1.続成作用とは何か? 圧密作用とセメント化作用を経て,堆積物が堆積岩に変化すること 2.不整合とは何か? 地層間に時間的,堆積環境的な不連続性があること 3.図58に示される岩石と断層はどの順序で形成されたか? 堆積岩→花崗岩→安山岩→断層 4.地層の上下を判定するために利用できる組織や形状を挙げよ. 級化層理,リプルマーク,流痕,荷重痕,生痕,枕状溶岩の産状 5.地質図はどのような過程を経て作成されるか? (1)調査領域の各地点で露頭を観察し,柱状図を作成する. (2)各地点での地層の構造を調べる. (3)ルートマップの作成 (4)火山灰かぎ層や,示準化石などを利用し,各調査地点での地層を対比する. (5)露頭線を描く. 6.地球の歴史を6つに分け,古い方から地質時代の名称を書け. 冥王代,始生代,原生代,古生代,中生代,新生代 7.顕生累代で何回,大量絶滅が起きていたか? 5回 8.示準化石を6つ挙げよ. 三葉虫,フズリナ,アンモナイト,モノチス,メタセコイア,カヘイ石 9.示相化石とは何か? 地層ができた環境が特定できる化石 10.放射性同位体は半減期の10倍時間が経過すると何分の一に減少するか? 1024分の1 地学概論 「地球の誕生から中生代まで」 担当:大場武 理学部化学科 太陽系の形成過程 1.未知の超新星爆発 2.星間雲の収縮(He,H2が主体) 3.原始太陽の誕生 4.星間雲の円盤化 5.微惑星(直径約10km程度)の誕生 6.地球型惑星と木星型惑星の形成 地球の形成過程 1.火星程度の惑星が7個合体した. 2.最後の一つが合体に失敗し,その一部が地球 の周りに散らばり,月を形成した. CaSiO8(珪灰石)の風化反応 地球システムとは 地球表面を構成する大気,海洋,地殻,生物がお互いに相 互作用し,全体として変化する仕組みのこと 炭素循環 大気中のCO2 濃度を制御 硫黄循環 大気中のO2濃 度を制御 先カンブリア時代 冥王代(46~40億年前) マグマオーシャン→原始大気→原始海洋 生物が存在していない時代 先カンブリア時代 始生代(40~25億年前) 35億年前に微生物(原核生物=バクテリア)の化石 先カンブリア時代 原生代(25~5.4億年前) 25~22億年前 シアノバクテリア(光合成で酸素を生み出す)によ り大気に酸素が出現,オゾン層の形成 硬い骨格を持たない生物群 全球凍結(アイス ボール) 地球システムにより 乗り越えた 古生代 カンブリア紀 5.4~4.9億年前 硬い骨格を有する 多数の動物(三葉虫 など)が突如出現=カ ンブリア紀の爆発 大量絶滅の原因 極端な温暖化による海洋無酸素事変.火山活動で 放出されたCO2が引き起こす 古生代,オルドビス紀 4.9~4.4億年前 カンブリア紀に引き続き,新しい生物が繁殖し たが,一度大絶滅を経験する 古生代,シルル紀 4.4~4.2億年前 オゾン層が形成され地表で生物に有害な紫外線 が弱まり,陸上の生物が出現した. 古生代,デボン紀 4.2~3.6億年前 魚類が繁栄.両生類が出現,アンモナイトが出現 古生代,石炭紀 3.6~3億年前 森林が繁栄 現在の石炭の源となる 古生代,ペルム紀 3~2.5億年前 石炭紀~ペルム紀 の動物 恐竜ではない.草 食動物,トカゲに近 い フズリナが繁殖し,日本列島の石灰岩を形成した
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