東京都予算(原案)の概要

平成27年度
(2015年度)
東京都予算(原案)の概要
(計数未整理につき、変動があります)
平 成 27年 1 月
東
京
都
※ 各表の計数は、原則として表示単位未満を四捨五入しています。
※ 増減率及び構成比などは、原則として各表内計数により計算しています。
※ 施設名などに一部仮称のものを含みます。
目
次
1 平成 27 年度予算編成の基本的考え方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2 財政規模 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
3 予算のポイント ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
4 歳入の状況(一般会計)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
5 歳出の状況(一般会計)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
6 主要な施策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
7 事業評価の取組 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58
8 平成26年度最終補正予算(案)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 79
<付属資料>
平成27年度予算編成方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 85
使用料・手数料の改定等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 90
平成26年度事業評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 92
「東京都長期ビジョン」 平成27年度予算化状況・・・・・・・・・・・・・・・128
<計数表> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129
1 平成27年度予算編成の基本的考え方
編成方針
平成27年度予算は、
「東京を『世界一の都市』へと飛躍させる予算」
と位置づけ、次の点を基本に編成しました。
1 2020年とその先の明るい未来に向けて積極的な施策構築を図り、大会終了
後も将来に引き継がれるレガシーを創造するべく果敢な事業展開を行う。
2 都民福祉の充実による生活の質の向上や、日本を牽引する経済の活性化な
ど、都民一人ひとりが安心して豊かに暮らせる社会の早期実現を図る。
3 施策の見直しによる都政改革の推進と、中長期を見据えた財源措置により、
戦略的かつ安定的な政策展開を支える財政基盤を構築する。
- 1 -
2 財政規模
○ 一般会計の予算規模は、
前年度に比べて4.3%増の6兆9,520億円となりました。
○ 都税は、前年度に比べて7.5%増の5兆216億円となりました。
○ 政策的経費である一般歳出は、
「東京都長期ビジョン」の描く東京の将来像の着
実な実現に向けた取組などを推進し、前年度に比べて 3.2%増の4兆 8,608 億円
となりました。一般歳出が、前年度比3%超の伸びとなるのは、平成 19 年度以来
8年ぶりとなります。
【一般会計】
(単位:億円、%)
区
分
歳
入
う ち 都 税
歳
出
うち一般歳出
平成27年度 平成26年度 増 減 額 増 減 率
69,520
66,667
2,853
4.3
50,216
46,698
3,517
7.5
69,520
66,667
2,853
4.3
48,608
47,087
1,521
3.2
特 別 会 計
〔1 5 会計〕
47,045
42,694
4,352
10.2
公営企業会計
〔1 1 会計〕
22,140
24,033
△ 1,893
△ 7.9
全 会 計 合 計
〔2 7 会計〕
138,706
133,394
5,312
4.0
* 一般歳出とは、一般会計のうち公債費及び特別区財政調整会計繰出金、地方消費税交付金など税の一定
割合を区市町村に交付する経費(税連動経費)などを除いた、いわゆる政策的経費のことをいいます。
- 2 -
【財政規模・一般歳出の推移(一般会計当初予算)】
(兆円)
財政規模
うち一般歳出
7.0
6.0
5.0
4.0
3.0
2.0
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27
(年度)
(単位:億円、%)
区 分
4年度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
72,314
65,980
62,640
62,360
61,490
62,640
66,667
69,520
2.3
△ 3.8
△ 5.1
△ 0.4
△ 1.4
1.9
6.4
4.3
59,929
45,422
46,289
45,839
45,231
45,943
47,087
48,608
2.9
2.9
1.9
△ 1.0
△ 1.3
1.6
2.5
3.2
財 政 規 模
一 般 歳 出
* いずれも、当初予算ベースの数値です。 * 下段の数値は、対前年度増減率です。 - 3 -
3 予算のポイント
Ⅰ 重要施策の柱立て
-東京を「世界一の都市」へと飛躍させる積極果敢な取組-
2020 年とその先の明るい未来に向けた取組や、都民一人ひとりが安心して豊かに暮らせる
社会の実現に向けた取組に財源を重点的に投入します。
史上最高のオリンピック・パラリンピック開催にふさわしい都市の実現
□ オリンピック・パラリンピックに向けた万全な開催準備
514億円
継承すべきレガシーを踏まえたオリンピック・パラリンピックの開催準備を加速
○
オリンピック・パラリンピックの開催準備(46億円)
⇒ オリンピック・パラリンピックの成功に向けて、万全の準備を進めるとともに、区市
町村との連携をより一層強化し、気運醸成や大会のレガシーを具現化するための取組を
推進
○
オリンピック・パラリンピック競技施設等の整備(468億円)
⇒ 世界中から訪れるアスリートや観客にとって最高の環境を提供するとともに、大会後
も都民や国民の貴重な財産として、有効に活用される施設となるよう、着実な整備を実
施
□ 「おもてなし」の心を備えたまちづくり
271億円
「おもてなし」の心で世界中から訪れる人々を歓迎する 、国際観光都市東京を実現
○
外国人旅行者の受入体制の充実(81億円)
⇒ 外国人旅行者の言語や通信などにおけるバリアフリーを実現するため、Wi-Fi接続
環境の整備や多言語案内の充実、観光ボランティアの育成などハード・ソフト両面から
の基盤整備を推進
○
多彩な観光資源の開発・発信(25億円)
⇒ 文化財庭園の修復・復元や、東京の特色ある景観や伝統文化等を観光に活かす取組を
支援するなど、多彩な観光資源の開発・発信を推進
○
ユニバーサルデザインの推進(22億円)
⇒ 誰もが安心して快適に暮らせるまちにするため、道路の段差解消、視覚障害者誘導ブ
ロックや鉄道駅へのホームドアの整備等バリアフリー化などを促進
○
自転車走行空間の整備等(13億円)
⇒ 安全で快適な自転車の利用環境を整備するため、国・都・区市道を結ぶ自転車推奨ル
ートの整備に加え、自転車シェアリングの広域化を促進
○
芸術文化の創造・発信(130億円)
⇒ 各地域において多彩なプログラムを展開するとともに、誰もが身近に芸術文化に触れ
られるよう、芸術文化の拠点づくりや魅力を創造・発信する活動を支援
など
- 5 -
一人ひとりが幸せを実感し、夢と希望を抱くことのできる都市の実現
□ 福祉先進都市の実現
1,834億円
ソフト・ハード、あらゆる分野の施策を総動員し、大都市の実情に合った福祉を推進
○
福祉・医療人材の確保・定着(330億円)
⇒ 増大する福祉・医療ニーズに応える人材の確保・定着に向けて、職員のキャリアアッ
プに取り組む事業者への支援や再就職支援など、幅広い取組を推進
○
子育て環境の充実(514億円)
⇒ 出会い・結婚から妊娠・出産、子育てまで切れ目のない支援を行うとともに、待機児
童解消を加速させるため、都独自の多様な手法により保育サービスを拡充するなど、社
会全体で子育てしやすい環境の整備を推進
○
高齢者の施設・すまい対策(318億円)
⇒ 特別養護老人ホーム等の整備促進に向けた支援を実施するとともに、都内の空き家や
宿泊所を有効活用するなど、高齢者の多様なニーズに応じた施設やすまいの整備を推進
○
高齢者の暮らしへの支援(14億円)
⇒ 医療・介護・予防・生活支援サービスが一体的に提供される地域包括ケアシステムの
構築など、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活し続けることができる環境を整備
○
元気高齢者の活躍推進(2億円)
⇒ 介護や生活支援などのニーズが増大する福祉サービス分野において元気高齢者の活躍
を推進し、人材の不足している福祉サービスを支えるとともに、高齢者の健康づくりや
社会貢献など生きがいを創出
○
認知症対策(41億円)
⇒ 認知症支援コーディネーターを配置し、区市町村等との連携により適切な医療・介護
サービスにつなげる取組を強化するなど、地域における認知症の早期発見・診断・対応
ができる支援体制を構築
○
障害者に対する生活支援(277億円)
⇒ 障害者が地域で安心して生活できるよう、居住・日中活動の場など地域生活基盤の整
備を促進し、地域への円滑な移行・定着に向けた取組を推進
○
感染症等対策の強化(88億円)
⇒ 感染症等の発生リスクに対応するため、普及啓発、患者移送体制や検査・医療提供体
制の整備を推進するなど、健康被害の未然防止策や発生時の対応力を強化
○
医療体制の充実(178億円)
⇒ 在宅療養環境の整備を一層促進するとともに、周産期・小児医療体制や救急医療体制
の更なる充実に向けた取組を推進
など
- 6 -
□ 誰もが活躍できる社会の実現
166億円
都民一人ひとりが自らの能力をさまざまな分野で存分に発揮し、活躍できる環境を整備
○ 非正規・若年者雇用就業支援対策(32億円)
⇒ 非正規労働者、若年者のスキルアップや正規雇用化を後押しするため、国と連携した
支援制度を創設するなど、実効性のある取組を推進
○ 女性・高齢者就業支援対策(19億円)
⇒ 女性のライフステージに応じたきめ細かい支援や高齢者の多様な就業ニーズに即した
支援を実施するなど、潜在的な労働力を発掘する取組を推進
○ 障害者就業支援対策(22億円)
⇒ 就労支援機関等と連携し、障害者雇用の理解促進や職場定着支援を推進するとともに、
工賃向上への取組を強化することで、障害者雇用を促進
など
□ 治安の良さを実感できるまちづくりの推進
49億円
都民・来訪者など全ての人々の安全・安心を確保する、世界一安全な都市を実現
○ 危険ドラッグ、特殊詐欺(振り込め詐欺等)対策の強化(9億円)
⇒ 健康被害や事件、事故の発生が深刻な問題となっている危険ドラッグや、悪質・巧妙
化する特殊詐欺を東京から撲滅するため、関係機関と連携し、規制や検挙対策、普及啓
発を強化するなど、総合的な対策を推進
○ 地域における身近な犯罪対策の推進(27億円)
⇒ 犯罪の起きにくいまちづくりを推進するため、通学路への防犯カメラ設置や防犯ボラ
ンティアの活動支援など、地域ぐるみの防犯環境向上に向けた取組を促進
など
- 7 -
日本経済を力強く牽引し、世界をリードするグローバル都市の実現
□ ビジネス環境の整備と産業力の強化
3,744億円
東京の強みを活かし、世界の活力を呼び込む、世界をリードする国際経済都市を実現
○
東京国際金融センター構想の推進(56億円)
⇒ 世界中から資金、人材、情報を呼び込み、国内外の必要な分野に資金を供給する国際
金融拠点「東京国際金融センター」の実現に向けた取組を実施
○ 外国企業の誘致促進(7億円)
⇒
海外からの投資を呼び込み、日本経済の持続的成長につなげるため、特区制度を活用
するなど、魅力的な国際ビジネス環境を創出
○ 起業・創業の促進(214億円)
⇒ 新ビジネスが次々と生み出され、新たな投資や雇用が創出される都市を実現するため、
創業予定者やインキュベーション施設事業者への支援を実施するなど、都内開業率の向
上を推進
○ 成長産業の育成・強化(57億円)
⇒
成長分野への参入や成長に向けて踏み出す中小企業を強力に後押しするため、必要と
なる設備投資や製品開発、販路開拓等の支援を実施
○ 中小企業等の海外展開の推進(18億円)
⇒ 中小企業の海外展開に向けた販路開拓や知的財産戦略を支援するとともに、優れた技
術や製品等を世界に発信することなどにより、グローバル化に対応したビジネス展開を
総合的に支援
○ 中小企業の経営安定化支援(3,371億円)
⇒ 中小企業の経営基盤を維持・強化するため、中小企業支援機関と連携し、経営力向上
や事業継続に向けた取組への支援など、中小企業の経営課題の解決に向けた様々な支援
を実施
など
- 8 -
□ 世界で活躍できる人材の育成
98億円
世界を舞台に活躍する国際感覚豊かな人材の育成を推進
○
外国語、国際理解教育の推進(43億円)
⇒ 都立国際高校における国際バカロレアの導入、国際理解教育や世界に発信する日本の
伝統文化教育の推進など、国際感覚豊かな人材を育成
○
学校教育の充実(54億円)
⇒ 児童・生徒一人ひとりの学力の定着と伸長を図る取組、理数教育やICT教育の推進
など、子供の資質や能力を伸ばし、新しい社会を切り拓く力を育成
□ 都市外交の戦略的展開
10億円
海外都市との交流を継続的に推進・強化し、東京の発展につなげるとともに、国際社会へ貢献
○
都市外交の推進(7億円)
⇒ 姉妹友好都市等との職員相互派遣や在京大使館等との連携を強化するなど、都民生活
の向上や国際社会への貢献に資する、幅広い都市外交を積極的に推進
○
国際共同事業の推進(4億円)
⇒ アジアをはじめとした世界の大都市の課題解決や連携・交流促進に資する、多都市間
の実務的協力事業を推進
- 9 -
東京の将来の礎を築き、持続的発展が可能な都市を実現
□ 環境と調和したまちづくりの推進
157億円
エネルギーの大消費地としての責務を踏まえ 、世界に誇るクリーンでスマートな環境先進都市を実現
○
水素エネルギーの活用拡大(12億円)
⇒ 水素社会実現のため、初期需要の創出やインフラ整備の支援など、水素エネルギー活
用に向けた取組を積極的に推進
○
スマートエネルギー都市の創造(82億円)
⇒ 低炭素・快適性・防災力を備えたスマートエネルギー都市の実現のため、東京の特性
を踏まえた再生可能エネルギーの導入拡大や一層の省エネルギー化を支援
○
地球温暖化・ヒートアイランド対策(63億円)
⇒ 温室効果ガス排出量の削減を一層加速するため、中小事業者の省エネ活動を支援する
とともに、ヒートアイランド対策として遮熱性舗装などの暑熱対応を実施
□ 都市機能を進化させるインフラ整備
5,140億円
利用者の利便性向上や国際競争力向上に資する広域的な交通・物流ネットワークを形成
○
都市の骨格を形成する幹線道路の整備等(1,362億円)
⇒ 区部環状・多摩南北方向の道路、首都高速道路、東京外かく環状道路の整備など、首
都圏の人やモノの流れを支える広域交通インフラの整備を着実に推進
○
東京港の整備(432億円)
⇒ 国際コンテナ戦略港湾として、貨物集荷力や物流機能の強化に向けた取組などを推進
するほか、今後も増加が見込まれる大型客船の寄港需要を取り込むため、新たな客船ふ
頭の整備を実施
○
鉄道の連続立体交差化の推進(330億円)
⇒ 踏切による渋滞を解消し、鉄道によって分断されていた市街地の一体的なまちづくり
を進めるため、鉄道の立体交差化を推進
○
豊洲新市場の整備(2,246億円)
⇒ 新市場の開場に向けて、市場施設の建設工事などを進めるとともに、市場業者が新市
場で円滑に事業継続できるよう、移転に向けた支援を展開
など
- 10 -
□ 災害に強い都市づくりの推進
2,569億円
災害から都民の生命や財産、首都機能を守る高度な防災都市の実現
○
木造住宅密集地域の不燃化・耐震化(581億円)
⇒ 木造住宅密集地域の不燃化を一層促進するため、不燃化特区の指定地区の拡大や、特
定整備路線の整備を加速するなど、重点的・集中的に施策を展開
○
緊急輸送道路の機能確保(564億円)
⇒ 震災時の救助活動の生命線であり、復興の大動脈となる緊急輸送道路の機能を確保す
るため、沿道建築物の耐震化などを一層促進
○
豪雨対策(540億円)
⇒ 流域・河川の特性を踏まえた調節池や分水路等の整備、ソフト・ハードの連携による
土砂災害対策などを着実に推進
○
応急対応力・地域防災力の向上(127億円)
⇒ 一家に一冊常備され、家庭の防災指針となる防災ブック等を活用した普及啓発や防災
教育の充実、防災隣組の推進、帰宅困難者対策、航空消防救助機動部隊の創設など、首
都の応急対応力・地域防災力の向上に向けた取組を推進
など
- 11 -
Ⅱ
積極的な政策展開を支える財政基盤を構築する取組
○ 平成 27 年度予算では、都税収入は4年連続で増加しましたが、海外経済の下
振れなど、景気変動によるリスクを抱えています。こうした中、
「東京都長期ビ
ジョン」の実現に向けた取組など、積極的な政策展開を支える財政基盤の構築に
努めました。
○ 具体的には、事業評価などを通じて、ゼロベースの視点から事業全般を検証し、
必要な見直し・再構築を図るなど、自己改革力を一層高めました。
○ その上で、将来の財政負担を見据え、都債については計画的に活用するととも
に、基金については残高の確保や、集中的・重点的な政策展開等を図るため、平
成 26 年度最終補正予算とあわせて、新たに7基金を創設するなど、今後の財政
運営への備えをしっかりと講じています。
将 来 を 見 据 え た 財 政 運 営
○ 都税収入は平成24年度決算以降、
4年で約8千7百億円の増収となりましたが、
過去には急激な景気の悪化や都の財源を不合理に奪う税制改正の影響により、1
年で約1兆円の大幅な減収に見舞われています。
○ また、平成26年度税制改正における法人住民税の一部国税化の断行に加えて、
地方法人課税の更なる不合理な見直しなど、都の財源が更に減少する可能性もあ
り、引き続き予断を許さない状況にあります。
○ 一方、都政にはオリンピック・パラリンピックへの万全の準備をはじめ、急速
に進行する少子高齢化※や社会資本ストックの老朽化への対応※など、多岐にわた
る課題が山積しています。
○ こうした中、都が将来にわたり安定的・継続的に都政に課された使命を果たし
ていくためには、施策の効率性や実効性を向上させる自己改革力を一層高めると
ともに、中長期的な視点に立った財政運営を行っていく必要があります。
※ 第三者の推計によると、平成 25 年度決算額と比較して、平成 26 年度から平成 45 年度までの経費の増加額の
累計は、社会保障関係経費が約 6.6 兆円、社会資本ストック維持・更新経費が約 2.3 兆円となります。
《都税収入の推移》
(兆円)
1年で約1兆円減
5.5
5.0
4年で約8千7百億円増
4.5
4.0
3.5
19
*
20
21
22
23
24
25
26
平成25年度までは決算額、平成26年度は最終補正後予算額、平成27年度は当初予算額です。
- 13 -
27
(年度)
自 己 改 革 力 の 向 上
○ 都政が直面する喫緊の諸課題や将来を見据えた重要課題に積極果敢に取り組む
ため、ゼロベースの視点から事業全般を検証し、時機を逸することなく必要な見
直し・再構築を図るなど、自己改革力を一層高める取組を進めました。
○ 事業評価については、新たに官民連携手法による事業実施の可能性を検証する
など、より多面的な視点から創意工夫を凝らして取組を進めました。
〇 事業評価は、二次にわたる財政再建推進プランに基づき、集中的に実施した事
業見直しの成果を踏まえ、この見直し努力を財政再建を達成した後も継続してい
くために再構築した取組です。
○ この間、事業の成果や決算状況を厳しく検証するのみならず、監理団体を通じ
て実施する事業や特別会計など評価対象の拡充を図ってきました。
また、新たな公会計手法を活用するとともに、施設整備評価や情報システム関
係評価といった専門的な視点でのチェック、監査結果に基づく見直し内容の評価
や職員提案制度等の優良事例を活用した評価を関係部局と連携して行うなど、予
算編成の過程でより多面的な検証を行いながら着実にその実績を積み重ねてきま
した。
○ 今年度は、全ての事業について改めて制度の根本まで遡り、見直し・再構築を
含めた取組をより一層徹底することで、事業の効率性や実効性を向上させるとと
もに、新たに官民連携手法による事業実施の可能性を検証するなど、より多面的
な視点から創意工夫を凝らして事業評価に取り組みました。
○ こうした取組により、今年度は、521 件の評価結果を公表するとともに、評価
の結果を通じて、前年度に比べて約 1.6 倍の約 410 億円の財源確保につながりま
した。
〇 このようにゼロベースの視点から事業全般を検証し、時機を逸することなく必
要な見直し・再構築を図ることで、施策の新陳代謝を促進し、都の自己改革力を
一層高めました。その結果、今年度は前年度に比べて約 1.8 倍の 325 件の新規事
業を立ち上げました。
- 14 -
都
債
の
活
用
○ 都債は、投資的経費が大幅に増加する中にあっても、将来世代に過度に負担を
先送りすることのないよう計画的に活用し、前年度と同水準である4,495億円とな
っています。
○ 起債依存度は6.5%と、前年度に比べて0.1ポイント低下しており、低い水準を
維持しています。
《都債発行額の推移》
(億円)
10,585
10,000
最大1兆円を超える
大量発行
8,000
都債発行を抑制
6,000
4,380 4,495
4,000
2,000
0
5
*
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
(年度)
平成25年度までは決算額、平成26年度以降は当初予算額です。
《起債依存度の推移(当初予算)
》
(%)
50.0
43.0
国
40.0
30.0
地方財政計画
20.0
12.7
都
10.0
0.0
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
6.6 6.5
15
16
17
18
19
20
21
* 平成6年度、平成11年度及び平成15年度の都の数値は、同時補正後です。
- 15 -
22
23
24
25
26
27
(年度)
基
金
の
活
用
○ 平成 27 年度予算では、
積極的な施策展開に必要な財源として基金を活用します。
○ 具体的には、都市インフラの整備などに必要な財源を確保するため、社会資本
等整備基金などの特定目的基金 1,055 億円を取り崩します。
〇 一方で、平成 26 年度最終補正予算において、執行状況を踏まえた精査などを行
い、基金の取崩所要額を抑制したことなどにより、財源として活用可能な基金の
残高は、平成 27 年度末で 9,880 億円を確保しています。
《財源として活用可能な基金の残高の推移》
(億円)
15,743
16,000
東京オリンピック・パラリンピック開催準備基金
その他の基金
14,000
12,000
9,880
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
869
0
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
(年度)
* 平成25年度までは決算額、平成26年度は最終補正時点、平成27年度は当初予算時点における年度末残高見込
額です。
* 東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定したことにより、平成26年度から東京オリンピック・パラ
リンピック開催準備基金を財源として活用可能な基金の残高から除いています。
(単位:億円)
平 成 27 年 度 末
残 高 見 込 額
区 分
財政調整基金
5,788
社会資本等整備基金
3,643
福祉先進都市実現基金(仮称)など2基金
合 計
450
9,880
- 16 -
新たな基金の創設
○ 「世界一の都市・東京」の実現に向けた集中的・重点的な政策展開を図るため、
平成 26 年度最終補正予算と 27 年度当初予算で、新たに7基金を創設し、総額で
2,580 億円の積立を行います。
人に優しく快適な街づくり 水素社会・スマートエネル
基金
ギー都市づくり推進基金
名称
福祉先進都市実現基金
都市外交人材育成基金
所管
福祉保健局
政策企画局
財務局
環境局
〇 大都市共通課題の解
決に向けた高度研究
〇 鉄道・道路のバリアフ
リー
〇 燃料電池自動車の導
入
〇 保育サービスの拡充
主な
基金充当 〇 介護基盤の整備
予定事業
など
〇 姉妹友好都市等との
合意に基づく人材育成
事業
など
〇 自転車走行空間の整 〇 水素ステーション整備
備
など など
積立額
400億円
80億円
400億円
名称
おもてなし・観光基金
芸術文化振興基金
防災街づくり基金
所管
産業労働局
生活文化局
財務局
〇 オリンピック文化プロ
グラム
〇 耐震対策・木密対策
の実施
〇 ボランティア施策
主な
基金充当 〇 観光インフラ整備支
予定事業 援
など
積立額
200億円
〇 アーツカウンシル事
業
など
100億円
など
1,000億円
* 各基金の名称は仮称です。
* 防災街づくり基金は、平成 26 年度最終補正予算で積立を行う基金です。
- 17 -
400億円
4 歳入の状況(一般会計)
○ 都税は、前年度に比べて3,517億円、7.5%の増となりました。
○ 都債は、将来世代に過度に負担を先送りすることのないよう計画的に活用し、前
年度に比べて115億円、2.6%の増となっています。
《歳入の状況》
区
(単位:億円、%)
分
平成27年度 平成26年度 増
都
税
50,216
46,698
減
3,517
7.5
494
△ 15.0
地
方
譲
与
税
2,797
3,291
国
庫
支
出
金
3,785
3,749
36
1.0
債
4,495
4,380
115
2.6
入
8,227
8,549
322
△ 3.8
69,520
66,667
2,853
4.3
都
そ
の
他
合
の
計
収
- 18 -
△
額 増 減 率
△
都
税
○ 都税は、堅調な企業収益や地方消費税率の引上げの影響などから、前年度に比
べて3,517億円、7.5%の増となりました。
○ 都税収入は、
法人二税の占める割合が高いため、
景気変動の影響を受けやすく、
極めて不安定な形で増減を繰り返しています。そのため、今後の税収動向を慎重
に見極めながら、適切な財政運営に努めていく必要があります。
《都税の内訳》
(単位:億円、%)
区
分
平成27年度 平成26年度 増 減 額 増 減 率
都
法
人
繰
入
地
二
方
消
費
税
50,216
46,698
3,517
7.5
税
16,632
16,124
509
3.2
税
6,502
4,279
2,223
52.0
固
都
定
市
資
計
産
画
税
税
13,805
13,643
162
1.2
そ
の
他
の
税
13,276
12,652
624
4.9
[固定資産税等の軽減措置]
固定資産税等の既存の3つの軽減措置(小規模非住宅用地の2割減免等)については、
平成 27 年度も継続します。
《都税収入の推移》
(兆円)
6.0
5.0
4.0
法人二税
3.0
2.0
その他税
1.0
0.0
3
*
4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27
(年度)
平成25年度までは決算額、平成26年度は最終補正後予算額、平成27年度は当初予算額です。
- 19 -
不合理な地方法人課税の偏在是正措置
○ 昨今の地方財政を巡る議論は、10兆円にのぼる地方の財源不足をどのように解
消するかという本質的な議論が棚上げにされたまま、都市と地方の財源争いとい
