マーケット分析レポート S&P 500 2015年1月

マーケット分析レポート
S&P 500®
2014 年 1 月
S&P500 月例レポートで
は、S&P500 の値動きから
米国マーケットの動向を解
説します。市場全体のトレ
ンドだけではなく、業種、さ
らには個別銘柄レベルで
の分析を行い、米国マー
ケットの現状を掘り下げて
説明します。
S&P ダウ・ジョーンズが提
供する指数に関する詳細
はこちらをご覧ください。
(日本語サイト)
http://www.japanese.spdji.com/
S&P 500 月例レポート
執筆者
ハワード・シルバーブラット
S&P ダウ・ジョーンズ・
インデックス
シニア・インデックス・アナリス
ト
mailto:howard.silverblatt@spdj
i.com
本翻訳は、英文原本から参照用の目的で S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。
SPDJI は、翻訳が正確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するも
のではありません。英文原本についてはこちらをご参照ください。
HTTP://WWW.SPINDICES.COM/RESOURCE-CENTER/THOUGHT-LEADERSHIP/MARKET-COMMENTARY/
S&P 500® 月例レポート (2015 年 2 月配信)
1 月をエンジョイできたのは銀行家(あるいは空売り筋)だけ
1 月をエンジョイできたのは銀行家ぐらいでしょう。中央銀行、政府、有権者それぞ
れが活発に動いた月でした。原油、銅、ドル高、決算以外に相場を動かす要因がた
くさんありました。1 月最大の出来事はもちろん、欧州中央銀行が 690 億ドル規模
の資産購入プログラムを発表したことでした。2015 年 3 月から少なくとも 2016 年 9
月まで実施され、資産購入総額 1.2 兆ドルとなります。プログラムの規模と期間とも
市場予想を上回りました。また、インフレ状況次第では買い入れ期間を延長するとし、
米連邦準備制度理事会(FRB)のデータ重視の資産購入プログラムの欧州版と言え
るでしょう。より積極的なアプローチであると受け止めた市場はポジティブに反応し、
発表当日 S&P500 は 1.53%上昇し、ユーロは対ドルで 11 年ぶりの安値をつけまし
た。この発表前にスイス国立銀行は 1 ユーロ=1.2 スイスフランの上限を予想外に
撤廃し、ユーロ圏からの資金流出によりスイスフランは最高値水準に達しました。為
替トレーダーにとっては「予想外」といった表現では軽過ぎるほど深刻な出来事で、
一部トレーダーは資本損失を補うために資本をかき集めました。カナダ銀行は市場
予想に反して 1.0%の翌日物金利を 0.75%に引き下げ、その理由を原油価格の下
落がもたらし得る悪影響に備えた「保険」と説明しました。日本銀行は原油安を背景
に 2015 年度の物価上昇率見通しを従来の 1.7%から 1.0%に引き下げ、景気刺激
策の現状維持を決定しました。イングランド銀行は金利据え置きを全会一致で決定
しました(利上げを主張してきた委員 2 名が据え置きを支持)。春節を前にした資金
不足を緩和するために中国人民銀行は融資をロールオーバー(434 億ドル)し、金
融システムに 80 億ドルを追加供給しました。デンマークは 1 月に預金金利を 3 回
引き下げています。ロシアは通貨を防衛するために 12 月に政策金利を 17%に引き
上げましたが、1 月は 15%まで引き下げました。インドやトルコも利下げに踏み切り
ました。国際通貨基金(IMF)も原油安などを理由に 2015 年の世界全体の成長率を
前回予測の 3.8%から 3.5%に、2016 年の成長率を 4.0%から 3.7%にそれぞれ下
方修正しました。IMF は米国の成長率を前回予測の 3.1%から 3.6%に上方修正し、
中国の成長率を前回の 7.1%から 6.8%に下方修正しました(中国のメディアは経済
成長率目標は 7.0%と報じています)。また、IMF は中東の産油国が原油輸出から
3000 億ドルの損害を被る見通しを示す一方、潤沢な現金バッファーで吸収できると
しています。さらに、同地域の成長率を前回予測の 4.5%から 3.4%に下方修正して
います。
1
マーケット分析レポート:MARKET ATTRIBITES | S&P 500®
政治面では、ギリシャ総選挙で反緊縮を掲げる野党急進左翼進歩連合(SYRIZA)が勝利し(300 議席中、約半
分を獲得)、連立政権を発足させました。SYRIZA は支援プログラムを再交渉することによる大規模な景気刺激
策の実施や債務免除を望んでいます。これは欧州委員会(EC)や欧州中央銀行の計画と真っ向から対立して
います。ギリシャ新政権が財政緊縮策を見直し、公務員の再雇用に動くなどする中、(特にドイツなど)各国の
批判的な声明が飛び交いました。反緊縮派の勝利はイタリアにも影響を及ぼしているようです。ウォール街の
