書道Ⅰ - 東京都立秋留台高等学校

平成27年度年間授業計画
教科・科目・講座等
芸術・書道Ⅰ
教科・副教材等
書Ⅰ(光村図書)
学習の到達目標
東京都立秋留台高等学校
2 単位
教 科 担 当
1学年
坂本みどり
* 中学校までの国語科の中の「書写」からの流れをふまえ、書道の幅広い活動を通して、生涯にわたり書を愛好する心情を育てる。
* 歴史的名跡・名筆に親しむことにより、感性を高め、書写能力の向上を図り、表現と鑑賞の基本的な能力を伸ばすとともに文字を美の対象としてとらえ、創
作する態度を養う。
* 日本の伝統芸術である書の伝統と文化についての理解を深めることにより、より豊かな人間性を身につける。
進捗状況
学
期
月
学習内容
一
学
期
4
<用具、用材の扱い>
<姿勢と執筆法>
5
漢字の書(5~7月)
アキルスタンダード
123 45678
組組組 組組組組組
・心を落ちつけ、授業に取り組むことができる。
・説明の話を聞き、理解できる。
・姿勢、用筆法が適している。
・手本をよく見て書く大切さを知り、実践できる。
・楷書の基本用筆ができる。
楷書の学習
6
7
二
学
期
9
行書の学習(9~
12月)
10
・展示場所に作品展
示する。
11
・抑揚の変化・誇
張・抑制などのリズ
ムを学習する。
・行書の用筆法が適正にできる。
・古典の手本を見て臨書ができる。
・筆圧の変化、墨の潤渇による線が変化できる。
・創作して自分の内面を文字(黒と白の調和を考えながら)で表
現できる。
12
三
学
期
1
2
仮名の学習
(1~3
月)
・小筆の用筆法が思うようにできる。
・仮名(いろは歌)を何も見ないで仮名文字で書くことがで
きる。
3
太字については朝の30分授業(ベーシックⅡ)においても学習
*評価:A(十分に達成できた)
、B(おおむね達成できた)
、C(不十分であるが達成できた)
、D(達成できなかった)
評
価
学習のねらい
評価の観点
配当
時間
・姿勢と執筆法を知る。
1 落ち着き、集
・用具、用材の特性を理解 中して授業に取
し、効果的な使用方法を知 り組んでいるか。
る。
・墨量・筆の違い・線質の 2 時間内に指 28
違いと味わいについて知
定した提出作品
る。
を丁寧にしっか
・大筆で楷書の基本点画の り書いているか。
用筆法を身につける。
3 記名は丁寧
・古典を鑑賞するともに字 にはまりよく書
形と線質の関係を学習す
いているか。
4 古典を鑑賞
る。
し、表現につな
・(漢字用)小筆の運筆を げられたか。
知る。
(1) 唐の三大家(欧陽
詢・虞世南・褚遂
良)と顔真卿の書
を臨書する。
(2) 北魏時代の書を
学習する。
(3)日本の心経を学習す
る。
・大筆で行書の基本点画の用筆を身につ
1 王羲之の書
ける。
を学習すること
・古典を鑑賞するとともに により、行書の基
字形と線質の関係を学習す 本用筆法が身に 30
る。
付いたか
・筆圧の変化・運筆の遅速 2 条幅作品と
による線質の変化を学習す して仕上げられ
る。
たか。
・墨の潤渇の表現効果を知
る。
・用紙をかえて作品を制作
する。
王羲之の書(蘭亭叙)を
学習する。
・創作作品を作る。(自分
らしく書く)(オリオン祭
に展示)
・小筆を使い、平仮名の学
習をする。
・古筆の鑑賞を通して我が
国独特の文化である仮名
文字の美を学び、和歌や物
語の発達とともに洗練さ
れ、芸術的完成した過程を
理解する。
・単体・連綿を知る。
・仮名作品を創作する。
(仮名料紙、短冊などに書
く。)
(1)蓬萊切・粘葉本和漢
朗詠集を学習する。
・いろは歌を習
得したか。
・古筆を鑑賞し、 20
表現につなげら
れたか。
・創作作品を作
れたか。