自己効力感の育成

平 成2 6年 度
生徒の実態
・自分の将来をよく考えている生徒
が多い。
・素直に話を聞き,自分で考えて行
動する力が弱い生徒がいる。
・困難に対して,粘り強く乗り越え
ようとするたくましさや,自己に
対する厳しさに欠ける。
キャ リ ア教 育全 体 計画
熊野町立熊野中学校
保護者の願い
・学習や部活動などに一
生懸命に取り組んでほ
しい。
・落ち着きのある学校生
活を送ってほしい。
・自分の進路を切り開い
てほしい。
学校教育目標
「前向き(Be positive )」
めざす生徒像
「さわやかに,前向きに,ひたむきに,たくましく」
・思いやりを持って,お互いに支え合う生徒
・よく考え,的確な判断を下して行動する生徒
・粘り強く,最後までやりきる生徒
地域の実態
・筆産業を中心に町が発展しており,
昔ながらの古い地域のため,地域
住民同士のつながりが強い。
・一部の保護者の教育への関心が低
く,学校に対して協力が十分では
ない。
地域の願い
・熊野町の一員として誇
りをもち,地域ととも
に歩む生徒になってほ
しい。
・地域の行事に参加をし
てほしい。
自己効力感の育成
キャリア教育の指導目標
「自己の個性を理解し、将来、社会人・職業人として自立していくために必要な意欲・態度や能力を身に付ける。」
① 職業観・勤労観を身に付ける。
③ 現時点で適切な進路選択ができる。
② 自己のよさや可能性に気付く。
④ 進路の実現に向けて努力する。
育成すべき能力や態度(基礎的・汎用的能力)
① 自主自立の精神を持ち,未来に夢や希望を持ち,意欲をもって主体的に生き力
② 豊かな心,自他の生命を大切する心,思いやりある心
③ 身の健康に心がけ,何事にも粘り強く着実にやり抜く力
人間関係形成能力・社会形成能力
自己理解・自己管理能力
課題対応能力
キャリアプラニング能力
かかわる力
見つめる力
乗り越える力
見通す力
第 1 学年
各学年重点目標
第2学年
自己理解 「自己を知る」
自己発見 「働く意義を知る」
・ 将来の職業との関連の中で,今
の学習の必要性や大切さを理解
させる。
・ 学習や生活を振り返り,日常の
生活で活かそうとする態度を育
成する。
・ 職場体験学習等を通して,勤労
の意義や働く人々の様々な思い
を理解させる。
・ 職場体験学習等で得たことを今
後の学習や進路に活かそうとす
る態度を育成する。
第3学年
自己実現
「進路を切り開く」
・ 新たな課題に積極的に取り組
み,主体的に解決していこうと
する態度を育成する。
・ 卒業後の進路を,自らの意志と
責任において選択させ,将来を
切り開くために,何事にも粘り
強く着実にやり抜く態度を育成
する。
各学年における発達課題
第1学年
第2学年
第3学年
・ 自分の良さや個性が分かる。
・ 自己と他者の違いに気付き,尊
重しようとする。
・ 集団の一員としての役割を理解
し,果たそうとする。
・ 将来に対する漠然とした夢やあ
こがれを抱く
・ 自分の言動が他者に及ぼす影響
について理解する。
・ 社会の一員としての自覚が芽生
えるとともに社会や大人を客観
的にとらえる。
・ 将来への夢を達成する上での現
実の問題に直面し,模索する。
・ 自己と他者の個性を尊重し,人間
関係を円滑に進める。
・ 社会の一員としての参加には義
務と責任を伴うことを理解する。
・ 将来設計を達成するための困難
を理解し,それを克服するための
努力に向かう。
各教科
・ 学ぶ喜びをも
ち,主体的に学習
する生徒の育成
をする。
・ 将来の職業生活
に必要な基礎的
知識・技能の習得
を図る。
各領域とキャリア教育の関係
総合的な学習の時間
特別活動
・ 学び方やものの ・ 生徒会活動,学 ・
考え方を身に付
校行事,学級活動
け,問題の解決や
やボランティア
探究活動に主体
活動などの自主
的,創造的,共同
的・自発的な活動
的に取り組む態
を通し,主体的な
度を育て,自己の
態度を育成する。
生き方を考えさ
せる。
地域・他機関との連携
・PTA との連携
・地元事業所との連携
道徳教育
その他の教育活動
勤労の尊さや意 ・ 清掃,部活動等
義を理解すると
において主体的
ともに,奉仕の精
に活動する態度
神をもって,公共
を育成する。
の福祉と社会の ・ 熊中4訓(挨拶,
発展に努めよう
服装,時間,清掃)
とする道徳的実
を意識させ,当た
践力を育成する。
り前のことが当
たり前にできる
生徒を育成する。
保護者との連携
・学校から保護者への積極的な働き
かけ
・家庭の役割の自覚と学校教育への
積極的な参画
個別指導
・年間 1 回以上の教育相談の実施
・目標設定と実践力の向上
・自己の振り返り
人間関係形成能力・社会形成能力
自己理解・自己管理能力
課題対応能力
キャリアプラニング能力
多様な他者の考えや立場を
理解し,相手の意見を聴いて
自分の考えを正確に伝える
ことができるとともに自分
の置かれている状況を受け
止め,役割を果たしつつ他者
と協力・協働して社会に参画
し,今後の社会を積極的に形
成することができる力
自分が「できること」「意義
を 感 じ る こ と 」「 し た い こ
と」について,社会との相互
関係を保ちつつ,今後の自分
自身の可能性を含めた肯定
的な理解に基づき主体的に
行動すると同時に,自らの思
考や感情を律し,かつ,今後
の成長のために進んで学ぼ
うとする力
情報の内容を理解し,適切な
情報を選択,処理することを
通して,仕事をする上での
様々な課題を発見・分析し,
適切な計画を立ててその課
題を処理し,解決することが
できる力
「働くこと」の意義を理解
し,自らが果たすべき様々な
立場と役割との関連を踏ま
えて「働くこと」を位置付け,
多様な生き方に関する様々
な情報を取捨選択・活用しな
がら,自ら主体的に判断して
キャリアを形成していく力