う構図に矮小化され、その結果、地方自治の危機とも言える制度の見直しが断行
されてきました。
(法人事業税の暫定措置)
○ 地方法人特別税及び地方法人特別譲与税(いわゆる「法人事業税の暫定措置」
)
は、平成20年度税制改正において、消費税を含む税体系の抜本的改革が行われる
までの間の暫定措置として導入されました(図1)
。
○ 平成26年4月に地方消費税率が引き上げられたことから、この措置は当然に廃
止され、地方税として復元されるべきですが、平成26年度税制改正では、復元は
3分の1にとどまりました。
○ この措置によって、都はこれまで1兆円を超える財源を失っています。
(地方法人税)
○ 平成26年度税制改正では、地方消費税率の引上げに伴い、都をはじめとする地
方交付税の不交付団体に需要を超える増収が生じるとの理由から、都道府県、区
市町村を通じた重要な基幹税である法人住民税を一部国税化し、その全額を地方
交付税原資とする地方法人税が導入されました(図2)。
○ この措置により、都は消費税率8%段階における地方消費税の引上げ分の増収
とほぼ同額の財源を将来にわたり失うことになります。
【地方消費税の増収と地方法人税の影響額】
※27年度当初予算を基礎とした平年度ベースで試算
8%引上げ段階における都の増収額
1,300 億円(市町村交付金分は除く)
地方法人税導入による都の減収額 △1,300 億円(特別区財政調整交付金の影響分は除く)
地方消費税引上げによる実質的な影響額
△0 億円
○ そもそも、地方法人課税は、企業の生産活動を与える公共サービスに必要な公
共性を賄うため、サービスを受ける法人に応分の負担を求めるものであり、これ
を地方間の財政調整の財源として用いることは、受益と負担の関係を分断するも
のであり、地方自治を侵害するものです。
○ また、経済成長を牽引する東京から財源を奪うことは、日本経済全体を危うく
する選択に他なりません。
- 20 -
(図1 法人事業税の暫定措置の仕組み)※金額は 27 年度当初予算ベース
国
・都道府県が国に払い込み
法人事業税
(都税)
地方法人特別税
影響額
(国税)
4,848 億円
地方法人
特別譲与税
法人事業税
法人事業税
(都税)
(都税)
8,133 億円
8,133 億円
2,766 億円
12,981 億円
暫定措置がなければ
本来収入するはずの税収額
<創設前ベース>
これまでどおり都の収入
・国から再配分
・人口(1/2)及び従業者数(1/2)
を基準として都道府県に譲与
<創設後ベース>
(図2 地方法人税の仕組み)※金額は 27 年度当初予算ベース
地方法人税
法人住民税
都の減収額(27 年度)
△2,082 億円
(国税)
地方交付税原資化
都の減収額
(27 年度)
△914 億円
法人税割
法人住民税
(都税)
法人税割
△1,900 億円程度
(都税)
都 △1,300 億
8,620 億円
7,706 億円
<創設前ベース>
<創設後ベース>
国の
特別会計
平年度の減収額は、
区 △ 600 億
交付団体へ
(偏在是正措置を巡る動向)
○ 平成26年度税制改正大綱では、消費税率の10%への引上げ段階において、法人
事業税の暫定措置は廃止するとされたものの、現行制度の意義や効果を踏まえて
他の偏在是正措置を講ずるなど、関係する制度について幅広く検討することとさ
れました。また、地方法人税についても、法人住民税の地方交付税原資化をさら
に進めることとされました。
○ 今回、消費税率10%引上げが先送りされたことに伴い、平成27年度与党税制改
正大綱では、これらの措置について、平成28年度以後の税制改正において具体的
な結論を得るとされています。
(あるべき地方税財政制度改革に向けて)
○ 地方自治体の自主性・自立性を高め、自らの権限と財源により、個性豊かで活
力に満ちた地域社会の実現を目指していくことが地方自治の根幹であり、そのた
めには、国から地方へ権限と財源を移譲していくことこそが必要です。
○ 東京都は、今後とも都議会、都内区市町村と一丸となって、地方自治の根幹を
揺るがしかねないこの問題に全力で取り組んでいきます。
- 21 -
5 歳出の状況(一般会計)
○ 一般歳出は、積極予算として、都民福祉の充実による生活の質の向上に向けた取
組や日本経済を力強く牽引する取組などに財源を重点的に投入し、前年度に比べて
3.2%増の4兆8,608億円となりました。
○ 経常経費は、少子高齢化対策や中小企業への支援など都政が直面する課題に的確
に対応し、前年度に比べて1.7%増の3兆8,535億円となっています。
○ 投資的経費は、オリンピック・パラリンピックに向けた施設整備や、木造住宅密
集地域の不燃化・耐震化など災害に強い都市づくり、東京の国際競争力の向上に資
するインフラ整備などを着実に進めることにより、前年度に比べて9.6%増の1兆73
億円となりました。特に単独事業費については、前年度に比べて12.7%増の7,303
億円となっています。
《歳出の状況》
一
(単位:億円、%)
区
分
般
歳
平成27年度 平成26年度 増
減
額 増 減 率
出
48,608
47,087
1,521
3.2
費
38,535
37,900
635
1.7
うち給与関係費
15,397
15,206
191
1.3
費
10,073
9,187
886
9.6
う ち 単 独 事 業
7,303
6,477
825
12.7
費
4,813
5,298
等
14,599
14,282
317
2.2
集中的・重点的な政策展開
の た め の 基 金 積 立
1,500
-
1,500
皆増
69,520
66,667
2,853
4.3
経
常
投
資
公
税
的
経
債
連
動
合
*
経
経
計
費
経常経費には、復活財源200億円を含んでいます。
- 22 -
△
485
△
9.2
給 与 関 係 費
○ 給与関係費は、退職手当が減となる一方、治安や消防・防災対策の強化、オリ
ンピック・パラリンピックに向けた準備等に伴う職員定数の増や、増額給与改定
などにより、前年度に比べて191億円の増となりました。
《給与関係費の推移(当初予算)
》
(億円)
19,000
18,873
18,000
17,000
16,000
15,397
15,206
15,000
14,000
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
(年度)
投 資 的 経 費
○ オリンピック・パラリンピックの開催に向けた競技施設等の着実な整備を実施
します。
〇 また、都民の安全・安心を高めるため、木造住宅密集地域の不燃化・耐震化や
緊急輸送道路の機能確保、橋梁をはじめとする社会資本ストックの老朽化対策な
ど、災害に強い都市づくりを推進します。
○ さらに、都市機能を進化させるインフラ整備を確実に進めるため、骨格幹線道
路や東京港の整備など、
高い効果が得られる事業に財源を重点的に配分しました。
○ こうした取組により、投資的経費は、前年度に比べて9.6%増の1兆73億円で、
11年連続の増となり、平成10年度以来17年ぶりに1兆円台となりました。
《投資的経費の推移(当初予算)
》
(億円)
11,000
10,588
10,073
10,000
9,187
9,000
8,000
7,000
6,000
5,000
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
(年度)
- 23 -
《目的別内訳》
(単位:億円、%)
区
分
歳
出
一
般
歳
平 成 27年 度
構 成 比
出
福 祉 と 保 健
教 育 と 文 化
労 働 と 経 済
生
活
環
平 成 26年 度
境
構 成 比
増 減 額
増 減 率
69,520
-
66,667
-
2,853
4.3
48,608
100.0
47,087
100.0
1,521
3.2
11,023
22.7
10,614
22.5
410
3.9
(810)
( 7.6)
10,125
21.5
408
4.0
(508)
( 5.0)
4,705
10.0
2,294
4.9
(11,423)
10,533
21.7
(10,633)
4,618
9.5
( 4,818)
2,187
4.5
( 2,587)
△
87
(113)
△ 107
△ 1.8
( 2.4)
△ 4.7
(293)
(12.8)
都 市 の 整 備
8,395
17.3
7,757
16.5
638
8.2
警 察 と 消 防
8,779
18.1
8,596
18.3
184
2.1
2,872
5.9
2,995
6.4
△ 124
△ 4.1
-
-
企 画 ・ 総 務
復
活
財
源
( 3,272)
200
0.4
(277)
( 9.2)
200
皆増
〇 ( )内は、平成 27 年度に新たに創設する基金への積立額を含んだ金額と増減率であり、
実質的な増減を明らかにするため記載しています。
- 24 -
6
主要な施策
-東京を「世界一の都市」へと飛躍させる積極果敢な取組-
史上最高のオリンピック・
パ ラリ ンピ ックの実現
誰 もが 安 心 し て 暮 らせ る
都
市
の
実
現
高度な防災都市の実現
世 界 を リ ー ド す る
産 業 ・ 観光 都 市 の実 現
クリ ーンで安 全 ・ 快 適 な
都 市 の 実 現
夢 と 希 望 を 持 て る
都 市 の 実 現
◇
オリンピック・パラリンピックに向けた
開催準備
◇
スポーツ都市東京の実現
◇
◇
◇
◇
◇
子供と子育て家庭への支援
高齢者施策の充実
障害者に対する生活支援
安心できる医療体制の確立
雇用就業対策
◇
都市基盤の高度防災化
◇
災害対応力の強化
◇
グローバル社会に対応した事業展開
◇
世界有数の観光都市の実現
◇
中小企業対策
◇
地域産業の活性化
◇
◇
◇
◇
◇
◇
◇
エネルギー・環境対策の推進
ユニバーサルデザインの推進
道路の整備
東京港の整備
快適な都市空間の形成
治安対策
豊洲新市場の整備
◇
世界を舞台に活躍する人材の育成
◇
学校教育の充実
◇
青少年健全育成
◇
芸術文化都市の創造
凡 例
新 :新規事業、(
):平成 2 6年度当初予算 額
- 25 -
(1)史上最高のオリンピック・パラリンピックの実現
【オリンピック・パラリンピックに向けた開催準備】
〇
46億円(25億円)
オリンピック・パラリンピックの開催準備
2020年オリンピック・パラリンピック競技大会を史上最高の大会とするた
め、万全の準備を進めるとともに、区市町村との連携をより一層強化し、気
運醸成や大会のレガシーを具現化するための取組を推進します。
*
オリンピック・パラリンピックの開催準備
・大会関連ボランティアの裾野拡大等
〇
新
○
など
新
○
*
大会開催に向けた普及啓発
*
大会開催を契機とした様々なレガシー形成
新
○
オリンピック・パラリンピック競技施設等の整備
など
468億円(43億円)
世界中から訪れるアスリートや観客に快適な環境を提供することはもとよ
り、大会後も都民や国民の貴重な財産として、有効に活用される施設となる
よう、外部の意見等を参考にしながら着実な整備を実施します。
*
オリンピック・パラリンピック競技施設等の整備
*
選手村の整備
など
<開催までのスケジュール(予定)>
区 分
27年度
(2015)
28年度
(2016)
29年度
(2017)
30年度
(2018)
リオデジャネイロ五輪
全体スケジュール
有明アリーナ
基
本
設
計
-
武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称)
選
手
村
新規 選手村
の
整
備
テスト
イベント
実施設計・工事
(デザインビルド方式(※3))
実
施
設
計
基
本
設
計
() )
IBC/MPC(東京ビッグサイト)
32年度
(2020)
大会組織委員会の運営
(
オリンピックアクアティクスセンター
競
技
海の森水上競技場
施 新規
設
カヌー・スラローム会場
等
の
大井ホッケー競技場
整
備
アーチェリー会場(夢の島公園)
※
1
有明テニスの森
既存 若洲ヨット訓練所(※2)
31年度
(2019)
工事
基本設計、実施設計、工事
基本
設計
実施設計
工事
工事継続
都市計画
手続き等
防潮堤・道路等基盤整備(都)
建築物(宿泊棟)工事(民間事業者)
※1 東京都が恒久施設として整備する競技施設等
※2 若洲オリンピックマリーナの代替施設として検討中
※3 実施設計・施工一括方式
- 26 -
オ
リ
ン
ピ
ッ
ク
・
パ
ラ
リ
ン
ピ
ッ
ク
競
技
大
会
開
催
【スポーツ都市東京の実現】
〇
スポーツの振興
38億円(21億円)
都民の誰もが、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツを楽しめる「ス
ポーツ都市東京」の実現を図るため、働き盛り・子育て世代をはじめ、より
多くの人々がライフスタイルに応じて、身近な場所でスポーツに参加できる
環境を整備します。
また、トップアスリートと児童・生徒の交流を促進し、スポーツに親しむ
機会を創出するなど、オリンピック・パラリンピックを契機として、より一
層のスポーツ振興を推進します。
*
地域スポーツクラブの支援
*
働き盛り世代・子育て世代へのアプローチ
*
オリンピック・パラリンピック教育の推進
・オリンピアン・パラリンピアンの学校派遣
〇
*
ジュニア選手の発掘・育成
*
シニアスポーツの振興
*
アスリートキャリアサポート事業
など
新
○
など
障害者スポーツの振興
9億円(2億円)
2020年のパラリンピック開催決定を機に、障害者スポーツの理解促進、普
及啓発を図るとともに、障害者が身近な地域でスポーツができる環境の整備
を進めるなど、障害者スポーツ振興の更なる充実を図ります。
*
特別支援学校におけるスポーツの振興
*
開拓整備事業
・障害者スポーツ施設利用促進事業
*
新
○
新
○
新
○
など
競技力向上事業
・障害者スポーツ競技促進事業
*
など
理解促進事業
・障害者スポーツに関するDVDの作成
*
など
人材育成事業
・障害者スポーツ人材活動活性化事業
*
新
○
新
○
障害者スポーツセンターの改修
- 27 -
など
など
(2)誰もが安心して暮らせる都市の実現
【子供と子育て家庭への支援】
〇
子育て環境の充実
514億円(477億円)
出会い・結婚から妊娠・出産、子育てまで切れ目のない支援を行うととも
に、待機児童解消に向けた取組を加速させるため、都独自の多様な手法によ
り保育サービスを拡充するなど、社会全体で子育てしやすい環境の整備を推
進します。
また、乳幼児や義務教育就学児への医療費助成などにより、子育て家庭の
負担軽減を図ります。
*
東京子育て応援事業
*
不妊治療費助成
・男性向け不妊治療費助成
新
○
新
○
など
*
出産・子育て応援事業
*
妊娠・出産包括支援推進事業
*
借地を活用した認可保育所等設置支援事業
*
都庁内保育施設開設準備
*
病児病後児保育事業費補助
新
○
新
○
・広域利用に取り組む区市町村への支援
○
新
○
*
学童クラブ設置促進事業等補助
*
義務教育就学児医療費の助成
新
○
周産期医療対策
など
など
23億円(24億円)
ハイリスクの妊婦や高度医療を必要とする新生児などに適切に対応するた
め、新生児集中治療管理室(NICU)などの着実な整備と安定的な運営を
図るとともに、NICU等から在宅療養へ円滑に移行するための中間的病床
の設置促進を図るなど、総合的な周産期医療体制の整備を推進します。
*
周産期医療システムの整備
・理学療法士の配置
新
○
など
*
周産期連携病院(休日・全夜間診療事業)
*
産科救急研修
*
在宅移行支援病床整備費補助
新
○
- 28 -
など
○
小児医療対策
13億円(13億円)
休日・夜間における診療体制を確保するほか、都内の小児がん診療を提供
する医療機関のネットワークを構築し、医療機関の相互支援による診療連携
を可能とするための高度な医療提供体制を確立するなど、小児医療の更なる
充実に向けた取組を推進します。
〇
*
休日・全夜間診療(小児)
*
東京都小児がん診療連携推進事業
*
小児初期救急運営費補助事業
*
こども救命センターの運営
など
社会的養護への取組
64億円(59億円)
虐待相談件数の増加などに伴い、急激に増加している一時保護の需要に対
応するほか、児童養護施設の不在地域にグループホーム等の設置を促進する
とともに、児童の自立に向けた支援体制を一層強化するなど、社会的養護の
取組を推進します。
〇
新
○
*
一時保護所の緊急整備
*
サテライト型児童養護施設事業
*
専門機能強化型児童養護施設制度
*
自立支援強化事業
*
児童養護施設等入所児童に対する学習支援事業
新
○
保育人材の確保・育成・定着
新
○
など
217億円(6億円)
待機児童解消に向けて、保育サービスの拡充を支える人材を確保するため、
保育士等のキャリアアップと処遇改善に取り組む事業者に対して、都独自の
支援を行うとともに、保育士等の負担を軽減する取組を推進するなど、保育
人材の確保・育成・定着を図ります。
新
○
*
保育士等キャリアアップ補助
*
保育サービス推進事業
*
保育従事職員宿舎借り上げ支援事業
*
保育体制強化事業
*
子育て支援員研修
新
○
新
○
新
○
新
○
など
- 29 -
【高齢者施策の充実】
〇
高齢者の暮らしへの支援
332億円(275億円)
高齢者が住み慣れた地域で生活し続けることができる環境を整備するた
め、地域包括ケアの中核を担う地域包括支援センターの機能強化に取り組む
とともに、多様なニーズに応じた施設やすまい、医療、介護、予防、生活支
援サービスが地域の中で一体的に提供される体制を整備するなど、地域包括
ケアシステムの構築を推進します。
新
○
*
生活支援付すまい確保事業
*
寄りそい型宿泊所事業
*
機能強化型地域包括支援センター等設置促進事業
*
介護予防における地域リハビリテーション促進事業
*
新
○
多様な主体の地域貢献活動による地域包括ケアの推進 ○
新
借地を活用した特別養護老人ホーム等設置支援事業 ○
新
*
特別養護老人ホーム整備費補助
*
・建築価格高騰に伴う加算補助の創設
新
○
など
など
生活支援付すまい確保事業
○○住宅に困窮し、日常の自立生活に不安のある高齢者などに、すま
いを確保するとともに、見守りなどの生活支援を提供することによ
り、住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう支援します。
補助対象
○事業内容:居住・生活相談、住宅確保支援、生活支援サービス
○住宅改修:バリアフリー工事(手すり設置、段差の解消、洋式便器など)
○設備改修:緊急通報装置、浴槽、洗面台など
※住宅改修及び設備改修は、居室面積4.95㎡以上の場合に、防火基準の遵守を条件として必要に応じ実施
東京都
・区市町村
・居住支援協議会など
住宅に
困窮した
低所得
高齢者等
病院
住宅
補助
○物件の情報収集
○相談窓口・相談会の実施
住宅の確保
区市町村
支援員による
見守りや
コーディネート
生活支援
社会福祉法人、NPOなど
- 30 -
空き家等
介護
サービス等
〇
認知症対策
41 億円(39 億円)
地域包括支援センターなどに認知症支援コーディネーターを配置し、区市
町村などとの連携により適切な医療・介護サービスにつなげる取組を強化す
るとともに、認知症ケアに従事する医療・介護専門職のレベルアップを推進
するなど、認知症対策を総合的に推進します。
*
認知症支援コーディネーター事業
*
認知症支援推進センター設置事業
*
認知症疾患医療センター運営事業
新
○
新
○
・地域連携型認知症疾患医療センターの設置
*
〇
新
○
など
認知症高齢者グループホーム緊急整備支援事業
など
介護人材の確保・育成・定着
29 億円(16 億円)
質の高い介護サービスを支える人材を安定的・継続的に確保するため、職
員がキャリアアップを図れる環境の整備を行うとともに、民間の人材派遣会
社やハローワークと連携して、介護資格有資格者の再就業を促進するなど、
介護人材の確保・育成・定着に向けた総合的な取組を推進します。
新
○
*
介護職員キャリアパス導入促進事業
*
潜在的介護職員活用推進事業
*
介護人材確保対策事業
*
福祉人材の確保・定着モデル事業
*
元気高齢者地域活躍推進事業
*
介護人材確保に向けた学校説明会の実施
新
○
新
○
新
○
【障害者に対する生活支援】
など
277億円(241億円)
障害者が地域で安心して生活できるよう、地域生活基盤の整備を促進する
とともに、施設入所者の地域への移行・定着に向けた支援を一層進めるなど、
障害者の地域生活を支える取組を推進します。
新
○
*
短期入所開設準備経費等補助事業
*
借地を活用した障害者(児)施設設置支援事業
*
地域移行促進コーディネート事業
*
精神障害者早期退院支援事業
*
精神保健福祉士配置促進事業
*
発達障害者支援センター運営事業
新
○
新
○
新
○
- 31 -
など
【安心できる医療体制の確立】
〇
在宅医療の充実
44 億円(6億円)
医療・介護の連携を強化し、在宅療養を推進する区市町村の取組を一層支
援するとともに、入院医療機関において在宅移行支援などに取り組む人材を
養成・確保するほか、在宅療養についての都民の理解を深めるなど、地域に
おける在宅療養の基盤整備を推進します。
〇
新
○
*
在宅療養推進基盤整備事業
*
在宅医等相互支援体制構築事業
*
区市町村在宅療養推進事業
*
在宅療養移行体制強化事業
*
在宅療養支援員養成事業
新
○
など
救急医療対策
98億円(90億円)
救急患者が必要な治療を迅速かつ適切に受けることができるよう、地域の
医療機関が協力・連携し、救急搬送体制の向上を図るとともに、地域救急医
療センターにおける救急分野の認定看護師資格取得を支援するなど、救急医
療の更なる充実を図ります。
〇
*
東京都地域救急医療センターの運営
*
救急看護認定看護師の配置促進
*
次世代に対応した東京ERの機能強化
*
救急相談センター事業
*
休日・全夜間診療(一般)
など
がん対策
9億円(8億円)
質の高いがん医療の提供体制を確保するとともに、がん診療連携拠点のな
い空白医療圏の縮小を図るほか、がん患者の治療と就労の両立を支援するな
ど、総合的かつ計画的にがん対策を推進します。
*
がん診療連携拠点病院事業
*
東京都がん診療連携拠点病院事業
*
地域がん診療病院事業
*
がん患者就労等普及啓発事業
*
がん総合的高次研究の推進
新
○
など
- 32 -
〇
感染症等対策
88億円(74億円)
海外との往来が増加し、感染症が国内に持ち込まれるリスクが高まること
から、デング熱やエボラ出血熱などの感染症に対する医療体制を整備すると
ともに、危険な外来生物に関する普及啓発等を進めるなど、感染症等対策の
一層の強化を図ります。
〇
新
○
*
感染症対策強化事業
*
アジア感染症対策プロジェクト
*
新型インフルエンザ対策
*
人的被害を及ぼす外来生物に対する緊急対策事業
医療人材の養成・確保
新
○
など
85億円(81億円)
質の高い安定した医療提供体制を整備するため、医師及び看護職員の養成
や、働きやすい勤務環境の整備を進めるとともに、ナースバンク届出制度を
活用した看護職員の再就業支援を展開するなど、医療人材の確保を図ります。
○
*
医師奨学金(特別貸与・一般貸与)
*
医師勤務環境改善事業
*
届出制度を活用した看護職員復職支援事業
*
都立病院における医師事務作業補助者の拡充
新
○
など
外国人への対応力の強化
1億円(0.6億円)
都立病院において、職員の語学対応力強化の取組を推進するとともに、外
国人の救急搬送が多い救急隊について英語対応可能な体制を整備するなど、
外国人が安心して医療を受けられる環境づくりを進めます。
*
外国人患者受入体制の充実
*
英語対応救急隊員の育成
*
外国人旅行者等への医療情報提供体制整備
- 33 -
新
○
など
【雇用就業対策】
〇
非正規雇用対策
26億円(6億円)
正社員としての就職を目指す求職者に対し、早期就職に向けたプログラム
のほか、正規雇用化を促進する取組を実施するとともに、雇用環境整備に取
り組む企業に支援を行うなど、安定した雇用の実現を図ります。
新
○
*
早期就職支援事業
*
中高年就職サポート事業
*
新
○
新
職務実習型正規雇用化支援 ○
*
非正規労働者雇用環境整備促進助成事業
*
正規雇用等転換促進助成事業
新
○
新
○
など
非正規雇用対策
○
社内転換
正社員転換型
キャリアアップ助成金(国制度)
(正規雇用等転換コース)
+
今働いている
会社で正社員
に転換
正規雇用等転換促進助成事業
【対象】企業
※ハローワーク連携事業
キャリアアップ助成金(国制度)に、
都独自で同額を上乗せ
正
(
非
正
規
雇
用
安定した仕事に就きたいと望む非正規労働者の正規雇用化を促
進するため、国と連携しながら、総合的な非正規雇用対策を強力
に推進します。
若年非正規
)
新
規
学
卒
除
く
派遣社員
契約社員
【対象】企業
※ハローワーク連携事業
「若者応援企業(国制度)」が正社
員として採用した場合、都独自に
奨励金を支給
規
若者就職応援基金事業
【対象】企業、求職者
※ハローワーク連携事業
研修と企業実習(20日)を組み合
わせたプログラム。受講期間中、
都独自に奨励金を支給
雇
若者応援企業採用等奨励事業
正社員採用型
今働いている
会社とは別の
会社で正社員
として就職
※若年非正規に関する事業は、「若年者就業支援」の再掲
用
就職氷河期世代非正規
早期就職支援事業
【対象】求職者
しごとセンターでグループワーク
を実施した上でマッチング
中高年就職サポート事業
【対象】求職者
紹介予定派遣制度を活用し、研
修(5日)と就労体験(1ヶ月)を組
み合わせたプログラムを提供
職務実習型正規雇用化支援
【対象】企業、求職者
職務実習(3ヶ月)と国のトライア
ル雇用(3ヶ月)を活用し、正社員
就職を促進
パート
アルバイト
嘱託
等
- 34 -
化
〇
女性の就業支援
6億円(4億円)
女性の社会的活躍を促進するため、再就職支援や新たな就業分野の掘り起
しを行うとともに、女性の活躍推進に意欲的な中小企業等の取組に対し支援
を行うなど、仕事と家庭の両立を図りながら、多様な働き方ができる環境の
整備を推進します。
*
女性再就職支援窓口等の運営
*
女性の就業分野拡大事業
*
女性の活躍推進人材育成事業
*
家事サービスを活用した両立支援推進事業
*
女性の活躍促進のための気運醸成
新
○
新
○
新
○
・女性の活躍推進に関する知事賞
〇
新
○
など
など
若年者就業支援
15億円(11億円)
若年者に対し、企業とのマッチング機会を提供するほか、中小企業の理解
促進等を目的とした勉強会などを行うとともに、正社員としての職場定着を
図る取組を進めるなど、若年者の就業を促す取組を推進します。
*
若年者の雇用就業支援
・若者企業マッチング支援事業
*
若者就職応援基金事業
*
若者応援企業採用等奨励事業
*
〇
など
新
○
新
学生インターンシップ支援事業 ○
など
高齢者就業支援
13億円(13億円)
就業を希望する高齢者が65歳を超えても働くことができるよう、多様な就
業ニーズに合わせた支援を行うとともに、シルバー人材センターとの連携を
強化し、身近な地域において就業機会の拡大を図るなど、生涯現役社会の実
現に向けた取組を推進します。
*
高齢者の雇用就業支援
・65歳以上のシニア対象職場体験事業
*
新
○
など
シルバー人材センター等に対する支援
・福祉・家事援助サービスの推進
・一般労働者派遣事業
新
○
新
○
など
- 35 -
など
〇
障害者就業支援
22億円(20億円)
障害者が地域の中で自立した生活を送ることができるよう、工賃向上への
取組を推進するとともに、障害者雇用に関する普及啓発や、障害者の職場定
着を図る取組を支援するなど、障害者の雇用促進に向けた取組を推進します。
〇
新
○
*
福祉・トライアルショップの展開
*
総合コーディネート事業
*
障害者職場定着サポート推進事業
*
中小企業のための障害者雇用支援フェア
新
○
多様なニーズに応じた就業支援
など
