麻生区ボランティア養成講座2015 「フォローアップ交流会」 グループ

麻生区ボランティア養成講座2015
「フォローアップ交流会」
グループワークで出た意見
平成27年10月3日(土)に開催した「フォローアップ交流会」ですが、麻生
区ボランティア養成講座の「ボランティア基礎講座」、「ボランティア専門講座」「フ
ォローアップボランティア体験」を受講された方々が、実際にボランティア体験をし
てみて、良かったことや、気づいた点などを他の受講生と一緒に振り返るとともに、ボ
ランティア体験受入先の団体・施設の方も交えてお互いの交流を深め、今後のボラン
ティア活動への参加につなげて行くことを目的として実施しました。
フォローアップ交流会では3つのグループに分かれて意見交換を行いましたので、
そこで出た意見をまとめました。
1
フォローアップボランティア体験に参加してみて感じたこと
・老人福祉施設で囲碁のボランティアをしたが、囲碁をきっかけに利用者の方と
色々な話ができた。必ずしも名目と実態が同じでなくても、やる気があれば出
来ると思った。
・利用者の琴線に触れることができた。体験の短い期間ではできなかったが、そ
の後続ける中で利用者の方と心の交流をすることができ良い体験となった。今
後も続けていきたい。
・今までにない貴重な体験ができた。
・障害のある方と関わる際の声掛けやタイミングを合わせる事が難しかった。相
手を尊重しながら活動した。
・ボランティアの受入施設としては、ボランティア体験される方には楽しみなが
ら活動をして欲しいと思っている。
・ボランティアの受け入れを行うことは地域の人に知ってもらう、新しい風を運
び込んでもらう良い機会だとおもっている。
・1回だけでなく、継続することで分かることもある。これからも続けてほしい。
・ボランティア体験で昭和の歌を歌ったが、知らない歌が多く歌えなかった事や、
歌詞カードをめくる作業をお願いされたが、手際よく出来ず、何もできずに帰
ってしまったという思いが残ったが、一緒に楽しむということがとても大切と
言ってもらい、うれしかった。ボランティアに行く側は、何かしなければなら
ない、行ったからには役に立ちたいと、肩に力が入ってしまっているので、楽
しめば良いよと言ってもらいホッとした。
・自宅に近い福祉施設にボランティアにいったが.体験するまで施設がある事も
知らず、こういった機会がなければ、足を踏み入れることはなかったと思う。
新しい出会いのきっかけになりとても良かった。
・今後ボランティアを続けるにあたり、自分一人ではどうすれば良いか分からな
い時もあるので、そういった時には社協に相談をすれば相談にのってくれると
いう事が分かった。今後もこういった活動を続け、自分の世界が広がればよい
と思った。
・体験先で活動しているボランティアの方々は、長年やっている方ばかりで頼も
しかった。色々なお話ができて良かった。
・障害者施設で体験するにあたり、体験前はどんな話をすればよいかなど不安
だったが、利用者の方や職員の方から色々と声をかけてもらいスムーズに体験
することができた。
・子どもと関わるボランティアについて、長くボランティアをやっている人たち
が優しく子どもたちと接しているのが印象的だった。
・ボランティアを長く続けるには、始めの一歩が大事。ボランティアをやってみ
ようと思っても未知の場所だと不安もあるが、話をしてみて、自分に合わなけ
れば、別の活動先を探すということでも良いと思う。社協に相談すれば色々な
場所を紹介してくれる。そういった気持ちで行けば最初の一歩も踏み出しやす
いのではないか。
・一人でボランティアをはじめるというのも良いと思った。一人だと、他の人に
も気兼ねなく自分のペースですすめられるため。
2
今後のボランティア活動についての意見交換
☆今後ボランティアを続けていくには何が必要か
☆こんなボランティア講座を受けてみたい
☆最初の意見交換を踏まえもっと話し合いたいこと
・ボランティアを長く続けるには、ボランティアをやる側と受入側の考えや意思の
すり合わせをして、気持ちを一致させる必要があるのではないか。
・ボランティアをする側としては、日頃から色々なアンテナを張り、色々なボラン
ティア情報に触れ、このボランティアが自分にあっているのか確認をしていく必
要があるのではないか。
・ボランティアの受入側は、ボランティアの対象者のつなぎ役として、事前に打合
せをしたり、関係者と調整をしたりするなど受け入れ態勢を整える事が大事だと
いう意見もあった。
・ボランティアが求めていることと、ボランティアにして欲しいことのすり合わせ
のためオリエンテーションを活動前に行い、意見のすり合せをする必要がある。
・ボランティアとして対価を求めると上手くいかないという意見もあった。心構
えの一つだと思った。
・ボランティアとは何かという理論的な講座を受けてみたい。講義講師だった
牧岡英夫講師もボランティアの境目をつくるのは難しいという話もあった。ボ
ランティアとは何かという事を考え続けることが大切だと思った。
・ボランティアの体験談にふれ、ボランティア観にふれることはモチベーション
にもつながる。
・市民活動交流館「やまゆり」や「アートセンター」でもボランティアに関連す
るような講座がある。趣味をいかしたボランティアというのもあると思う。
・麻生区は自然が豊かなので、自然と子ども、お年寄り、障害者がつながるよう
な、誰もが参加できる取り組みができたらよい。
・ボランティアの受け入れ側として、ボランティアのやりたいことをできるよう
な体制や来たい時に来てもらえるような体制をつくれるようにしたい。
・ボランティアの受け入れ側から楽しんでほしいといわれても、行ったからには
何かしなくては、役に立たなくてはと思うが、
「一緒に」という空気感が大切。
・最初は緊張すると思うが、最初からうまくできる人はいない。長く続ければ徐々
に慣れてくるものだと思う。
・ボランティアに何か具体的な役割みたいなものがあると、その役割を行うこと
で達成感も感じられ一体感のようなものを感じられると思う。
・以前、車イスの体験講座があってとても勉強になった。
・一人では福祉施設には入りにくいので、福祉施設をまわるバスツアーのような
ものがあってもよいという意見があった。
・会食会を主催しているボランティアの話を詳しく聞いて、たくさんの人数の料
理をつくるのはすごいと思った。
・福祉施設や学校などで問題や課題があった時に、地域と施設や学校をつなぐの
がボランティアの役目の一つだと思った。
・今の福祉の大きなテーマは認知症なので、認知症の予防や対応を学べるような
講座があるとよい。
・ボランティアの体験をしてみて、やってみて嫌ではなかったし楽しい面もあっ
たが、ボランティアを生きがいに出来るかと考えるとちょっと難しいなと思っ
ている。ボランティアの立ち位置が分からなかった。行政の穴埋めのようにも
思うし、福祉の現場で働くパートやアルバイトの仕事を取ってしまうことにも
なるのではないかと思った。
・ボランティアなのか、行政なのか、施設の業務なのか線引きは分からないが、
とざされた世界なので、そこにボランティアが入ることで風穴があくという意
見を聞いてそれは理解ができた。今回フォローアップ交流会に参加をしてみて
色々な意見を聞く中でボランティアの立ち位置というものが分かってきたよ
うな気がする。