OAM(大口式)エクスパンディングソケットリフト法

OAM(大口式)エクスパンディングソケットリフト法
症例提供:鈴木
光雄先生
症例
術前口腔内画像
CT画像
骨頂から洞底までの距離の計測にはリーマーを挿入後、デンタルX線撮影を行うと
実測値が計測されます。
起始点はやや口蓋側に設定します。
症例
リーンミング後、オーギュメーターで拡大します。
本症例は狭窄骨のため骨頂部にプレスリッティングを施しています。骨幅を拡大する
目的であれば歯槽骨頂部に近遠心的に溝を形成すると効果的です。
骨質の改善(コンデンス)の場合には、スリッティングは施しません。
症例
オステオトームで洞底骨、洞粘膜を挙上します。
6番相当部位にはカムログ3.8mm、7番相当部位には4.3mmを埋入しました。
症例
術前口腔内画像
CT画像
術前の口腔内画像(上)に比較してヒーリングキャップ装着後の口腔内画像から
骨幅の変化が判ります。
OAMエクスパンディングソケットリフト法の手順
1.使用するオステオトームの最小径、もしくはやや小径のオーギュメーターを
段階的に使用してインプラントソケットを拡大・形成
2.オステオトームを用いて上顎洞底骨を若木骨折を惹起
3.太いサイズのオステオトームを用いてソケットを拡大
4.骨補填材を介在させて洞底皮質骨を挙上
5.補填材の填入・圧入を繰り返しシュナイダー膜を挙上
ノンマレッティングソケットリフト法
本症例はオステオトームを使用したマレッティングによるソケットリフト法です。
サイナスリーマーを使用した“ノンマレッティングソケットリフト法”について
は、下記をご参照ください。
「鈴木光雄先生お勧めツール・テクニック」