93億円(84億円)
すべての人が活躍できる社会の実現に向け、潜在的労働力を掘り起こし、
就労に結び付ける区市町村の取組を支援するほか、グローバル化に対応した
人材確保を支援するなど、多様な人材が活躍できる雇用就業の仕組みづくり
を推進します。
新
○
*
東京都人づくり・人材確保支援事業
*
グローバル人材確保支援事業
*
中小企業と留学生の交流支援事業
*
中小企業に対する緊急人材確保支援事業
*
中小企業ワークライフバランス実践支援事業
新
○
- 36 -
新
○
新
○
など
(3)高度な防災都市の実現
【都市基盤の高度防災化】
〇
木造住宅密集地域の不燃化・耐震化
581億円(266億円)
木造住宅密集地域の不燃化を一層加速していくため、区が策定する整備プ
ログラムの提案に基づき、課題を踏まえた特別な支援を行う不燃化特区制度
の指定地区をさらに拡大するとともに、関係権利者の生活再建に向けたサポ
ート体制の充実を図ることにより、延焼遮断帯を形成する特定整備路線の整
備を加速するなど、区と連携して重点的・集中的に施策を展開します。
*
木密地域不燃化10年プロジェクト
・不燃化特区制度
・特定整備路線の整備
生活再建支援策
など
・木造住宅密集地域に関する検討調査
*
〇
新
○
木造住宅の耐震化のための助成制度
緊急輸送道路の機能確保
など
564億円(534億円)
特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断、耐震改修などに対する助成や、
改修等の専門家派遣制度などの支援を行うことにより、耐震化を一層促進し
ます。
また、センターコアエリア内の都道に加え、環状七号線等についても優先
的に無電柱化の推進を図るなど、震災時における緊急輸送道路の機能確保に
向けた総合的な取組を推進します。
*
緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業
*
無電柱化の推進
*
橋梁の耐震補強
*
街路樹の防災機能強化
など
- 37 -
〇
公共建築物などの耐震化
306億円(303億円)
震災時に重要な拠点となる学校や病院等の公共建築物などに対する耐震
診断や耐震改修の費用を助成するとともに、天井や外壁等の非構造部材の耐
震化を支援するなど、耐震化を一層促進します。
〇
*
公共建築物等の耐震化のための助成制度
*
非構造部材の耐震化
*
鉄道施設耐震対策事業
*
耐震マーク表示制度
など
豪雨対策
540億円(487億円)
頻発する集中豪雨に早期に対応するため、流域・河川ごとの特性を踏まえ
個別に、区部は時間最大75mm、多摩部は時間最大65mmの降雨に目標整備
水準を設定し、調節池や河道改修、分水路等の整備を行うなど、浸水被害か
ら都民を守るための取組を推進します。
また、土砂災害警戒区域・特別警戒区域の調査、指定を進め、ソフト・ハ
ード両面から土砂災害対策を推進します。
*
中小河川の改修
・環状七号線地下広域調節池(仮称)
・谷沢川分水路(仮称)
新
○
*
一時貯留施設等の設置促進
*
砂防施設の整備
など
・土砂災害警戒区域等に関する基礎調査
〇
など
津波・高潮対策
など
424億円(358億円)
東京都防災会議が示した新たな被害想定を踏まえ、東京都沿岸部・東部低
地帯において、水門・排水機場や堤防の耐震化、内部護岸の整備等を着実に
推進するなど、津波・高潮対策を強化します。
また、島しょ部においても、津波避難施設の整備などを行うことにより、
津波対策を推進します。
*
東京港海岸保全施設建設事業
・陸こう遠隔制御システム構築
など
*
東部低地帯における耐震対策の推進
*
江東内部河川の整備
など
- 38 -
【災害対応力の強化】
〇
応急対応力・地域防災力の向上
127億円(120億円)
防災ブックを作成し、各家庭に配布するほか、学校と家庭が一体となった
防災教育を一層充実するとともに、地域住民や民間企業などが連携して行う
防災活動、帰宅困難者対策を推進するなど、自助・共助・公助の連携により、
応急対応力・地域防災力を向上させます。
*
防災普及広報
・防災ブックの作成・配布
など
*
防災教育の推進
*
防災隣組の推進
*
帰宅困難者対策
*
震災復興体制の基盤整備
*
航空消防救助機動部隊の創設
新
○
など
航空消防救助機動部隊の創設
○ 複雑多様化する災害に対応するため、特殊な資器材と高度な技術を有し、
多様な消防活動を展開できる航空消防救助機動部隊(エアハイパーレス
キュー)を創設します。
○ 航空消防体制の2拠点化(江東、立川)により、ヘリコプターの機動力
を生かし、都内全域の災害に迅速に対応します。
航空消防救助機動部隊(エアハイパーレスキュー)の特色
○木造住宅密集地
域などにおける大
規模街区火災への
対応
☆ 航空消防救助専門の部隊を創設 ⇒ 部隊を迅速に投入
航空
部隊
+
救助隊
救急隊
☆ 新たな資器材の設置 ⇒ 災害に応じた多角的かつ効果的な活動を実現
大量救出用
ゴンドラ
○山林火災、山岳
救助への対応
複数人同時
降下用支点
投下用救命
ボート
可搬式消火
器具
○超高層建築物火
災への対応
など
○震災等に伴う建
物倒壊による道路
封鎖などへの対応
○震災津波・高潮、
大規模水難事故な
どへの対応
立川
江東
○台風等による山
間孤立地区(土砂
災害など)への対
応
○島しょ地域にお
ける災害や救急搬
送への対応
- 39 -
○
情報通信の強化
16億円(13億円)
応急活動などを効果的に展開するための情報連絡体制を強化するととも
に、外国人に対する情報発信を強化するなど、災害時に必要かつ正確な情報
を共有できる体制を構築します。
*
初動・情報連絡体制の強化
*
東京都防災情報ネットワークの構築
・防災マップ多言語化対応
○
新
○
など
など
災害医療対策
11億円(7億円)
多数の傷病者を受け入れるため、災害拠点病院の機能拡充を図るとともに、
災害時に設置する広域医療搬送拠点臨時医療施設(SCU (※))の整備を行う
など、災害時の医療機能の確保や体制の充実に向けた取組を一層推進します。
新
○
*
東京都災害拠点強靭化緊急促進事業
*
SCU(広域医療搬送拠点臨時医療施設)の整備
*
災害拠点連携病院事業
など
※ SCU・・・患者の症状の安定化を図り、搬送のためのトリアージを実施するため、
必要に応じて被災地域及び被災地域外の広域医療搬送拠点に設置される臨時の医
療施設(Staging Care Unit)
- 40 -
東日本大震災の被災地・被災者支援
(平成27年度予算額 17億円)
○
被災地の状況を捉え、自律的な復興を後押しするとともに、
避難者のニーズを踏まえたきめ細かな支援を平成27年度も
引き続き行います。
被災地の行政支援
4億円
*被災地への任期付職員派遣
*被災地支援現地事務所の運営(岩手県・宮城県・福島県の3事務所)
*東日本大震災記録誌作成などの後方支援
被災地の生活支援
4億円
*震災記憶の風化を防ぐイベントの実施
*大手企業などの研究開発部門と、被災県などの中小企業の連携協働を促進
*被災地応援ツアー:福島県への宿泊・日帰り旅行への助成
(宿 泊) 1泊 3,000円×20,000泊助成
(日帰り) 1回 1,500円×15,000回助成
*被災県にて文化活動を実施
((公財)東京都交響楽団による演奏会・ヘブンアーティストの派遣など)
*アスリートの派遣:被災県でスポーツ教室などを実施
*被災地交流事業:被災県の子供たちを東京へ招待し、交流試合などを実施
都内避難者の経済的支援
8億円
*避難者等を都営住宅などに受入れ
*応急仮設住宅として借り上げた民間賃貸住宅に避難者などを受入れ
*被災した児童等に対し、就学援助などを実施
*被災した生徒などの授業料等減免措置を行った私立学校への支援
都内避難者の生活支援
1億円
*都内避難者交流会の実施など支援対策を充実
*避難者の孤立化防止:戸別訪問、サロン活動などを支援
- 41 -
(4)世界をリードする産業・観光都市の実現
【グローバル社会に対応した事業展開】
○
東京国際金融センター構想の推進
56億円(-)
世界中から東京に資金、人材及び情報を呼び込み、東京さらには日本の経
済の活性化を進めていくため、国や民間と協働して国際的な金融会議の開
催・誘致を促進するとともに、福祉インフラ等の整備のための官民連携ファ
ンドの推進や、金融専門人材の育成を図るなど、東京国際金融センター構想
を推進します。
○
新
○
*
国際金融センター構想の推進
*
官民連携福祉貢献インフラファンドの創設
*
東京国際金融センターで活躍できる高度金融専門人材の育成
新
○
都市外交の推進
新
○
10億円(7億円)
オリンピック・パラリンピックの成功、大都市共通の課題解決及びグロー
バル都市東京の実現のため、姉妹友好都市等との交流事業の活性化を図ると
ともに、多都市が参加する実務的協力事業を展開するなど、都市外交を推進
します。
*
都市外交の推進
・在京大使館等との連携強化
・東京都グローバルパートナーズワークショップ
*
○
新
○
など
国際共同事業の推進
外国企業の誘致促進
7億円(9億円)
外国企業の拠点を特区エリアに能動的に呼び込むため、外国企業の発掘を
行うとともに、企業活動に係るインセンティブ支援のほか、外国人対応の医
療環境や教育環境の充実を図るなど、外国企業の誘致を促進します。
*
特区の推進
・外国企業発掘・誘致事業
・ビジネスコンシェルジュ事業
・誘致推進事業
など
- 42 -
○
海外展開の促進
18億円(8億円)
中小企業の優れた技術や製品の魅力を世界に向けて広く発信するととも
に、企業の海外展開をサポートする現地拠点をタイ王国に設置します。
また、海外市場や取引事情に詳しいアドバイザーを活用し、企業の海外販
路開拓を支援するなど、国際的なビジネス機会の拡大に向けた取組を促進し
ます。
新
○
*
都内中小企業の海外への魅力発信事業
*
海外販路開拓支援事業
*
成長産業分野の海外展開支援
*
東京発「クールジャパン」(中小企業の国際展開)の推進
新
○
など
都内中小企業の海外への魅力発信事業
○ 都内中小企業の優れた技術や製品の魅力を世界に発信するため、
タイ王国 に(公財)東京都中小企業振興公社の現地拠点を設置し、現
地での支援体制を強化します。
背景
現地拠点における支援イメージ
【市場の動向】
○人口減少による国内需要の減少
○新興国の経済成長に伴う海外需要の拡大
⇒海外の旺盛な需要を取り込むことが不可欠
現地情報
ノウハウ還元
都内
中小企業
本社
中小企業
振興公社
本社(東京)
連携
【企業の動向】
○海外展開企業の増加
○現地拠点の設置など、展開方法の多様化
⇒海外展開支援の更なる充実・強化が必要
【タイ王国に海外拠点を設置する理由】
○自動車産業など、ASEANの中で圧倒的に
産業集積が進んでいる重要拠点
現地機関
・行政機関
・金融機関
など
○JETROが実施した企業アンケートで、今
後の有望市場としてタイ王国がトップ など
中小企業の魅力を海外に発信
連携
魅力発信
情報提供
中小企業
振興公社
現地拠点
マッチング
都内
中小企業
現地拠点
魅力発信
連携
マッチング
連携
・JETRO
・他自治体
など
- 43 -
都立
産業技術
研究センター
現地拠点
技術支援
現地企業
・日系企業
・外資企業
・タイ企業
【世界有数の観光都市の実現】
○
外国人旅行者等の誘致
81億円(25億円)
旅行地としての「東京ブランド」を確立し、東京の魅力を世界に広く発信
していくとともに、MICE (※)の誘致・開催支援や民間事業者と連携した東
京観光PRを行うなど、外国人旅行者等の誘致に向けた取組を一層進めます。
また、多言語案内の充実やWi-Fi接続環境の整備を図るとともに、観
光ボランティアを育成する取組を推進するなど、外国人旅行者が安心して東
京の観光を楽しめる環境を整備します。
*
外国人旅行者誘致の新たな展開
・東京ブランドの推進
新
○
・民間事業者と連携した旅行者誘致事業
*
新
○
など
MICE誘致の推進
・学術系国際会議誘致促進事業
*
海外向け都市広報の推進
*
受入環境の充実
新
○
など
新
○
・外国人旅行者に対するWi-Fi利用環境整備事業 ○
新
・デジタルサイネージを活用した観光情報提供事業
*
など
観光ボランティアの活用
・街なか観光案内
新
○
など
*
「外国人おもてなし語学ボランティア」育成事業
*
手話のできる都民育成事業
*
新
外国人旅行者の受入れに向けた宿泊・飲食施設の分煙化等モデル事業 ○
など
※ MICE・・・企業等の会議(Meeting)、企業等の報奨・研修旅行(Incentive Travel)、
国際機関等が行う国際会議(Convention)、イベントや展示会等(Event/Exhibition)
の総称
- 44 -
○
多彩な観光資源の開発・発信
25億円(14億円)
新たな観光情報センターを整備し、観光案内機能の充実を図るとともに、
文化財庭園の修復・復元を行うほか、東京が有する景観や伝統文化等を観光
に活かす取組に支援を行うなど、多彩な観光資源の開発・発信を推進します。
また、日本全国の観光資源を活用し、東京を基点とした広域観光モデルを
発信するとともに、都庁を観光情報発信拠点と位置付け、全国物産展や観光
PRを行うなど、全国の自治体と連携した観光施策を展開します。
新
○
*
新たな観光情報センターの整備
*
“世界をおもてなし”する庭園の再生
・延遼館復元調査・設計
新
○
*
自然と調和した観光
*
伝統文化発信事業
*
東京から日本の魅力新発見
*
全国特産品の展示紹介事業
など
新
○
新
○
新
○
など
地方創生への取組
○
東京から提案する、東京と地方が相互に連携して共に発展する
ための事業を展開し、真の「地方創生」の実現に向けた取組を進
めます。
全国特産品の展示紹介事業
外国人旅行者を
通じて、海外に
日本の魅力を発信
民間事業者と連携し、東京都庁展
望室において、全国物産展の開催及
び各地方の観光PRの展開
海外
ふるさと祭り東京2016に
おける全国物産展の開催等
外国人旅行者の
更なる誘致
東京
東京から
それぞれの
地域へ誘客
民間事業者が東京ドームで実施す
るイベントと連携し、都が全国物産
展などを実施
観光情報センターの整備等
東京から日本の魅力新発見
他自治体・民間事業者と連携しな
がら日本全国の観光資源を活用し、
日本のゲートウェイ東京を基点とし
た広域観光モデルルートの開発
- 45 -
・新宿南口バスターミナルに新たな
観光情報センターを整備し、国内外
からの旅行者のニーズに対応
・羽田空港新国際線ターミナルの観
光情報センター利用時間を24時間
化
【中小企業対策】
〇
成長産業の育成・強化
57億円(12億円)
中小企業の成長産業分野への参入を促進するため、事業展開に必要となる
設備投資や付加価値の高い技術開発に対して支援するほか、中小企業と大学、
公設試験研究機関、他企業等の連携による技術・製品開発を支援するなど、
成長産業の育成・強化を推進します。
また、2020年オリンピック・パラリンピックを契機とした中小企業の受注
機会の拡大を図るとともに、優れた製品・サービスの開発を促進することで、
中小企業の成長機会の獲得を後押しします。
〇
*
ライフサイエンス系ベンチャー等スタートアップ支援
*
医療機器産業への参入支援
*
ロボット産業活性化事業
*
次世代イノベーション創出プロジェクト 2020
*
中小企業世界発信プロジェクト
新
○
新
○
新
○
新
○
新
○
起業・創業の促進
など
214億円(19億円)
都内開業率のさらなる向上を図るため、インキュベーション施設の整備・
運営費及び創業予定者等に対する創業期に必要な経費の支援を行うととも
に、地域の金融機関と連携して、女性・若者・シニアによる地域に根ざした
創業を支援するなど、起業・創業に向けた取組を推進します。
〇
新
○
*
創業活性化特別支援事業
*
インキュベーションHUB推進プロジェクト
*
女性・若者・シニア創業サポート事業
経営安定化支援等
など
3,371億円(3,377億円)
中小企業支援機関と連携した経営診断等の取組や、小規模事業者の事業継
続に向けた取組に対して支援を行うとともに、中小企業に対する制度融資の
ほか、都独自の動産・債権担保融資(ABL)制度による金融支援を実施す
るなど、中小企業の経営基盤の安定化等に向けた取組を推進します。
*
新・経営力向上TOKYOプロジェクト
*
小規模企業対策
・地域持続化支援事業
*
など
中小企業制度融資
・融資目標額
*
新
○
1兆7,500億円
東京都動産・債権担保融資(ABL)制度
- 46 -
など
【地域産業の活性化】
〇
地域産業の活性化支援
21億円(16億円)
東京の強みであるものづくり産業の集積や技術の維持・発展のため、区市
町村などと連携して、中小企業が抱える課題を解決するための新たなネット
ワーク構築を支援するとともに、次世代のものづくりを担う人材の育成を図
るなど、地域産業の活性化に向けた取組を推進します。
〇
新
○
*
産業集積活性化支援事業
*
広域多摩イノベーションプラットフォーム
*
ものづくり教育の推進
*
産業人材の確保・育成事業
新
○
商店街の活性化支援
など
32億円(46億円)
地域コミュニティの担い手である商店街の活性化を図るため、活気や魅力
に溢れる商店街づくりへの自主的・主体的な取組に対して支援を行います。
〇
*
新・元気を出せ!商店街事業
*
環境対応型商店街活性化事業
*
商店街起業支援事業
*
商店街買物弱者支援事業
新
○
農林水産業の振興
など
22億円(16億円)
高い意欲を持った農業者が行う、施設整備や林業・木材産業の再生を図る
取組などを支援するほか、漁業の生産性向上等に必要な施設整備を行うとと
もに、都内産の農林水産物などを活用した新たな食品加工品の開発を支援す
るなど、農林水産業の振興を図ります。
*
都市農業経営パワーアップ事業
*
森林循環促進事業
*
漁業振興施設整備
*
地域特産品開発支援事業
新
○
新
○
- 47 -
など
(5)クリーンで安全・快適な都市の実現
【エネルギー・環境対策の推進】
〇
水素社会の実現
12億円(0.4億円)
低炭素社会の切り札として注目される水素の利活用を促進するため、燃料
電池自動車等の購入や、水素ステーションの早期整備に向けた支援を行うと
ともに、水素に対する社会的受容性の向上を図る取組を行うなど、水素社会
の実現に向けた取組を推進します。
新
○
*
燃料電池自動車等導入促進事業
*
水素ステーション設備等導入促進事業
*
都庁舎周辺における水素ステーションの整備
*
事業所向け再生可能エネルギー由来水素活用設備導入促進事業
*
水素社会実現に向けた普及促進
新
○
新
○
新
○
など
水素社会の実現
○
持続可能なエネルギーである水素の普及を図ることで、低炭素社会の構築
や日本のエネルギー構造の変革につなげていきます。
水素社会の実現に向けた環境整備
○平成27年度末までの事業費40億円を前倒しで予算化(平成26年第四回定例会補正予算)
○新たに基金を創設し、平成32年度までに要する費用を計上
積極的かつ
継続的な
取組を推進
水素ステーションの整備
安定的な燃料供給
○水素ステーション(定置式、移動式)の整備
促進のため、設置費用、土地賃借料及び運営
費を補助
【対象】事業者
都内設置目標数 2020年末で35ヶ所
都 内設置目標数 2025年末で80ヶ所
○水素の地産地消を推進するため、都内事業所
において再生可能エネルギーを電力とする水
素活用設備(フォークリフトなど)の設置導
入費を補助
【対象】事業者
○都庁舎周辺に水素ステーションを整備
水素 ステーション
社会的受容性の向上
○水素エネルギーの認知度の向上
や安全性に関する普及啓発を行
うため、イベントなどを開催
燃料電池車
燃料電池車の普及
燃料電池バスの導入
○オリンピック・パラリンピックに向けて、燃
料電池バスの導入を加速するため、購入費を
補助
【対象】事業者
燃料電池バス
○燃料電池車の早期普及に向けて購入費を補助
【対象】事業者、個人
都内設置目標数 2020年末で6,000台
都 内設置目標数 2025年末で10万台
○都や区市町村の庁有車としての購入を推進
- 48 -
〇
スマートエネルギー都市の創造
82億円(65億円)
既存住宅における太陽光発電等の導入促進などにより、東京の特性を踏ま
えた再生可能エネルギーの導入拡大を積極的に進めるとともに、コージェネ
レーションシステム (※)を活用した地域でのエネルギーの面的利用、エネルギ
ーマネジメントを促進することで、低炭素・快適性・防災力を同時に実現す
るスマートエネルギー都市を目指します。
*
既存住宅における再エネ・省エネ促進事業
*
ソーラーカーポート普及促進モデル事業
*
地中熱利用の普及促進
*
太陽エネルギー利用拡大プロジェクト
*
スマートエネルギーエリア形成推進事業
新
○
新
○
新
○
新
○
など
※ コージェネレーションシステム・・・発電とともに、発生した熱を冷暖房や給湯など
に有効利用するシステム
〇
地球温暖化・ヒートアイランド対策
63億円(47億円)
温室効果ガスの排出削減のため、中小規模事業所内の情報システム等を省
エネ性能に優れたクラウド型データセンターに移転する費用を補助するな
ど、地球温暖化対策を推進するとともに、ヒートアイランド対策として、ド
ライ型ミストの設置や遮熱性舗装などによる暑熱対応を積極的に推進しま
す。
*
大規模事業所に対する温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度
の運用
*
中小規模事業所のクラウド利用による省エネ支援事業
*
ヒートアイランド現象に伴う暑熱対応
- 49 -
新
○
など
【ユニバーサルデザインの推進】
22億円(20億円)
東京を誰もが快適に暮らせ、安心して旅行できるまちにするため、道路の
段差解消、視覚障害者用誘導ブロックや鉄道駅へのホームドアの整備を進め
るほか、都内宿泊施設のバリアフリー化を促進するなど、ユニバーサルデザ
インの取組を推進します。
*
道路のバリアフリー化
*
信号機の視覚障害者用付加装置
*
ホーム柵等整備促進事業
*
バリアフリー観光の推進
*
宿泊施設でのバリアフリー化の推進
新
○
など
【道路の整備】
〇
区部環状・多摩南北方向の道路の整備等
1,032億円(1,025億円)
都心に流入する通過交通の分散や多摩地域での渋滞緩和を図るため、区部
環状道路や多摩南北方向の道路などの骨格幹線道路の整備を進めます。
・事業箇所
環状第2号線(中央区)
放射第25号線(新宿区)
国分寺3・2・8号線(国分寺市ほか)
伊奈福生線(あきる野市)
〇
首都高速道路の整備
など
18億円(42億円)
首都圏の交通の円滑化を図るため、首都高速道路㈱が実施する首都高速道
路の整備に対して出資を行います。
・晴海線(中央区晴海~江東区有明
〇
平成29年度完成予定)
東京外かく環状道路の整備
など
312億円(137億円)
慢性的な渋滞の解消のみならず、物流や環境面でも高い事業効果を発揮す
る東京外かく環状道路の整備を国と積極的に連携して推進するとともに、そ
の地上部においても街路整備を進め、道路ネットワークの向上を図ります。
*
東京外かく環状道路の整備推進
*
外環の地上部街路整備
*
外環に係わるまちづくりに関する調査
新
○
- 50 -
【東京港の整備】
432億円(266億円)
国際コンテナ戦略港湾として、東京港の貨物集荷力の強化や、貨物取扱量
の更なる増加にも対応する物流機能の強化等に向けた取組を進めるなど、東
京港の国際競争力を高めます。
また、国際観光都市としての賑わいの創出や都市のイメージアップなどを
図るため、大型クルーズ客船の寄港に対応可能な新たなふ頭を整備します。
*
貨物集荷の強化
*
港湾機能の強化
・外貿コンテナターミナルの整備
・内貿ユニットロードターミナルの整備
・ふ頭機能の効率化
*
新たな客船ふ頭の整備
*
航路・泊地、道路・橋梁等の整備
・臨港道路南北線の整備
など
など
【快適な都市空間の形成】
〇
鉄道の連続立体交差化の推進
330億円(314億円)
踏切による渋滞を解消し、鉄道によって分断されていた市街地の一体的な
まちづくりを進めるため、鉄道の立体交差化を推進します。
・都施行事業箇所(7路線9か所)
京王京王線(笹塚駅~仙川駅間)
小田急小田原線(下北沢駅付近)
JR南武線(稲田堤駅~府中本町駅間)
など
・区施行事業箇所(1路線2か所)
東武伊勢崎線(竹ノ塚駅付近)
〇
など
渋滞解消に向けた取組
113億円(120億円)
道路施設の改善やITS(高度道路交通システム)の活用を進めるほか、
交差点に到着する交通量の予測による信号制御の高度化・最適化を行うなど、
慢性的な交通渋滞の解消を図ります。
*
ITS等を活用した交通の円滑化と安全の促進
*
第3次交差点すいすいプラン
*
違法駐車対策
など
- 51 -
○
交通ネットワークの構築
3億円(3億円)
最適な交通システムの実現に向け、各交通機関との連携を強化するととも
に、都心と臨海副都心を結ぶ新たな交通システムとしてBRT (※)の導入を進
めるなど、誰もが快適に利用できる交通ネットワークの構築を目指します。
*
広域交通ネットワーク形成等に関する調査
*
公共交通の利便性向上等に関する検討調査
*
都心と臨海副都心を結ぶ公共交通に関する調査
新
○
など
※ BRT・・・連接バスの採用や専用走行空間の整備などにより、路面電車と比較して
遜色のない輸送力と機能を有するバスシステム(Bus Rapid Transit)
○
自転車総合対策
17億円(14億円)
交通渋滞の緩和や環境負荷の軽減などにも有効な自転車の利用拡大を図る
ため、自転車走行空間の整備や標示・標識の設置を進めるとともに、自転車
シェアリングの広域化に向けた取組を促進するほか、自転車の安全な利用を
促すイベントや講習を行うなど、自転車に係る総合的な対策を行います。
*
自転車走行空間の整備
・区市自転車推奨ルート整備補助
〇
*
自転車ナビマークの整備
*
自転車シェアリングの普及促進
*
自転車安全利用促進イベント
*
自転車運転者講習
新
○
など
新
○
新
○
など
魅力あるまちづくり
654億円(628億円)
快適で魅力あるまちづくりを目指し、地域の特性を活かした沿道や水辺の
にぎわい空間の創出に取り組むとともに、個性豊かな公園の整備を進めるな
ど、民間事業者などとも連携を図りながら、東京の魅力を発信する拠点を整
備します。
*
エリアマネジメントによるまちづくりの推進
*
水辺の魅力を活かした東京の顔づくり
*
個性豊かな都立公園の整備
*
都市再生ステップアッププロジェクトの推進
- 52 -
新
○
など
【治安対策】
49億円(34億円)
危険ドラッグの撲滅に向けて、「規制」、「監視指導」、「普及啓発」を柱に
販売店の取締りなどを強化するとともに、振り込め詐欺などの特殊詐欺撲滅
に向けて、「普及啓発」、「被害防止」、「検挙対策」の取組を強化するなど、
都民の安全を守る取組を推進します。
*
危険ドラッグ対策
*
危険ドラッグ撲滅イベント
*
振り込め詐欺被害防止対策
新
○
・メディアミックスによる特殊詐欺の根絶広報
*
地域における見守り活動への支援
*
サイバーセキュリティ体制の構築
【豊洲新市場の整備】
新
○
新
○
など
2,246億円(382億円)
新市場の開場に向けて、市場施設の建設工事などを進めるとともに、市場
業者が新市場で円滑に事業継続できるよう、移転に向けた支援を行います。
*
豊洲新市場の整備
*
豊洲新市場移転支援事業
など
- 53 -
(6)夢と希望を持てる都市の実現
【世界を舞台に活躍する人材の育成】
43億円(31億円)
国際理解教育を推進するため、日本人としての自覚と誇りを持ち、海外に
挑戦する若者を育成するプログラム等を実施するとともに、日本の伝統文化
を通じた交流の促進を図るなど、国際社会で活躍する人材を育成する取組を
推進します。
*
英語教育の推進
・東京グローバル10の指定
新
○
など
新
○
*
英語村(仮称)の開設に向けた取組
*
世界に発信する日本の伝統・文化教育の充実
*
国際バカロレアの導入に向けた取組
新
○
など
東京グローバル10の指定
○ 英語授業の改善に向けた先進的取組等、積極的に国際交流を行い、国際理解
