HIV/エイズのこと、知っていますか? <平成 26 年(2014 年)の状況> 新たなHIV感染者と、 感染と気づかずにエイズを発症したエイズ患者は、 平成26年に減少したものの、 近年増加傾向で推移しています。 新規HIV感染者は20~30歳代が多く、エイズ患者は30~40歳以上が多い状況が続いています。 (図1、図2) 兵庫県は、エイズを発症してから診断される「いきなりエイズ」の割合は全国を 上回っています。 図1 全国の新規 HIV 感染者および AIDS 患者報告数の年次推移(出典:厚生労働省) 図2 兵庫県の新規 HIV 感染者および AIDS 患者報告数の年次推移(出典:厚生労働省) HIV=エイズではありません エイズ(AIDS:後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染することにより 起こる病気です。 ◆HIV感染により、体を病気から守っている免疫力を破壊し、健康な時には何でもなかった 細菌やウイルス、カビなどに抵抗できなくなり、重い病気にかかりやすくなってしまいます。 ◆感染した人の約3人に1人は、発症した後に医療機関を ★HIV に感染しても、すぐにエイズ 受診して初めて感染に気づく状況が続いています。 を発症する訳ではない。 ★自覚症状がなくても、他の人への 感染力がある。 感染源は? HIVは精液・膣分泌液・血液に多く含まれており、8割以上が性的接触による感染です。 性感染症に感染していると、HIV に感染しやすくなります エイズはせいかんせんし ょう エイズは性感染症の一つ «エイズ以外の主な性感染症» 梅毒、性器クラミジア感染症、膣トリコモナス症、淋菌感染症、性器ヘルペス感染症、 尖圭コンジローマ、B 型肝炎 梅毒は、全国的に増加が顕著。若い世代が特に増加 感染を予防しましょう! 一度の性的接触での感染も報告されており、感染の危険性は誰にでもあります。 予防には、コンドームが有効です。正しく使用しましょう。 検査を受けましょう! ◆通常 HIV に感染しても10年くらいは無症状で気づかないことが多く、HIVに感染しているか どうかを知るための唯一の方法がHIV抗体検査を受けることです。 ◆早期に HIV 感染を発見し、早期に治療を開始することで、 HIV 陽性とわかった場合でも、 エイズが発症することを予防できるようになっています。 日々の暮らし方は大きく変わりま せん 検査はどこで受けられるの? ◆HIV 抗体検査は全国の保健所・健康福祉事務所で「匿名・無料」で受けることができます。 感染の有無がわからない期間(ウインドウ期)がありますので、感染を疑う機会から3ヶ月経 過してから検査を受けるようにしましょう。 ☆☆☆ 加東健康福祉事務所の HIV 抗体検査日(梅毒検査もできます) ☆☆☆ ◆定例検査日 原則毎月第1・3木曜日13:30~14:20 ※予約制 (事前に必ず連絡してください) ◆場所 加東健康福祉事務所保健所棟(加東市社1075-2) ◆予約・問い合わせ先 加東健康福祉事務所健康管理課 TEL 0795-42-9436
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