学校だより「 感動 夢 挑戦」せせらぎ通り 平成27年9月発行 市川市立南行徳小学校 校長 水越 第5号 英明 7月から8月中旬までの猛暑から一転して,肌寒ささえ感じるような新学期の スタートとなりました。長い夏休みが終わり,元気そうに真っ黒に日焼けした子 どもたちが学校に戻ってきました。この夏休みを振り返りますと,8月には大阪 で中学生の男女が尊い生命を奪われるという事件が発生し,また,つい先日は, 南行徳周辺で,男子児童が自転車で車にはねられるといった事故も発生するなど, 子どもが巻き込まれる残念なニュースが数多く報じられました。それだけに,こ の夏休み期間中,大きな事故やけがもなく,今日また子どもたちが無事に登校することができたことが, 私たち教職員にとっては最大の喜びです。各ご家庭でのご支援,ご配慮に,心より感謝申しあげます。 さて,今日からまた新たな学校生活が始まります。まだまだ暑い 9 月から,ストーブが恋しくなる 12 月までという長い一学期間です。併せてこの期間には,4 年生のグリーンスクール,6 年生の修学 旅行,ふれあいデー,ドレミファ集会,オープンスクール,学校訪問,市内音楽会,市内作品展等々, 様々な行事も目白押しです。学校公開行事の際には,是非保護者の皆さんには学校に足を運んでいただ き,子どもたちの活動の様子をご覧になると同時に,温かい励ましの言葉をかけ ていただければと願っています。また,こうした様々な行事は,子どもたちにと って自分の得意分野を活かして,その力を発揮し,成長への一つの契機とする大 きなチャンスでもあると思います。是非,積極的にチャレンジすることができる よう,学校でも支援していきたいと考えています。 ☆第57回市川市水泳大会 今年もガンバリました!! 7月29日(水)新浜小学校を会場に,今年度も猛暑の中,水泳大会が行われました。 練習期間中は天候不順な日も多く,限られた練習回数でしたが,本番当日は4年以下男子 100mリ レー優勝をはじめ,子どもたちは持てる力を十分に発揮し,併せて,声を限りに声援していたことが何 よりも誇りに感じられました。特に6年生においては,中学校では,このような学校対抗の水泳大会は なくなってしまうだけに,よい思い出ができたことでしょう。真夏の青空も輝いていましたが,水しぶ きを上げて泳ぐ子どもたちは青空以上に輝いていました。感動しました。また,清掃日には,部員全員 でプールをきれいにする姿に感動しました。 ☆相撲部の活動が始まりました! 本年度は,市川市相撲大会の開催日が例年の6月下旬から9月18日に変 更になりました。そのため,練習を夏休み中の8月24日(月)から開始し ました。4年生以上の豆力士27名が,毎日元気に「四股・すり足・ぶつか りげいこ」などで体を鍛えています。練習の前は,土俵を掃いたり、小石を 拾ったりと安全面にも気を付けています。また、 「お願いします。 」 「ありがと うございました。 」といった, 「礼に始まり、礼に終わる」相撲を通して,礼 儀作法も身につけたいと考えています。暖かく力強いご声援,よろしくお願いいたします。 ☆自然教室は世界文化遺産の富士山へ 7月22日(水)23日(木)に,5年生は世界文化遺産「富士山」周辺で1 泊2日の自然教室を行いました。1日目は午前7時に学校を出発。西湖湖畔のホ テル到着後, 「ほうとう作り」や「カヌー体験」等を行い,夜は元気いっぱいキ ャンプファイヤーを行いました。 2日目は,あいにくの雨模様。当初の山登り予定を変え,樹海ハイキングと氷 穴・風穴の見学を行いました。こうした活動は,日頃の学校での学習ではなかなかできない体験であり, 価値のあるよい思い出となりました。また,ホテルでの食事は,夕食,朝食ともバイキングであったた め,いつもよりたくさん食べた子どもたちも多かったようです。 自然教室から帰ってきた子どもたちの顔を見ると,疲れの中にも,充実した二日間であったことが伝 わってくる,満足げな表情が浮かんでいました。 【ほうとう作りに挑戦】 【上手に漕げたよ:カヌー体験】 【バイキングでの夕食】 ☆観点別学力到達度診断テスト(個人面談でお渡ししたテストについて) 本校では毎年,各学年の児童の前年度学習内容の到達度を把握し,今後の学 力向上に生かすために,2年生から5年生までを対象として,本校独自の学力 状況調査を実施しています。 7月の個人面談で,2年生から5年生の保護者の皆様には,診断結果の個票 を担任より配付させていただきましたが,ここでは,各学年の平均正答率並び に,本校がねらいとしている「平均80%ではなく,80%わかる子どもの育成」に係る正答率80% 以上の児童の割合をお知らせします。 なお,6年生は,文科省の全国学力学習状況調査を実施したため,今回のテストは実施していません。 ○平均正答率の状況について 学 年 国 語 ※( 算 )内は、全国平均 数 正答率80%以上の児童の割合 国 語 算 2 年 86%(87%) 90%(88%) 84% 85% 3 年 85%(83%) 83%(82%) 76% 73% 4 年 80%(78%) 84%(84%) 59% 75% 5 年 83%(77%) 80%(79%) 70% 65% 数 各学年ともほぼ全国平均正答率を上回っているか,同率を示しています。