教育を推進する先導的学校を指定し、教育環境の整備などを支援します。
指定校
英語による高いコミュニケーション能力の育成
指定校数:都立高校・都立中等教育学校
指定期間:平成27年度から3年間
10校
(実績等を検証し、平成30年度以降再指定)
○外国人指導者の重点配置 (JET10人)
※JET・・・外国青年招致事業
異文化理解の深化と海外への挑戦の促進
○4技能の英語力向上の仕組み
○国内外の大学等外部機関との連携支援
・関係省庁、大使館、海外教育機関等との連携
・国際理解、グローバル・リーダーに係る講演会実施
○留学や海外大学進学に関する支援
読む
聞く
多読指導の
推進
リスニング力
強化演習
・指導ノウハウの集積と普及
・「次世代リーダー育成道場」をはじめとする留学支援
○海外研修実施の旅費支援
・海外の研修に参加するための引率教員旅費
・新規の海外研修プログラムの開拓
- 54 -
書く
話す
論文指導の
充実
スピーキング
演習
【学校教育の充実】
〇
子供を伸ばす教育の推進
34億円(32億円)
都独自の学力調査の結果を指導方法の改善や児童・生徒一人ひとりの学力
向上のために活用するとともに、理数教育やICT教育の推進を図るなど、
子供の資質や能力を伸ばし、新しい社会を切り拓く力を育てます。
*
児童・生徒の「確かな学力」の定着と伸長
*
理数教育の推進
・理数イノベーション校の指定
○
新
○
など
*
公立学校ICT教育環境整備支援事業
*
私立学校ICT教育環境整備費補助
特別支援教育の推進
新
○
新
○
など
206億円(150億円)
障害のある児童・生徒一人ひとりの教育ニーズに応えるため、教員が巡回
して指導する特別支援教室の導入を図るなど、特別支援教育を推進し、社会
的自立を支援するとともに、地域の一員として生きていく力を培います。
〇
*
東京都特別支援教育推進計画に基づく教育内容の充実
*
発達障害教育の推進
*
特別支援教育に伴う施設整備
新
○
教員等の資質能力の向上等
など
20億円(20億円)
学校教育に対する都民の期待に応えるため、教員の「授業力」の向上、他
の教員を指導する能力の育成、メンタルヘルス対策の充実など、資質能力や
意欲の向上を図る取組を推進します。
また、体罰の根絶に向けた対策として、教員の意識改革を図るための実践
的な研修などを実施します。
*
東京教師道場
*
研修動画配信システム
*
教員のメンタルヘルス対策
*
体罰の根絶に向けた取組の推進
新
○
- 55 -
など
【青少年健全育成】
〇
いじめ総合対策
38億円(36億円)
いじめ問題に対応するため、一部学年について臨床心理士が児童・生徒全
員と面接し、子供の特性や指導上の留意点を教員に助言するなどの予防の取
組を実施するとともに、学校と家庭との連携の充実を図るなど、いじめから
子供を守る総合的な対策を推進します。
○
*
いじめ総合対策の推進
*
スクールカウンセラー活用事業
*
スクールソーシャルワーカー活用事業
*
心のケア支援事業
*
学校と家庭の連携推進事業
など
青少年の健全育成の推進
4億円(3億円)
青少年に関する多様な問題に対応するため、高校中退の未然防止と中途退
学者等に対する支援を行うなど、区市町村等と連携し、青少年の健全な育成
や自立支援を図る取組を推進します。
*
都立高校中途退学未然防止と中途退学者等への進路支援
*
ひきこもり対策
*
ネット・ケータイヘルプデスクの運営
*
若者総合相談の実施
など
【芸術文化都市の創造】
130億円(170億円)
アーツカウンシル東京を活用した芸術文化活動への支援や人材の育成等を
行うとともに、伝統文化の理解促進に向けた取組を進めるなど、東京の文化
の魅力を都民や世界に向けて創造・発信します。
また、文化の創造・発信拠点である都立文化施設の改修を推進します。
*
アーツカウンシル等による文化の創造・発信
新
○
・アンリミテッド助成
・芸術文化拠点形成支援
など
*
リーディングプロジェクト
*
都立文化施設の改修
新
○
・東京都写真美術館
・東京都現代美術館
など
など
- 56 -
大島の復旧・復興対策(平成27年度予算額 41億円)
○ 平成25年台風第26号により被災した大島町の復旧・復興に
向けた取組を平成27年度も引き続き行います。
生活再建の支援
2億円
*住宅金融支援機構からの借入れによる住宅の建設・補修などに対する利子
補助
*大島町が町営住宅を供給する場合、建設費などの一部を補助
*大島町が被災世帯の住宅の新築、修繕などに要する経費を補助する場合、
その一部を補助
インフラの復旧・整備
22億円
*農地及び農業用施設の復旧事業
*既設林道の復旧事業
*災害により新たに発生又は拡大した荒廃山地の復旧事業
*被災した渓流における斜面対策工や導流堤等の整備
産業・観光の支援
6億円
*直接被害を受けた大島町の中小企業を対象に、制度融資による融資額1億
円までの利子を全額補給
*直接・間接被害を受けた大島町の中小企業を対象に、事業の復旧などに必
要な資金を融資するとともに、その信用保証料を補助
*土砂流入による既存漁場の被害状況調査、漁場整備などを実施
危機管理(財政支援含む)
10億円
*町役場との連携体制を強化するとともに、島内で全住民が確実に避難でき
る体制の構築を支援
*大規模被災の大島町等の災害復旧などに伴う緊急かつ特殊な財政需要につ
いて支援
- 57 -
7
事業評価の取組
東京を「世界一の都市」へと飛躍させるため、効率的で無駄がなく、実効性の
高い施策を構築していく都自らの継続的な取組として、事業評価を実施していま
す。
○
限られた財源の中で都政の諸課題に的確に対応していくためには、一つひとつの
事業について、その効率性や実効性を向上させる継続的な取組(マネジメントサイ
クル)が必要です。こうした観点から、予算編成の一環として事業評価を実施して
います。
○
これまで、事業評価は関係部局と連携した取組や新たな公会計手法の活用などを
通じ、予算編成の過程でより多面的な検証を行う取組として着実にその実績を積み
重ねてきました。
○
今年度は、全ての事業について改めて制度の根本まで遡り、見直し・再構築を含
めた取組をより一層徹底することで、事業の効率性や実効性を向上させるとともに、
新たにPPP(官民連携)手法による事業実施の可能性を検証するなど、より多面
的な視点から創意工夫を凝らして事業評価に取り組みました。
≪事業評価の流れ≫
庁内連携
事 業 局
評
価
の
視
点
の
共
有
局評価
・
実
効
性
コ
ス
ト
分
析
の
徹
底
有
効
性
等
の
吟
味
)
)
- 58 -
・
専
門
的
視
点
か
ら
の
チ
ェッ
・
効
率
性
(
関係部局
前
年
度
事
業
の
分
析
・
検
証
(
財 務 局
多面的な検証
ク
財務局評価
【事業評価の種類】
◇
事後検証による評価
各局と財務局が連携しながら、事業実施に伴う成果や決算状況の検証を徹底し、
必要性や有益性のほか、執行体制や将来の影響等にも十分に留意した上で、「見
直し・再構築」、「拡大・充実」などの評価を行います。
◇
自律的経費評価
各局の創意工夫を促すという観点から、経常的・定型的な経費について、各局
の責任の下で自主的・自律的な検証に基づく評価を行います。
◇
施設整備評価
更新時期を迎えた主要施設等について、財産利活用や建築コストの適正化の観
点から、事業手法などを検証します。
◇
情報システム関係評価
情報システムの開発・運用に当たり、費用対効果を高める観点から、有効性や
コストを検証します。
◇
監理団体への支出評価
監理団体への支出を通じて実施する事業について、必要性や有益性、団体が実
施する妥当性などを検証します。
◇
報告団体への支出評価
報告団体への支出を通じて実施する事業について、必要性や有益性、団体が実
施する妥当性などを検証します。
◇
執行体制の見直しを伴う事業評価
効率的・効果的な事業執行を図る観点から、執行体制を含めた事業の実施方法
などを検証します。
◇
監査結果に基づき見直しを図る事業評価
監査結果に基づく見直し内容を迅速かつ的確に予算に反映するため、効率性等
の観点から、改善内容などを検証します。
◇
優良事例を活用した事業評価
職員提案制度等の優良事例にみられる、都に内在・蓄積する知識やノウハウを
最大限活用し、類似事例の横断的な取組を検証します。
◇
PPP(官民連携)手法を検討した事業評価
官民連携による事業実施の可能性を分析・検討し、事業ごとに最適な実施方法
を検証します。
【評価結果の公表】
こうした評価の取組をもとに、今年度は521件の評価結果を公表します。
- 59 -
凡例
【評価の実施例】
(
(1)事後検証による評価
):平成 26 年度当初予算額
①
見直し・再構築
○
保育士等キャリアアップ補助等(補助制度の見直し)
19,718百万円(11,479百万円)
(現状・課題)
・ 待機児童解消に向けて、多様な保育サービスを拡充するとともに、保育サー
ビスの質の向上を図っていく必要があります。
・
都では、民間社会福祉施設サービス推進費補助により、社会福祉法人が設置
する認可保育所に対して、資質の高い職員(コア人材)を継続的に確保するた
めの補助や、施設の努力に応じた補助を行っています。
・
しかし、これまでの補助制度では、保育士などのキャリアアップに反映され
ているのかが不明確でした。
・
今後、待機児童を解消していくためには、保育士などの確保・定着を図ると
ともに、多様な保育サービスの拡充に向け、効果的な施策の見直しが必要です。
(対応)
・ 保育士等のキャリアアップを支援するため、事業者がキャリアパスの仕組み
を導入することなどを補助要件とする「保育士等キャリアアップ補助」を創設
します。
・
また、地域の実情に応じて保育サービスを推進するため、「保育サービス推
進事業」を創設します。
・
再構築に当たっては、補助対象を株式会社やNPO等に拡大するとともに、
対象サービスも認可保育所に加え、認定こども園や認証保育所等も対象とする
など、多様な保育サービスを推進します。
《サービス推進費の見直し概要》
・ 以上から、保育サービス事業者における保育人材のキャリアアップを支援し、
人材の確保、定着を図るとともに、保育サービス体制を強化していきます。
- 60 -
○
ウェルカムボードの設置等(デジタル化等による情報伝達力強化)
150百万円(243百万円)
(現状・課題)
・ 東京を訪れる外国人旅行者に対し、ウェルカムボードの設置及びウェルカム
カードの作成・配布などを通じて、歓迎メッセージや観光情報などを発信して
います。
・ 東京を訪れる外国人旅行者は、平成23年以降増加し続け、今後もオリンピッ
ク・パラリンピックを契機にさらに増加が見込まれており、一層の利便性の向
上を図りつつ、効率的な情報提供を実施していくことが重要となっています。
・
そのため、訪都外国人旅行者に対する歓迎の意を表すメッセージや観光情報
の発信手段を工夫し、再来訪意欲を醸成していくことが重要となっています。
《訪都外国人旅行者の推移》
(単位:千人)
(対応)
・
成田空港に設置しているウェルカムボードについて、さらに視認性が高く情
報伝達力に優れたデジタル媒体を活用することにより、より訴求力のある媒体
として展開していきます。
・
また、多くの外国人旅行者に利用されているハンディガイドについて、これ
までの紙媒体に加え、スマートフォンで利用できるアプリケーションの開発を
行うことで、旅行者の利便性の向上を図りつつ、より効率的な情報提供を行っ
ていきます。
・
さらに、観光情報センターや空港、宿泊施設等で配布しているハンディマッ
プやハンディガイドについて、対応言語を追加することで、より一層の利便性
の向上を図っていきます。
- 61 -
○
総合イントラネットの構築(高度なセキュリティ体制の構築)
637百万円(20百万円)
(現状・課題)
・ サイバー空間における脅威に的確に対処するため、高度なセキュリティのも
と、安全な環境を構築し、警察活動を実施していく必要があります。
・
現在、警視庁におけるインターネット環境は、各事業主管課が独自に整備・
運用を行っているため、セキュリティ対策において統一されていないという問
題が生じています。
・
また、インターネット接続端末の台数も不足しており、都民への情報発信な
ど、効率的な警察業務の実施に支障をきたす恐れがあります。
(対応)
・ 現在使用している複数の回線を統合することや各種プロバイダ契約を一本化
することにより、高度なセキュリティ体制の確保を可能とし、通信経費等のラ
ンニング経費を縮減します。
《回線統合による縮減効果》
区
分
(単位:百万円)
現
状
回線統合
差
引
イニシャルコスト
-
6.6
6.6
ランニングコスト
943.8
672.5
△271.2
計
943.8
679.2
△264.6
《プロバイダ契約一本化による縮減効果》
区
分
現
状
(単位:百万円)
契約一本化
差
引
イニシャルコスト
-
701.6
701.6
ランニングコスト
321.1
87.9
△233.2
計
321.1
789.5
468.5
・
また、段階的に端末を追加配備していくことで、都民の声をより迅速かつ的
確に反映できる警察行政を確立し、都民の利便性向上に努めていきます。
- 62 -
②
拡大・充実
○
河川における再生可能エネルギーの活用(小水力発電設備の導入)
15百万円(16百万円)
(現状・課題)
・ 都は、「自立・分散型エネルギー源の確保」や「再生可能エネルギーの利用
拡大」を掲げ、再生可能エネルギーの利用割合を20%程度に高めるという方針
のもと、エネルギー戦略の転換を目指しています。
・
スマートエネルギー都市の創造における取組の一環として、都有施設での積
極的な利用拡大が求められており、河川管理施設においても、小水力発電や他
の再生可能エネルギー導入の可能性を検討してきました。
(対応)
・ 扇橋閘門において、河川の落差を利用した小水力発電の導入を検討しました。
・
発生主義により一年度当たりの収支を試算すると、現状の施設より小水力発
電設備を導入する方が有利であることがわかります。
《発電設備導入による縮減効果(発生主義による試算)》
区
収 入
支 出
売
分
小水力発電導入後
-
1.2
減 価 償 却 費
-
1.2
費
2.2
1.5
維 持 管 理 経 費
-
0.2
2.2
2.9
△2.2
△1.6
熱
収
状
入
光
電
現
(単位:百万円)
水
小
計
収
支
差
引
縮
減
効
果
0.6
※発電した電力の約6割を自己消費し、残りを売電する場合
・
また、縮減効果だけではなく、非常時の代替電源としても活用可能です。
・
以上のことから、小水力発電設備を導入することにより、再生可能エネルギ
ーの利用拡大を推進します。
- 63 -
○
危険ドラッグ対策(危険ドラッグ対策の強化)
138百万円(39百万円)
(現状・課題)
・ 都は、これまで、条例による薬物規制、国や関係機関と連携した店舗への立
入調査等による監視指導、乱用防止に向けた普及啓発など、危険ドラッグ対策
を推進してきました。
・
しかし、全国における危険ドラッグに係る事件数・検挙人員数は、直近5年
の推移を見ても著しく増加しており、深刻な社会問題となっています。
・
また、危険ドラッグ乱用による検挙者の約8割は薬物事犯初犯者であること
から、違法薬物乱用の「入り口」となることも懸念されています。
<全国における事件数と検挙人員の推移>
<危険ドラッグ乱用者の検挙状況>
(単位:件・人)
200
176
薬物事犯再犯者
19.8%
150
112
100
125
23人
76
薬物事犯初犯者
80.2%
50
8 11
6 10
5
H21
H22
H23
6
93人
0
事件数
H24
H25
検挙人員数
(平成 26 年上半期における検挙人員)
※危険ドラッグ供給者側を除いた人員
(対応)
・ 高度な成分分析機器を導入するなど薬物検査体制を整備し、未規制薬物を都
条例による指定薬物として迅速に規制していきます。
・
また、流行製品に加え、インターネット店舗を含む販売店舗の情報を把握す
るなど、ビッグデータ解析によるサイバー監視を拡充し、監視指導体制を強化
します。
・
さらに、専用の啓発サイトやインターネット等を活用した動画配信などによ
り、危険ドラッグの有害性について広く周知することで普及啓発の更なる強化
を図ります。
・
その他、警視庁における薬物鑑定体制の強化等や、小・中・高等学校におけ
る薬物乱用防止教室の実施など、全庁を挙げて危険ドラッグ撲滅に向けた取組
を強化していきます。
- 64 -
③
その他
○
高額所得者対策(都営住宅明渡指導等の適切な実施)
12百万円(14百万円)
(現状・課題)
・ 都は、真に住宅に困窮する都民に対し、都営住宅を提供するため、入居後の
収入増により、施策対象でなくなった高額所得者の明渡指導及び法的措置を実
施してきました。
・ 公営住宅法施行令の一部改正により、高額所得者の明渡基準となる認定所得
月額が従前より引き下げられましたが、一定期間の経過措置が設けられていま
した。
・
しかし、経過措置期間終了に伴い、平成26年度からは高額所得者が大幅に増
加しています。
《高額所得者の明渡基準となる認定所得月額の変更》
改正前
改正後(平成21年4月施行)
39万7千円
31万3千円
(対応)
・
経過措置期間終了に伴う高額所得者の大幅な増加に対し、平成26年度に引き
続き、住宅明渡指導や法的措置の規模を拡大し、適切かつ迅速に明渡しを促し
ます。
- 65 -
◎
①
事業
業別財務諸
諸表を活用した評価
障害
害者スポー
ーツセンター
ー(障害者 総合スポーツセンター・多摩障害者
者スポーツセ
センター )
○
≪
障
障害者のス
スポーツ・レクリエー
ーション活
活動の振興と社会参加
加の促進を
を図るた
めに
に設置され
れた施設で
であり、年間
間約38万人
人(平成25年
年度)の方
方に利用さ
されてい
ます
す。
平成
成25年度財
財務諸表 ≫
貸借対
対照表
行政コス
スト計算書
資
産
67.1 億円
億
負
債
2.0 億円
円
行政収
収支の部
行政収入
入
0.1 億円
円
0.1 億円
都債
定資産
固定
う
うち土地
47.9 億円
円
う
うち建物
18.9 億円
円
・
2.0 億円
正味財産
産
65.1 億円
円
行政費用
用
8.2 億円
円
うち人
人件費
うち物
物件費
うち減
減価償却費
3.0 億円
3.7 億円
0.9 億円
総資産に対
対する負債総
総額の割合
合が 3.0%となっており、負債への
の依存度が低
低い状態と
な
なっています
す。
≪
財務
務諸表から
ら読み取れる
る課題
資 産 分 析
・
建物の老
老朽化とニ
ニーズへの対
対応
建物
物老朽化率:62.5%
建
建物老朽化
化率は、都の
の建物平均
均(45.7%)を上回っ
っています
す。また、開
開設当初と
と
比べ
べて利用者
者ニーズが多
多様化して
ており、それらへ対応
応するため
めにも、計画
画通り改修
修
を進
進めていくことが求め
められます
す。
単位当たり分析
・
≫
指定管理
理者による
る運営
運用経
経費:2,179 円/利用者
本
本施設の運
運営は、公益
益社団法人
人東京都障害者スポー
ーツ協会が
が行っていま
ます。本施
施
設に
における平
平成25年度の
の利用者数
数は37.8万人
人(前年度
度比0.6万人
人増加)で、
、利用者1
1
人当
当たりのコストは2,1
179円となっ
っており、今後もサー
ービス向上
上とともに効
効率的な運
運
営が
が求められ
れます。
≪
平成
成27年度予
予算における
る課題への
の対応
○
≫
施
施設の大規
規模改修
◇ 障害者ス
スポーツセン
ンター改修
修工事(1.9
9億円)
・ 障害者
者スポーツセ
センター改
改修基本計
計画に基づき
き、障害者
者総合スポー
ーツセンタ
タ
ーでは工
工事の実施設
設計、多摩
摩障害者スポーツセン
ンターでは
は基本設計に
に着手し、
計画通り改修を進め
めていきま
ます。
・ 改修工
工事により、
、施設の老
老朽化に対応するとと
ともに、障
障害者スポー
ーツの競技
技
力向上に
に向けて、施
施設の機能
能を充実させるなど、多様化す
するニーズに
に対応して
て
いきます
す。
- 66 -
②
調布
布飛行場
○
≪
調
調布飛行場
場は、伊豆諸島への空
空の玄関口として、年
年間約6.9万
万人に利用
用(平成
25年
年度輸送実
実績)され
れているほか
か、防災・医療・消防の緊急活
活動などの
の拠点と
して
て、重要な
な役割を担っ
っています
す。
平成
成25年度財
財務諸表 ≫
貸借対
対照表
行政コス
スト計算書
資
産
151.3 億円
億
行政収
収支の部
負
債
10.5 億円
円
行政収入
入
1.7 億円
円
1.7 億円
都債
ち固定資産
うち
う
うち土地
138.0 億円
円
う
うち建物
6.1 億円
円
う
うち工作物
6.9 億円
円
・
10.0 億円
給与引当金
退職給
0.4 億円
正味財産
産
140.9 億円
億
行政費用
用
3.5 億円
円
うち人
人件費
うち物
物件費
うち減
減価償却費
0.5 億円
1.8 億円
0.5 億円
飛行場という特性上
上、広大な土
土地を有して
ていることから、総資
資産のうち、土地が約
9
9割を占めて
ています。
≪
財務
務諸表から
ら読み取れる
る課題
資 産 分 析
・
建
建物老朽化率:7.5%
建物等の
の維持管理
理
新
新ターミナ
ナルビルが完
完成したこ
ことにより、
、建物老朽
朽化率は7.55%となって
ており、都
都
の建
建物平均(
(45.7%)を
を大きく下
下回っています。今後
後も、計画
画的な維持補
補修などに
に
より
り、資産を
を適切に管理
理していく ことが求め
められます
す。
単位 当たり分析
・
≫
航空機の
の安全確保
保
運用経
経費:24,490
0 円/離着陸
行
行政費用は
は、新ターミナルビル
ルが完成したことに伴
伴い、減価
価償却費など
どが増加し
し、
前年
年度に比べ
べ微増となりました。 また、旅客機以外も
も含めた平
平成25年度の
の離着陸回
回
数は
は約1.4万回
回であり、離着陸1回
回当たりの
のコストは2
24,490円と
となりました
た。今後も
も
航空
空機の安全
全確保を第一
一とした運
運用をしつつ、コスト
ト縮減に向
向けた取組が
が求められ
れ
ます
す。
≪
平成
成27年度予
予算における
る課題への
の対応
○
≫
飛
飛行場施設
設・設備の改
改修
◇ 基本施設
設の改修等(1.0億円)
)
・ 誘導路
路など、飛行
行場の基本
本施設の改修
修等を行い
い、安全の確
確保を図り
ります。
◇ 設計調査
査等(0.5億
億円)
・ 運航の
の安全に不可
可欠な航空
空灯火の劣化度調査な
などを実施
施し、計画的
的な改修を
を
行ってい
いきます。
- 67 -
③
計量
量検定所・タクシーメ
メーター検
検査場
○
≪
計
計量の適正
正な実施を確保するた
ための機関
関として設置され、年
年間約30万
万件(平
成225年度)の
の検査等を実
実施してい
います。
平成
成25年度財
財務諸表 ≫
貸借対
対照表
行政コス
スト計算書
資
産
60.3 億円
億
負
債
42.7 億円
円
行政収
収支の部
行政収入
入
1.2 億円
円
1.2 億円
都債
うち
ち固定資産
うち土地
36.5 億円
円
うち建物
22.7 億円
円
うち重要物品
・
42.7
4
億円
正味財産
産
17.7 億円
円
0.9 億円
円
行政費用
用
4.5 億円
円
うち物
物件費
うち減
減価償却費
3.7 億円
0.2 億円
竹芝検査場
場の移転が平成 25 年 10 月に、計
計量検定所の
の移転が平成
成 26 年1月
月に完了し
た
たことにより、建物などの資産が
が増加しまし
した。
≪
財務
務諸表から
ら読み取れる
る課題
資 産 分 析
≫
建物
物老朽化率:20.6%
資産の維
維持管理
・
建
建物老朽化
化率は、移転
転に係る取
取組により、
、昨年度の
の老朽化率 (75.9%)か
から大幅に
に
改善
善しました
た。
・ 移
移転に伴い
い、重要物品
品老朽化率
率(51.7%)も、昨年
年度の老朽化
化率(92.4
4%)から改
改
善し
しましたが、中には都
都の重要物
物品平均老朽
朽化率(63
3.7%)を上
上回っている
るものもあ
あ
るこ
ことから、計画的に更
更新を行っ ていくこと
とが必要です。
単位当たり分析
・
適正な計
計量の実施
施
検査等
等費用:1,476
6 円/検査等
移
移転にあわ
わせて行った
た省エネ設
設備の導入などにより
り、維持管
管理コストの
の縮減を図
図
った
た一方、移
移転に伴う初
初期費用が
が発生したことにより
り物件費は
は増加し、行
行政費用は
は
4.55億円となり
りました。今後も、更
更なるコス
スト縮減に向
向けた効率
率的な運営が
が求められ
れ
ます
す。
≪
平成
成27年度予
予算における
る課題への
の対応
≫
○
計
計画的な備
備品の更新
◇ 検査装置
置の購入経費
費(0.1億円
円)
・ 経年劣
劣化が進んで
でいる検査
査装置の更新を計画的
的に行うこ
ことで、故障
障による業
業
務の中断
断を未然に防
防止し、行
行政サービス
スの円滑な
な提供につな
なげます。
○
建
建物維持管
管理の効率化
化
◇ 計量検定
定所・タクシ
シーメータ
ター検査場の
の建物維持
持管理(0.99億円)
・ 省エネ
ネ設備の導入
入効果によ
より、光熱水費の縮減
減を図り、 効率的な建
建物維持管
管
理を行っ
っていきます
す。
- 68 -
④
都立
立図書館(
(中央図書館
館・多摩図
図書館)
○
≪
都
都立図書館
館は、国際
際都市東京
京の広域的 ・総合的情
情報拠点と
として、東
東京の社
会、
、教育、文
文化などの発
発展に貢献
献しています
す。
平成
成25年度財
財務諸表 ≫
貸借対
対照表
行政コス
スト計算書
資
産
26.2 億円
億
負
債
25.2 億円
円
うち
ち有形固定資産 25.5 億円
円
うち
ち無形固定資産 0.3 億円
円
うち
ち重要物品
都債
退職給
給与引当金
行政収入
入
0.4 億円
円
15.9 億円
行政費用
用
9.3 億円
20.9 億円
円
0.3 億円
円
正味財産
産
1.0 億円
円
・
行政収
収支の部
うち人
人件費
8.5 億円
うち物
物件費
10.3 億円
うち減
減価償却費 1.3 億円
資産のうち、無形固
固定資産とし
しては自館作
作成出版物の著作権を
を、また、重
重要物品と
の精密な複製
製本などを保
保有していま
ます。
しては中世ヨーロッパの手稿本の
≪
財務
務諸表から
ら読み取れる
る課題
資 産 分 析
・
建物の維
維持管理と
と図書収蔵力
力の確保
建物
物老朽化率:65.8%
建
建物老朽化
化率は、都の
の建物平均
均(45.7%)を上回っ
っていると ともに、2館合計の
の
図書
書収蔵能力
力(311万冊
冊)に対して
て、平成25年度末の蔵書数は3307万冊に達
達し、図書
書
収蔵
蔵力の拡大
大が急務とな
なっていま
ます。そのため、平成
成28年度に
に予定してい
いる多摩図
図
書館
館の移転を
を計画通りに
に進めてい
いくことが求
求められま
ます。
単位当たり分析
・
≫
業務委託
託の活用
運
運用経費:262
2 円/冊
大
大規模な図
図書館業務を
を効率的に
に運営していくために
に、レファ レンスサー
ービスなど
ど
の基
基幹業務に
については専
専門性を持
持った司書が担い、資
資料出納な
などの委託が
が可能な業
業
務に
については
は業務委託化
化を進めて
ています。また、資料
料整理に係
係る経費から算出した
た
蔵書
書(図書)1冊当たり
りのコスト
トは、前年度
度(268円)
)に比べ、 減少しました。今後
後
も引
引き続き、より低コス
ストで質の
の高いサービ
ビスを提供
供していきま
ます。
≪
平成
成27年度予
予算における
る課題への
の対応
≫
○
図
図書収蔵力
力の確保
◇ 多摩図書
書館の移転改
改築に伴う
う経費(12.7億円)
・ 多摩図
図書館の移転
転改築によ
より、図書収
収蔵力の拡