見方(その是非はさておき)は、EC はギリシャと交渉する必要があり、ギリシャは他に残された選択肢がよほど
最悪であることを念頭に置くべきだというものです。
米国政治においては、オバマ大統領が一般教書演説を行いましたが、内容は予想通りで、野党の反応もこれ
また予想通りでした。議会に協力を求める呼びかけは翌朝までと、筆者の予想を超えて長時間に及びました。
原油価格は続落し、2009 年以来初めて 44 ドルを下回りました。結局、1 月の終値は 47.60 ドルでした(前月は
53.27 ドル)。唯一好材料となり得るのは、原油価格が過去 2 週間 44-48 ドルのレンジ内に収まっており、ある
程度の安定性の兆しが見えるということです。石油会社は原油価格の低下を理由に、2015 年の設備投資、掘
削、探査を減らそうと躍起になっています。いずれは需給関係のメカニズムが働く時が来るでしょうが、当面そ
れはないようです。
需要が低下する中、コモディティ全般が下落しました。銅価格は 6000 ドル/メートルトンを割り込み、さらに売
りが入り、5350 ドル/メートルトンで 1 月の取引を終えました。そして 1 月は決算発表が相次ぎました。月末に
かけては好決算の企業もみられましたが、全般的にはエネルギー企業のみでなく多くの企業の決算が期待外
れな内容でした。現時点で企業決算の 60%が既に発表されていますが、実際の業績が予想を 9%下回ってい
ます(減少の半分はエネルギー銘柄の不調によるもの)。
結局 S&P500 は 3.10%下落しました。そして、1 月の市場がその年の市場の行方を占う(as goes January, so
goes the year)という格言は、過去に 72%の確率で的中しているため、幸先の良いスタートではありません。そ
れでも 2014 年 1 月は 3.56%下落したものの、年間では 11.39%上昇したため、希望は必ずあります。
S&P トータルリターン: 累積
Dow Jones
2 0 1 5 年1 月
3 カ月
6 カ月
1 2 カ月
3年
5年
10年
15年
S&P 500
-3.00%
-0.64%
4.37%
14.22%
68.93%
106.41%
108.25%
90.45%
S&P トータルリターン: 年率
1 2 カ月
14.22%
3年
19.10%
5年
15.60%
10年
7.61%
15年
4.39%
S&P MidCap 400
-1.12%
1.54%
5.47%
10.89%
64.55%
119.62%
156.21%
305.22%
S&P SmallCap 600
-3.49%
-1.01%
4.63%
6.15%
69.22%
121.55%
134.28%
309.02%
10.89%
18.06%
17.04%
9.86%
9.78%
6.15%
19.16%
17.25%
8.89%
9.85%
S&P Composite 1500 Industrial Average
-2.87%
-3.58%
-0.48%
-0.71%
4.47%
4.84%
13.66%
11.91%
68.61%
59.80%
108.06%
93.92%
112.85%
111.93%
106.71%
124.03%
13.66%
19.02%
15.78%
7.85%
4.96%
11.91%
16.91%
14.16%
7.80%
5.52%
出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 2015 年 1 月末現在。表は図示する目的のためだけのものです。過去の運用実績は将来の運用成果を保証す
るものではありません。この表は、仮説に基づく過去の実績を反映している可能性があります。
2
マーケット分析レポート:MARKET ATTRIBITES | S&P 500®
S&P Dow Jones Indices
S&P 500
一般消費財・サービス
生活必需品
エネルギー
金融
ヘルスケア
資本財・サービス
情報技術
素材
電気通信サービス
公益事業
S&P アジア50指数
S&P ヨーロッパ350指数
S&P グローバル1200指数
S&P LAC 40指数(米ドル)
S&P TOPIX 150指数(日本円)
S&P/TSX 60指数
S&P/ASX 50指数
1月
3カ月
1年
2年
3年
5年
10年
15年
1/30/2015 (12/31/2014~ ) (10/31/2014~ ) (1/31/2014~ ) (1/31/2013~ ) (1/31/2012~ ) (1/29/2010~ ) (1/31/2005~ ) (1/31/2000~ )
1,994.99
-3.10%
-1.14%
11.92%
33.17%
52.01%
85.78%
68.89%
43.06%
554.79
-3.14%
2.75%
11.30%
39.65%
69.84%
143.19%
107.60%
102.27%
493.24
-1.27%
