ドクターＵの未来が広がる！営農提案斑点米カメムシ類（以下、カメムシ）の防除対策は米の品質向上に欠かせない技術となっています。そこで、「環境こだわりテクニック・カメムシ防除テクニックを駆使したカメムシ防除対策（出典：滋賀県湖北地域振興局環境農政部農産普及課）環境こだわりテクニック 1 畦畔草刈り ●畦畔のイネ科雑草がなくなると、水田内にカメムシが侵入しなくなる可能性が高くなります。 ●カメムシが水田の中へ最も多く侵入する時期はイネの出穂期です。対策（滋賀県の取組み）」ん発生すると言われています。イネの出穂前後3週間の合計6週間、あぜ草が繁茂しない状態を維持 ■ 小規模の農道・畦畔・法面 ■トラクタ走行可能な道路・農道沿いの畦畔イネ科雑草があるからです。イネ科雑草がなくなり、水 ●美しい景観維持等の効果も得られます。選別こだわりテクニック色彩選別機色彩選別機で選別カメムシは稲その ■色彩選別機 ●白米や玄米の中に、カメムものよりイネ科雑です。 ●GCPで畦畔を被覆すれば、できれば、水田へのカメムシの侵入を防止することができます。その理由は、水田の外側の畦畔に草の方が好きなのグランドカバープランツ（以下ＧＣＰ）を畦畔に栽植する抑えることができます。イネの出穂3週間前と出穂期に畦畔草刈りを行いましょう斑点米は田んぼの外周部にたくさ 3 グランドカバープランツ田内にもカメムシの侵入ををお届けします。カメムシの基礎知識環境こだわりテクニックシによる斑点米が混入して ▲ツインモアー ▲畦畔草刈機いると商品価値が大きく下 ▲法面草刈機 ▲スライドモア環境こだわりテクニック 2 落してしまいます。 ●色彩選別機で選別すれば高額縁刈り収穫時に斑点米の発生が多い外周部の籾を別扱いにして刈り取る感度カメラにより微小な不良も精度良く見つけるた ▲KG-X め、きれいな製品白米・玄 ▲KG-A 米に仕上がります。 ●一連の収穫作業に工夫と手間が必要ですが、確実に斑点米の混入量を減らすことが期待できます。農薬だけでカメムシ防除するには最低でも 1回の散布が必要です。水稲の環境こだわり農産物の生産基準（7成分以内）をクリアし、かつ斑点米混入の被害を防ぐために、「環境こだわりテクニック」を活用されてみてはいかがでしょうか。