拡大を図りま
ます。
○
運
運営の効率
率化の推進
◇ 都立図書
書館の管理運
運営(12.88億円)
・ 資料の
の整理業務や
やデータの
の維持管理
理、企画展示
示の運営な
などを補助す
する専門性
性
の高い非
非常勤職員を配置し、 体制の見直しを行う
うことで、 サービスの
の向上を図
図
りつつ運
運営の更なる
る効率化を
を進めていき
きます。
- 69 -
(2)自律的経費評価
○
映像伝送装置の更新(更新方法の比較)
8百万円(6百万円)
(現状・課題)
・ 映像伝送装置は、災害現場の状況を動画でリアルタイムに本部などに向けて
伝送し、災害現場映像を視覚情報として共有できる装置です。
・
この情報共有により、現場活動に対してより具体的な支援や適切な部隊運用
などが可能となっています。
・
現在、伝送装置は、ビデオカメラとパソコンを使用していますが、配置して
いる全11台について、耐用年数を迎えることから更新の時期となっています。
(対応)
・ 映像伝送装置の更新に当たり、新たにスマートフォン型をリースして更新す
る場合と、現行のビデオ・パソコン型の機器買替えにより更新する場合とで、
一年度当たりのコストを比較し、縮減効果を検証しました。
・
導入経費は、既存のビデオ・パソコン型の方が低くなりますが、運用経費を
考慮したトータルコストではスマートフォン型のコストの方が低くなります。
《更新方法におけるコスト比較(発生主義による試算)》
(単位:百万円)
区
分
スマートフォン型 ビデオ・パソコン型
(リース)
(購入)
差
引
導入経費
4.6
3.7
0.9
運用経費
3.7
5.6
△1.9
合
8.3
9.3
△1.0
計
・
また、スマートフォン型にすることで、セキュリティの強化をはじめ、連続
使用時間の延長、防塵や防水等の耐久性が優れるなど、災害現場での活動に大
きな改善が図られます。
・
これらのことを踏まえ、平成27年度にスマートフォン型に一括更新します。
- 70 -
○
建築物における液状化対策の推進(周知方法の見直し)
0.1 百万円(0.5 百万円)
(現状・課題)
・ 現在、都市整備局では、液状化ポータルサイトを平成26年度に開設し、建築
物の建て主が液状化対策を進めていく上で必要となる地歴データなどの情報に
ついて、Web上で公開しています。
・ また、都民に対しても液状化対策の重要性について広く周知していくため、
区市町村の窓口などを通じて啓発用リーフレットの配布を行っています。
(対応)
・ 今後、更なる周知を図るため、窓口などの配布に加え、啓発用リーフレット
を液状化ポータルサイトで公開します。
・
これにより、情報入手の多様化を図り、都民の利便性を向上させるととも
に、啓発用リーフレットの発行部数を見直し、印刷経費の縮減を図ります。
○
資料作成方法の切り替え(政治団体名簿の作成)
-(0.2 百万円)
(現状・課題)
・ 政治団体名簿は、収支報告書の公表時等における都民や関係機関からの問い
合わせなどに的確に対応していくために、毎年12月末日時点で作成され、都選
挙管理委員会のほかに、各区市町村や支庁の窓口において閲覧されています。
・
政党支部や資金管理団体をはじめとする各団体に関する情報を掲載すること
により、政治活動の公明と公正を確保し、民主政治の健全な発達に努めていま
す。
(対応)
・ これまで、都において紙媒体として作成し、各区市町村や支庁に配付してい
た政治団体名簿について、電子媒体に切り替えることにより、作成費用などの
経費の削減を図ります。
- 71 -
(3)施設整備評価
○
立川駅南口58街区東京都・立川市合同施設(仮称)(合同施設への集約化)
16 百万円(-)
(計画検討)
・ 老朽化と狭あい化が著しい労働相談情報センター国分寺事務所などと東京し
ごとセンター多摩の移転改築について検討しました。
・
労働相談情報センターについては、地域の労働問題への対応を強化し、新た
な事業展開や既存サービスの拡充に向けた執行体制を確保することが求められ
ています。
・
また、東京しごとセンター多摩については、多摩地域における求職者の就業
ニーズや企業の人材ニーズに的確に対応することが求められています。
(対応)
・ 多摩地域の雇用状況を踏まえた各種サービスの充実等を図るため、交通の結
節点である立川に、労働相談情報センター国分寺事務所などと東京しごとセン
ター多摩とを併せた拠点施設を整備し、多摩地域における総合的な雇用就業施
策を推進していきます。
○
大森消防署馬込出張所・馬込家族待機宿舎(待機宿舎併設を伴う移転改築)
39 百万円(-)
(計画検討)
・ 狭あい化が著しい大森消防署馬込出張所の移転改築について検討しました。
・
現出張所の敷地は狭あいで現地改築が困難なことから、馬込家族待機宿舎に
隣接する都有地を、出張所の移転先用地とすることにより、現待機宿舎と一体
的な改築が可能となります。
(対応)
・ 両施設を一体的に改築し併設させることにより、防災拠点としての機能強化
などを図っていきます。
・
また、事業用地については、既存の都有地を活用することで、コストの縮減
が可能となります。
- 72 -
(4)情報システム関係評価
○
民間住宅供給助成システム(システムの再構築)
48 百万円(20 百万円)
(システム概要)
・ 東京都優良民間賃貸住宅等利子補給助成制度要綱などに基づいて支出する利
子補給額を計算、管理し、予算や決算などの業務を効率的に行うためのシステ
ムです。
(課題)
・ システム稼働から12年が経過しており、法改正に伴う要綱の変更などに対応
できない部分が生じています。
・
このため、対応できない部分については、別途作業を委託により実施してお
り、新たに運用委託に係る経費が発生しています。
(対応)
・ システムを再構築し、法改正による要綱の変更などに対応した機能を搭載す
ることで、システムの改善を図っていきます。
・
また、これにより、運用委託に係る経費が縮減されます。導入経費と運用経
費を複数年度にわたって比較検証すると、再構築を図った方がトータルでコス
トを縮減することができ、後年度の負担軽減が見込まれます。
《システム再構築の経費比較(試算)》
再構築前
区
分
導
入
経
費
運
用
経
費
(7か年計)
合
計
(単位:百万円)
再構築後
差
引
-
46
46
79
32
△48
79
77
△2
- 73 -
(5)監理団体への支出評価
○
人権啓発情報誌発行事業(デイジー版の作成)
4百万円(4百万円)
(現状・課題)
・ 都民の人権意識の高揚を図るため、都は、公益財団法人東京都人権啓発セン
ターが行う、人権啓発情報誌「TOKYO人権」の発行事業を支援してきまし
た。
・
当該情報誌では、東京都人権プラザの企画展と連携して特集を組むなど時宜
に適った人権課題を取り上げ、計4回、各回約13,000部を作成し、人権に関す
る情報を広く都民に提供してきました。
・
こうした中、人権意識の更なる高揚を図っていくため、人権課題を的確にと
らえたテーマ設定や、当該情報誌へのアクセス機会の増加を図ることが課題と
なっています。
(対応)
・ 引き続き的確なテーマ設定に努めるとともに、新たにデイジー版(視覚障害
者向けデジタル録音規格)を作成するなど、当該情報誌のアクセス機会の増加
を図ります。
(6)報告団体への支出評価
○
集油船運営補助(廃油回収補助の終了)
-(15 百万円)
(現状・課題)
・ 東京港において、集油船「えど」による船舶廃油回収事業を東京港埠頭株式
会社の自主事業として実施しており、人件費などの固定費の一部を都が支援し
てきました。
・ 近年、船舶機関の技術進歩による廃油の減少など、廃油回収事業へのニーズ
が減少してきています。
・
また、東京湾内に船舶の廃油回収を行っている民間事業者が存在していま
す。
(対応)
・ 船舶廃油回収事業を都として継続して提供する意義は小さく、終了しても影
響が少ないものと認められることから、集油船運営補助については廃止しま
す。
- 74 -
(7)執行体制の見直しを伴う事業評価
○
中央図書館の運営(非常勤職員の活用)
343百万円(326百万円)
(現状・課題)
・ 広範な資料の閲覧サービス及び調査研究への支援を行うため、図書約188万
冊、雑誌約7,000種、新聞約1,000種を所蔵し、レファレンスサービスなどの各
種図書館業務を行っています。
・
図書等資料の整理業務やデータの維持管理業務などとともに、年間約14.9万
件にのぼる選定判断や質問回答に適切に対応するため、より一層効率的な執行
体制の構築が必要です。
(対応)
・ 常勤職員が、選定判断や質問回答、窓口業務といった専門性の高い業務に専
念し、図書館サービスの向上を図るため、図書など資料の選定・収集や企画展
の開催、協力貸出などの業務を補助する非常勤職員を活用します。
・
非常勤職員を活用することにより事業費は増加するものの、人件費の縮減に
よってトータルでは年間約3百万円のコスト縮減が可能となります。
《図書選定等業務の非常勤活用前後のコスト比較(発生主義による試算)》
(単位:百万円)
区
非常勤活用後
非常勤活用前
差
引
人
件
費
-
23
△23
事
業
費
21
-
21
計
21
23
△3
合
・
分
効率的な図書館運営体制の構築により、図書館サービスの向上を図っていき
ます。
- 75 -
(8)監査結果に基づき見直しを図る事業評価
○
印刷物契約の見直し(印刷物作成委託の発注方法の見直し)
4百万円(4百万円)
(現状・課題)
・ 生活文化局では、旅券申請案内に係る印刷物を作成し配布していますが、印
刷物に係る契約を2回に分けたことにより、1回目は随意契約、2回目は競争
入札となっていました。
・
印刷物の内容が同一であり、配布先の一部も同一であることから、1回にま
とめて競争入札とすべき契約であり、結果として契約金額が過大となっていま
した。
(対応)
・
印刷物の契約に係る年間スケジュールを策定して計画的に発注することで、
印刷物の作成を適正に行い、経費の縮減を図ります。
(9)PPP(官民連携)手法を検討した事業評価
○
民間主体との協働による緑地保全モデル事業(協働事業の実施)
16百万円(4百万円)
(現状・課題)
・ 約27haの緑豊かな都有地(八王子市川町)を、都は、これまで外周部の草刈、
支障木の剪定・伐採などの緑地管理を実施してきました。
・ ホトケドジョウやゲンジボタルなどの希少種も多数生息している緑豊かな本
都有地について、今後、効率的な管理手法の検討を進めていく必要がありま
す。
(対応)
・
樹林地の特性を活かした効果的な事業を実施していくために、民間の資金や
ノウハウを活かした協働事業を展開していきます。
・
具体的には、都と民間団体との間で締結された協定をもとに、都は緑地の基
礎的な整備を行う一方、民間団体は緑地保全事業及び普及啓発事業に係る企
画・立案を行い、自然環境の魅力を活かした効果的な事業を実施していきま
す。
・
協働事業により、従来、都が負担していた維持管理経費の削減が図られると
ともに、本都有地の特性を活かした自然環境保全に関する普及啓発活動が可能
となります。
・ 今後、本都有地内に環境体験学習拠点を整備し、体験学習を通じた自然環境
の魅力や生物多様性の重要性を学習できる環境を整えるなど、良好な緑地の維
持管理・活用に向けた取組を実施していきます。
- 76 -
《大規模プロジェクトなどの全体計画》
○
平成 27 年度から実施する事業のうち、複数年度にわたり大きな財政負
担を伴う以下の事業について、事業評価の一環として、目標や後年度の財
政負担など、その全体計画の概要を公表します。
谷沢川分水路(仮称)の整備
◇ 目
標
時間最大雨量 75mm に対応するため、谷沢川のバイパスとして「分水路」
を整備し、洪水の一部を分流し流下能力を向上させることで、近年頻発す
る集中豪雨による水害の軽減を図ります。
◇ スケジュール
平成 27 年度に基本設計を行い、河川整備計画策定などの手続きを進め
ながら早期の工事着手、36 年度の整備完了を目指します。
◇ 総事業費
0188 億円(27 年度予算額
※
0.6 億円)
総事業費などは、いずれも現時点での見込みです。
- 77 -
8 平成26年度最終補正予算(案)
Ⅰ 補正予算編成の基本的考え方
○
都税収入の増などへの対応を図るとともに、現時点で執行しないことが明らかな
不用額の精査などを行うことで財源を確保し、将来の財政需要への備えとして基金
に積み立てます。
○
この他、都民生活に関わる必要な事項について、所要の経費を計上します。
Ⅱ 財 政 規 模
(1)補正予算の規模
区 分
今 回 補 正
一 般 会 計
401億円
6兆6,900億円 6兆7,301億円
特 別 会 計
240億円
4兆2,694億円 4兆2,934億円
公営企業会計
―
2兆4,097億円 2兆4,097億円
641億円
計
計
既 定 予 算
13兆3,691億円
13兆4,332億円
(2)補正予算の財源(一般会計)
今回補正
一般財源
都税
特定財源
地方譲与税 国庫支出金
繰入金
都債
繰越金
その他
億円
億円
億円
億円
億円
億円
億円
億円
401
520
311
△86
△204
△620
396
84
- 79 -
Ⅲ 平成26年度最終補正予算の内容
① 歳入の確保(268億円)
○ 都税
520億円
雇用・所得環境の改善や、企業収益が堅調に増益を維持したことなどにより、
3年連続の増収となります。
【都税収入の状況】
区 分
都
税
平成26年度
最終補正後
平成26年度
当初予算
4兆7,218億円 4兆6,698億円
8,611億円
増 △ 減
520億円
8,353億円
258億円
法人二税
1兆6,306億円 1兆6,124億円
182億円
そ
2兆2,301億円 2兆2,222億円
80億円
個人都民税
の 他
○ 地方譲与税
311億円
○ 繰越金
396億円
○ その他の歳入
△959億円
歳出不用額の精査に伴う歳入の減や、事業進捗などに伴う歳入の増を補正します。
- 80 -
② 歳出の精査(△1,732億円)
○ 予算の執行状況の精査
△2,259億円
予算の執行状況の総点検を行い、現時点において不用額となることが明らかな事
項などを精査します。
・ 給与費の精査
・ 契約差金、補助金の交付実績の減 など
○ 税収増などに伴う義務的な経費
527億円
・ 税連動経費(区市町村への交付金など)の増
・ 財政調整基金への義務積立
・ 国庫支出金返納金
③ 基金の積立(①-②)(2,000億円)
歳入の確保(268億円)及び歳出の精査(△1,732億円)により生み出された財源
(2,000億円)を、今後対応が必要な財政需要への備えとして、社会資本等整備基
金へ積み立てるとともに、新たに防災街づくりのための基金を創設します。
○ 社会資本等整備基金
1,000億円
今後増大が見込まれる社会資本ストック維持・更新経費への備えとします。
○ 【新規】防災街づくり基金(仮称)
1,000億円
都民の安全・安心を守る防災対策(木密対策、耐震対策)を着実に進めるための
基金を創設します。
- 81 -
④ その他補正が必要な事項(133億円)
○ 旧知事公館の売却収入
44億円
旧知事公館の売却収入を、延遼館の復元工事に係る経費の財源として積み立てま
す。
○ 国基金の創設、追加交付など
国基金の創設、追加交付に伴う積立及び事業化を行います。
49億円
(創設)
・ 再生可能エネルギー等導入推進基金
地域の避難所等への再生可能エネルギーなどの導入を推進するための基金を
創設
(追加交付)
・ 緊急雇用創出事業臨時特例基金
・ 消費者行政活性化基金
○ その他執行が必要な事項に対する補正
・ 災害復旧事業 など
41億円
* 詳細が明らかでない国の経済対策については、国の動向を見ながら、別途対応
をいたします。
特別会計の補正
○ 特別区財政調整会計(税連動)
4億円
○ 地方消費税清算会計(税連動)
236億円
- 82 -
< 付 属 資 料 >
- 83 -
平成 27 年度予算編成方針
我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善傾向が続く中で、景気は緩
やかな回復基調が続いている。しかしながら、平成 26 年4月以降のGDPは2
四半期連続のマイナス成長となるなど、足元の個人消費に足踏み感が見られる
上、海外経済の下振れリスクなども踏まえると、今後の景気動向には引き続き
注視が必要である。
現下の社会経済情勢の下、2020 年のオリンピック・パラリンピック開催を控
え、世界から注目されている東京は、成熟社会の範となる新たな大都市モデル
を構築するとともに、日本全体の発展を強力に牽引していくことが求められて
いる。
そのため、史上最高のオリンピック・パラリンピック開催に向けた準備をは
じめ、急速に進行する少子高齢化や社会資本ストックの維持・更新への対応、
東京の活力を支える経済の活性化、都市防災力の強化など、多岐にわたる重要
課題に対し、高い戦略性を持ってスピーディーに政策を推し進めていかなけれ
ばならない。
一方、歳入の根幹を成す都税収入は、現在は堅調に推移しつつあるものの、
元来、景気変動の影響を受けやすい不安定な構造にある上、地方法人課税にお
ける更なる不合理な見直しの動向など、都の財源を更に減少させる懸念もあり、
都財政の先行きは全く予断を許す状況にはない。
こうした歳入歳出両面における課題を抱える中、今、都がなすべきことは、
今後の都政の羅針盤となる「東京都長期ビジョン」を基軸として、
「世界一の都
市・東京」の実現に向け、問題の本質を捉えた政策を積極的に展開することで
あり、同時に、それらの政策の着実な実施を可能とする、強靭で弾力性の高い
財政基盤を確保していくことである。
そのため、中長期的な視点に立って、都債の計画的な活用を図るとともに、
今後の膨大な財政需要に対して今から手立てを講ずるべく、戦略的に基金を活
用していく。併せて、事業全般について、見直しや再構築を含めて厳しく検証
することで、効率性や実効性を向上させ、施策の新陳代謝を促進していく。事
業評価については、これまで加えてきた創意工夫に、新たに官民連携手法によ
る事業実施の可能性を検討するなど、事業検証機能の一層の進化を図る。
こうした取組を不断に行うことで、都の自己改革力を一段と向上させ、将来
にわたって安定的な財政対応力を堅持するとともに、東京の持続的発展と都民
福祉の一層の向上に向け、山積する諸課題に積極果敢に取り組んでいく。
- 85 -
平成 27 年度予算は、
「東京を『世界一の都市』へと飛躍させる予算」と位置
づけ、
2020 年とその先の明るい未来に向けて積極的な施策構築を図り、大会終了
1
後も将来に引き継がれるレガシーを創造するべく果敢な事業展開を行うこと
2
都民福祉の充実による生活の質の向上や、日本を牽引する経済の活性化な
ど、都民一人ひとりが安心して豊かに暮らせる社会の早期実現を図ること
3
施策の見直しによる都政改革の推進と、中長期を見据えた財源措置により、
戦略的かつ安定的な政策展開を支える財政基盤を構築すること
を基本として、下記により編成することとする。
記
1
史上最高のオリンピック・パラリンピック開催に向けた準備をはじめ、急
速に進行する少子高齢化や社会資本ストックの維持・更新への対応、東京の
活力を支える経済の活性化、都市防災力の強化など、目指すべき東京の将来
像を実現するための施策に財源を重点的に配分する。
「東京都長期ビジョン」の平成 27 年度事業費については、確実に計上する。
2
都の行う全ての施策について、制度や事業の根本に立ち返り、必要性や有
益性、執行体制や将来への影響等を厳しく検証し、スクラップ・アンド・ビ
ルドの視点を徹底させ、必要な見直し・再構築を行った上で、所要額を計上
する。
経費の計上に当たっては、最少のコストで最大のサービスを目指し、これ
まで以上に創意工夫を凝らすとともに、過去の決算や執行状況を徹底的に分
析・検証し、事業の評価や実績を踏まえたものとする。
なお、事業評価については、関係部局と連携した取組や、新たな公会計手
法を用いたコスト分析の活用など、これまで進めてきた取組を徹底する。併
せて、施設の新築・改築・運営などにおいて民間の活用を含めた最適な事業
運営手法を検討するなど、更なる進化を図る。
- 86 -
(1) 経常経費のうち、自律的経費の計上については、各局の責任において見直
し・再構築を行い、十分に精査する。それ以外の経費についても、前項の趣
旨に則った精査を行う。
(2) 投資的経費については、重点的かつ計画的な事業量確保と事業執行の平準
化を図っていく。
施設建設等については、「主要施設 10 ヵ年維持更新計画策定指針」の趣旨を
踏まえ、事業のあり方、必要性などを検証するとともに、手法やコストなど
を改めて十分精査した上で、所要額を計上する。
なお、民間活力の活用を積極的に図ることなどにより、建築・土木コスト
の適正化に努める。
3
職員定数については、引き続き効率的な執行体制の整備のため必要な見直
しを行うとともに、
「東京都長期ビジョン」に掲げる事業等に的確に対応する
ため必要な体制・人員を措置する。
4
監理団体については、指定管理者制度の導入や公益法人制度改革など、団
体を取り巻く環境が変化する中で、その存在意義を検証し、あり方や事業に
ついて不断の見直しを行うとともに、経営の効率化、自立化の促進及び都と
監理団体との役割分担の観点から、補助及び委託の内容、方法など必要な見
直しを行った上で所要額を計上する。
また、監理団体以外の団体に対する財政支出についても、事業評価の取組
などを通じ、内容や方法など必要な見直しを行った上で所要額を計上する。
5
区市町村に対しては、地方分権を推進する観点から、役割分担を一層明確
化し、区市町村の自主性・自立性の更なる向上を図る視点に立って、補助金
の整理合理化、補助率の適正化、統合・重点化等の見直しを積極的に図る。
6
都税については、今後の経済動向等を的確に見通した上で、税制改正によ
る影響等を含め、年間収入見込額を計上する。
7
都債については、世代間の負担の公平を図る観点から、投資的経費等の財
源として適切に活用する。
8
基金については、税収動向などを勘案しながら中長期的な視点に立って適
切な活用を図る。
- 87 -
9
国庫支出金については、積極的な確保に努めることとし、国の予算編成の
動向を踏まえ、年間内示見込額を計上する。
10
使用料及手数料については、受益者負担の適正化を図る観点から見直しを
行い、都民生活への影響等にも配慮しつつ、所要の改定を行う。
11
特別会計(準公営企業会計を含む。)については、一般会計と同一の基調に
立って、過去の決算や執行状況、事業効果などを踏まえた評価を行うととも
に、会計設立の趣旨などを改めて検証した上で、所要額を計上する。
- 88 -
使用料・手数料の改定等
1 改定等の趣旨
使用料・手数料は、基本的に、サービスと受益が明確に対応するような事務事業に
関し、住民間の負担の公平を図る観点から、コストを負担していただくものです。
このため、以下の考え方により、使用料・手数料の料額の改定及び新設を行います。
2 改定等に当たっての考え方
① 原則として2年以上改定を行っていないものを調査し、改定の対象とします。
② 料額は、原価を基本としつつ、国や他団体、類似施設の料額などを勘案しながら
設定します。
③ 現行料額と原価との間に著しい乖離が見られる料額については、倍率 1.5倍を限
度として改定を行います。
3 対象条例等の数及び影響額(一般会計)
区
分
料額の改定
料
合
額
の
対象条例等の数
影響額(億円)
初年度
平年度
原価との均衡
を図るもの
7
△ 0.1
△ 0.1
国 の 基 準
によるもの
1
△ 2.6
△ 2.6
設
5
0.6
0.6
計
13
△ 2.1
△ 2.1
新
* この他に、準公営企業会計で1条例の改定を行います。
- 90 -
4 主な改定等項目
(1)料額を改定するもの
① 原価との均衡を図るもの
○ 都立公園の土地の使用料
日比谷公園(1㎡・月額)
上野恩賜公園(1㎡・月額)
10,045円 →
9,984円
1,774円 →
1,748円
1,410円 →
1,396円
551円 →
539円
○ 海上公園の土地の使用料
お台場海浜公園(1㎡・月額)
大井ふ頭中央海浜公園(1㎡・月額)
○ 健康安全研究センターの試験検査手数料
食品衛生試験
定性分析(特に複雑なもの)
20,700円 → 27,500円
培養検査
レジオネラ検査(冷却塔水、その他)
27,900円 → 41,300円
② 国の基準によるもの
○ 運転免許などに関する手数料
更新時講習(優良運転者)
普通自動車免許試験(指定教習所卒業)
600円 →
500円
1,800円 →
1,750円
(2)料額を新たに設けるもの
○ 谷中霊園の立体埋蔵施設使用料
第四区(1箇所)
542,000円
○ 弁当等移動販売業に関する手数料
許可申請
8,800円
許可済証交付申請
1,400円
- 91 -
平成26年度事業評価
凡例
Ⅰ 事後検証による評価【公表対象200件】
団 : 監理団体等が関係する事業
特 : 特別会計(準公営企業会計を含む)の事業
歳 : 歳入に着目した事業
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
1 見直し・再構築(87件)
(1) 運営の方法や主体(43件)
1
地域における「こころの東京革
命」の推進
東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた新たな行動
プランに基づき、大人自らの行動を手本として子供を育てて
いくための講座を展開し、親を通じて子供の規範意識を醸成
2
若者の非社会的行動に係る対策事
業
東京都若者総合相談「若ナビ」の運営委託において、契約手
法を変更し、総合評価入札方式を導入して、外部有識者も含
めた審査会において評価を行うことで、経費の適正化と合わ
せて業務の質を向上
3
少年非行問題に関する啓発イベン
トの開催
これまで啓発イベントと人材育成セミナーを実施していた
が、それぞれが一定の成果を上げてきたことから、取り上げ
るテーマなどについて見直し、一本化することで、経費を縮
減
4
ネット・ケータイヘルプデスクの
運営・活用
委託業者の変更により電話番号が変更されることがないよ
う、相談を受け付ける電話番号にナビダイヤルを導入
5
帰宅困難者対策ガイドラインの印
刷
ホームページへの掲載を継続するとともにTwitterなどの活用
によりホームページへの誘導を強化し、印刷部数を精査
6
コンビニエンスストア収納事務
クレジットカード収納の対象税目及び対象期間の拡大による
影響を踏まえて収納件数を精査し、引き続き円滑な運用を推
進
7
管理事務
局ホームページにおけるコンテンツ・リニューアルなどの改
修をすることにより、都民の利便性を向上
8
「ヒヤリ・ハット」調査
今までの調査について整理し、商品・サービスに関する事故
を未然に防ぐため、事故の未然防止から事故発生後の実態把
握までを一体的に構築
9
スポーツイベント等の開催
スポーツ実施率向上に向け、スポーツイベントの改廃も含め
た見直しを実施することにより、経費を縮減
10
防災まちづくりの気運醸成
木造住宅密集地域における不燃化をより一層推進するため、
先進事例の紹介や各地区の取組効果などをテーマにしたシン
ポジウムを開催することで、防災まちづくりに向けた住民の
取組意識を向上
11
耐震マーク表示制度
交付手続きの柔軟な運用を検討し、申請者の利便性向上を図
るとともに、耐震マークの普及啓発に向け、引き続き区市町
村や関係団体と連携して、対象建築物への交付を推進
- 92 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
12
債務負担行為により歳出化された事業を着実に進め、事業終
都営住宅スーパーリフォーム事業 了に向けて取組を実施
団 特
13
化学物質適正管理制度の新たな展
開
大気環境の更なる改善のため、学識経験者からなる検討会を
活用し、健康リスクの高いことが確認できた化学物質の追加
など、化学物質適正管理制度の見直しを実施
14
自然公園の管理(奥多摩ビジター
センター)
平成22年度から指定管理者制度のもと管理を行ってきた奥多
