(中学校使用教科書) (135kbyte)

平成27年7月 備前市教育委員会定例会における
平成28年度使用中学校教科用図書採択に係る協議概要
1
開催期日
平成27年7月30日(木)
2
開催場所
備前市役所
3
大会議室
会議状況
【事務局説明】
・備前市教科用図書選定委員会から答申のあった採択案について説明。
【主な意見】
・国語の光村は、すべての観点項目で優れ、5社の教科書の中で、最もバランスがと
れた教科書である。学びの手順が小中一貫したものであることは大切であり、この
点においても優れている。
・数学は、研究委員の採択案と選定委員から推薦のあった3社が議論の中心となった。
改めて議論に挙がった3社の教科書を見ると、分かりやすいと思ったが、同じ単元
で他社と比べてみると難易度が一番高い問題を扱っているものや授業についてくる
のが難しい生徒をできるだけ減らそうという発想で作られた印象を持ったものがあ
った。
・学力向上のためには、「定着」という点が大きな課題であるように思う。先生方も、
めあてと振り返り、そして、「定着」というプロセスを大事にしている。
・特に数学は、毎時間の習った内容を定着させておかないと、次にいけなくなる。
・全体の学力の向上を図るには、下位の子どもを引き上げつつ、上位の子どもも伸ば
すという両方を考えた取組を進めていかなければならない。その視点で見たら、数
学の東書の教科書はバランスがとれているように思う。
・選定委員会での数学の協議では、オーソドックスで押さえるべき部分は押さえてあ
るということ、教員にとっても、慣れ親しんだ構成で安定した内容になっていると
いうこと、間違え例を取り上げ、授業の中で、子どもたちがみんなで考えて進めて
いけるよう工夫された内容になっているという理由から、東書となったとのことだ
が、その点は重要な要素である。
・美術の教科書の中には、備前市の子どもにとって身近な題材も取り上げられている
ものもあり好感が持てる。
・どの教科の教科書も、選ばれたものを手に取って見てみると、
「岡山型学習のスタン
ダード」に示されている授業の流れに沿った教科書が選ばれていてよいと思った。
・研究委員が丁寧に調査研究を行い、その結果を基に選定委員が専門的な立場で審議
してまとめられた採択案は、どの教科も非常によく考えられている。
以上のような協議を経ながら、一つ一つの教科書について採択を行っていった。