HIGIS 3/プレゼンテーション資料/J_GrayA

Flashの採用はここまで進んでいる!
Oracle DB高速化事例のご紹介
2015/4/9
株式会社日立製作所
情報通信システム社
ITプラットフォーム事業本部
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お願い
スライド内容の撮影は禁止となっております。
甚だ恐縮ではございますが、写真撮影、録画、
録音等はご遠慮いただけますようお願い致し
ます。
お見かけした場合にはスタッフよりお声掛けさせて頂く
ことがございますが、予めご承知おきください。
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Contents
1. なぜ、いまDBにFlashが必要なのか?
2. 事例のご紹介
3. 性能改善TIPS
4. FlashとHDDの混在によるコスト最適化
5. デモンストレーション
6. 最後に
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Contents
1. なぜ、いまDBにFlashが必要なのか?
2. 事例のご紹介
3. 性能改善TIPS
4. FlashとHDDの混在によるコスト最適化
5. デモンストレーション
6. 最後に
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1-1. データベースにとって高速化はもはや必然
データの増加、ビッグデータ分析、データベース統合等により、
データベース処理への要求は急激に増加
通常業務だけでも目一杯
なのに分析もやれと言われた。
耐えられるのか?
夜間バッチが突き抜け
そう。今後データが増えたら
まずいぞ・・・・
DB担当者
チューニングしろと言われ
ても、どこにボトルネックが
あるのか?
なぜデータベースは遅くなるのか?
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1-2. その遅さ、I/O速度が原因では?
32倍
相対性能
30
12core
25
8core
20
15
6core
10
5
2core
1
2005
2006
4core
HDD回転数
2007
2008
2009
2010
2011
2012
1倍
2013
※CPU性能はSAP SDベンチ
マークをベースにした値
 取り残されたHDD性能
 HDDにおいて今後ドラスティックな高性能技術の出現は望めない
ストレージI/Oの高速化により
システム性能が劇的に向上する可能性
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1-3. 自動ワークロード・リポジトリによる待機イベント把握
産業系お客様
銀行系お客様
I/O待機
93%
db file sequential read
db file sequential read
db file scattered read
log file parallel write
db file parallel read
log file sync
gc cr grant 2-way
I/O待機
81%
DB CPU
CPU time
産業系お客様
信販系お客様
db file sequential read
db file sequential read
I/O待機
86%
enq: TX - row lock contention
db file scattered read
I/O待機
db file parallel read
db file parallel read
39%
read by other session
read by other session
SQL*Net more data to client
CPU time
DB CPU
db file sequential read : 索引を使用してディスクからブロックを取得する際に発生する待機イベント
db file scattered read : 表をスキャンする時に発生する待機イベント
ストレージへのランダムアクセス待ち時間が大半になっているケースが多い
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1-4. FlashはランダムRead/Writeに強い
DBアクセスの大半がランダムREAD/WRITE。Flashの効果は出やすい
ランダムWRITE (7D+1P, 8KB)のIOPS相対比較
SAS HDD
1
15
SSD
119
HAF
ランダムREAD (7D+1P, 8KB)のIOPS相対比較
SAS HDD
SSD
HAF : Hitachi Accelerated Flash
大容量、高速アクセスを特徴とした
日立自製のFlashドライブ。
1
61
HAF
※性能・時間は構成/使用条件により異なる場合があります。
※HAFはHitachi Virtual Storage PlatformでFlash accelerationを適用した場合の値です。
207
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Contents
1. なぜ、いまDBにFlashが必要なのか?
