放 射 化 学(平成18年度は開講せず)

平 成 18 年 度 理 学 部 シ ラ バ ス
放射化学
授業科目名
担当教員 北澤 孝史
Radio-chemistry
英語授業科目名
開講学部 理学部
単
位
2
学 期
後期
曜 日
集中
時 限
教 室
他との関連
クラス指定
対象年次 2・3年次
履修条件 平成18年度は開講せず。平成19年度開講。平成17年度以降の入学者が対象。
テーマ・副題 放射化学の歩みと放射化学の現状と今後の展望
授 業 の 放射性同位体の利用は、化学を含めた科学の分野において重要な役割をはたしている。これらをより深く理解する
教育目的 ために、必要な基礎知識および化学への具体的応用例について学ぶ。
・目標
次の各項目を授業の理解度の達成目標とする。
授 業 の 1)原子核のなりたちと放射壊変現象を理解し、半減期に関する計算問題ができること。
理解度の
達成目標 2)放射線の特性と物質の相互作用について、分類分けして記述できること
3)原子核反応を理解し、自分で式を完成できること。
授業キーワード 放射壊変、原子核反応、放射性同位体
授 業 の 具体的な計算問題を示しながら、放射壊変現象を理解すると同時に、具体的な放射性同位体の利用を紹介しながら、
内
容 それらを理解するための放射化学の基礎知識について検討していく。
講義番号
授 業 の
方
法
授業展開
R13376
集中講義形式で行う。Power point で放射性同位体の具体的利用を提示しながら、それらに内在している放射化学
的問題点を検討していく。また適宜、放射化学の基礎知識を身につけるために、計算問題の演習も行う。また、放
射化学的現象の分類分けを授業の最後に各自が行う。
演習内容
計算問題を主とした演習(半減期を用いる)
放射壊変の場合分け
放射壊変図の見方
原子核反応式に慣れる。
放射線の特性と物質の相互作用の分類分け。
講義内容
1.安定同位体と放射性同位体
2.放射性核種の壊変
3.放射性核種の経時変化
4.原子核反応
5.放射性化合物の分離
6.放射分析と放射化学分析
7.放射化分析
8.トレーサー利用
9.放射線による化学反応
成
績
評価方法
成
績
評価基準
レポート、授業中の計算問題に関する小テスト、講義終了時における到達度チェック試験、講義への参加度を総合
的に評価して成績評価を行う。
「単位修得の認定に関する規程」に定める計算式により算出したGPが1以上を合格、1未満を不合格とする。
出席回数が講義全体の2/3未満である場合は欠席とし、期末試験を受けることができないので注意すること。
テキスト
参考図書
学生への
メッセージ
富永健
佐野博敏
「放射化学概論」
東京大学出版会
3000円
放射化学は、幅が広い学問でかつ現代社会における原子力とも密接な関係にある学問であり、多く学生の受講を希
望する。
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