B305 科目分類 開 講 期 曜日・時限 単 位 数 Grade Compulsory / Selective Subjects Semester Class Schedule Credits 第3学年 必 修 前 期 木曜・2限 1単位 口腔病理学で習得した知識を基にして、口腔領域に発生する病変の病理組織像 授業概要・目的 を理解できる。 Course Description 到達目標 「F 臨床歯学教育」の「 2 口腔・頭蓋・顎顔面領域の常態と疾患」に対応 (コア・カリキュラム) Course Objectives ■ 授業計画 Course Schedule 回数 日程 担当教員 4/9 斎藤一郎 口腔組織学、一 般病理学の復習 4 /16 梁 洪淵 Ⅰ. 口腔粘膜疾 患 1 大項目 中項目 小項目 ①正常な口腔組織像を識別でき る。 ②一般病理学で学んだ病理組織 像を識別できる。 A. 角化性病変 a. 白板症 2 B. 皮膚科的疾 b. 扁平苔癬 患 ①口腔粘膜病変の組織像を図説 できる。 ②前癌病変と前癌状態の違いを 説明できる。 ③白板症の病理組織像を説明で きる。 ④扁平苔癬の病理組織像を説明 できる。 4 /23 伊藤由美 Ⅱ. 腫瘍類似疾 患 C. 自己免疫疾 a. 尋常性天疱瘡 患 4 /30 井出文雄 Ⅲ. 口腔腫瘍 A. 上皮異形成 a. 上皮異形成症 症 B. 悪性腫瘍 b. 扁平上皮癌 ①前癌病変を説明できる。 ②上皮異形成症を説明できる。 ③異型性の種類を図説できる。 5/7 梁 洪淵 Ⅳ. 嚢胞性疾患 A. 歯原性嚢胞 a. 歯根嚢胞 ①歯原性嚢胞の病理組織像につ いて識別できる。 ②顎骨内に生じる嚢胞の病理組 織像を識別できる。 ③炎症性嚢胞と発育性嚢胞の違 いを説明できる。 3 4 ①天疱瘡の発生を説明できる。 ②天疱瘡の病理組織学的特徴を 説明できる。 A. エプーリス a. 線維性エプーリス ①エプーリスを説明できる。 b. 含歯性嚢胞 5 5 /14 6 学習目標 伊藤由美 B. 非歯原性嚢 a. 類皮嚢胞、類表皮 ①軟組織の嚢胞性疾患の病理組 胞 嚢胞 織像を識別できる。 ②類皮嚢胞と類表皮嚢胞の違い を説明できる。 b. リンパ上皮性嚢胞 ③リンパ上皮性嚢胞の病理組織 (鰓嚢胞、側頸嚢胞) 像を説明できる。 19 口腔病理学実習 学 年 シラバス 口腔病理学実習 シラバス 回数 口腔病理学実習 日程 担当教員 5 /21 井出文雄 Ⅴ. 歯原性腫瘍 A. 歯原性上皮 a. エナメル上皮腫 ①歯原性腫瘍の発生を説明でき に由来する (濾胞型、叢状型) る。 腫瘍 b. 角化嚢胞性歯原性 ②歯原性腫瘍を分類できる。 腫瘍 ③歯原性上皮から発生する腫瘍 を列挙できる。 ④歯原性腫瘍の特徴的な組織像 を説明できる。 5 /28 斎藤一郎 a. 石灰化上皮腫性歯 ①歯原性腫瘍の発生を説明でき 原性腫瘍 る。 ②歯原性腫瘍を分類できる。 b. 腺腫様歯原性腫瘍 ③歯原性上皮から発生する腫瘍 を列挙できる。 ④歯原性腫瘍の特徴的な組織像 を説明できる。 6 /4 梁 洪淵 B. 歯原性上皮 a. 石灰化嚢胞性歯原 ①歯原性腫瘍の発生を説明でき と外胚葉性 性腫瘍 る。 間葉の両方 ②歯原性腫瘍を分類できる。 に由来する b. 歯牙腫 ③歯原性上皮と外胚葉性間葉の 腫瘍 (複雑型、集合型) 両方から発生する腫瘍を列挙 できる。 C. 外胚葉性間 a. 歯原性粘液腫、歯 ④外胚葉性間葉から発生する腫 葉に由来す 原性線維腫 瘍を列挙できる。 る腫瘍 ⑤歯原性腫瘍の特徴的な組織像 を説明できる。 6 /11 伊藤由美 Ⅵ. 唾液腺腫瘍 A. 良性腫瘍 7 大項目 中項目 小項目 8 9 a. 多形腺腫 10 b. Warthin腫瘍 6 /18 井出文雄 B. 悪性腫瘍 a. 腺様嚢胞癌 11 b. 粘表皮癌 学習目標 ①唾液腺腫瘍の発生を説明でき る。 ②良性唾液腺腫瘍の病理組織像 を識別できる。 ①唾液腺腫瘍の発生を説明でき る。 ②悪性唾液腺腫瘍の病理組織像 を識別できる。 c. 腺房細胞癌 6 /25 内田仁司 Ⅶ. 唾液腺疾患 A. 嚢胞性疾患 a. 粘液嚢胞 12 B. 自己免疫疾 b. Sjögren症候群 患 7/ 2 内田仁司 Ⅷ. 骨関連病変 7/ 9 斎藤一郎 Ⅸ. 総合学習 13 14 ①唾液腺に発生する非腫瘍性疾 患を列挙できる。 ②粘液嚢胞の発生原因を説明で きる。 ③粘液嚢胞の組織像を説明でき る。 ④Sjögren症候群の唾液腺の組 織像を説明できる。 A. 骨形成性病 a. 外骨症 変 ①骨関連病変の病理組織像を理 解できる。 ②外骨症を説明できる。 B. 線維骨性疾 a. 線維性(骨)異形 ③線維性異形成症を説明できる。 患 成症 ④線維性異形成症を伴う疾患を 挙げられる。 ①顎・口腔病変の病理組織像を 鑑別できる。 20 シラバス コーディネータあるいは責任教員:斎藤一郎 Coordinator サブ・コーディネータ: Sub-coordinator Supplementaly Activities 指 導 方 法:実習指導教員による実習を行う。講義時間以外での質問等は、下記のメールアドレスへ Teaching methods 評 価 方 連絡の上、受け付ける。 法:提出したスケッチ、実習態度、出席状況、実習試験をそれぞれ評価し、それらを総合し Evaluation methods 評 価 基 て合否を判定する。 準:定期試験(90%)、課題提出(10%)をもとに総合評価として 60 点以上を合格とする。 Grading テ キ ス ト:なし Te x t b o o k 参 考 書:「口腔病理アトラス」 Supplementaly Reading 高木 實 編 文光堂 二階宏昌 著 杏林書院 ¥15,750(税込) ISBN:4830670037 「顎口腔の病変」 ¥8,400(税込) ISBN:4764400405 参 照 U R L:http://ccs.tsurumi-u.ac.jp/dental/kouza/byouri/ipan2.html Supplementaly URL http://www2.dent.nihon-u.ac.jp/OralPathologyAtlas/Ver1/ 教 員 連 絡 方 法:E-mail:[email protected] Contact with Instructor 備 考: Other Information 備考 2(担当教員):斎藤一郎、井出文雄、梁 洪淵、伊藤由美、内田仁司 Other Information 2 キ ー ワ ー ド: Keyword 21 口腔病理学実習 授業時間外学習:あらかじめ教科書を熟読し、下記 URL の画像を参照して講義に臨むこと。
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