2.57%
17.68%
29.42%
49.54%
82.09%
105.89%
154.42%
557.95
-4.88%
-13.00%
-8.60%
-2.70%
5.57%
35.90%
88.20%
166.68%
310.01
-6.99%
-3.48%
9.26%
32.47%
63.86%
62.38%
-22.80%
-0.35%
801.26
1.17%
2.88%
23.67%
61.37%
93.62%
120.28%
136.27%
131.64%
468.53
-3.69%
-1.33%
8.46%
34.94%
49.92%
95.17%
66.32%
88.62%
664.92
-3.91%
-0.89%
16.58%
41.46%
50.77%
95.92%
112.94%
-10.80%
299.22
-1.99%
-1.70%
7.62%
21.36%
27.26%
63.95%
68.61%
112.12%
149.13
-2.24%
-7.27%
0.05%
-0.07%
19.58%
43.46%
25.02%
-52.06%
245.77
2.34%
6.43%
23.65%
32.11%
39.42%
63.93%
70.31%
55.92%
3,682.29
2.58%
1.19%
8.68%
2.54%
12.12%
28.66%
88.79%
92.93%
1,501.63
7.15%
8.62%
14.26%
27.86%
44.07%
47.54%
40.59%
1.40%
1,861.72
-1.90%
-2.02%
5.00%
18.12%
33.78%
48.43%
48.24%
31.33%
2,986.89
-5.76%
-17.46%
-9.11%
-33.12%
-34.10%
-27.57%
92.15%
183.71%
1,183.25
0.23%
5.61%
14.64%
47.70%
87.23%
51.92%
25.64%
-20.69%
857.34
0.29%
0.92%
9.14%
17.81%
20.89%
32.20%
69.18%
71.95%
5,753.04
3.41%
0.83%
7.33%
15.87%
34.77%
25.30%
43.08%
85.36%
出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 2015 年 1 月末現在。
1 月の相場、決算にも救われず
新年のお祝いのシャンパン、あるいは 3 年連続の 2 桁リターン(63.7%上昇、トータルリターンはプラス 74.5%)
のお祝いのシャンパンが響いたのか、1 月の二日酔いはとにかくひどいものでした。もちろんウォール街は二日
酔いに慣れているわけで、今年 1 月の 3.10%の下落(配当込みでマイナス 3.00%)も、昨年 1 月の 3.56%の
下落(配当込みでマイナス 3.46%)ほどつらくは感じられませんでした。2014 年は 11.39%の上昇(配当込みで
プラス 13.69%)でしたが、2013 年の場合は 29.60%の上昇(配当込みでプラス 32.39%)で、お祝いもそれだけ
盛大だったでしょうから、昨年 1 月の二日酔いがより深刻だったのは無理もないでしょう。過去 2 年間の 1 月は、
決算が救済役となりましたが、今年は原油安とドル高でそうはいきませんでした。2014 年第 4 四半期決算は
60%が既に発表されていますが、予想よりも低水準で、それよりも最悪なことに業績予想が下方修正されている
ため、市場は二重の打撃を受けています。エネルギー企業は掘削、探査、機器、サービスなどの事業を手控え
ているため、非エネルギー銘柄に悪影響が及んでいます。第 4 四半期決算が予想に及ばず、業績予想が下
方修正されている主な理由(言い訳)として、当初は原油価格の不安定な動きが挙げられていましたが、今やド
ル高が最大の理由(言い訳)とされているようです(委員会でも何でもまずはスケープゴートを選ぶ作業から始
まります)。
ところが、全ての決算が不調だったわけではありません。世界最大の企業 Apple (AAPL)(S&P500 の 3.88%、
全世界の株式市場の 1.57%)の純利益は 180 億ドルと全世界の株式公開企業の新記録を樹立しました。
Apple の現金、有価証券および現金等価物は 1,780 億ドルに達しています(米国民にこれを分配した場合、1
人当たり 556 ドルとなります。一方、原油安による「減税」効果は 1 家族当たり 750 ドルと推定されています)。
取引終了後に行われた決算発表の前は、3.5%下落し、発表翌日は 5.6%上昇しました。1.95%の純増加(180
億ドル)は大した額とは思えないかもしれませんが、S&P500 が下落する一方で、Apple は 1 月に 6.1%上昇し
たわけです。
相場全体に関しては、変動性が高まり、S&P500 は 3.10%下落し、1994.44 で 1 月の取引を終えました。営業日