これは,学校と家庭が協力 し家庭学習に力を入れたことや,読書活動の推進,授業研究の成果等によるものと考えられます。しか しその一方で,学年が上がるにつれ正答率が低下していることも見逃せません。 高学年になればなるほど、学習内容が難しくなります。今後はさらに今回の結果を分析し,「わかる 授業」のより一層の推進に向けた日々の学習活動に生かしていきたいと考えております。 9月行事予定 日 曜 主な行事予定 1 火 朝会 下校指導 2 水 給食開始、発育測定~4日 日 曜 17 木 4年グリーンスクール(最終日) 18 金 市川市相撲大会 校長先生読み聞かせ5-1 主な行事予定 (塩浜市民体育館) 3 木 登校指導、校内塾(4年) 19 土 4 金 3年市内見学 20 日 21 月 敬老の日 22 火 国民の休日 4・5年手児奈文学体験 5 土 市川市児童生徒科学展 (県立現代産業科学館) 6 日 7 月 委員会活動 23 水 秋分の日 8 火 幼稚園生との交流(1年) 24 木 PTA理事会 校内塾(4年) ふれあいデー全体会 施設開放委員会(19:00) 9 水 定例研 25 金 校長先生読み聞かせ5-2 4・5・6年「落語教室」 コミサポ委員会 10 木 集金日 4年校内塾 26 土 11 金 安全点検日 水泳指導最終日 27 日 12 土 28 月 13 日 29 火 短縮日課4校時 14 月 30 水 短縮日課4校時 クラブ活動 あいさつ運動~18 日 15 火 家庭教育学級、4年校内塾 16 水 1年給食試食会 校長先生読み聞かせ5-3 4年グリーンスクール ※発育測定,水泳指導等,各学年の行事・活動は,学年便りでご確認ください。 ※3年2組三浦清美教諭の妊娠補助教員として中島真由美(なかじま まゆみ)講師が,また 6年3組森田生美教諭の妊娠補助教員として本間真理(ほんま まり)講師が着任しました。 なお,二人の講師は,両教諭が産前休暇に入った後,引き続き担任として勤務します。 ☆太巻きまつり寿司に挑戦!! ~8月24日 親子料理教室~ 毎年恒例の親子料理教室が,夏休み中の8月24日に家庭科室で行われま した。例年は,給食の人気メニュー等を素材にしていましたが,今回は国の 事業である「伝統文化親子教室事業」とタイアップし,千葉伝統郷土料理研 究会の方々10名以上を講師としてお迎えし,千 葉県の伝統的郷土料理である太巻きまつり寿司 作りに取り組みました。今回は,最も基本的なデザインである,男の子の顔 を模した「正ちゃん」を作りました。参加した親子は,みな楽しそうに取り 組み,どのテーブルでも個性豊かで可愛い「正ちゃん」が完成していました。 ☆より良い子育てに向けて―家庭教育の充実を目指しましょう― 岩手県の中学生のいじめ事件、大阪府の中学1年生の死体遺棄事件等、子どもたちを取り巻く環境は、 非常に厳しいものがあります。昨年度も同号に掲載しましたが、再度掲載し、家庭と学校で協力して、 子どもたちを温かく見守っていきたいと思います。 夏休みのリズムから、学校生活のリズムに変えるためにも、ぜひ一読ください。 「家庭教育支援資料(千葉県教育委員会) 」をもとに、子どもの生活について考えていきましょう。 ◎子どもとの会話や過ごし方 家庭は子どもにとって最も心安らぐ居場所です。そして、家族のあいだ で交わされる温かい会話やだんらんを通して多くのことを学んでいきます。 日頃から家族のコミュニケーションを大切にしましょう。 ○まずは「あいさつ」から・・・気持ちのよいあいさつでお手本を。 「おはよう」「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」「おやす み」など気持ちの良いあいさつは、家族の絆を深めます。 「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」は感謝の気持ちを育てます。 「ごめんなさい」は素直な心を育てます。 ○一日の出来事を聴いてあげていますか? 「うれしかったこと」「楽しかったこと」「いやだったこと」「くやしかったこと」など子どもの話 を聴いてあげることで、安心して何でも話せる信頼関係を築くことができます。 ○家族で過ごす時間を作っていますか? 忙しい毎日の中では、家族みんなで過ごす時間が少なくなりがちです。家族が一緒にいる時間をつく ることで、夫婦や親子の会話が増え、コミュニケーションが深まります。 また、一緒に家事をしたり、家族でできる何かに取り組んだりすることで、家族の一員として支え合っ ているということを実感します。 ○家族で会話をする機会を増やしましょう、 親子でふれあう機会を増やしましょう。 子どもと一日の出来事を楽しく話すなど、家族の会話を増やすことで家族の絆が深まります。お互い に考えていることを話し合う時間を大切にしましょう。 あいさつは、人間関係を築く出発点です。親が自分からあいさつする姿を見せて、あいさつから受ける 「気持ちよさ」や「うれしさ」を子どもに伝えていきましょう。 親子で一緒に遊ぶ、食事をする、お風呂に入るなど、普段の生活の 中でできるだけ親子のふれあう時間を持つことを心がけましょう。 時間は短くても、コミュニケーションをとることを意識しましょう。
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