摩ビジターセンターについて、引き続き、サービスの向上と
効率的な管理運営を図るため、指定管理者を更新
臨床現場におけるニーズの高い各種がんの効果的な診断法な
どの早期実用化を図るため、今後も企業や病院などとの連携
により開発された診断法を活かし、より適正な治療につなが
団 る研究を推進
15
がん総合的高次研究の推進
16
救急専門医等養成事業(小児)
専門的研修を継続的に実施し、救急医療全体の向上を図ると
ともに、事業を精査することにより、経費を縮減
17
東京都福祉人材センターの運営
福祉人材対策の充実を図るため、新たに転職者向けフォーラ
ムを開催するとともに、実績をもとに経費を縮減すること
で、効率的な施策を展開
18
在宅医療サポート介護支援専門員
の養成
医療と介護の連携を図ることのできる介護支援専門員の養成
目標を達成する見込みであること及び介護支援専門員の研修
カリキュラムが見直される予定であることから、事業を終了
19
介護保険施設の運営
施設の老朽化に伴い、都の直営介護保険施設を廃止するとと
もに、民間の創意工夫を活かした民設民営施設に転換するこ
とで、サービスを向上
20
生涯を通じた女性の健康支援事業
働く妊娠適齢期世代をターゲットとした、フリーペーパーに
よる広報記事の制作と掲載について、契約手法や規模を見直
すことにより、経費を縮減
21
虐待防止支援モデルプランの開発
モデル事業として取り組んだ成果や課題を取りまとめ活用し
ていくことで、増加している虐待の対応に加えて、虐待未然
防止策をより一層推進
22
里親支援機関事業
実績やアンケートに基づき里親支援機関の実施メニューを精
査し、ニーズの高い事業に重点化することにより、里親支援
を強化
23
障害者グループホーム等利用者単
身生活移行モデル事業
障害者が地域の一般住宅で自立した生活を送ることができる
よう支援するモデル事業において、一定の成果を得たため、
障害者施策推進区市町村包括補助事業の補助メニューを拡大
し、区市町村による障害者の単身生活移行支援の取組を推進
24
障害者就労支援協議会(スキル
アップ研修(中堅研修))
区市町村障害者就労支援センターに加え、近年増加している
就労移行支援事業所の職員のスキルアップに向け、「障害者
就労促進パートナーシップ事業」と統合・再構築すること
で、就労支援機関の支援力向上に資する研修等の機会を提供
25
結核対策特別推進事業
結核対策事業をより効率的に行うため、局内他部も含めた事
業執行体制の精査を行い、実績に応じて契約を変更すること
で、経費を縮減
26
看護師採用対策の推進
優秀な人材を確保し、質の高い医療を提供するため、地方で
の選考回数や就職説明会への参加回数を増やすなど、採用P
R活動を強化し、受験者数の水準を維持
特
- 93 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
都立病院の収入を確保することで安定した病院経営を行い、
患者間の公平を確保することを目的として、未収金回収専門
員の配置や弁護士活用など、未収金の縮減と債権管理を行う
特 ための取組を引き続き強化
27
未収金対策の強化
28
都内中小企業とデザイン系学部を持つ大学の学生が共同で商
産学連携デザインイノベーション 品開発する機会を提供しているが、多数の商品化事例を輩
事業
団 出、各大学にノウハウが蓄積されたため、事業を終了
29
アジアからの旅行者誘致事業
30
多摩島しょ観光PR事業
31
ウェルカムボードの設置等
平成25年度に実施した成果指標(KPI)を用いた海外市場
動向に関する効果測定調査結果に基づき、個々の市場特性に
応じた効果的な施策を実施
団
豊かな自然を有する多摩や島しょ地域の誘客促進に向け、近
年、旅行情報の入手手段として利用されているSNSなどを
有効活用し、より情報伝達力の高い手段で認知度を向上
訪都外国人旅行者に対する、歓迎の意を表すメッセージや観
光情報の発信手段をより訴求力のあるものにすることで、旅
団 行者の利便性や満足度を向上させ、再来訪意欲を醸成
32
沖ノ鳥島総合対策
国の取組が進展してきたことから、過去の実績や課題を踏ま
え、操業支援・種苗放流事業は終了し、貴重な海洋資源に恵
まれている可能性のある周辺海域の調査・監視及び都民への
普及啓発活動を重点的に実施
33
非正規労働者雇用環境整備促進企
業の支援
多様化する都民ニーズに対応するため、従来のパターン化し
た事例集を廃止し、ホームページを活用した事例発信を強化
34
第3次交差点すいすいプラン
土地利用状況などの変化に伴い、新たに渋滞が発生している
交差点を加えた「第3次交差点すいすいプラン」を策定し、
局所的渋滞対策を推進
35
ガイドサービス運営事業
実績を踏まえ、貸出端末の台数などを精査することで、事業
運営経費を縮減
団
36
ガイドサービス構築事業
利便性が高く、より多くの都民が利用可能なガイドサービス
を構築するため、サービスの形態を検討し、汎用性の高いガ
イドサービスの仕組みを構築することで、利用者サービスを
向上
37
採用試験等
試験規模をより適切に設定するとともに、過去の実績を踏ま
え、試験委員数の精査等を行い、報償費などの経費を縮減
38
東京教師道場
教員の授業力の向上及び他の教員を指導する資質・能力を育
成する東京教師道場について、受講生を安定的に確保するた
め、実態や要望に応じて研修運営や研修内容を改善
39
言語能力向上推進事業
児童生徒の言葉による発信能力を向上させるため実施する本
事業について、拠点校数などの見直しを行い、経費を縮減
40
校庭芝生化に関する広報・普及啓
発
一定程度周知がなされた芝生化事業について、今後、より
ターゲットを絞った情報提供が求められるため、個別の課題
などに対応できるような広報・普及啓発を重点的に実施
東京都教育委員会人材バンク事業
直営業務のうち、人材情報提供業務等を委託化し、本事業に
係る登録・紹介業務の窓口を一本化することで業務の効率化
及び事業費の削減を図るとともに、過去の実績などを踏まえ
て既存の委託業務の内容や規模の見直しを実施
41
- 94 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
42
43
一般用務職が実施している業務の一部を見直し、経験豊富な
専務的非常勤にすることで、運営体制を効率化
一般用務職に係る業務
食育事業
都民が食に関する知識を習得し、食を選択する力を育むとと
もに、健全な食生活を実践することができるよう、生鮮食料
品などの流通現場で得る様々な情報や体験の機会を提供し、
特 市場ならではの食育を推進
(2) 支援のあり方(24件)
44
「ふくしま⇔東京キャンペーン」
の展開
これまでの実績等をもとに、経費の見直しを図るとともに、
新たな民間団体・企業等との連携を広げていくなど、より効
果の高い手法を用いたキャンペーンを展開し、福島県の一日
も早い復旧・復興を支援
45
駅前滞留者対策事業負担金
各区市において取組が進み出しており、一定程度の成果が上
がったことから本事業を終了
46
東京都地域スポーツクラブ設立支 域密着化など、各種課題を得ることができたため、課題解決
に向け事業の効果検証を実施し、全区市町村において地域ス
援協議会の運営
団 ポーツクラブの設置を一層支援
47
特別緑地保全地区指定促進事業
特別緑地保全地区指定促進のため、区市町村の土地買取費用
の一部を補助していくとともに、「緑確保の総合的な方針」
の改定に合わせ、特別緑地保全地区の指定を通じて貴重な緑
の保全を一層推進
48
堆積土砂排除事業補助
平成25年の台風26号による大規模な土砂崩れに伴い発生した
土砂については、26年度中に土砂の排除が完了する見通しで
あることから、事業を終了
49
子育て世帯に配慮した住宅の供給
促進
モデル事業で得られた成果をもとに、子育て支援住宅のガイ
ドラインを策定の上、子育て支援住宅認定制度を新設すると
ともに、区市町村と連携して新たな補助制度を創設するな
ど、子育て世帯向け住宅の供給を促進
大学を活用したクラブ設立支援事業を通して、人材育成や地
業務の適法性、効率性等を確保し、役割を適切に果たしてい
50
東京都福祉保健財団に対する補助 くため、耐震対策などが整ったサーバー室で一括管理をする
団 ことにより、リスクマネジメント体制を強化
51
がん診療連携拠点病院事業
地域におけるがん診療連携の円滑な実施とともに質の高いが
ん医療の提供体制を確立するため、地域がん診療連携推進事
業を再構築し、地域緩和ケアを含めたがん診療連携体制を確
立
52
がん患者就労等普及啓発事業
治療と仕事の両立を目指すがん患者への支援体制を強化する
ため、がん患者の相談支援員向け研修会を実施
53
看護職員定着促進のための巡回訪
問事業
中小病院における看護師の定着促進支援をより効率的に行う
ため、指定対象病院数や就業協力員数の精査を行うととも
に、支援期間を設定するなど、集中的な支援を行うため事業
を再構築
54
ゲートキーパー養成事業
都が実施しているレベルアップ研修については、一定の成果
がみられることから、今後は区市町村を主体とし、都は技術
的・財政的支援を実施
55
糖尿病予防対策事業
急激に肥満者が増加する働き盛りの男性に対するフォロー体
制が十分でない中小企業の健康管理担当者を対象に講演会を
実施し、糖尿病予防対策の体制整備を支援
- 95 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
56
がん予防・検診受診率向上事業
都民全体の受診率向上を図り、死亡率減少につなげるため、
企業における受診の促進や環境の整備を支援
57
住居喪失不安定就労者・離職者等
サポート事業
生活困窮者自立支援法の施行に伴う区市との役割分担を踏ま
え、事業規模の見直しや法事業実施主体である区市への支援
を実施するなど、事業を再構築
58
訪問看護ステーション設置促進・
運営支援事業
訪問看護ステーションの安定的運営を推進するためITシス
テムの導入に対する支援を行っていたが、所期の支援目標を
達成する見込みであることから、事業を終了
59
保育士等キャリアアップ補助等
保育人材の確保、定着及び保育サービスの質の向上を図るた
め、既存の「民間社会福祉施設サービス推進費(保育所)」
を見直し、事業者による保育士等のキャリアアップ及び地域
の実情に応じた取組をより一層促進する事業に再構築
60
東京都民間社会福祉施設サービス
推進費
保育士の確保・定着に向け、既存事業を廃止し、補助対象の
多様な主体への拡大及び加算項目の重点化・簡素化など、よ
り実効性のある支援制度に再構築
61
障害者就労促進パートナーシップ
事業
就労支援機関のスキル向上に向け、別途実施している「スキ
ルアップ研修(中堅研修)」と統合・再構築することで、よ
り実践的かつ専門的な研修を実施し、就労支援体制を強化
62
医療機器の更新
高額医療機器の更新経費として実施している補助において、
病院ごとの管理方式から全病院一括運用に変更し、各病院の
団 補助額を公社の経営判断により配分する仕組みを導入
63
スギ花粉症発生源対策
近年の社会情勢等に対応するため、本事業については終了
し、後継事業で新たに民間主伐材搬出への補助を行い、民間
主体の森林循環の実現を目指すとともに、都民ボランティア
団 や低コスト林業技術の導入など総合的施策で森林循環を促進
64
若年者緊急就職サポート事業
若年者の厳しい就業状況に対応するためのマッチング事業は
大きな成果を上げているが、費用対効果等を検証し、より効
果的・効率的な事業推進を実施するために、本事業を終了
65
重点産業分野就業支援プログラム
重点産業分野に対する紹介予定派遣制度を活用した若年者向
けの本件マッチング事業において、より効果的・効率的な事
業とするため、事業内容を精査し、本事業を終了
66
中高年就職サポート事業
中小企業と若年者のマッチング事業のこれまでの実績等を踏
まえ、中高年層向けに紹介予定派遣制度を活用した新たな
マッチング事業を開始することで、非正規雇用の中高年層に
対して支援を強化
67
産業人材の確保・育成事業
既存の中小企業採用支援施策について、新たに若者や女性の
活用を視野に入れ、より効果的な事業に再構築し、採用力の
弱い中小企業の人材確保を支援
団
(3) 施設・設備のあり方(20件)
68
効率的な組織体制の構築
69
職務住宅の確保
区画整理事務所及び再開発事務所の集約化などを行い、様々
な課題に対応できる効率的な組織体制を構築
患者急変や災害時の対応など短時間で緊急登院ができる体制
を整えるため、必要戸数の精査を図り、病院施設の近隣に職
特 務住宅を確保
- 96 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
70
京王京王線(柴崎駅~西調布駅
間)及び同相模原線(調布駅~京
王多摩川駅間)連続立体交差事業
京王京王線(柴崎駅~西調布駅間)及び同相模原線(調布駅
~京王多摩川駅間)における地下化完了に続き、駅舎工事等
の完了により、踏切による交通渋滞の解消、分断化されてい
たまちの一体化、地域の防災力向上といった事業効果を実現
71
急傾斜地崩壊防止事業
落石防護柵工から落石エネルギーを吸収する柔構造待受工に
見直し、樹木伐採を抑え環境へ配慮するとともに、経費を縮
減
72
清掃船(第三清海丸)の買入れ
経年による劣化や、定期修繕及び緊急修繕による保守コスト
の増加などに対応するため、代替船を購入
73
辰巳排水機場再整備
辰巳・砂町両排水機場の経年による老朽化に伴い、両施設を
一つに集約して新設することで、施設操作の効率化により安
全性を向上させるとともに、工事費及び維持管理費を縮減
74
水門・排水機場耐震強化
水門遠方監視制御システムを再構築し、第一・第二高潮対策
センター双方からの操作を可能としたバックアップ機能を確
保することで、防災機能を強化
75
陸こうの遠隔制御化
遠隔制御化として位置付けていた陸こうについて、防潮堤切
回しの検討や関係者調整などにより見直しを行い、廃止の再
検証を行うことで、高潮・津波等に対する安全性を向上
76
空港整備事業灌水装置の導入
調布飛行場ターミナル植栽管理において、灌水装置を導入す
ることで、植栽を適切に維持管理できる体制を構築
77
総合イントラネットの構築
複数ある各種回線を集約・統合し、高度なセキュリティを確
保できるシステムを構築することで、都民サービスの向上と
事務の効率化を図るとともに、通信経費を縮減
78
多目的活動車の更新
老朽化による更新を機に、小型車両へ変更することにより、
警察活動全般における機動性を向上
79
外国人犯罪対策車の更新
外国人犯罪対策のため、老朽化による更新を機に捜査活動に
合った小型の車種に変更
80
交通違反等携帯入力端末運用シス
テムの整備
警察官が現場で取り扱う各種機器の機能を統合したシステム
を整備し、事務処理の効率化を図るとともに、経費を縮減
81
交通管制システム中央装置の更新
経年による老朽化に伴い、処理速度の向上が見込める機器に
更新するとともに、よりきめ細やかな渋滞情報の提供が可能
となるソフトウェアに改良
82
地域警察活動総合支援システムの
構築
本部と警察署間で構築されているネットワークを全ての交番
などに順次拡大することにより、情報の共有化を図るととも
に事務を効率化
地域警察官用携帯端末の更新
現行機種および同等品の確保が困難となることから、同機能
を付加したスマートフォンに変更し、セキュリティや機能の
向上を図ることにより、大規模災害や重要事件などに対する
警察活動を一層強化
ドライブレコーダーの整備
事故発生時の原因究明及び職員の安全教育のためにリースし
ているドライブレコーダーの期間満了による更新について、
購入と一部再リースを組み合わせて整備することで経費を縮
減
83
84
- 97 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
85
小型ポンプ車への見直し
狭あい道路の走行性などを考慮し、更新は小型ポンプ車(水
槽付)で行い、経費を縮減
86
指令管制システムの更新・維持管
理
システムの機器更新等において、必要な機能を十分に精査
し、経費の縮減を図るとともに、システムの構成の見直しな
ど安定稼働に向け機能拡充などを行うことで、指令管制業務
体制を強化
87
模擬消火訓練装置改修
経年による老朽化に伴い、燃料貯蔵容器をこれまでのバルク
容器から、より検査周期の長いバルク貯槽に切り替えて更新
を行うことで、維持管理経費を縮減
2 拡大・充実(91件)
在京大使館等との連携強化
東京都総合防災訓練視察を引き続き実施するほか、新たに防
災に係る諸課題について情報交換会を行う等、在京大使館な
どとの連携を一層強化
身近な犯罪の防止対策
振り込め詐欺対策として、要望の高い実演式防犯講話の回数
を拡大するとともに、新たに緊急対策として被害防止に効果
のある「自動通話録音機」の高齢者世帯への設置を促進し、
犯罪が起きにくい環境づくりを推進
90
交通弱者の安全対策
子供や高齢者を対象とする歩行者教育システムを活用した参
加型交通安全教室を拡大して開催し、交通ルールやマナーの
普及啓発を行うとともに、外国人に対しても交通ルールやマ
ナー等を解説した教材を制作することで、普及・啓発を推進
91
東京都人権フェスティバル(仮
称)の開催
在京大使館などと協力し、オリンピック・パラリンピック開
催都市として人権啓発に力を入れていることを世界にアピー
ルするとともに、若年層や社会人にも訴求できる「東京都人
権フェスティバル(仮称)」を毎年実施し、人権啓発を強化
92
性犯罪・性暴力ワンストップ支援
センターの運営費補助等
性犯罪・性暴力被害者のニーズに合った支援につなげていく
ため、民間団体が行っているワンストップ支援のための相談
センターの運営費を補助するとともに、相談センター・医療
機関・警察等の連携体制を構築するなど環境整備を実施
93
小笠原航路新船建造費補助
現在の定期船について代替船舶を建造することで、快適化、
高速化、大型化、利便性の向上を図るため、事業者に対して
建造費の一部を補助
94
一時滞在施設整備補助
民間一時滞在施設確保を推進するため、国土交通省の補助金
を活用し、民間一時滞在施設の施設整備に対する補助を実施
95
グローバル人材育成のための国際 派遣先海外大学の開拓や、留学の事前事後研修の見直しな
ど、支援体制を拡大し、首都大生の海外留学を推進するとと
化推進
団 もに、留学生の受入を拡大して、首都大生の国際感覚を醸成
96
都庁舎におけるおもてなしの充実
観光スポットである都庁舎において、多言語のポスト設置や
Wi-Fiのキャリアフリー化により充実したサービスを実現
97
クレジットカード収納事務
クレジットカード収納の対象税目及び対象期間を拡大するこ
とで、納税者の利便性と徴収率の向上を推進
98
取引指導
不適正取引による消費者被害の未然・拡大防止のため、新た
に優良事業者の取組事例集などを作成し配布することで、法
令順守の意識を醸成
88
89
- 98 -
99
事業名
見直しの内容
(今後の方向性)
ホームページ管理運営委託
局ホームページの管理・運営業務を外部委託し、高齢者や外
国人など多様なユーザーに対しても、迅速に情報提供できる
環境を構築
100 障害者スポーツの振興
2020年にパラリンピックが開催されることを機に、都民への
障害者スポーツの理解促進・普及啓発や障害のある人がス
ポーツを行う環境の整備を一層促進するとともに、障害者ア
スリートの競技力向上を推進
101 都市計画基礎調査
人口減少・高齢社会の到来などの社会経済状況の変化に対応
するため、調査実施要領が改定され、次期調査に向け、適切
に対処するための調査手法を検討
102
不動産プロフェッショナル国際見
本市への出展
不動産プロフェッショナル国際見本市(MIPIM)に東京
都ブースを出展し、個別の開発プロジェクトを紹介するな
ど、東京の都市の魅力を積極的に発信
103 国土調査
東日本大震災を受け、地籍調査の重要性が再認識されている
ことを踏まえ、平成27年度は新たに三鷹市と武蔵村山市の2
自治体で着手予定であるが、他の未着手の区市町村について
も調査への参加を促すことで、地籍調査の進捗率を向上
104 一時貯留施設等の設置促進
一時貯留施設等の実施計画を策定した区市に対し、治水対策
として一時貯留施設等を設置した場合の補助制度を創設する
ほか、指導要綱上の単位対策量よりも上積みして対策を講じ
る場合に対する補助を実施し、さらなる流域対策を促進
105 鉄道駅総合バリアフリー推進事業
利用者の安全確保等の観点から、引き続きJR東日本・私鉄
の利用者数10万人/日以上の駅を対象にホームドアの整備費
補助を行うとともに、エレベーターなどの整備についても、
1ルート確保に加え2ルート目以降への整備費補助を実施
迅速な都市復興に向けた事前の取
組の強化
平成26年度に策定される「市街地の震災復興ガイドライン
(仮称)」の確実な運用に向け、区市町村への説明会を実施
するなど、首都直下地震に備えた具体的な取組を支援
106
107 耐震キャンペーンの実施
区市町村や関係団体と連携しながら、広報範囲の拡大などの
周知強化や、耐震改修工法事例の展示や専門相談の機会を増
やすとともに、耐震改修事例の見学会に分譲マンションを取
り入れ、効果的なキャンペーンを実施
宅地建物取引業等指導並免許(取
108
引士資格登録)
宅地建物取引業法の改正に伴う取引士証への切替対象者数が
膨大に見込まれるため、取引主任者証の更新交付を委託して
いる団体に切替交付事務も委託することにより、円滑な切替
を推進
東京都サービス付き高齢者向け住
宅供給助成
地域包括ケアの考え方を踏まえ、地域住民へ貢献する地域密
着型サービス事業所との連携等により、サービス付き高齢者
向け住宅などの供給拡大を促進
109
110 空き家活用支援事業
活用策について、モデル事業の成果を踏まえ、地域の実態に
即した取組が重要であることから、区市町村に対する補助な
どを創設し、区市町村と連携しながら空き家利活用を促進
111
中小規模事業所のクラウド利用に
よる省エネ支援事業
各中小企業で独立して保有・活用しているサーバを、クラウ
ド利用による環境配慮型データセンターへの集約化を推進す
るため、経費の一部を助成
112
先進企業等と共同した「持続可能
な資源利用」に向けたモデル事業
持続可能な資源利用に向けた社会の実現に向け、実際の
フィールドを有する企業などと連携しながら、具体的な方策
の検討や課題整理のための調査を行うモデル事業を実施
113 都民の自然体験活動の促進
保全地域のボランティア団体における少人数化、高齢化の進
展を踏まえ、未経験者でも参加しやすい体験プログラムを創
設し、緑地保全活動の魅力をPRすることで、新たなボラン
ティア人材を創出
- 99 -
事業名
見直しの内容
(今後の方向性)
既存住宅における再エネ・省エネ
114
促進事業
再生可能エネルギーの利用拡大及び省エネの促進に向け、新
築に比べ設置コストが高い既存住宅への太陽光発電及び太陽
熱利用システムの設置や省エネリフォームのために必要な費
用の一部支援を実施
115 自転車シェアリングの普及促進
一部の区において開始された自転車シェアリングについて、
今後、他区の導入や区を超えた相互利用による広域化を促進
するため、情報の提供や共有を実施するとともに、自転車
シェアリングの認知度向上に向けた取組を実施
スマートエネルギーエリア形成推
116
進事業
更なる分散型電源の導入拡大を図るとともに、エネルギーの
面的利用を促進するため、コージェネや熱電融通インフラの
導入を行う事業者に対して、必要経費の一部を補助すること
で、スマートエネルギーエリアの形成を推進
外国人旅行者等への医療情報提供
体制整備
外国人観光客などを対象にした意向調査を実施し、ニーズを
把握することで、ニーズに応じた医療情報提供体制を構築
117
118 在宅難病患者一時入院
在宅療養の難病患者に対して、難病患者があらゆる場面にお
いてきめ細やかな支援を受けられる体制整備のため、高度医
療技術の下での管理を必要とする人工呼吸器使用難病患者な
どを対象に、疾病拡大に対応した一時入院病床数を確保
119 難病相談・支援センター事業
地域で生活する難病患者の日常生活を支援するため、ピア相
談員による派遣など難病相談支援センターの機能充実を図る
とともに、地域の福祉サービスなどの情報を集約し広域的な
資源調整が行える体制を整備
将来に向けた人材育成活用プロ
120
ジェクト事業
福祉人材不足に対応するため、福祉分野のイベントへの参加
状況などを有機的に結合したシステムを構築し、効率的な求
人情報の提供体制を整備するとともに、実績をもとに経費を
縮減することで、効率的な施策を展開
121 巡回相談事業
巡回相談体制を拡充するとともに、相談員以外に看護師が同
行し医療面からもアプローチを行うことで、ホームレスの自
立を促進
122 定期借地権の一時金に対する補助
障害者施設の整備促進を図るため、補助対象とする定期借地
権を、公有地や50年未満の借地権設定が可能な事業用定期借
地権などにも拡大し、事業者の整備用地の確保のための支援
を充実
123 食品衛生自主管理認証制度
営業者による自主的衛生管理の更なる推進のため、食中毒リ
スクの高い業種に対して重点的に認証取得支援を行うととも
に、段階的評価制度を活用することにより、認証制度の浸透
に向けた取組を強化
124 危険ドラッグ対策
危険ドラッグ撲滅に向けた対策を強化するため、薬物成分検
査機器の整備、サイバー監視の拡充、新たな啓発資材の作成
など、規制、監視指導、普及啓発の3つの観点から総合的な
対策を強化
125 動物愛護事業
動物の適正飼養・終生飼養を徹底するため、ライフステージ
に応じた普及啓発を強化
126 外国人患者受入体制の充実
今後増加が見込まれる外国人患者に対し、職員の語学力向上
や言語サポートツールの活用など、外国人を受け入れる体制
特 の環境整備を促進
患者支援センター(仮称)を整備し、ワンストップの相談支
127 患者支援センター(仮称)の整備 援体制、入院サポートの実施、在宅療養移行支援の充実強化
特 などの取組を推進
128 東京医師アカデミーの運営
指導体制の強化や、ニーズに応じた研修プログラムを実施す
るとともに、災害対応力の向上を図るためシニア災害研修を
導入し、指導・研修体制を一層充実させ優秀な若手医師を育
特 成
- 100 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
129 東京看護アカデミーの運営
特
資格取得支援を行うほか、専門研修や派遣研修を実施し、看
護人材の安定的確保と実践力ある人材を育成
130 コメディカル職種資格取得支援
医療の高度化・専門化に対応するため、継続して資格取得を
支援するとともに、新たに外来がん患者認定薬剤師を支援対
特 象資格として追加
131 診療情報の保全
大規模災害時においても診療情報を確実に保全し、診療の継
続を確保するため、電子カルテデータと同様診療の基盤とな
る医用画像データにおいても遠隔地データセンターにバック
特 アップシステムを構築し、診療情報の保全体制を充実
132 各病院の自律的経営力の強化
都立病院の経営分析力の強化や診療報酬改定への適切な対応
等、更なる収益向上を図るため、コンサルタント業者等への
調査・分析の委託化や、改善手法の共有化など、各病院の経
特 営力を一層強化
認定された全ての商品を可能な限り都が購入し、使用、評価
133 新事業分野開拓者認定・支援事業 することで、中小企業・小規模事業者の受注機会を確保
134 航空機産業への参入支援
135
今後も継続した成長が見込まれる航空機産業界において、海
外企業からの受注の窓口となる体制を整備し、都内産業の活
団 性化を推進
オリンピックを契機とした東京観 2020年の訪都外国人旅行者数1,500万人の目標達成に向けて、
より訴求力の高い効果的なツールを選択するなど、集中的な
光PR
団 PRキャンペーンの実施
136 ウェルカムアジアキャンペーン
東京の認知度向上に向け、相手都市PRの広告媒体数及び掲
出期間を拡大することで、東京との相互観光PRを希望する
都市の増加を目指すととともに、都市間での信頼関係を維
持・向上させながら相互観光PR強化を推進