の 20 日間のうち 12 日間は下落し、年初来ベースでプラス圏を唯一維持したのは 1 月 8 日のみ(年初来で
0.15%上昇)でした。言うまでもありませんが、終値ベースの最高値を更新することはなかったため、2013 年 7
月から続いた毎月最低でも 1 回は最高値を更新するという記録は途切れました。154 銘柄が値上がりし(平均
3
マーケット分析レポート:MARKET ATTRIBITES | S&P 500®
でプラス 5.01%、前月は 268 銘柄が値上がり、前前月は 370 銘柄が値上がり)、347 銘柄が値下がりしました
(平均でマイナス 6.42%、前月は 230 銘柄が値下がり、前前月は 131 銘柄が値下がり)。15 銘柄が 10%以上
値上がり(平均でプラス 15.62%)し、78 にも上る銘柄が 10%以上値下がり(平均でマイナス 13.79%)しました。
1 月は 10 セクター中、8 セクターが下落しました。公益事業は 2.34%上昇し、投資家を驚かせました。2014 年
は 24.29%上昇し(配当込みでプラス 28.98%)、1 年間で最も良好なパフォーマンスを上げたセクターでした。
投資家は安定性と配当を好む傾向にあるようで、同セクターの堅調さは市場関係者の多くを驚かせています。
カリフォルニア州の電力会社 PG&E (PGE)は 10.46%上昇し、けん引役となりました。一方、発電大手 AES
(AES)は 11.36%下落しました。他のセクターの銘柄がじりじり下げる中、エネルギーセクターの銘柄の多くが
徐々に値を上げました。
医療保険制度改革法(オバマケア)の恩恵を受け続けるヘルスケアは 1.17%上昇しました。患者数の増加に伴
う売り上げの増加が(政府や保険会社による払戻金への下方圧力による)マージンの低下を補っています。同
セクターで最も好調だったのが医薬品で、Biogen (BIIB)は 14.64%、Gilead Sciences (GILD)は 11.21%、それぞ
れ上昇しました。 S&P500 に新たに加わった Endo International (ENDP)は 10.39%上昇しました。
金融セクターは 6.99%と大きく下落しました。大手銀行に関してはトレーディング収入の減少が嫌気されました。
地方銀行は石油関連のエクスポージャーが高いものが売られました。低金利がマージンの低下につながった
ことも下落要因となりました。注目銘柄は、17.61%下落した Regions Financial (RF)、15.23%下落した Bank of
America (BAC)、13.23%下落した Citigroup (C)などでした。
不動産投資関連銘柄は概ね堅調でした。情報技術は 4.11%下落しました。期待外れな決算と業績予想を発表
した Microsoft (MSFT)が 13.02%下落する一方、Apple (AAPL)は 6.1%上昇しました。iPhone 販売が予想を上
回り、四半期の純利益が 180 億ドルと世界新記録を達成しました。年内にアリババの保有株を移管するとし、
投資家が中核事業を心配する Yahoo (YHOO)は 12.91%下落しました。
エネルギーは 4.88%下落しました。原油安が続き、決算が引き続き不調で、各企業が原油安を理由に設備投
資の削減を発表したことなどが背景にありました。注目銘柄は、8.80%下落した ConocoPhillips (COP)、5.44%
下落した Exxon Mobil (XOM)、11.07%下落した Transocean (RIG)などでした。Transocean は 2013 年末に比べ
67%下落しています。
2 月に関して言えば、第 1 週目は雇用報告に注目が集まるでしょう。第 2 週目には小売り各社の決算発表が
始まるため、個人消費の実態や原油安の「減税」効果がより鮮明になるかもしれません。原油価格の影響を含
めたデータとそうでないものの両方が示される経済報告により大きな注目が集まっています。2 月半ばはそうい
ったものに注目が集まり、月末は 2014 年第 4 四半期の国内総生産(GDP)改定値が相場に影響する可能性
があります。原油価格やドル高が引き続き大きく報じられ、原油価格、為替共に不安定な状態が続くでしょう。
過去の実績によれば、2 月は 53.5%の確率で上昇します。平均騰落率は 0.08%の下落です。過去 5 年間は全
て上昇し、平均騰落率は 3.10%の上昇、その前の 3 年間は全て下落し、平均騰落率は 5.55%の下落となって
います。
4
マーケット分析レポート:MARKET ATTRIBITES | S&P 500®
S&P 500
構成銘柄の騰落状況
上昇/下落
上昇
下落
1 0 % 以上の上昇
1 0 % 以上の下落
2 5 % 以上の上昇
2 5 % 以上の下落
5 0 % 以上の上昇
5 0 % 以上の下落
2 0 1 5 年1 月 平均パーセント
変化( %)
154
5.01
347
-6.42
15
15.62
78
-13.79
