Press 2015 年 12 月 17 日 シーメンス株式会社 シーメンス、メーターデータ管理システム EnergyIP®を日本で初納入 シーメンス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長兼 CEO:織畠潤一、以下シーメン ス)はこのほど、三菱電機株式会社(東京都千代田区、執行役社長:柵山正樹、以下三菱 電機)がシステムインテグレーターとしてまとめた四国電力株式会社向けメーターデータ管 理システム(MDMS)の中核として、「EnergyIP®(エナジーアイピー)」の納入を完了しまし た。MDMS は電力消費データの収集および電力業務のための処理を行うアプリケーショ ンで、そのシステムにおいて EnegyIP はデータの集約および処理のための基盤を提供し ています。これは日本において初めての EnergyIP の本格運用開始です。 2016 年の電力システム改革法施行により、2024 年までの 8 年間で、全国の電力メータ ーが通信機能を備えるスマートメーターに切り替わっていくことが予想されるなか、四国電 力は今後、約 300 万台のスマートメーターを導入、運用していきます。メーターデータ管理 のソリューションとして、シーメンスの EnergyIP はこれらすべてのスマートメーターの電力 消費データを収集・処理し、データ伝送をサポート、業務の最適化を図る役割を担います。 シーメンス AG エナジーマネジメント事業本部デジタルグリッドビジネスユニット CEO のト ーマス・ツィママンは、「スマートメーターは、従来の月単位の検針ではなく、30 分毎の頻 度で検針を行います。つまり、電力会社は何千万という大量のデータを処理する必要があ るのです。EnergyIP は、この要請に応えることができるソリューションです」と、述べていま す。 システムインテグレーターである三菱電機は、同社のメーターデータ管理システム BLEnDer と EnergyIP を統合することによってエンドユーザーである四国電力の要件に 対応することができました。今回の導入モデルでは、EnegyIP の持つオープン API や拡 シーメンス株式会社 東京都品川区大崎 1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー Reference number: SKK_EM_2015121701.jp Page 1/3 Siemens K.K. Press Release 張ポイントなど柔軟かつ拡張性の高いインターフェースが、基幹エンジンとしてデータの取 得・処理・配信を行う EnergyIP と日本の業務に合わせたシステム全体を担う BLEnDer の結合を可能としました。 シーメンス株式会社エナジーマネジメント事業本部長の本田博人は以下のように述べてい ます。「EnergyIP はグローバルスタンダードとして MDMS に求められる要件に対応すべく パッケージ化されたソフトウェアとして世界 19 カ国で実績があります。三菱電機は IEC や CIM などの国際規格に準拠する EnergyIP を基盤に、日本の業務に最適なアプリケーシ ョンを開発し、システムを取りまとめられました。今後は電力のみならず EnergyIP が多く の実績を有するガスや水道案件においても、国内外で三菱電機と共にプロジェクトに取り 組んでいきたいと思います。また、国際規格に準拠し、拡張性のある監視制御システムな どのソフトウェアも、今回のように本邦市場に提供し貢献していきたいと思います」。 EnergyIP は MDMS 運用のためのメーターデータ管理を行うアプリケーションで、その実 行環境、開発環境を含むシーメンスのグリッドアプリケーションプラットフォームでもありま す。今後は、デマンドレスポンス管理のためのアプリケーション、解析そして仮想発電所と しての活用も期待できます。 以上 報道機関からのお問い合わせ先: シーメンス・ジャパン株式会社 コミュニケーション部 中川 E-mail: [email protected] Reference number: SKK_EM_2015121701.jp Page 2/3 Siemens K.K. Press Release ■ シーメンス AG について シーメンス AG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、165 年以上にわたり、卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質 と信頼性、そして国際性を象徴するグローバル企業でありつづけています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に、世 界 200 カ国以上で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界で最も多く提供してい る企業のひとつであり、洋上風力発電の建造においては世界一、コンバインドサイクル発電ではタービンの主要サプライヤ ー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリュー ションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、コンピュータ断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像 診断装置(MR)などの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、臨床検査および医療情報 IT のリーダーでもありま す。2015 年 9 月末に終了した 2015 年度において、継続事業の売上高は 756 億ユーロ、純利益は 74 億ユーロでした。 2015 年 9 月末時点の全世界の社員数は 34 万 8,000 人です。詳しい情報は、www.siemens.com にてご覧いただけます。 ■ 日本におけるシーメンスグループ シーメンスは、1887 年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、128 年にわたり日本のお客様から信頼を寄せられ るパートナーとして尽力してまいりました。海外のシーメンス同様、都市化、人口動態、気候変動、グローバル化、そしてデジ タル化といったメガトレンドに対して最適なソリューションをご提案しています。シーメンスは先進的な製品やサービス、ソリュ ーションにより、お客様に競争優位性をご提供しつづけるとともに、昨今の環境問題に対応してまいります。2015 年 9 月末 に終了した 2015 年度において、日本のシーメンスの売上高は約 1600 億円、社員数はおよそ 2,000 人です。詳しい情報は www.siemens.co.jp にてご覧いただけます。 Reference number: SKK_EM_2015121701.jp Page 3/3
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