2. 事例のご紹介
3. 性能改善TIPS
4. FlashとHDDの混在によるコスト最適化
5. デモンストレーション
6. 最後に
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2-1. 実証実験でのFlash化の効果
お客様と実施したFlash置換え検証にて抜群の効果
実証実験によるDB高速化ソリューションの効果
業種 システム
ERP
製造業
BI
金融業
業務内容
生産管理バッチ
性能比
10倍
検索系処理
4~320倍
金融業 財務処理
業務処理
最大20倍/平均5.8倍
通信業
分析
DBロード処理
20倍
流通業 商品管理 データ加工処理
100~230倍
業務により異なるが劇的な高速化を確認
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2-2. 顧客事例 生産管理バッチ[導入効果]
生産管理システム夜間バッチ高速化
SAP ERPで購買・生産管理を実施しており、夜間バッチに時間がかかり過ぎていた。
事業所統合や海外部門の統合を控え、夜間バッチ突き抜けの懸念が本格化。
HDD
Flash(HAF)
39%
18%
22%
36%
22:00
23:00
24:00
1:00
2:00
3:00
4:00
22:00
23:00
24:00
1:00
2:00
3:00
4:00
夜間バッチが大幅に短縮され従来の半分程度の時間で終了。
特に3時間半以上の長いデータ連携処理バッチが18%の36分に。
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2-2. 顧客事例 生産管理バッチ[導入効果] 続き
産業系お客様 夜間バッチ高速化
ERPサーバA
ERPサーバB
I/O
待ち
月
CPU
使用率
切り替え
切り替え
Flash切り替え後、I/O待ち時間が大幅に削減されている
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1. なぜ、いまDBにFlashが必要なのか?
2. 事例のご紹介
3. 性能改善TIPS
4. FlashとHDDの混在によるコスト最適化
5. デモンストレーション
6. 最後に
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3-1.
TIPS1: FLASHの高速性を効果的に活用しよう
インフラ系お客様の実証検証にて
Flash化によりオンライン処理が大幅に高速化
BI処理を同時に実行すると
レスポンスが3倍に劣化
サーバ
なぜ??
P
P
- CPUはI/O待ちが高割合
- Flashは1ms以下で応答(ストレージ内統計)
答えはI/O帯域
- オンラインは、多重度(IOPS)が重要
- 分析処理は帯域を使う。
検証環境が8Gbps×2本だったため、
分析処理が少ない帯域を使い果たしてしまった。
P
P
P
P
コントローラ
P
P
P
P
コントローラ
RAID構成
ストレージ
TIPS1:Flash化したらI/Oの通り道に気を付けよう
日立はI/O経路全体を考慮したFlash構成をご提案可能です。
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3-2. TIPS2 非定型分析ではIn-Memoryを活用
分析業務は、定型分析から非定型分析へ広がっている
非定型分析 : 予めどんなSQLが入ってくるか分からない処理
ビッグデータに代表されるデータ利活用のニーズを受けて増加
非定型分析の課題
・ 分析対象が分からないため列に索引を付けられない。
・ 索引がない列にアクセスすると、原則「全表スキャン」になる。
大量I/O発生。Flashでも負荷が大きい。
このような課題を解決するソリューション
Oracle Database 12c In-Memory
メモリ上に列格納データを展開し分析SQLを高速に処理する
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3-3. Oracle Database 12c In-Memoryの実力
In-Memoryの非定型分析処理の実力
非定型分析処理(索引なし)で効果を発揮
【検証構成】
・サーバ:BladeSymphony BS2000
CPU:Xeon E5-2690v2 x2 10コア/20スレッド
Memory:256GB (In-Memory時はDBを全て格納)
・ストレージ:Hitachi Unified Storage VM(HUS VM)
HDD:RAID6(6D+2P) 7.2Krpm
非定型分析SQLの検証結果
HDD
In-Memory
約22倍高速
データ利活用で求められる処理
・データ追加や削除(バッチ処理) ・名寄せ(アップデート)
・通常のデータ参照 ・レポート出力
・大量データのメモリ読込み
非定型検索以外のこれらの処理も高速化が必要
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3-4. Flash&In-Memoryの強み
In-Memoryのアーキテクチャ(ローとカラムのデュアルフォーマット)
In-Memoryで高速化
Flashで高速化
行方向の処理
Oracle DBのメモリ空間
列方向の処理
オンライン処理
定型分析処理
非定型分析処理
同期
バッチ処理
行(ロー)フォーマット
(従来のDBバッファキャッシュ)
列(カラムナ)フォーマット
(インメモリ・カラムストア)
ストレージ
FlashとIn-Memoryの組み合わせにより、データ利活用
に関わる多くの処理を高速化可能
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Contents
1. なぜ、いまDBにFlashが必要なのか?
