平成27年度 教科名 地理歴史・公民 地理歴史・公民 科目名 現代社会 使用教科書 『高校現代社会』 (実教出版) 科 シラバス(高等学校) 単位数 2 年・組 高校1年1組~10 組 副 教 材 『テオーリア最新倫理資料集二訂版』 (第一学習社) 『最新図説 政経』 (浜島書店) 1. 学習の目標 人間尊重と科学的な精神に基づいて、広い視野に立って、社会と人間についての理解を、先哲の考えを通じて深めさせ、現代社会 の基本的な問題点と自らのあり方生き方について主体的に考察するとともに、政治学の基本を通じて、現代社会の諸問題について 考える力の基礎を養い、良識ある公民としての能力と態度を育てる。 2.評価内容 1.関心・意欲・態度 人間にかかわる事柄に関心を 高め、意欲的に課題に取り組 む 2.考え方・判断 課題を見出し、人間としての あり方・生き方について、広 い視野に立って多面的・多角 的に考察する。 3.学習計画および学習内容等 学期 月 単元・学習項目 1 4 人権保障の発展と現 代社会 5 社会契約説 基本的人権の保障と 法の支配 6 国民主権と民主政治 の発展 議院内閣制 大統領制 諸地域の政治制度 日本国憲法の成立 7 2 9 平和主義と日本の安 全 3.技能・表現 教科書・資料集のほかに様々 な資料を主体的に選択し活用 して、学び方を身につける。 4.知識・理解 人間としてのあり方生き方 を、先哲の考えを学ぶことに よって身につける。 学習計画および学習内容 ・ 「政治」や「経済」という言葉は、ニュースや新聞などでよく 耳にする言葉ではあるが、それらの言葉がどういう言葉から 生まれ、どのように使われるようになったのかを学ぶ。 ・国家の概念や民主政治の誕生に関して、歴史的な背景を概観 しながら紹介し、理解する。 ・民主政治のもとになる社会契約説を唱えた啓蒙思想家のホッ ブズ、ロック、ルソーを紹介し、その理念の内容と差異につ いて理解する。 ・法の支配という概念の形成過程を、歴史的背景をふまえなが ら概観し、近代国家誕生の礎となったことを理解する。 ・基本的人権の歴史的な発展について、社会的背景をふまえな がら概観する。 ・民主主義の構造がどのようにして形成されたのかを理解し、 現代の民主主義国家に見られているのかを学ぶ。 ・イギリス、アメリカ、中国など、世界の政治制度の内容につ いて理解する。 ・現代の政治においては、政党だけではなく多くの集団が政治 に参加している多元主義が見られ、政策決定をめぐって様々 な競争や調整や妥協が見られることを理解する。 ・近代国家においては、国家権力の専制を防ぎ、国民の権利を 守るために憲法を制定して政治を行うことを理解させる。 ・わが国においては、近代国家の体裁をととのえる為に大日本 帝国憲法が制定された。その内容について理解する。 ・日本国憲法の制定過程について、歴史的背景をふまえながら 概観し、その基本原理について学ぶ。 ・明治憲法と日本国憲法の差異について俯瞰する。 ・かつての大戦によって引き起こした行為の反省のうえにたっ て、全世界の国民が憲法の前文で平和的生存権を有すること を確認したことを理解し、憲法第9条の規定に反映されてい ることを学ぶ。 ・平和主義は、日本の非軍事化、民主化などのアメリカによる 対日占領政策のあらわれであることを理解する。 評価方法 定期試験 授業態度による 10 11 他者とともに生きる 倫理 自然哲学 よく生きるために ポリス倫理思想 ソクラテス プラトン 3 12 アリストテレス 1 世界三大宗教 2 儒教と封建道徳 ・冷戦構造の発生に伴って、日本の安全保障体制にも変化が迫 られ、日米安全保障条約の締結や、自衛隊の創設などにつな がっていくことを理解する。 ・激動する国際社会の影響を受けて、安保体制の変容と自衛隊 の海外派遣が拡大したことを理解する。 ・日本の安全保障体制が変化することに伴って、様々な面にお いての議論が起こったことを学ぶ。 ・神話的世界観に対して疑念を抱く人々が始めた自然哲学時代 について学ぶ。 ・ミレトス学派を中心に万物の根源は何であるかという事を模 索した自然哲学者たちを紹介し、概観する。 ・自然哲学者の一部としてとらえられる向きもあるが、直接民 主制下でのポリスにおいては、自らの弁論術を卓越させるた めに、ソフィストが台頭したことを理解し、その思想につい て理解する。 ・相対主義や感覚主義を唱えるソフィストに対し、問答法と呼 ばれる手法で真の知に迫ろうとしたソクラテスについて学 ぶ。 ・ソクラテスに師事していた弟子のうち、最も信頼されていた プラトンについて学ぶ。彼の最も特徴的な思想である「イデ ア論」について学ぶ。 ・幼少より天才と称され、のちに「万学の祖」とも称されるア リストテレスについて学ぶ。師のプラトンの理想主義に反対 し、個物の実態はどこまでも現実の中に有るべきだという現 実主義を学ぶ。 ・キリスト教、イスラム教、仏教について、その成立過程や教 義について学び、現代の国際社会において見られるイデオロ ギーの差異を理解する。 ・中国思想の源流の1つである孔子について学び、日本人の価 値観やイデオロギーに影響を与えていることを学ぶ。 3 ※ 上記の内容は,進度によって変更される場合がある。 定期試験 授業態度による
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