2
31.20
1
-28.04
0
0.00
0
0.00
3 カ月
( 銘柄数)
262
240
84
89
5
15
0
1
平均パーセント
変化( %)
8.07
-10.01
15.47
-19.30
33.18
-33.83
0.00
-50.11
出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 2015 年 1 月末現在。
S&P Dow Jones Indices
S&P500騰落率ベスト10とワースト10:2015年1月
ティッカー
NEM
NFLX
HAR
EA
BIIB
AMZN
MWV
STZ
CF
BA
会社名
Newmont Mining
NetFlix Inc
Harman Intl
Electronic Arts
Biogen Idec
Amazon.com Inc
MeadWestvaco Corp
Constellation Brands
CF Industries Hldgs
Boeing Co
1月 2013年12月以来 2012年12月以来 3/9/2009以来 10/9/2007以来 1999年12月以来 セクター
33.07%
9.21%
-45.84%
-33.45%
-45.35%
2.65% 素材
29.33%
20.00%
376.18%
1047.53%
1838.57%
一般消費財・サービス
21.48%
58.38%
190.39%
1277.58%
48.50%
823.88% 一般消費財・サービス
16.69%
139.15%
277.56%
249.43%
-8.48%
161.24% 情報技術
14.64%
39.11%
165.33%
787.89%
478.76%
1088.27% ヘルスケア
14.24%
-11.10%
41.17%
486.10%
271.92%
365.72% 一般消費財・サービス
13.27%
36.15%
57.77%
523.05%
57.96%
49.49% 素材
12.51%
56.93%
212.09%
764.92%
331.11%
1632.55% 生活必需品
12.05%
31.04%
50.32%
396.07%
316.45%
素材
11.84%
6.51%
92.90%
368.94%
43.29%
250.81% 資本財・サービス
主な事業内容
ティッカー
FCX
SNDK
FTI
TIF
URI
ATI
GNW
RF
AVP
DISCK
会社名
Freep't McMoRan Copper&Gold
SanDisk Corp
FMC Technologies
Tiffany & Co
United Rentals
Allegheny Technologies
Genworth Financial
Regions Financial
Avon Products
Discovery Communications
1月 2013年12月以来 2012年12月以来 3/9/2009以来 10/9/2007以来 1999年12月以来 セクター
-28.04%
-55.46%
-50.85%
4.02%
-70.26%
59.15% 素材
-22.53%
7.61%
74.27%
892.29%
48.15%
215.46% 情報技術
-19.98%
-28.21%
-12.49%
205.58%
26.34%
エネルギー
-18.92%
-6.62%
51.10%
411.45%
54.71%
94.15% 一般消費財・サービス
-18.78%
6.29%
82.01%
2634.32%
148.35%
383.94% 資本財・サービス
-17.95%
-19.93%
-6.03%
61.00%
-75.29%
27.15% 素材
-17.88%
-55.05%
-7.06%
667.03%
-77.99%
金融
-17.61%
-12.03%
22.19%
166.06%
-71.91%
-57.25% 金融
-17.57%
-55.05%
-46.10%
-49.08%
-79.39%
-53.09% 生活必需品
-17.32%
一般消費財・サービス
主な事業内容
金鉱大手
オンライン娯楽サービス
オーディオ機器製造
ゲームソフトの開発、出版、販売
バイオテクノロジー
オンライン通販
木材・紙の製造
ワインの製造
肥料メーカー
航空宇宙機器開発・製造
インドネシアにおける探査・採掘
メモリー製品
海底油田・ガス田用装置製造
宝飾品小売
設備レンタル
特殊金属
保険・金融サービス
地銀
化粧品大手
番組制作
出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 2014 年 12 月末現在。
1 月は変動性が高まる:
1 月の平均日中値幅は 1.50%と、変動性が 2014 年 10 月の水準に高まり、50 年平均(1.47%)をやや上回り
ました。
<図>
月次 平均日中値幅
MONTHLY DAILY HIGH / LOW SPREAD
1.80%