2. 事例のご紹介
3. 性能改善TIPS
4. FlashとHDDの混在によるコスト最適化
5. デモンストレーション
6. 最後に
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4-1. コストパフォーマンスに優れるハイブリッド構成
企業システムは履歴を扱うため、アクセスは最近のデータに集中
アクセス頻度の高いデータだけをFlashへ、その他をHDDに配置
できればコストパフォーマンスが良くなる。
ストレージの機能にてアクティブなデータは自動的にFlashへ、それ以外をHDDへ
HDT: Hitachi Dynamic Tiering
性能/コスト
ストレージプール
性能
格納先メディア例
Tier1
(フラッシュ
ドライブ)
Tier2
(SAS)
高速、小容量
Tier3
(NLSAS)
低速、大容量
ストレージにおまかせ
コスト
データのアクセス頻度を
モニタリングし、アクセス頻度に
合わせてストレージがデータを
自動的に最適配置
コストパフォーマンス
最適なFlash
搭載比率
Flash比率
HDT使用時のコストパフォーマンス
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4-2. HDTによるコストパフォーマンス最適化 検証結果
OracleDBとHDTの組み合わせでコストパフォーマンスの高いDBへ
【検証構成】
・サーバ:BladeSymphony BS2000
CPU:Xeon E5690 x2 12コア/24スレッド
Memory:96GB
・ストレージ:Hitachi Unified Storage 130(HUS 130)
HDD:RAID5(4D+1P)×4 15Krpm
Flash:SSD RAID5(6D+1P)×4
・アプリケーション
物流倉庫を模したオンラインベンチマーク
トランザクション処理数/分
HDD:700G
SSD: -
HDD: 525GB
SSD: 175GB
HDD
ALL-HDD
(SSD:0%)
HDT
HDT(25%)
(SSD:25%)
HDD: SSD: 700GB
Flash
ALL-SSD
(SSD:100%)
アクセス頻度の高い部分にのみFlashを効果的に割当。
25%のSSDで、100%SSDとほぼ同等のパフォーマンス。
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4-3. 必要な時にFlashを追加しよう
HDTを有効にしておけば、最初はHDDだけで開始してもアクセス頻度を
監視します。必要な時にFlashを追加すれば・・・・
Before
パフォーマンス良好
Now
Future
パフォーマンス劣化
パフォーマンス向上
Flashを追加
HDDのみのHDTで導入
アクセス頻度管理され
ている。
業務を追加。
全体の20%に
アクセス急増
管理情報を用いて
高アクセス部分を
Flashに移動。
HDDで開始しても、必要に応じてFlashを追加可能。
高アクセス頻度部分を業務無停止で移動でき、性能
向上可能。投資コストのさらなる最適化が実現します。
OSやOracleの操作は一切不要。デモにて確認頂けます。
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Contents
1. なぜ、いまDBにFlashが必要なのか?
2. 事例のご紹介
3. 性能改善TIPS
4. FlashとHDDの混在によるコスト最適化
5. デモンストレーション
6. 最後に
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5-1. デモンストレーション概要
性能比較とFlash追加の観点の二つのデモンストレーション
DEMO1. Flashの性能とHDDの限界 DEMO2. これからのFlashはこう使おう
【性能比較】オンライン処理が増大していくDB
【簡単追加】DB無停止でHDDからHybrid構成に
仮想LU
HDD
Flash
HDD、Flashはそれぞれどのような
挙動になるのか?
