第5章 重み付き残差法と有限要素法

第5回資料
支配方程式と解析解
2015年5月15日
(1)境界値問題:ディリクレ(Dirichlet)問題
平衡方程式(equilibrium equation)
第5章
重み付き残差法と有限要素法
境界条件
変数変換
1次元定常熱伝導問題を取り上げ、その近似解
法として古典的重み付き残差法を紹介し、有限
要素法の理論的枠組みと離散化の方法を概説
する。
解析解(analytical solution)
支配方程式と解析解
近似解と残差
(2)境界値問題:ディリクレ・ノイマン(Dirichlet・Neumann)問題
(1)
平衡方程式(equilibrium equation)
近似解
未知パラメータ
基底関数(basis function)
例
(2)
境界条件
境界条件を満足
変数変換
解析解(analytical solution)
(3)
近似解と残差
最小二乗法
基底関数は、Dirichlet境界において以下(斉次条件:homogeneous condition)を満足
残差の2乗を領域内で積分した誤差関数を考える
:2乗誤差
(3)→平衡方程式:
この誤差関数が未知パラメータについて最小値をとる条件
(4)
2乗誤差を最小化している→最小二乗法(least square method)
残差(residual)
最小二乗法
重み付き残差法
例題:
(4)→
残差
残差に乗ずる関数(未知パラメータと同じ数の関数)
残差に乗じる関数(重み関数:weighting function)として以下を選ぶ
未知パラメータを解くことにより近似解(1)が求まる
各種重み付き残差法による解析例(選点法)
重み関数
各種重み付き残差法による解析例(ガラーキン法)
重み関数
各種重み付き残差法による解析例(モーメント法)
重み関数
各種重み付き残差法の比較