなく、関係法令の遵守及び輸送事業の安全確保 のために必要な措置を講ずることができる。この場合において、交通局は、 運営事業者に対し、その旨を事後に通知する。 (運営管理計画書の策定) 第4条 運営事業者は、企画競争における提案内容について交通局と協議の上、 必要に応じて修正を加え、交通局の承諾を得た上で、平成29年2月28日までに 本事業の運営管理計画書を策定する。なお、運営管理計画書の策定にあたり 必要な場合、運営事業者は、諸官庁及び周辺住民等との調整を行うものとす る。 (工事協定の締結) 第5条 交通局及び運営事業者は、前条で策定した運営管理計画書に基づき、平 成29年3月31日までに、本事業において店舗開業のために必要となる工事に関 する協定(以下「工事協定」という。)を締結する。なお、工事協定は交通局 の平成●年度予算の議決をもって効力を有するものとする。 (本契約の締結) 第6条 交通局及び運営事業者は、工事協定に基づく交通局の工事完了後30日以 内(ただし、店舗開業前日まで)に、第4条で策定した運営管理計画書に基づ き、交通局と定期建物賃貸借契約(以下「本契約」という。)を締結する。 (期限の変更) 第7条 運営事業者は、やむを得ない事由により第4条、第5条及び第6条に定め る期限の変更を希望する場合は、その事由及び新たな期限を申し出て、交通 局の承諾を得なければならない。やむを得ない事由により、さらに期限の変 更を希望する場合も同様とする。 2 別添 2 (遅延損害金) 第8条 運営事業者が、第4条、第5条及び第6条に定める期限(前条により交通 局の承諾を得た場合は、交通局の承諾を得た期限)を遵守しなかった場合、 交通局は、運営事業者に対し、遅延損害金を請求することができるものとす る。 2 前項の遅延損害金の額は、遅延日数に応じ、一日あたり金50,000円とする。 (基本協定保証金) 第9条 運営事業者は基本協定締結後、平成●年●月●日まで(基本協定締結 後 2 週間以内)に、基本協定保証金として金 800 万円を交通局の発行する保 証金納付書により納付しなければならない。 2 基本協定保証金は、本契約の契約保証金の一部に充当する。なお、基本協定 保証金には利息を付さないものとする。 3 本契約締結前に運営事業者の責めに帰すべき事由により基本協定が解約さ れた場合、交通局は基本協定保証金を返還せず、交通局に帰属させるものと する。 (不可抗力による解約) 第 10 条 交通局及び運営事業者は、天災地変その他の不可抗力(以下、単に 「不可抗力」という。)により、本事業が継続できなくなった場合は、双方 協議の上、各種協定等を全て即時解約することができる。 (損害賠償義務) 第 11 条 各種協定等の履行にあたり、運営事業者又は運営事業者の関係者の故 意又は過失により、交通局に損害及び費用(第三者の請求の結果生じたもの を含む。)が生じた場合には、運営事業者はかかる損害及び費用を速やかに賠 償するものとする。 (免責) 第 12 条 交通局及び運営事業者は、不可抗力その他交通局又は運営事業者の責 3 別添 2 めに帰さない事由により、相手方に生じた損害について、その賠償の責任を 負わない。 2 第 10 条による各種協定等の解約に伴い相手方に損害が生じたとしても、交 通局及び運営事業者は、その賠償の責任を負わない。 3 交通局は、第 2 条第 2 項又は第 3 条各項により運営事業者に損害が生じたと しても、その賠償の責任を負わない。 (守秘義務) 第 13 条 運営事業者は、別紙の情報取扱注意項目を遵守しなければならない。 (権利譲渡の禁止) 第 14 条 運営事業者は、各種協定等によって生ずる権利を他人に譲渡し、若し くは承継させ、又はその権利を担保に供することができない。ただし、合併 等による包括承継の場合を除く。 (届出事項) 第 15 条 運営事業者は、次の各号の一に該当するときは、登記簿謄本を添えて 書面により速やかに交通局に届け出なければならない。 (1)運営事業者の商号、本店所在地又は代表者の変更があったとき (2)運営事業者の地位について合併等による包括承継その他変動が生じたと き 2 運営事業者は、交通局に対して、基本協定締結後速やかに緊急時の連絡先を 届け出なければならない。また、当該連絡先に変更がある場合についても、 速やかに届け出なければならない。 (基本協定の費用) 第 16 条 基本協定の締結及び履行等に関して必要な費用は全て運営事業者の 負担とする。 4 別添 2 (基本協定の有効期限) 第 17 条 基本協定は、工事協定が終了し、かつ、本契約が締結された時点で終 了する。 (準拠法・裁判管轄) 第 18 条 各種協定等は日本法に準拠して解釈されるものとし、各種協定等に関 し交通局及び運営事業者との間に紛争が生じたときは、名古屋簡易裁判所又 は名古屋地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とする。 (承諾の取扱) 第 19 条 各種協定等における「承諾」とは、事前に書面により行うものとする。 (協議) 第 20 条 各種協定等の各条項の解釈について疑義が生じた場合又は各種協定 等に定めがない事由が発生した場合には、その都度交通局、運営事業者双方 が誠意をもって協議の上決定するものとする。 基本協定の締結を証するため、本書 2 通を作成し、両者記名押印の上、各自 その 1 通を保有する。 平成●年●月●日 交通局 名古屋市中区三の丸三丁目 1 番 1 号 名古屋市 代表者 名古屋市交通局長 運営事業者 5 ●● ●● (別紙) 情報取扱注意項目 (基本事項) 第 1 運営事業者は、各種協定等を履行するにあたり、情報保護の重要性を認 識し、情報の適正な保護及び管理のために必要な措置を講じるとともに、個 人の権利利益を侵害することのないようにしなければならない。 (関係法令等の遵守) 第 2 運営事業者は、各種協定等に定める業務を履行するにあたり、当該業務 に係る関係法令のほか、名古屋市情報あんしん条例(平成 16 年名古屋市条例 第 41 号。以下「あんしん条例」という。)、名古屋市個人情報保護条例(平成 17 年名古屋市条例第 26 号。以下「保護条例」という。)その他情報保護に係 る関係法令も遵守しなければならない。 (適正管理) 第 3 運営事業者は、各種協定等に関して知り得た交通局から取得した情報及 び各種協定等の趣旨に基づき第三者から取得した情報(これらを加工したも のを含み、各種協定等の趣旨に基づき交通局に提供される予定のものに限る。 以下「取得情報」という。)の漏えい、滅失又は改ざんの防止その他の取得情 報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。 (機密情報の取扱いに関する特則) 第4 運営事業者は、各種協定等に定める業務を履行するために、機密情報(名 古屋市情報あんしん条例施行細則(平成 16 年名古屋市規則第 50 号。以下「あ んしん条例施行細則」という。)第 28 条第 1 項第 1 号に規定する機密情報を いう。以下同じ。)を収集するときは、当該業務を処理するために必要な範囲 内で、適法かつ公正な手段により収集しなければならない。 (第三者への提供及び目的外使用の禁止) 第 5 運営事業者及び運営事業者の使用人又は委託先等(以下「関係者」とい (別紙) う。)又は関係者であった者は、取得情報を正当な理由なく第三者に知らせ、 又は各種協定等の目的外に使用してはならない。 2 前項の規定は、各種協定等の終了(各種協定等を解約した場合を含む。以下 同じ。)後においても同様とする。 (複写及び複製の禁止) 第 6 運営事業者は、交通局から指示又は許可された場合を除き、取得情報が 記録された資料等(交通局の指示又は許可を受けてこれらを複写し、又は複 製したものを含む。以下同じ。)を複写し、又は複製してはならない。 (情報の返却・廃棄) 第 7 運営事業者は、交通局の承諾を得た場合を除き、取得情報が記録された 資料のうち交通局から取得したものを各種協定等の終了までに返却しなけれ ばならない。 2 運営事業者は、保有する必要がなくなった取得情報を確実かつ速やかに切断、 溶解、消磁その他の復元不可能な方法によって処分しなければならない。た だし、交通局の承諾を得た場合はこの限りではない。 (情報の授受) 第 8 取得情報並びに取得情報が記録された資料等の授受は、全て交通局の指 名する職員と運営事業者の指名する者との間において行うものとする。 (報告等) 第 9 運営事業者は、交通局が取得情報の保護のために実地調査をする必要が あると認めたときは、これを拒んではならない。また、交通局が取得情報の 保護について報告を求めたときは、これに応じなければならない。 2 運営事業者は、取得情報の漏えい、滅失又は改ざん等の事故が生じ、又は生 ずる恐れがあることを知ったときは、直ちに交通局に報告し、交通局の指示 に従わなければならない。 (別紙) (従事者の教育) 第 10 運営事業者は、関係者に対し、あんしん条例、保護条例その他情報保護 に係る関係法令を周知するなど、情報の保護に関し十分な教育を行わなけれ ばならない。 2 運営事業者は、各種協定等に定める業務が個人情報を取り扱う業務である場 合、当該業務に従事している者に対しては、保護条例に規定された罰則の内 容を周知しなければならない。 3 運営事業者は、情報の取扱いに関するマニュアルを作成し、関係者に対し、 その内容並びに守秘義務に関する事項及び情報の目的外利用の禁止又は制限 に関する事項を周知しなければならない。 (解約及び損害賠償等) 第 11 交通局は、運営事業者が情報取扱注意項目に違反していると認めたとき は、次の各号に掲げる措置を講じることができる。 (1) 各種協定等を解約すること。 (2) 損害賠償を請求すること。 (3) 取得情報が漏えいし、市民の権利が害される恐れがあると認めるときは、 あんしん条例第 34 条の規定に基づきその旨を公表すること。 2 前項第 2 号及び第 3 号の規定は、各種協定等の終了後においても適用するも のとする。
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