HDD
Hybrid(Flash+HDD)
後からでもFlashを簡単に追加
できるシステムとは。
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5-2.DEMO1 【性能比較】オンライン処理が増大するDB
増え続ける処理をHDDとFlashのDBで測定
・ディスク以外の条件は同じ
・物流倉庫を模したオンラインベンチマークDB(320GB)
・ReadとWriteがバランスよく実行される
ユーザが増え、トランザクション
投入量が増加していくと・・・
SELECT
INSERT
HDD
SELECT
INSERT
INSERT
INSERT
Flash
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5-3.DEMO1 【性能比較】オンライン処理が増大するDB
秒間トランザクション処理数と投入量の推移
TPS: Transaction Per Second 単位時間当たりの実行トランザクション数
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5-3.DEMO1 【性能比較】オンライン処理が増大するDB
秒間トランザクション処理数と投入量の推移
2500
TPS: Transaction Per Second 単位時間当たりの実行トランザクション数
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5-3.DEMO1 【性能比較】オンライン処理が増大するDB
Transaction/s
Transaction/s
[tps]
[tps]
5000
5000
4000
4000
3000
頭打ち
Transaction投入量に
実行数が追従
3000
2000
2000
1000
1000
[Time]
TPS
480
[Time]
Response 3400ms
TPS
Transaction
投入量
Response
4400
Response
100ms
Response
Transaction
投入量
[ms]
[ms]
3000
Transaction
3000
2000
投入量急増
Transaction
2000
投入量急増
1000
1000
[Time]
HDD環境
HDDでは実行トランザクション数が頭打ち
TPS: Transaction Per Second 単位時間当たりの実行トランザクション数
[Time]
Flash環境
Flashでは投入量に実行数が追従
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5-3.DEMO1 【性能比較】オンライン処理が増大するDB
秒間トランザクション処理数とレスポンス(トランザクション)の推移
TPS: Transaction Per Second 単位時間当たりの実行トランザクション数
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5-3.DEMO1 【性能比較】オンライン処理が増大するDB
Transaction
Transaction
投入量急増
投入量急増
安定したレスポンス
増大するI/O負荷に耐えられない
処理量の増大に負けない安定したレスポンス
TPS: Transaction Per Second 単位時間当たりの実行トランザクション数
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5-4.DEMO2【簡単追加】DB無停止でHDDからHybrid構成に
オンライン処理をしながら必要なデータだけがFlash領域に自動移動
・物流倉庫を模したオンラインベンチマークDB(320GB)
・処理開始時はHDDのみ搭載
・処理途中でFlashを追加
処理途中でFlash領域を追加
INSERT
SELECT
DB
Tier1
Flash
HDT
Tier2
HDD
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5-5.DEMO2【簡単追加】DB無停止でHDDからHybrid構成に
HDDのみで稼働
DEMO2はトランザクション量はテストを通じて一定
(HDDでは頭打ち、SSDではまだ余裕あり)
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5-5.DEMO2【簡単追加】DB無停止でHDDからHybrid構成に
DEMO2はトランザクション量はテストを通じて一定
(HDDでは頭打ち、SSDではまだ余裕あり)
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5-5.DEMO2【簡単追加】DB無停止でHDDからHybrid構成に
[tps]
5000
Flashのスピードで安定
4000
3000
2000
1000
0
[ms]
3000
2000
1000
0
DEMO2はトランザクション量はテストを通じて一定
(HDDでは頭打ち、SSDではまだ余裕あり)
HDD
Hybrid(HDD+Flash)
オンライン処理を継続したまま、Flashの性能に変更可能
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5-6.まとめ
Flashの性能は業務を変える、採用事例も急激に
増えている
これからのFlashの使い方は、仮想化・階層化による
簡単高速化
ビッグデータ・クラウド時代の要求に最適なDB
インフラの採用を
変化への
迅速な対応
24h
365Day
最適な
コストパフォーマンス
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Contents
1. なぜ、いまDBにFlashが必要なのか?
2. 事例のご紹介
3. OracleDBにおけるHRTの検証結果
4. パフォーマンスだけでよいのか?
5. デモンストレーション
6. 最後に
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6-1. アセスメントサービスのご紹介
Oracle DBがI/Oネックで遅い場合
Flash導入で大きな効果、でも…
I/Oネックか
どうかわからない
日立ならOracleからストレージまで、
DBシステムの課題を見える化できます。
貴社のOracleをI/Oの観点で診断
Flash導入効果を予測します!
自社のシステム
での効果はどれくらい
だろうか・・・
Oracle
OS
OracleシステムへのFlashの導入効果を推定
FLASH性能を最大化
Oracle on Flash アセスメントサービス
セットモデル
Storage
短期間、コスト重視
ストレージのみ交換
性能追求モデル
ベストなFlash構成決定のお手伝い
検証支援サービス
設計コンサルティングサービス
FLASH搭載ストレージ
かんたん高速モデル
内蔵Flashモデル
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6-2. Flashの効果を診断してみませんか?