1.60%
1.40%
1.20%
1.00%
0.80%
0.60%
0.40%
0.20%
0.00%
出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス
5
マーケット分析レポート:MARKET ATTRIBITES | S&P 500®
<図>
年次 平均日中値幅
ANNUAL DAILY HIGH / LOW SPREAD
3.00%
2.50%
2.00%
1.50%
1.00%
0.50%
Jan,'15
2013
2011
2009
2007
2005
2003
2001
1999
1997
1995
1993
1991
1989
1987
1985
1983
1981
1979
1977
0.00%
出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス
「1 月の市場がその年の市場の行方を占う」というウォール街の格言があり、過去に 72%の確率で的中してい
ます。2014 年は的中せず、S&P500 は 1 月に 3.56%下落したものの、年間では 11.39%上昇しています。今年
の 1 月は 3.10%の下落だったので、今年も格言通りにならないことを願うばかりです。
S&P Dow Jones Indices
1月の市場がその年の市場の行方を占うという格言はS&P 500に当てはまるか。
年
1月
2月~12月
通年
格言通りになったか
1/30/2015
-3.10%
???
???
???
01/31/2014
-3.56%
16.66%
11.39%
いいえ
01/31/2013
5.37%
24.23%
29.60%
はい
01/31/2012
4.36%
9.05%
13.41%
はい
01/31/2011
2.26%
-2.27%
-0.0028%
いいえ
01/29/2010
-3.70%
16.48%
12.78%
いいえ
01/30/2009
-8.57%
32.02%
23.45%
いいえ
01/31/2008
-6.12%
-32.37%
-38.49%
はい
01/31/2007
1.41%
2.12%
3.53%
はい
01/31/2006
2.55%
11.07%
13.62%
はい
01/31/2005
-2.53%
5.53%
3.00%
いいえ
01/30/2004
1.73%
7.27%
8.99%
はい
投資家が押さえておくべきポイント
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



1 月は従来、決算一色ですが、今年は違いました。為替、原油、刺激策がより大きく取り上げられまし
た。
第 4 四半期決算の 60%が既に発表され、エネルギー、電気通信(年金費用が重荷)、大手銀行が思わ
しくなかったものの、業績予想に達した銘柄が達しなかった銘柄を上回りました(加重ベースでは違い
ましたが)。
米国の輸出が不利になり、ドル高が進み、懸念が強まる中、ユーロは 1.1292 ドルで 1 月の取引を終え
ました。
原油価格は 12 月末の 53.27 ドルから 10.6%下落し、1 月の終値は 47.60 ドルでした。原油安で消費者
の懐は温まっているはずですが、消費にはつながっていないようです。
欧州については刺激策もよいですが、今後強まる可能性があるギリシャ政権との対立をまず解決しな
ければなりません。一方、ギリシャ政府は限られた選択肢の中から、厳しい選択を迫られています。
1 月に最も良好なパフォーマンスを上げたのは、2.34%上昇した公益事業でした。同セクターは、2014
年に最も良好なパフォーマンス(プラス 24.29%)を上げたセクターです。
S&P500 は最高値を更新することなく、2013 年 7 月以来続いていた 17 カ月連続記録が途切れました。
6
マーケット分析レポート:MARKET ATTRIBITES | S&P 500®
考えのメモと注目のポイント:



原油価格は 2 週間ほど(ほぼ)44-48 ドルのレンジで推移しています。過去 7 カ月に比べれば安定し
ているともいえるでしょう。原油価格が落ち着けば、エネルギーセクターの中型株、小型株は過小評価
されているといえるでしょうか(過小評価されている場合、企業の合併・買収の今後の動向は?)。原油
安が長期的な配当に与える影響はどうでしょう。
ある種の「減税」のような原油安は、いつになったら消費の増加につながるのでしょうか。あるいは消費
者があまりにも神経質で、増加につながることはないのでしょうか。
全世界の株式市場をけん引してきた米国の株式市場が下落する一方で、その他の市場が上昇しまし
た。全世界の株式市場は 1.53%下落しましたが、米国を除くと 0.13%の下落にとどまりました(1 月 29
日現在)。今後、ポイントとなるのは、緩やかながらも安定した成長が再び訪れ、より急ピッチな成長を
打ち負かすかどうかです。
基本統計:
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
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
S&P グローバル BMI はようやく米国株式市場のパフォーマンスを上回り、米国を除くと 0.13%の下落
にとどまりました(米国を含めると 1.53%下落)。
原油価格の 1 月の終値は 47.60 ドルと前月の 53.27 ドルから 10.6%減でした。
S&P500 の現金配当は堅調で、2014 年 1 月に比べ 12.1%増加し、2015 年も 5 年連続で 2 桁増を記録
する可能性があります。
ユーロは 1.1292 ドルで 1 月の取引を終え、2014 年 12 月の 1.2098 ドルや 2013 年 12 月の 1.3756 ドル
から下落しています。
Apple 社の現金、有価証券および現金等価物は 1,780 億ドルに達しています。これが銘柄だとしたら、
S&P500 の中で 14 番目に大きい銘柄となります。同社がこれを 3.2 億人の米国民に分配した場合、1
人当たり 556 ドル受け取ることになります。確か、原油安による「減税」効果は 1 家族当たり 750 ドルで
はなかったでしょうか。
歴史的にみて、2 月は 53.5%の確率で上昇しますが、平均騰落率は 0.08%の下落です。過去 5 年間
は全て上昇し、平均騰落率は 3.10%の上昇、その前の 3 年間は全て下落し、平均騰落率は 5.55%の
下落となっています。
1 月のフューチャー・ショック
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4 日:ADP 全米雇用報告。
5 日:筆者の誕生日。
6 日:米雇用統計。
10 日:JOLTS (Job Openings and Labor Turnover Survey、求人・労働異動調査)〈FRB(議長)のお気に
入りのデータの 1 つ〉
12 日:1 月の米小売売上高。
13 日:1 月の輸出・輸入物価統計(原油価格の影響に注目)。
16 日:祝日で、市場も銀行も休み。
18 日:1 月の生産者物価指数(エネルギーセクターの影響に注目)。
26 日:1 月の消費者物価指数(エネルギーセクターの影響に注目)。
27 日:米・2014 年第 4 四半期の国内総生産(GDP)改定値。
FOMC の会合:
3 月 17-18 日※、4 月 28-29 日、6 月 16-17 日※、7 月 28-29 日、9 月 16-17 日※、10 月 27-28 日、
12 月 15-16 日※
※議長の記者会見が通常、米東部時間午後 2 時に行われます。
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マーケット分析レポート:MARKET ATTRIBITES | S&P 500®
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投資顧問会社ではなく、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、そうした投資ファンド或いはその他の投資ビークルに投資する適否に関して表明すること
はありません。そうした投資ファンド或いはその他の投資ビークルへの投資決定は、本資料で言及されたいかなる部分も信頼して実行されるべきではあ
りません。そうしたファンド或いはその他のビークルに投資しようとする投資家に対して、投資ファンド或いはその他のビークルの発行体またはその代理
人が作成する目論見書または類似文書に記載されているように、そうしたファンドへの投資に伴うリスクを注意深く検討した上で投資することを助言しま
す。指数への証券の組入は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスによるその証券の買い、売り、または保有の推奨ではなく、また投資助言でもありませ
ん。S&P の米国のベンチマーク指数及びダウ・ジョーンズの米国のベンチマーク指数の終値は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが、指数構成銘柄の
各主要取引所が設定する終値に基づいて計算します。終値は S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスがサードパーティ・ベンダーの 1 社から受け取り、別の
ベンダーから届く価格と比較することにより検証されます。各ベンダーは終値を主要取引所から受け取ります。日中の実時間価格は、2 次検証を経ずに
同様に計算されます。
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マーケット分析レポート:MARKET ATTRIBITES | S&P 500®
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