リリオだより 雑学シリーズ 104 ところで、ピアノの移動時にスリリングなドラマがあったのです。 2015/2/24 2台のピアノによる「筑後川」に感動! リリオコンサート、やりましたね! よかったですね! 今、とてもホッとしています。気持ちいい充実感です。 必ずしも満足できる仕上がりではなかったようなので心配でしたが、思い のほか、感動のうちに終わることができました。 「あるこ」の弦楽器もとてもいい音が出ていましたし、今市中学の管楽器 も冴えていました。猛訓練の賜物でしょう。 小ホールから大ホールにピアノを移動するのに、控室1の前の扉の所が狭く てピアノが通らないのです。ピアノの天板を外せば通るかも知れないと、蝶番 のピンを外そうとしますが外れません。 えらいこっちゃ!2 台のピアノによる演奏は夢と消えるのか! と そのときウルトラマンが現れました。 調律師の方が来られて、ヘンな道具でポンとどつくとスッとピンが外れまし た。やっぱりプロやなあ。 しかし天板を外しても通せるかどうか、まだ分かりません。 恐る恐るゆっくり動かすと、左右の扉との隙間はわずか 5mm ずつぐらいで通 そして、最も注目の 2 台のピアノによる「筑後川」には感動しました。 伴奏の響きが練習のときと全然違うのです。私はピアノの至近距離に立っ すことができました。よかった!何とラッキーな! 作業にかかわった5~6人は無事に役目を果たせて大喜びでした。 ていたこともありますが。 その迫力に圧倒されて、歌う私たちも自然に気合いが入ったようです。 輝くような高音の響きが印象的でした。 例えば、 「河口」の“♪中洲のかれんな小鳥たち~”のところで、ピアノが “チチチチ~”と小鳥のさえずりを奏でるのです。 或いは、 「ダムにて」の冒頭“いそいそと いそいそと~”のところも、谷 川の瀬の流れが見えるような響きでした。 また、「川の祭」の低音・高音の響きは2台ピアノならではの圧巻でした。 前日のゲネプロで、客席の中央付近にテープレコーダーをセットしておき ましたら、やっぱりこれらの輝く響きを捉えていました。 西尾先生と久田先生のピッタリ息の合ったアンサンブルは、また見事なも のでした。やっぱりプロですね。素晴らしい演奏でした。 2 台のピアノによる「筑後川」の演奏は、関西では初めてのことで、高嶋 みどり編曲による楽譜をご提供下さったのは、はるばる久留米からお越しく ださった中野政則様です。有難いことです。 またこれを企画された中塚先生、山田愛子団長の熱意には頭が下がります。 2台のピアノ伴奏で「筑後川」が歌えたことは本当に幸せです。 9 月 27 日の市コミ合唱祭には、また 2 台のピアノによる「筑後川」が予定さ れていますが、ピアノの移動はもう大丈夫です。 あの感動をもう一度楽しみたいものです。 亀岡弘志(記)
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