137 食の安全安心・地産地消拡大事業
都内飲食店に対し、都内産農畜水産物の紹介を行うことで、
地産地消に寄与する取組を行う食材使用店の登録増加などを
目指すとともに、流通事業者とのマッチング商談会を開催す
ることにより、食材を安定的に供給
138 食育の推進
次期計画策定に向け、現状の分析、施策の検証を行うととも
に、指標調査委託を行うことで、その到達度合を検証
139 多摩産材の利用拡大
多摩産材認証協議会登録の製材業者が国際認証を取得するた
めの経費助成を行い、オリンピック開催及び開催後を見据え
団 た多摩産材の利用をより一層拡大
140 中小企業従業員融資
介護支援融資において、働きながら介護に携わる者の増加等
へ対応するため、融資利用対象者を介護休業中の者に限定せ
ず、資金使途も介護費用を対象に加えるなどの要件緩和を実
施
141 女性の再就職に対する緊急対策
現在実施している科目に加え、育児・家事などの経験を活か
せる家事・介護系の科目の職業訓練を新たに開始し、女性の
再就職支援の取組を強化
142 代替地購入(不動産媒介報酬)
情報量や物件が少なく代替地取得が困難となっている状況を
改善するため、不動産媒介報酬制度を創設し、物件情報収集
力を強化することで、関係人のニーズに対応
143
橋梁維持事業における債務負担行
為の活用
橋梁維持事業において、着実に事業執行し、事業効果の一層
の発現を目指すため、債務負担行為を活用
- 101 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
144 道路照明のLED化
既設道路において、トンネル内照明のLED化を先行実施す
るとともに、街路灯において試験施工を実施し、ライフサイ
クルコストに優れているLED照明の導入に向け検討
145 計画的メンテナンスの推進
高度経済成長期に設置された道路設備が一斉に更新時期を迎
えるため、都道の設備全体の劣化状態を一元管理し、計画的
に更新するための設備更新計画を策定
146
更なる無電柱化の推進に向けた検
討
電線共同溝のコンパクト化などにより無電柱化を進めてきた
が、無電柱化が困難な道路においても整備を進めていくた
め、国や電線管理者と協働し、新たな手法を検討
147
外国人にもわかりやすい道路標識
の整備
「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」の一部改正
による英語併記化の法令化を踏まえた外国人にもわかりやす
い道路標識の整備を推進
148
JR南武線(稲田堤駅~府中本町 JR南武線(稲田堤駅~府中本町駅間)における高架化が完
了し、踏切による交通渋滞の解消や、円滑な消防・救急活動
駅間)連続立体交差事業
団 への貢献といった事業効果を実現
高度経済成長期に構築された構造物が一斉に更新時期を迎え
るため、大規模構造物(分水路・地下調節池)や堤防・護岸
等の河川管理施設に対し、予防保全型維持管理など、各施設
の特性に応じた戦略的な維持管理を実施
149 戦略的維持管理の推進
150
河川における再生可能エネルギー
の活用
水位差を利用した小水力発電等の活用可能な再生可能エネル
ギーを河川管理施設の維持管理などに有効利用し、施設の多
機能化を図るとともに、再生可能エネルギー利用拡大を推進
151 河川案内板・標識の更新
河川案内板・標識について、人の流れなどを考慮した設置箇
所及びわかりやすいデザインや多言語化を推進することで、
外国人旅行者などの円滑な移動や快適な滞在に資する都市環
境を向上
152 水辺空間における景観形成
経年変化などにより周辺になじまない水辺空間の景観につい
て、対象河川、修景内容及び整備スケジュールを検討し、景
観に配慮した整備を実施
153
ユニバーサルデザインによる公園
施設整備
公園を訪れる全ての人にとって利用しやすい環境を整えるた
め、更に多くの園路をバリアフリー化するとともに、だれに
とっても分かりやすい案内表示を整備
154 青山霊園再生第2期事業
事業実施状況を踏まえ、立体式墓地への墓所集約などによっ
て創出した空地のほか、墓所移転により新たに創出された空
地の利活用を検討
155 地震計通信装置設置
東京港内に現在設置している地震計について、地震動情報が
リアルタイムでメール配信される通信システムを導入し、地
震諸元の即時把握及び初期対応の迅速化など、災害対策機能
を強化
港湾法に基づき、ふ頭周辺の台切りシャーシーの放置を禁止
156 台切りシャーシーに対する取締り するとともに、巡回・取締りを強化することで、東京港の渋
滞対策を推進
157
高潮対策センター2拠点化に伴う
管理宿舎の再編
158 港湾施設等の警備委託
特
既存の管理宿舎を廃止し、高潮対策センター周辺に管理宿舎
を新設することで、水門操作など、災害における初動対応を
強化するための体制を構築
既に実施している総合評価方式に加え、債務負担行為を有効
活用した複数年契約に変更することにより、業務スキルの蓄
積を図り、東京港における保安対策力を維持・強化
- 102 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
人材確保競争が一層厳しさを増している技術職確保のため、
理系学生に焦点を当て、特に受験実績の少ない大学などに対
して、あらゆる媒体を用い、短期間で効果的なPRを実施
159 人材確保戦略
160
公立小中学校事務共同実施支援事
業
複数の小中学校における事務を集中処理する「共同実施」に
ついて、拠点校整備費の補助や非常勤職員の配置を通して、
各区市町村の効率的な業務運営やチェック体制の強化を支援
高等学校等就学支援金及び修学支援事業費補助金制度につい
て、申請認定事務の増加対策として人材派遣を導入すること
で、業務執行体制を強化
161 全日制高等学校(管理運営)
162
生涯生活設計(ライフプラン)講
習会事業
ライフプラン講習会の開催を通じて、教職員の生涯生活設計
を支援
163
要保護対象者の一時避難場所の費
用負担
ストーカーやDVの被害を受けるおそれのある被害者の安全
を確保するため、一時避難場所となるホテルなどの宿泊費用
の一部を補助
募集広報効果を維持・強化するため、WEBデザインを更新
するとともに、スマートフォンやタブレット端末など閲覧環
境の変化に合わせて最適化を図ることで訴求効果の高い採用
ホームページを構築
164 職員採用ホームページの充実
過去の災害などに対する蓄積された教訓、対策を確実に伝承
165 災害史教育室映像ソフト制作委託 していくため、映像ソフトとして制作委託し、確実な教訓の
伝承と安全管理意識を向上
166
非常用救急自動車の救急資器材整
備
非常用救急資器材が未配置の消防救助機動部隊に資器材を配
置し、普段から非常用救急小隊の編成などに即応できる体制
を確保
167 救急相談センターの充実強化
特別区及び多摩地区の救急相談センターに救急相談記録自動
入力装置としてタッチペン方式のタブレット端末を導入する
ことで、情報の共有化、ペーパーレスによるセキュリティ強
化及び事務の効率化など、相談業務体制の機能を強化
168 ガス圧力調節器の更新・整備
経年により老朽化が進むガス圧力調節器の更新に際して、新
たに温度警報機能を設置し、消防隊員の安全性を向上
169 貨物車の更新
各種災害現場に活動資器材を搬送する貨物車の更新に際し
て、ディーゼルハイブリッド車で更新し、燃費性能の向上を
図り経費を縮減するとともに、環境負荷を低減
170 経営活性化支援事業
市場取引の活性化を図るため、仲卸業者や売買参加者などの
市場関係業者が実施する経営改善などの先駆的な取組を支援
特
171 バス停留所上屋・ベンチの整備
乗降客数が多い停留所について、道路整備状況などを踏ま
え、引き続き上屋・ベンチの整備を進めるとともに、老朽化
した上屋について、順次建替・補修を実施
駅案内係(コンシェルジュ)の配
172
置の拡大
外国人利用者の増加が見込まれる駅にコンシェルジュの配置
をさらに進めていくとともに、より一層のサービス向上を図
るため、タブレット端末を全てのコンシェルジュ配置駅に導
入
173 水道キャラバンの実施
子供の水道に対する理解を深めるため、子供に興味を持って
参画してもらえるよう、メニューを改善
- 103 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
174
水道管路の耐震継手化10カ年事業 震災時における断水被害を最小限にとどめ、可能な限り給水
を確保するとともに、復旧まで要する日数を短縮するため、
の推進
耐震継手管への取替を推進
175 私道内給水管整備の推進
震災対策の強化などを目的に、私道内の塩化ビニル管の解消
に向け、給水栓が3栓以上の私道に配水小管を布設するとと
もに、給水栓が2栓以下の私道では塩化ビニル管をステンレ
ス管に交換し、耐震性の向上を推進
176 合流式下水道の改善
降雨初期の特に汚れた下水を貯留する施設の整備を進めると
ともに、汚濁物を2倍程度多く除去することが可能な高速ろ
過技術について、合流式で整備された区部の水再生センター
全11か所へ導入し、雨天時に放流される汚濁負荷量を削減
177 高度処理
準高度処理導入のスピードアップを図るとともに、これまで
の高度処理と同等の水質で2割以上の電力使用量の削減が可
能な新たな高度処理の導入を進め、下水処理水の水質改善と
省エネルギーを両立
下水道事業におけるエネルギー対
178
策及び地球温暖化対策
再生可能エネルギー活用の拡大や省エネルギーの更なる推
進、より広域的な視点から複数の施設間で運転管理の効率化
等を図るエネルギースマートマネジメントの導入等により、
エネルギー活用の高度化やエネルギー管理の最適化を推進
3 その他(継続等)(18件)
179
航空機用の新素材開発・利用に関 民間企業などと連携し、将来の航空機開発に向けた高度技術
の実用化に向けた共同研究を実施
する共同研究
団
180 老朽化施設等改修に対する補助
公立大学法人首都大学東京における老朽化した施設の改修な
どに要する経費に対して補助を行い、安定的な事業運営を支
団 援
181
文化施設の維持管理(大規模改
修)
耐用年数が経過し老朽化が進む都立文化施設について、大規
模改修を着実に実施
182
都市開発諸制度等を活用した都市
づくり調査
政策誘導型の都市づくりの更なる誘導を図るため、これまで
の都市開発諸制度の活用実態を把握するとともに、地域特性
に応じた都市再開発諸制度の活用策を検討
183 地下高速鉄道建設費助成等
「バリアフリー法」に基づくエレベーター、エスカレーター
の設置や、ホームドアの設置などの安全対策を2020年のオリ
ンピック・パラリンピックも見据え、更に促進
184 首都高速道路整備事業出資金
中央環状品川線の平成26年度供用開始による交通量の増加に
対応するため、渋谷入口増設工事を実施
185 公共車両優先システム整備事業
ITS技術を活用した公共車両優先システム(PTPS)の
導入を拡充することにより、更なる空港アクセスを向上
186 区画整理(汐留地区)
平成27年度の事業完了に向けて、換地計画業務を進めて換地
処分を行うとともに、環状2号線及び補助313号線の道路整備
工事を着実に実施
187 区画整理(篠崎駅東部地区)
権利者の移転補償を収束させるとともに、早期の事業終了に
向けて換地計画を進め、街路築造工事を着実に実施
- 104 -
見直しの内容
(今後の方向性)
事業名
188 高額所得者対策
収入基準改正の経過措置期間の終了に伴い、高額所得者の大
幅な増加に対応するため、住宅明渡指導などの規模を拡大す
特 ることで、真に住宅に困窮する都民への入居機会を確保
給水装置の更新時において、受水槽を通さずに各住戸への給
水を行う「増圧直結給水装置」への切替を進め、より衛生的
189 圧力タンク改修(増圧直結)
団 特 な給水方式とすることで、居住環境を向上
外来種・移入種の積極的防除の推
190
進
防除実施計画の改定により防除を広く展開していくため、こ
れまで運営していた検討委員会や情報連絡会に係る経費を精
査し、防除に向け区市町村との連携を密接に行い、引き続
き、事業を実施
191 認知症介護研修事業
高齢者介護実務者及びその指導的立場にある者に対して実践
的な研修を実施しているが、国要綱改正に伴い、一部の研修
について受講料を徴収することが国庫補助の対象となること
から、受益者負担の観点から新たに受講料を設定・徴収
192 ヘルプマークの推進
援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要
としていることを知らせるヘルプマークの普及に向け、従前
の取組に加え、民間企業への働きかけや啓発手法のノウハウ
などを有する企業による普及啓発を継続して実施
193
人材育成機能の強化(土木技術・
人材育成センター)
若手職員をはじめとした職員の現場実務経験不足を補うた
め、実物大構造物モデルを導入し、既存研修の充実や技術継
承の支援を行うことで、現場での技術的判断や対応力を強化
194 葛西臨海水族園の再整備
施設・設備の老朽化対策などのほか、利用者サービスの向上
に向け、効果的な事業手法を検討
195 企業等による体験型講座
企業・NPO等の教育支援プログラムの見本市的なイベント
の実施について、記録映像等を活用し、区市町村教育委員会
へのPRを行うとともに、学校関係者への協力など、今後の
事業の改善策を検討
196
都立高校の環境改善(太陽光発
電)
太陽光発電設備の設置を促進するため、都立高校において改
築時及び大規模改修を機に設置を促進
◎ 事業別財務諸表を活用した評価
・
障害者スポーツセンター(障害者総合スポーツセンター・多摩障害者スポーツセンター)
・
調布飛行場
・
計量検定所・タクシーメーター検査場
・
都立図書館(中央図書館・多摩図書館)
- 105 -
Ⅱ 自律的経費評価【公表対象211件】
局名・事業名
見直しの内容
政策企画局
1
印刷物作成に係る経費の見直し
実績を踏まえ、印刷物作成に係る経費を縮減
2
管理事務
実績を踏まえ、事務経費の精査・見直しにより、経費を縮減
3
行政情報の収集に係る経費の見直
し
利用者数などの精査・見直しにより、経費を縮減
4
都政概要の発行に係る経費の見直
し
都市外交や各局国際施策を積極的に推進するため、都政情報
の積極的な提供を実施
青少年・治安対策本部
5
東京都青少年健全育成審議会の運
営
審議時間の短縮に伴い、審議会速記に係る見込み時間を見直
すとともに、委員報酬について、実態を踏まえて経費を縮減
6
不健全図書指定通知の印刷・発送
に係る経費の見直し
指定通知について、印刷及び発送部数の精査・見直しによ
り、経費を縮減
7
推奨携帯電話端末等検討委員会の
実施
推奨端末の対象となる機種の新規開発の減少に伴い、委員会
開催回数を見直すことにより、経費を縮減
8
フィルタリングに係る普及啓発資
料の作成
安全に子供が携帯電話を利用できるよう普及啓発を実施する
とともに、啓発資料の配布方法などの見直しを実施
9
本部管理機器のリース契約に係る
経費の見直し
実績を踏まえ、管理機器のリース料の精査・見直しにより、
経費を縮減
総務局
10
秘密文書の廃棄
大型文書細断機のリース期間満了を機に、効率的な処理方法
である溶解処理方法を導入することにより、経費を縮減
11
東京市史稿の作成
実績を踏まえ、資料作成に係る単価を見直すことにより、経
費を縮減
12
情報化推進研修
既存テキストや資料の有効活用による経費の縮減や、受講者
アンケートなどを参考に講義内容の見直しを実施
13
職場環境測定事業
職場における空気環境測定を行う粉じん計について、リース
から購入に切り替えることにより、経費を縮減
14
出力機器に係る経費の見直し
印刷機のリース契約を取り止め、複合機を導入し出力機器を
集約することにより、経費を縮減
15
戸籍住民基本台帳事務に対する表
彰の廃止
戸籍住民基本台帳事務の表彰のあり方について検討を行い、
廃止
16
専門家PT等運営委託
専門家PTの運営に必要な情報収集や資料作成などを一部外
部委託化することで、効率化を図り円滑な運営体制を構築
17
防災普及啓発映像の製作
都が取り組む防災施策に加え、都民の自助・共助の取組を促
す防災普及啓発を実施し都民一人ひとりの防災対応力を強化
18
消防年報の印刷に係る経費の見直
し
消防年報を一部電子化するなど、印刷部数を見直すことによ
り、経費を縮減
19
統計資料検索システム保守の見直
し
システムの保守を外部委託から職員による運用管理へと切り
替えるとともに、システムトラブルに応じて契約締結を実施
- 106 -
局名・事業名
見直しの内容
20
恩給システム等機器のリース
リースに係る必要経費を精査・見直すことにより、経費を縮
減
21
会議資料等複写料
実績を踏まえ、複写料に係る経費を縮減することで、文書を
電子化(PDF化)させる取組を一層強化し、紙文書を縮減
財務局
22
各種法令集に係る経費の見直し
法令関係の追録について、手作業による加除式契約をオンラ
インによるデータベース契約に見直すことで、経費を縮減
23
研修に係る経費の見直し
受講者アンケートなどを参考に、講義内容や回数を見直すほ
か、資料の一部をデータ送付することにより、経費を縮減
24
人材派遣に係る事務配分の見直し
人材派遣を活用する検収検査事務において、事務配分などを
見直すほか、実績を踏まえた単価とすることで、経費を縮減
25
設計図書発送経費の見直し
郵送していた容量の大きい設計図書等について、システム改
修に伴いデータ送付が可能となったことにより、経費を縮減
26
政府特定調達協定に伴う契約公報
発行等事務
総合評価方式を取り入れ印刷事業者を決定することにより経
費の縮減を図るほか、安定・確実かつ柔軟な履行体制を確保
27
研究会開催に係る経費の見直し
都財政の状況に応じて、検討内容を見直すほか、実績を踏ま
え、研究会の開催回数を見直すことにより、経費を縮減
28
営繕積算システム等開発利用協議
会分担金の見直し
東京都の保全情報システムの運営方針の改正に伴い、協議会
に対する負担金の一部を見直し、経費を縮減
29
備品購入費の見直し
備品基準額の引き上げに伴い、過去の決算状況を分析し、必
要経費を精査・見直すことにより、経費を縮減
30
アートワークの保全
保全状況を十分に把握のもと、損傷・経年劣化の著しいアー
トワークを計画的に修繕することにより、財産を保全
31
本庁舎電話通信料の見直し
利用実績を精査することにより、経費を縮減
32
一般競争入札による売払い情報の
掲載委託
広報媒体を活用し構築した情報提供体制により、引き続き、
都内不動産業者や都民に情報を提供し、入札の競争性を確保
33
公有財産関連資料の電子化委託
執務室内で保管している文書を電子化することにより、重要
な情報を永続的に保管
主税局
34
都税事務所等庁舎借上経費の見直
し
都税事務所などの庁舎借上経費について、実績を踏まえ、単
価を見直すことにより、経費を縮減
35
納入済通知書管理業務委託経費の
見直し
納入済通知書の管理に係る経費について、実績を踏まえ、数
量を見直すことにより、経費を縮減
36
自動車取得税に係る収納計器取扱
手数料の見直し
自動車取得税に係る証紙代金収納計器の取扱手数料につい
て、積算方法を精査・見直すことにより、経費を縮減
37
軽油引取税に係る分析委託経費の
見直し
軽油引取税に係る分析委託経費について、実績を踏まえ、各
種分析の数量を見直すことにより、経費を縮減
38
家屋評価に係る航空写真フィルム
等の保管及び搬送委託の廃止
航空写真フィルムなどの保管及び搬送について、フィルムに
替えて密着印画を保管することにより、経費を削減
39
固定資産税・都市計画税事務に係
る印刷製本費等の見直し
納税通知書及び同封資料の印刷製本費などについて、実績を
踏まえ、単価及び部数を見直すことにより、経費を縮減
40
滞納処分事務に係る消耗品費の見
直し
催告書兼納付書用封筒等の消耗品費について、実績を踏ま
え、単価などを見直すことにより、経費を縮減
- 107 -
局名・事業名
41
見直しの内容
個人都民税を含む個人住民税の徴収率向上に向けキャンペー
ンや説明会でチラシなどを配布し、積極的なPR活動を実施
個人都民税に係る特別徴収推進
生活文化局
42
管理事務
業務委託経費の実績を踏まえ、委託料や役務費を精査・見直
すことにより、経費を縮減
43
広報紙「広報東京都」
新聞折込に加え、駅などで配布を実施し配布方法を拡大する
ほか、実績を踏まえ、通信運搬費などの経費を縮減
44
広報効果の測定
都政広報に対する都民の理解・評価などの調査について、実
績を踏まえ、委託内容を精査することにより、経費を縮減
45
防災(語学)ボランティアの募
集・登録・訓練
効率的・効果的な運用を行うため、選考方法の見直しを図
り、選考審査に要する費用を見直すことで、経費を縮減
46
協働マッチング事業における情報
機器の借上げ
サーバ機器などのリースに係る必要経費を精査・見直すこと
により、経費を縮減
47
NPO法に基づく法人認証
認証法人数の増加に伴い、相談窓口数を充実させ業務が円滑
に進むように改善するほか、実績を踏まえ、経費を縮減
48
渡航事務
旅券切替などによる申請数の増加が見込まれるため、窓口体
制を強化するほか、消耗品費などの精査により、経費を縮減
49
消費者教育事業
消費生活に関する知識や判断力を習得できるよう、効果的な
教材を作成するほか、Web版消費者教育読本の機能を強化
50
情報提供及び被害防止啓発
消費者被害防止キャンペーンの広告路線を拡大し、積極的に
普及啓発を実施するほか、実績を踏まえ、経費を縮減
51
消費者団体等の活動支援・協働
消費者被害を受けやすい若者・高齢者向けの出前講座を充実
するため、講師を増員
52
文化施設の企画調整
文化施設の特性に応じた評価の実施や、委託経費の見直しに
より、効果的・効率的な評価を実施
オリンピック・パラリンピック準備局
53
スポーツ振興審議会の運営
スポーツ都市東京の実現に向け、競技力向上施策などに取り
組むため、審議会や分科会の開催回数を増加し、連携を強化
54
指定管理者制度の運営
選定委員の事前調査や視察方法について、連絡調整に係る費
用を精査し、経費を縮減
55
都民体育大会等の開催
56
管理事務
都民にスポーツを普及し、都民の健康増進と体力向上を目的
団 に開催される同大会について、効率かつ円滑な運営を実施
資料翻訳について、各部で翻訳した和訳資料を局内で横断的
に共有することにより、経費を縮減
都市整備局
57
ファイルサーバの借上げ
各部署で契約・運用管理しているファイルサーバについて、
大型サーバへ集約することにより、全体経費を縮減
58
広報・相談事務
隔年で発行してきた英語版「東京の都市整備」を毎年の発行
に切り替えるなど、海外に都市計画情報をより詳細に発信
59
都市計画審議会の運営等(審議会
資料の印刷)
審議会議案資料などに係る印刷製本費について、実績を踏ま
え、経費を縮減
60
都市復興模擬訓練
学識経験者を交えた企画会議を実施し、専門的見地から訓練
内容を詳細に検討するなど、訓練内容を充実
- 108 -
局名・事業名
見直しの内容
61
震災復興シンポジウム
震災復興に対する普及啓発として実施するシンポジウムを効
率的に運営するため、配付資料の印刷製本などを委託化
62
再開発事務所実務研修
市街地再開発事業に係る知識やノウハウなどの伝承を行うた
め、事業に長年携わってきたOBを講師として研修を実施
63
建築審査会等附属機関の運営(法
情報総合データベースの活用)
審査請求内容の多様化や膨大な過去判例に迅速に対応するた
め、法情報総合データベースを活用し円滑な業務実施を実現
64
建築物における液状化対策の推進
窓口などで配布する啓発用リーフレットをポータルサイトで
公開することで、利便性を向上させると同時に、経費を縮減
65
建設業許可
改正建設業法の施行に伴う問合わせ対応などの業務量の増大
に備え、相談員の追加配置や窓口業務委託などを拡大
66
許可取消通知書の発送
許可取消通知書の送付方法について、簡易書留から特定記録
による送付に変更することにより、経費を縮減
67
建設業許可申請書に係る閲覧申込
書の印刷
建設業許可申請書の閲覧申込書の増刷について、直営実施に
より、経費を削減
68
建築士指導事務
業務報告書の未提出者に対する督促方法を、指導文書送付か
ら電話督促に切り替えることで、効果的な督促を実施
69
情報機器に係る経費の見直し
情報機器などのリース契約を取りやめ機器を集約化した複合
機を導入することで、執務スペースを確保しつつ経費を縮減
環境局
70
管理事務
実績を踏まえ、自動車借上料の見直しにより、経費を縮減
71
局研修の実施
実績を踏まえ、外部講師依頼に係る報償費の見直しにより、
経費を縮減
72
環境保全対策の企画調整
実績を踏まえ、海外資料翻訳経費の見直しにより、経費を縮
減
73
大気汚染の緊急時の措置等
実績を踏まえ、発令に係る通信費の見直しにより、経費を縮
減
74
林地開発許可
実績を踏まえ、指導監督などに係る旅費の見直しにより、経
費を縮減
75
出力機器の集約化
出力機器を複合機に集約することで、執務スペースを確保す
るとともに経費を縮減
福祉保健局
76
局事業の広報
情報面でのバリアフリーを図るため、デイジー版を制作し、
情報を効果的に発信
77
福祉統計情報システム
サーバ機器の更新に併せシステム改修を行うことにより、事
務処理の精度の向上や効率化を実現
78
小児医療協議会
協議会の部会を統合することにより、会議を効率的に運営す
るとともに、必要経費を縮減
79
周産期医療協議会の運営
周産期医療協議会に係る部会を統合することにより、会議を
効率的に運営するとともに、必要経費を縮減
80
地域保健普及活動
都民向け広報誌などの普及活動の実績を精査し、経費を縮減
81
血液対策
実績を踏まえ、献血の普及啓発に係る委託料などの経費を縮
減
- 109 -
局名・事業名
見直しの内容
82
災害救助物資備蓄倉庫の維持管理
災害救助物資備蓄倉庫の警備方法を、有人から機械に切り替
えることにより、管理委託料を縮減
83
介護認定審査会運営適正化研修事
業
実績を踏まえ、検討結果報告書の仕様を見直すことにより、
印刷製本費を縮減
84
高齢者保健福祉施策推進委員会の
運営
委員の拡充を図ることで、より幅広い視点で検討を行い、介
護給付適正化事業を効果的・効率的に推進
85
感染症対策指導者養成研修事業
委託していた研修資料の印刷製本を職員が行うことにより、
経費を縮減
86
母子保健指導事業
インターネットや電話により情報提供を行う一方、利用実績
が減少しているFAXによる情報提供を見直し、経費を縮減
87
母子保健支援事業
母子保健事業評価部会で検討するべき内容や、部会の開催回
数を精査・見直すことにより、経費を縮減
88
児童館支援事業
都や区市町村の施設を最大限利用することにより、会場使用
料を縮減
89
障害者虐待防止対策支援事業
研修を強化し、強度行動障害を有する方を適切に支援するこ
とができる人材を育成することで、虐待を未然に防止
90
障害者IT支援総合基盤整備事業
区市町村に対する講習会を、個々のニーズに合わせたより実
践的な内容に再構築することで、地域のIT支援基盤を強化
91
民間移譲施設運営事業者選定委員
会の運営
委員会の運営方法を見直し、施設毎開催から一括開催にする
ことにより、経費を縮減
92
相談支援従事者研修
障害者相談支援業務に従事する専門員に対する研修の充実を
図ることで、増大する研修受講ニーズに対応
93
表示適正化対策
食品表示法施行に向け、事業者や消費者に対して、講習会な
どを通じて食品の適正表示を周知し、新制度の理解を促進
94
健康安全研究センター建物維持管
理
建物維持管理などの契約方法を変更し、総合評価方式を導入
することで、質の高い建物維持管理を実施
95
水質検査
試薬の調達について契約方法を見直すことにより、単価の低
減を図り、経費を縮減
96
性感染症対策
梅毒患者数の急増に対応するため、梅毒検査の機会拡大を図
り、感染拡大を防止
病院経営本部
97
病院管理
管理経費の精査・見直しにより、経費を縮減
産業労働局
98
産業労働局ホームページの再構築
ソフトウェアを導入することで、都の統一基準に準拠し、ア