HDD/Flash比較サマリー
Oracle on Flash
アセスメントサービス
1.HDD構成ではディスクI/O系の待機イベントがDB全体の93%を占めており、I/Oがボトルネックに
なっています。
Flash化によりディスクI/O系の待機イベントは30%まで減少し、I/Oボトルネックは減少しています。
2.I/O系待機イベントのレスポンスではHDD構成の場合、キャッシュミスによる32ms以上かかるI/Oが
30%程度あり、HDDがボトルネックになっています。Flash化によりキャッシュミス時のI/Oも4ms
以下がほとんどになっています。
1.DB待機イベント割合
4% 1%
1.4%
3.5%
3.5%3%
0.2%
db file sequential
read
7%
13%
5.9%
1%
4%1.4%
5.9%
7%
0.2%
12%
12%
単一ブロック読込
db file
scattered read
連続した複数ブロック読込
DB CPU
24%
17.2%
CPU演算
DB CPU
17.2%
CPU演算
db file scattered read
14%
gc cr連続した複数ブロック読
multi block request 59.1%
クラスタによる待機
込
gc cr multi block request
59.1%
30.4%
db file
sequential read
クラスタによる待機
76%
単一ブロック読込
46%
93.2%
Others
30.4%
2.DB待機イベントのレスポンス
db file sequential read
単一ブロック読込
dbfile
file sequential
db
scatteredread
read
単一ブロック読込
DB
CPU
DB
CPU
連続した複数ブロック読込
DB
CPU
CPU演算
DB
CPU
CPU演算
CPU演算
DB
CPU
100%
HDD (db file scattered read)
HDD (db file sequential read)
Flash (db file scattered read)
Flash (db file sequential read)
80%
CPU演算
dbCPU演算
file scattered read
db
scattered
read
dbfile
file scattered
read
連続した複数ブロック読込
db
file
scattered
read
連続した複数ブロック読
連続した複数ブロック読
gc
cr multi block request
連続した複数ブロック読込
込multi block request
gc込
cr
gc cr multi block request
クラスタによる待機
クラスタによる待機
gc
cr multi block request
クラスタによる待機
gc
cr multi block request
60%
40%
Oracle統計から効果ありと予測!
93.2% 76%
HDD構成
20%
0%
<1ms <2ms <4ms <8ms <16ms<32ms <=1s
Flash構成
待機時間(sec)
500
600
500400
400300
300200
200
100
100
0 0
クラスタによる待機
db file sequential read
Others
クラスタによる待機
Others
単一ブロック読込
Others
Others
>1s
待機時間
Flash導入時の効果推定
Flash導入時の効果推定
Others
Others
gc cr
block request
dbmulti
file sequential
read
クラスタによる待機
単一ブロック読込
約9倍程度の
処理性能向上
gc crscattered
multi block read
request
db file
クラスタによる待機
連続した複数ブロック読込
db file scattered read
DB CPU
連続した複数ブロック読込
CPU演算
DB CPU
HDD
HDD
Flash
Flash
CPU演算
db file
sequential read
単一ブロック読込
Flash化により、DB以下レイヤーの処理性能は約9倍程度になると推測されます。
Oracleの統計レポート(AWR)を分析しFlash導入効果を推定
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6-3. 日立とオラクル様のアライアンス
日立はオラクル様と最上位のパートナ関係
◆ グローバルで9社、国内は日立含め2社!
◆日立はオラクル様とのアライアンスをより強固にし、
お客様に最高のパフォーマンスを提供していきます。
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37
他社商品名、商標等の引用に関する表示
ご清聴ありがとうございました。
• HITACHIは、(株)日立製作所の登録商標です。
• OracleとJavaは,Oracle Corporation 及びその子会社,関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
• Intel Xeonは,アメリカ合衆国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。
• SAP,および本文書に記載されたその他の SAP 製品,サービス,ならびにそれぞれのロゴは,ドイツおよび
その他の国々における SAP AG の商標または登録商標です。
• その他、記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
• 製品の改良により予告なく記載されている仕様が変更になることがあります。
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