B213 シラバス 人体解剖学実習 人体解剖学実習 学 年 科目分類 開 講 期 曜日・時限 単 位 数 Grade Compulsory / Selective Subjects Semester Class Schedule Credits 第2学年 必 修 後 期 月曜・3・4限 1単位 献体者のご遺体を実際に解剖し、人体を構成する各器官の位置、形態および構 授業概要・目的 造を体得し、個々の形態学的事象を整理し系統立てる。また、実習に関わる Course Description 様々な行事の中で、ご遺体の取り扱い、解剖献体供養法会の意義、さらにご遺 族や関係者の存在について自分自身で考え、医療人としての倫理観の基礎を身 につける。 到達目標 「D 生命科学」の「 2 人体の構造と機能」に対応。 (コア・カリキュラム) Course Objectives ■ 授業計画 Course Schedule 回数 日程 担当教員 9 /14 塩崎一成 Ⅰ 体幹と A. 実習全体説 a. 解剖方法 田中 倫 体肢 明 b. 解剖器具 B. 胸部と腹部 c. 胸部と腹部の体表 解剖 d. 胸部と腹部の皮下 組織 C. 上肢Ⅰ e. 上肢の体表解剖 f. 上肢の表在静脈と 皮神経 D. 下肢Ⅰ h. 下肢の体表解剖 i. 下肢の表在静脈と 皮神経 ①適切な解剖器具を用いて、効率的 に目標となる組織や器官を剖出す る。 ②胸部にて体表観察できる構造を説 明する。 ③皮膚および皮下組織の構造を剖出 する。 ④皮神経と皮静脈について説明し、 剖出する。 9 /28 塩崎一成 田中 倫 a.頭頸部および上肢 と体幹を連絡する 構造物 b. 胸筋部の構造 c. 肋間隙と肋間筋 d.上肢帯の筋 e. 下肢前部の構造 f. 大腿の伸筋群と下 腿の伸筋群 g. 大腿内側の構造 ①頭頸部と胸部をつなぐ構造を説明 し、剖出する。 ②胸筋部の構造を剖出する。 ③肋間筋と肋間隙を剖出する。 ④上肢帯の筋を剖出し、説明する。 ⑤下肢前部の構造を剖出する。 ⑥大腿の伸筋を説明し、剖出する。 ⑦大腿内側の構造を説明し、剖出する。 ⑧大腿の内転筋群を説明し、剖出する。 ⑨大腿の筋群の起始、停止、作用と 神経支配を説明し、剖出する。 a. 前胸壁と胸膜腔 b. 縦隔 c. 肺 d. 心臓 (外景と内景) e. 下腿伸側の筋 f. 足背の構造 ①前胸壁を説明する。 ②胸部内臓を原位置で確認し、各臓 器を剖出する。 ③肺の構造と機能を説明し、剖出する。 ④心臓の機能と構造を説明し、剖出 する。 ⑤心臓に連なる動静脈を剖出する。 ⑥肺循環と体循環の 2 系統を説明し、 剖出する。 ⑦下腿の伸筋を剖出する。 ⑧足背の構造を剖出し、筋や神経、 血管を説明する。 1 大項目 中項目 A. 胸部Ⅰ B 上肢Ⅱ 2 C 下肢Ⅱ 10/ 5 3 塩崎一成 田中 倫 A. 胸部Ⅱ B. 下肢Ⅲ 小項目 62 学習目標 日程 担当教員 10/19 塩崎一成 田中 倫 大項目 中項目 A. 胸部Ⅲ B. 腹部Ⅰ 4 ①後胸壁の構造を説明し、剖出する。 a. 後胸壁 ②胸部の主な動・静脈とリンパ管およ b. 腹部の体表解剖 びリンパ節の構造と機能を説明し、 c. 腹壁の筋群 剖出する。 d. 上腕の屈筋群 ③腹部にて体表観察できる構造を説 e. 前腕の屈筋群 明し、剖出する。 f. 手背と手掌の構造 ④腹壁の筋を剖出する。 ⑤上腕の屈筋群を剖出する。 ⑥前腕屈筋群を剖出する。 ⑦上肢筋群の起始と停止、作用と神 経支配について説明し、剖出する。 ⑧手背と手掌を構成する筋、神経・ 脈管を説明し、剖出する。 10/26 塩崎一成 田中 倫 A. 腹部Ⅱ a. 腹膜と腹膜腔 b. 腹腔動脈 c. 横隔膜 d. 上腸間膜動脈と小 腸 e. 下腸間膜動脈と大 腸 ①腹膜と腹膜腔を説明し、剖出する。 ②腹部内臓を原位置で確認し、各臓 器を剖出する。 ③消化管に分布する動脈とそれに関 連する臓器を剖出する。 ④横隔膜の構造や、それを貫くもの を剖出し確認する。 11/ 2 塩崎一成 田中 倫 A. 腹部Ⅲ a. 胃 b. 肝臓 c. 胆嚢 d. 十二指腸 e. 膵臓 f. 脾臓 g. 肝門脈 h. 後腹壁と後腹膜臓 器 ①消化器系の基本構造と機能を説明 し、剖出する。 ②腹部の神経・脈管構造を剖出する。 ③胃の構造と機能を説明し、剖出する。 ④肝臓と胆嚢の構造と機能を説明し、 剖出する。 ⑤十二指腸、膵臓、脾臓の構造と機 能を説明し、剖出する。 ⑥肝門脈を剖出し消化管からの静脈 の流れを説明する。 ⑦後腹膜臓器を剖出する。 11/ 9 塩崎一成 田中 倫 A. 背部Ⅰ a. 背部と臀部の体表 観察 b. 背部と臀部の皮下 組織 c. 肩甲部の構造 d. 下肢の体表解剖 e. 下肢後部の構造 f. 大腿後部筋群と下 腿後部筋群 g. 殿部の筋 ①背部と臀部の体表観察を行いその 構造を説明する。 ②背部と臀部の皮下組織を剖出し説 明する。 ③下肢後部の体表観察を行いその構 造を説明する。 ④大腿後部筋群を剖出し、名称、起 始、停止支配神経を説明する。 ⑤殿部の筋を剖出し、名称、起始、 停止支配神経を説明する。 a. 背部浅層の筋群 b. 背部中間層の筋群 c. 後頭下部の構造 d. 上腕の伸筋群 e. 前腕の伸筋群 g. 上肢の関節 ①背部浅層と中間層の筋を剖出する。 ②背部の筋群を剖出し、起始と停止、 作用と神経支配を説明する。 ③後頭下部の構造について剖出する。 ④上腕と前腕の伸筋を剖出し、起始 と停止、作用と神経支配を説明す る。前腕の伸筋を剖出する。 ⑤上肢の関節を剖出し、その構造を 説明する。 5 6 7 B. 下肢Ⅳ 11/16 塩崎一成 田中 倫 A. 背部Ⅱ B. 上肢Ⅳ 8 学習目標 63 人体解剖学実習 C. 上肢Ⅲ 小項目 シラバス 回数 シラバス 回数 日程 担当教員 11/30 塩崎一成 田中 倫 大項目 人体解剖学実習 9 中項目 A. 背部Ⅲ B. 下肢Ⅴ 小項目 a. 背部深層の筋群 b. 脊柱管 c. 脊髄 d. 髄膜 e. 足底の構造 f. 下肢の関節 学習目標 ①背部深層(固有背筋)の筋を剖出 し脊柱の運動を理解する。 ②背部の深層の筋群を剖出し、起始 と停止、作用と神経支配を説明する。 ③脊柱管を開け脊髄を剖出し、構造 を理解する。 ④足底の構造を剖出しその構造を手 掌と対比しながら理解する。 ⑤下肢の関節を剖出しその構造を理 解する。 12/ 7 塩崎一成 田中 倫 A. 骨盤と会陰 a. 外生殖器と会陰 11 12/14 塩崎一成 田中 倫 A. 骨盤と会陰 a. 内生殖器と泌尿器 ①泌尿器、内生殖器を剖出し構造や 機能を説明する。 12 12/21 塩崎一成 田中 倫 納棺 10 ①外生殖器を剖出する。 ②会陰の構造を剖出し、その構造を 説明する。 コーディネータあるいは責任教員:下田信治 Coordinator サブ・コーディネータ:塩崎一成、田中 倫 Sub-coordinator 授業時間外学習:実習の手引きをもとに実習内容を理解しよく予習をして実習に参加すること。 Supplementaly Activities 実習後もその日学習したことを復習し、理解できなかったことは補習授業に参加し質問 し理解しておくこと。 時間外に補習が行われるので、人体解剖学の講義で行われる小テストの結果をもとに参 加する者を決定する。 指 導 方 法: 1 班 4 人のグループに分かれ、指導教官が 5 ∼ 6 グループに一人ついて実習の指導に Teaching methods 評 価 方 当たる。 法:実習課題、出席状況、定期試験の結果を総合して判定する。 Evaluation methods 評 価 基 準:出席点(10%)、定期試験(80%)、課題提出(10%)をもとに総合評価として 60 点以上 Grading テ キ ス を合格とする。 ト:「解剖実習の手引き 改訂 11 版」 寺田春水・藤田恒夫 著 南山堂 ¥7,300 +税 書:「プロメテウス解剖学コアアトラス 第 2 版」 坂井建雄 監訳 医学書院 ¥9,500 +税 Te x t b o o k 参 考 ISBN978- 4 -525-10311- 8 Supplementaly Reading ISBN:978- 4 -260-01932- 3 参 照 U R L:なし Supplementaly URL 教 員 連 絡 方 法: Contact with Instructor 備 考: Other Information 備考 2(担当教員):下田信治、塩崎一成、田中 倫、石川美佐緒、田中 秀、松澤綾美 Other Information 2 キ ー ワ ー ド: Keyword 64
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