クセシビリティの確保を図るほか、迅速な情報提供を実現
99
東京都ベンチャー技術大賞
実績を踏まえ、計画件数の見直しにより経費を縮減するとと
もに、応募件数の増加を図るため、広報活動を強化
100 産業立地情報収集・提供事業
区市町村などからの意見やアイデアを取り込み、より効果的
なサイトへ改善するほか、協議会の回数を見直し経費を縮減
101 債権管理の適正化
事業ごとに実施していた債権管理を統合し、同一事業内で効
率的に管理することで事務処理の効率化を図り、経費を縮減
102 貸金業の指導監督
ヤミ金融による被害を未然に防止するため、啓発宣伝の拡充
などの対策を強化しつつ、経費を縮減
- 110 -
局名・事業名
見直しの内容
103 都民のための生産情報提供事業
都民のニーズに応えるため、食品生産情報を登録し提供する
とともに、審査会の回数などの見直しにより、経費を縮減
104 食品利用高度化推進事業
流通業界のバイヤーなどが集まる展示会に東京都地域特産品
認証食品を展示し、認知度をさらに高め、販路を拡大
105 農作物獣害防止対策事業
野生獣による農作物被害の軽減を図るため、近年農作物被害
が急増しているニホンザルの生息状況に関する調査を実施
106 農産物安全確保調査分析
実施する各種農薬検査のうち、旧制度により実施してきた特
団 別栽培認証作物の残留農薬調査分析を終了し、経費を縮減
107 東京型有機農業の推進
環境保全型農業の更なる推進を図る「東京都エコ農産物認証
制度」の開始に伴い、旧制度を終了し、経費を縮減
108 農園芸総合奨励等
都で生産される様々な農産物の認知度を向上させるため、各
種イベントに出展を行うなど販路拡大に向け、取組を強化
109 小笠原花き観葉植物試験等
複合経営が可能な小笠原諸島の菊池レモンについて、栽培マ
ニュアルを作成するなど、新規栽培を強化
110
若年者就業推進ネットワーク会議
等
若年者雇用就業事業運営協議会を若年者就業推進ネットワー
ク会議に統合し、効率的な運営を図るとともに、経費を縮減
111 職業能力開発事業の広報
今後の労働力として期待の大きい若年層を含んだ女性向けの
広報を新たに実施するなど、広報展開を再構築
112 ものづくり体験塾の実施
人材確保のため、若年者を対象にものづくり体験や企業見学
を実施してきたが、一定の役割を終えたことから、事業終了
113
ものづくり教育支援プログラムの
推進
児童や生徒を対象に実施するこども技能塾を夏休み工作教室
に統合し、事業効果を一層向上させるほか、経費を縮減
複数事業所での見学・体験を行うコースを新たに追加し、人
材不足が顕著なものづくり職種へ人材を誘導
114 職人塾の実施
建設局
115
建設事務所における電気需給契約
の見直し
建設事務所の電気需給契約において、見積競争を実施する施
設を拡大し、電気料金を縮減
各事務所に簡易トイレを配備し、災害発生時に断水が発生し
た場合でも、円滑な復旧作業が可能となる体制を整備
116 非常用簡易トイレの購入
117
建設事務所におけるごみ処理経費
の見直し
実績を踏まえ、文書廃棄に係る処理経費の精査・見直しによ
り、経費を縮減
118
鋼板接着補強RC床版の再損傷の
点検手法と再補強技術開発
橋梁床版劣化による事故を未然に防止し、将来の工事コスト
縮減にも寄与する点検手法及び再補強技術を調査・開発
119 地盤情報システム
ソフトウェアのバージョンアップを行い、良好なシステムの
維持・保守を継続しつつ、再リースの活用により経費を縮減
120 道路台帳の電子化
経年劣化が進んでいる紙製の道路台帳を電子化し、機能の保
全を図るとともに、都民サービスを向上
121 東京シャンゼリゼプロジェクト
道路占用許可の基準が緩和される特例制度により、まちの活
歳 性化に向けた道路空間の活用を推進
122
道路トンネル等地下道における電
気需給契約の見直し
道路トンネルなど地下道の電気需給契約において、見積競争
を実施し、電気料金を縮減
123
河川水難事故対策啓発用リーフ
レット
水難事故を未然に防ぐため、リーフレットの配布枚数を増や
すことで、啓発活動を強化
124 河川施設の適正管理
24時間巡回警備の実施により、新たな不法占用などの発生を
防ぎ、原状回復に係る清掃経費を縮減
- 111 -
局名・事業名
125 河川の安全対策
見直しの内容
河川管理用通路の転落防止柵のうち、老朽化が著しい通学路
などから優先的に改修し、安全対策を強化
126
公園緑地事務所における電気需給
契約の見直し
公園緑地事務所の電気需給契約において、見積競争を実施
し、電気料金を縮減
127
スポーツ施設予約管理システム運
営業務委託
実績を踏まえ、印刷物の部数の見直しや、再リースの活用に
より、経費を縮減
128 霊園管理料の納入方法
利便性が高い口座振替による納入方法について、広く周知し
利用を拡大させることで、期限内納入に関わる取組を強化
129 霊園管理システム
実績を踏まえ、委託料の単価を見直すことにより、経費を縮
減
130 未埋葬利用者に関する調査
未埋葬調査に関する書類の郵送方法を見直すことで、経費を
縮減
港湾局
131 初入港船等歓迎行事委託
実績を踏まえ、歓迎行事の回数を精査することにより、委託
経費を縮減
132 庁舎電気料の購入
庁舎の電気需給契約において入札を実施し、電気料金を縮減
133 災害対策用携帯電話の購入
通信規制時にも優先的に使用できる災害対策用携帯電話を配
備し、災害対策機能を強化
134
港湾管理条例及び港湾施設使用料
冊子の印刷
実績を踏まえ、冊子の印刷部数を精査し、印刷製本費を縮減
135 各ふ頭照明設備新替工事
照明設備をLED化することで、電気料金を縮減するととも
に、環境負荷を低減
136 港湾台帳の整備
港湾台帳で管理している港湾施設の基本情報を充実させ、東
京港におけるより適正な施設情報管理を実施
137 図書購入経費の見直し
毎年購入している図書をCD-ROM版に切り替えること
で、図書購入経費を縮減するとともに、執務スペースを確保
138 直営しゅんせつ船制御部点検
船舶の現状を踏まえ、必要な点検回数を精査することによ
り、点検に係る経費を縮減
139 東京ヘリポート除雪装置の購入
庁有車に取付可能な除雪装置を購入することで、雪害時の迅
速な対応を可能とするとともに、除雪に係る委託料を縮減
140 エックス線検査装置賃借
実績を踏まえ、エックス線検査装置の賃借単価を見直し、経
費を縮減
141 遠方監視制御システム
水門の遠隔制御を行っている高潮対策センターのバックアッ
プ機能を確保することで、防災機能を強化
142 新日の出橋塗装塗替実施設計
設計に関する保有データを有効活用し直営作業を一部取り入
れるなど、実施設計の委託内容を精査し、経費を縮減
143 応急処置費
実績を踏まえ、漁港施設や空港施設などの応急処置費を見直
し、経費を縮減
会計管理局
144 管理事務
消耗品などの精査・見直しにより、経費を縮減
145 会計実務マニュアルの印刷
会計実務マニュアルの印刷について、契約方法を見直すこと
により、経費を縮減
- 112 -
局名・事業名
見直しの内容
146 消耗品の送付方法の見直し
購入部署を経由して使用部署に送付していた消耗品につい
て、送付方法を見直すことにより、経費を縮減
147 パソコン版現金出納簿の作成
金銭出納員用の現金出納簿を電子化することにより、業務を
効率化し、経費を縮減
労働委員会事務局
148 資料用図書・雑誌の購入
実績を踏まえ、業務に必要な図書・雑誌を精査し、経費を縮
減
149 審問速記料
主尋問・反対尋問を極力同日に実施するなど、審問の効率化
や迅速化を図るとともに、速記に係る経費を縮減
150 派遣研修関係費
複雑・困難な事件の増加に対応するため、専門派遣研修の機
会を確保するとともに、OJTを通じ職員の専門能力を向上
収用委員会事務局
151 事務局の運営に係る消耗品費
書籍をオンラインによるデータベース契約に見直すほか、実
績を踏まえて消耗品を精査し、経費を縮減
152 電子複写機使用料
契約実績を踏まえ、電子複写機の使用に係る単価を見直し、
経費を縮減
議会局
153 「都議会だより」の印刷
実績を踏まえ、印刷部数と単価を見直し、経費を縮減すると
ともに、電子媒体の活用を進めることで、広報機会を確保
154 自動車燃料費の縮減
庁有車のリース期間満了に伴う更新の際に、車両の仕様を変
更することで、燃料費を縮減
155 会議記録原稿作成委託
実績を踏まえ、原稿作成に係る時間数を精査し、経費を縮減
156
「都議会だより」デイジー版の発
行
デイジー版の都議会だよりを発行することにより、より幅広
い方々への情報提供を可能とし、広報活動を拡充
人事委員会事務局
157 採用試験会場の借上げ
実績を踏まえ、採用試験会場の試験室数を見直すことで、借
上経費を縮減
158 採用試験印刷物の郵送
実績を踏まえ、試験案内などの印刷物の配布先・部数を見直
すことで、郵送経費を縮減
監査事務局
159 監査資質向上の取組
これまでの実務能力向上に向けた取組を精査し、実施内容を
より監査資質向上に資するものに再構築
160 管理事務
局管理事務の業務効率化を図り、超過勤務を削減し、経費を
縮減
選挙管理委員会事務局
161 若年層啓発充実強化事業
若年層の政治や選挙に対する意識向上を図るため、教育機関
と協力し、組織的な取組を推進
162 印刷物の見直し
実績を踏まえ、業務に必要な印刷物の部数を精査し、経費を
縮減
- 113 -
局名・事業名
見直しの内容
163 職員向け研修等の見直し
研修内容の精査による開催回数の見直しや、実績を踏まえた
備品購入費の精査により、経費を縮減
164 資料作成方法の切り替え
区市町村などへ紙媒体で配布していた資料を、電子媒体へ切
り替えることにより、経費を削減
教育庁
165 TAIMS活用事業
情報セキュリティ外部監査のフォローアップ監査を集約する
ことで、経費を縮減
166 緊急地震速報システムの活用
地震発生時にいち早い危険回避行動を促し、被害の防止・軽
減を図るため、都立学校などにおいて効果的に活用
167 中高一貫教育校の入学者決定
願書受付方法の改善に伴う経費の増加に対して、印刷物の単
価を精査し対応
168
都立学校の非常災害用備蓄品の更
新
実績を踏まえ、購入単価の見直しを行うことで経費を縮減し
つつ、備蓄品を充実させ、災害対策を強化
169 高等学校寄宿舎の管理運営
生徒数の増加による所要経費増に対して、賄調理に係る委託
料を精査し、経費を縮減
170 医療的ケアの整備
実践的・応用的な研修の充実を図ることで、肢体不自由特別
支援学校の児童・生徒への安全で確実な医療的ケアを整備
171
大塚ろう学校分教室の設置に伴う
経費
バスの運賃改定等による所要経費の増加に対して、備品運搬
作業員の人数を精査するなどで対応
172 教職員住宅の建設事務等
島しょ地区の教職員住宅建設に係る事務について、出張旅費
を精査することで、経費を縮減
173 東京都若手教員育成研修
若手教員に必要とされる基礎的技能の定着・資質の向上を図
るため、研修内容をより相応しいものに再構築
174 経験者研修等
中堅教員を対象とした、若手教員への指導能力を高める研修
を、より相応しい内容に再構築
175 都立図書館サービス事業
実績を踏まえ、委託料を見直すことにより、経費を縮減
176 教職員住宅の環境整備工事等
外壁の劣化が進み、緊急性の高い教職員住宅を優先的に補修
し、安全を確保
177 都立図書館業務委託
郵送による複写サービスの利用料金について、後納制から前
納制に切り替えることにより、未納を抑制
178 出退勤管理システムの導入
出退勤管理用の機器について、再リースを活用することによ
り、経費を縮減
179 学校栄養職員研修
学校栄養職員の研修を再編することで、食育推進などの専門
性を向上
180 生涯学習情報システム
生涯学習情報ホームページのデザインを改善することによ
り、効果的に情報を提供
警視庁
181 遺失物業務の連絡方法の変更
必要な情報を見やすく、かつ個人情報保護にも配慮するた
め、葉書から封書送付に変更
182
「被害者の手引」のプライバシー
対策
プライバシー対策として、「被害者の手引」を配布する際、
ブックカバーを併せて配布
183
ウィルス対策ソフト等のリースか
ら購入への変更
リース更新時に、ハードはリース、ソフトは購入とすること
により、経費を縮減
- 114 -
局名・事業名
184
広報紙「広報けいしちょう」の発
行
見直しの内容
新聞折込で配布する広報けいしちょうを駅構内でも配布する
ことで、活動内容の更なる周知を図るとともに、経費を縮減
185 広報用ビデオの制作
時代に即したビデオを制作し、SNSなどで放映すること
で、首都東京の安全・安心について積極的に情報を発信
186 レンタル楽器の利用
警視庁音楽隊の演奏の幅を広げるため、新たに取り入れる楽
器を、必要時に限りレンタルすることで、経費を抑制
187 警察官の制帽の改良
内側に衝撃吸収材を付けた新型制帽を導入することで、制帽
とヘルメットの重複配備を避け、経費を縮減
188 女性警察官の制服上衣服の改良
女性警察官の制服上衣の仕様を男性仕様と同様にすること
で、円滑に業務が行えるよう改良を実施
189 貸与品の耐用年数見直し
耐用年数と実際の減耗状況に乖離がある貸与品について、耐
用年数を見直し、経費を縮減
190
職員の採用ポスタ-・パンフレッ
ト等原画作成の発注方法の見直し
採用ポスターなどの原画作成について、個別発注から一括発
注方法に切り替えることにより、経費を縮減
191 サイバー犯罪対策技術研修等
委託契約により実施する講習や研修の一部を、知識・技術の
豊富な警察官を講師として活用することにより、経費を縮減
192 航空機要員養成
国内の研修施設の整備完了に伴い、航空機製造国で実施して
きた研修を国内で実施することにより、経費を縮減
193 懐中電灯の改良
夜間における地域警察活動において、照度切換え可能な懐中
電灯を配備し、警備を強化
194
駐車禁止等除外標章等掲出用ケー
ス
195 警察庁舎ヘリサインの整備
駐車禁止等除外標章などを適正に掲出させるため、ダッシュ
ボードの上部に据え付ける掲出専用ケースを作成し配付
震災時にヘリコプターによる救急搬送や物資搬送を円滑に実
施するため、整備可能な警察庁舎にヘリサインを整備
東京消防庁
196
広報紙「広報とうきょう消防」の
発行
新聞折込で配布する広報とうきょう消防について、新聞の発
行部数減に伴い発行部数を精査することで、経費を縮減
197 映像伝送装置の更新
更新期を迎えた映像伝送装置をスマートフォン型に更新する
ことで、機動性の向上を図りつつ、経費を縮減
198 図書システム装置等の賃借
本部庁舎及び消防学校で個別に運用するシステムを一つに統
合することで、効率的な運用を図るとともに、経費を縮減
199 教育訓練管理装置のリース更新
更新期を迎えた教育訓練管理装置について、現行より長期間
のリース期間とすることで、年間当たりで必要な経費を縮減
200 指揮本部用旗
既存の移動用指揮本部旗を指揮板に固定し、固定用の指揮本
部旗としても活用することにより、経費を縮減
201 山岳救助用携帯型GPSの更新
現在地を地図上で表示可能なGPS装置に更新することで、
要救助者の早期救出と山岳救助隊などの安全管理を向上
202 部隊運用指定表の出力
更新期を迎えた指令管制システムをプリンター機能などを備
えた機器に更新することで、経費を縮減
203
携帯型赤外線分析装置(液体・固
体用)の更新
204 都民生活事故防止対策
205
地下貯蔵タンクの流出事故防止対
策
更新期を迎えた分析装置を、防護衣着装時の操作性などに優
れた分析装置に更新することにより、活動能力を強化
乳幼児の事故防止を図るため、事故防止冊子を作成・配布す
るほか、ホームページにも掲載するなど、普及啓発を実施
地下貯蔵タンクの改修に際して、出向のもと改修指導を実施
してきたが、改修終了に伴い、出向経費を削減
- 115 -
局名・事業名
見直しの内容
206
予防窓口業務改善に係る機材の整
備
予防関係窓口に受付用の発券機を導入することで、窓口業務
の効率化を図るほか、都民サービスを向上
207
登記情報提供サービスによる電子
データの活用
インターネットを活用した登記情報提供サービスを利用する
ことにより、迅速に履行義務者を確認し、査察業務を効率化
208 火災調査用具の整備
関係者とともに現場検証などを実施する際、貸出用のヘル
メットや長靴などを整備することで、安全管理を向上
209 自動車用タイヤ等
チェーンはずれによる車体底部の損傷防止を図るため、オー
ルシーズンタイヤを導入
210 防火被服の更新
濃煙熱気や落下物による受傷から身体を防護するため、側頭
部への耐衝撃性や難燃性を向上させた新型防火帽を導入
211 可搬式ウィンチの更新
可搬式ウィンチの耐用年数の見直しを図ることで、各年度の
更新台数を見直し、更新経費を縮減
- 116 -
Ⅲ 施設整備評価【公表対象13件】
局名・施設名
今後の方向性
産業労働局
1
立川駅南口58街区東京都・立川市
合同施設(仮称)
老朽化が進み、かつ、狭あいな現庁舎について、事務所統合
のもと都有地を活用して移転改築に着手
教育庁
2
都立町田の丘学園
在籍者数の増加に対応するため、既存の敷地を最大限に活用
して、現地改築などに着手
3
都立立川学園特別支援学校(仮
称)
児童・生徒の障害の重複化に対応するため、併置校として校
舎棟の改修や既存の敷地を最大限に活用した現地改築に着手
4
都立久留米特別支援学校
部門再編に基づき、校舎棟などの改修に着手し、長寿命化を
図るとともに、新校舎棟の現地改築に着手
5
都立竹台高等学校
施設全般にわたり老朽化が著しいため、グラウンドに新築校
舎を建築する反転改築により現地改築に着手
6
都立府中東高等学校
施設全般にわたり老朽化が著しいため、現地改築に着手
7
都立豊島高等学校
施設全般にわたり老朽化が著しいため、現地改築に着手
東京消防庁
8
臨港消防署
仮設庁舎である現庁舎について、利用可能な都有地に移転改
築するほか、災害発生時に即応できるよう待機宿舎を併設
9
三鷹消防署
現庁舎について狭あい化が著しく、防災機能の強化を図るた
め、市有地への移転改築に着手
10
多摩消防署
現庁舎について狭あい化が著しく、防災機能の強化を図るほ
か、災害発生時に即応できるよう待機宿舎を併設
11
大森消防署馬込出張所・馬込家族
待機宿舎
現庁舎について狭あい化が著しく、防災機能の強化を図るた
め、近隣都有地を活用し、移転改築に着手
12
狛江単身待機宿舎
老朽化が進んだ設備や庁舎について、建物機能を維持するた
め、改修に着手
13
消防学校
設備機器の老朽化が著しく、設備更新を主体とした施設の長
寿命化を図るため、大規模改修に着手
* 大規模プロジェクトなどの全体計画【公表対象1件】
・ 谷沢川分水路(仮称)の整備
- 117 -
Ⅳ 情報システム関係評価【公表対象38件】
局名・システム関係名
システム概要
総務局
1
情報システム基盤
職員の各種業務の実施に当たり、情報化を推進し、効率化など
を図るため運用
2
データセンター
TAIMSネットワークとインターネットを接続し、双方から
の利用に際してのセキュリティを確保するため運用
3
人事・給与等システム
知事部局等職員の人事管理や、給与支払事務などを効率的に行
うため運用
4
東京都e-人事システム
職員(教員、警察・消防職員を除く)の人事考課や配置管理な
どを支援し、人材育成を効果的に進めるため運用
5
庶務事務システム
職員の休暇や出張の手続きなどの事務処理を効率的に行うため
運用
6
住民基本台帳ネットワークシステム
区市町村の区域を越えた住民基本台帳に関する事務処理や、行
政機関などに対して本人確認情報の提供を行うため運用
7
東京都災害情報システム
災害発生時の被害情報を迅速に収集し、的確な災害対策活動を
支援するため運用
8
東京都災害情報提供システム
東京都防災ホームページや防災マップを通じて、平時及び災害
時に都民に向けて情報提供を行うため運用
財務局
9
電子調達システム
入札情報、資格審査、電子入札、契約事務の調達業務を支援す
るため運用
10
予算計数情報システム
各局の予算見積書や議会に提出する予算書の作成など、予算編
成事務を支援するため運用
主税局
11
税務総合支援システム
課税から収入管理・滞納整理までの一貫した処理や、外部機関
との連携を行うため運用
12
電子申告システム
地方税ポータルシステム(eLTAX)を利用した納税者から
の電子申告を処理するため運用
都市整備局
13
民間住宅供給助成システム
14
都営住宅管理総合システム
支給する利子補給額を計算、管理し、後年度負担の管理、予
算、決算に係る管理などを効率的に行うため運用
都営住宅等の入居申込から退去までの一連の情報を登録し、居
特 住者管理や使用料管理などを適正に行うため運用
環境局
15
地球温暖化対策に係る情報システム
基盤の整備
環境確保条例に基づく温室効果ガス排出総量削減義務や、排出
量取引制度の各種報告書などを管理するため運用
16
環境水質測定データ処理システム
水質測定データの管理、集計、環境省報告データの出力などを
行うため運用
- 118 -
17
局名・システム関係名
システム概要
地球温暖化対策報告書システム
報告書をデータベースに登録・蓄積し、情報の公開、分析など
を行うため運用
福祉保健局
18
各医療費助成制度に係る受給者認定登録、医療費の支払いな
ど、各医療費助成制度を適正かつ円滑に行うため運用
医療費助成事務システム
病院経営本部
19
電子カルテシステム等
20
都立病院統合院内LANシステム
都立病院における診療情報などを管理するとともに、医事業務
特 を効率的に行うため運用
各都立病院の情報セキュリティや情報共有を目的とし、データ
特 センターに院内LANを集約して一元管理するため運用
産業労働局
21
新保証付融資制度支援システム
利用者情報を一元的に管理し、検索業務、報告管理業務、損失
補助業務及び統計処理業務を支援するため運用
建設局
22
建設局地理情報システム
道路、河川、公園などの地理情報を局内で共有するとともに、
横断的に活用するため運用
23
土木工事設計システム
土木工事の積算業務の簡素化、効率化を図るとともに、工事に
関連する業務の迅速化を図るため運用
24
水防災総合情報システム
河川水位や雨量などの水防に関する情報を都民や水防機関に提
供し、洪水や高潮による被害を軽減するため運用
港湾局
25
東京港港湾情報システム
公共港湾施設などの効率的な運営管理及び港湾利用者の利便性
向上を図るため運用
会計管理局
26
東京都財務会計システム
会計情報を一元的に管理し、予算執行や財務諸表の作成などの
決算調製事務を支援するため運用
教育庁
27
教職員人事給与システム
都立学校及び区市町村立小中学校の教職員の人事及び給与事務
を効率的かつ円滑に行うため運用
28
都立図書館電算システム
都立図書館の資料データ管理や貸出などの業務処理、検索など
のサービスを提供するため運用
29
教職員旅費システム
教職員の旅費に係る支出額の決定などを行うため運用
30
都立学校ICTネットワークシステ
ム
わかりやすい授業による学力の向上を図るため、ICT機器を
活用した授業の推進や、教材作成の効率化を行うため運用
31
CALL教室の整備
情報化・国際化時代に対応する教育を都立高等学校で進めるた
め、PC教室・LL教室を統合し整備・運用
- 119 -
局名・システム関係名
システム概要
32
成績等管理サーバ
児童・生徒の成績など、機密情報を適正に管理し、情報セキュ
リティを確保するため運用
33
授業料電算システム
都立高等学校などの授業料等徴収事務を正確かつ適切に行うた
め運用
34
都立高等学校入学者選抜採点システ
ム
学力検査問題の採点・点検を、正確かつ効率的に行うため運用
35
国際バカロレア
国際バカロレア独自の成績評価や活動の管理、北米の大学への
的確な進学指導などのため運用
36
JETプログラムによる英語等指導
助手PCリース
JETプログラムを活用して任用したJET青年が、配置され
た都立高等学校で授業準備などの業務を行うため運用
東京消防庁
37
救急医療情報システム
総合指令室、消防署、救急車内及び救急医療機関において医療
機関の診療可能状況をリアルタイムで検索するため運用
38
総合情報処理システム
予防、水利、消防団、救急・災害統計など消防行政を円滑に進
めるため運用
- 120 -
Ⅴ 監理団体への支出評価【公表対象40件】
監理団体名・事業名
今後の方向性
(公財)東京都人権啓発センター
1
人権啓発情報誌発行事業
都民の人権意識の高揚を図るため、人権課題を的確にとらえ
たテーマを掲載した情報誌の発行事業を支援
2
人権啓発行事事業
官公庁や企業などが主催する行事へ出張展示を行うほか、人
権問題学習会と連携するなど、積極的な普及啓発事業を支援
3
インターネットによる人権情報発
信事業
ホームページやTwitterにより継続的・網羅的に発信するな
ど、人権課題に関する都民への幅広い情報提供を支援
(公財)東京都島しょ振興公社
4
東京都伊豆諸島地域ヘリコミュー
ター補助金
新予約システムを導入しキャンセル率低減に向けた取組を実
施するなど、島民の生活安定を図るための事業を支援
(公財)東京税務協会
5
税務職員に求められる能力、資質向上を図り、「税務のプ
ロ」を育成していくための研修及び実務研修を委託
税務職員研修業務の委託
(公財)東京都歴史文化財団
6
東京大茶会
日本の伝統文化であるお茶の文化など、その魅力を国内外に
発信していくため、日本最大級の茶会の実施を支援
7
サウンド・ライブ・トーキョー
東京ならではの芸術文化の創造と発信などを図るため、より
効果的な事業に再構築
8
ネットワーキング事業
「世界的な文化創造都市・東京」を、より効果的に国内外に
発信していくため、事業を再構築
(公財)東京都都市づくり公社
9
沿道一体整備事業用地取得(十
条・目黒本町)
事業の効率化を進めながら、都市計画道路の用地取得業務を
委託
東京都住宅供給公社
10
民間活用都民住宅募集・審査等業
務委託
管理戸数や募集審査事務の規模などを精査し、経費の縮減を
図った上で業務を委託
11
都営住宅等管理業務委託
都営住宅等の資産を良好に維持していくための計画修繕や空
12
都営住宅耐震化事業
特 き家修繕などを委託
平成32年度までに耐震化率100%の目標を達成するため、業務
特 を委託
(公財)東京都環境公社
13
自動車の環境対策の評価に関する
研究
自動車に起因する大気汚染物質や温室効果ガスの実態を把握
し、環境施策に反映するため、排ガス調査、評価などを委託
14
資源循環に関する研究
資源循環施策を推進していくため、都市ごみに含まれる金属
資源の循環利用や有害物質の管理手法などの調査研究を委託
- 121 -
監理団体名・事業名
15
中小規模事業所向け地球温暖化対
策報告書制度の運用及び調査
今後の方向性
中小規模事業所向け地球温暖化対策報告書制度を推進してい
くため、制度運用や調査業務を委託
(公財)東京都福祉保健財団
福祉サービスの第三者評価事業の適切かつ円滑な運営を図る
16
福祉サービス第三者評価システム ため、評価者の養成などに要する経費の一部を支援
17
介護支援専門員名簿管理
申請先の一元化など効率化を図るため、介護支援専門員の名
簿管理と登録事項管理の業務を委託
18
介護支援専門員研修事業
介護支援専門員証の更新対象者などに対して必要な研修を実
施するため、研修に係る経費を支援
(公財)東京都医学総合研究所
19
神経難病医療ネットワーク事業
難病患者支援体制を整備していくため、難病ネットワーク支
援員などの業務を委託
(公財)東京都保健医療公社
20
東京医師アカデミーの運営
都立病院との指導医交流を通じた指導体制の強化により、総
合診療能力を有する専門医の育成を支援
(公財)東京都中小企業振興公社
21
事業承継・再生支援強化事業
専門的知識・経験に基づき、都内中小企業の実情を踏まえた
円滑な事業承継・再生を支援
22
連携イノベーション促進プログラ
ム
都内産業を牽引する技術・製品開発を更に促進するため、開
発から実用化までを一貫して重点的に支援する事業に再構築
23
産業人材の確保・育成
人材確保・育成の更なる強化を図り効果的な事業を目指し
て、他の就業支援事業と統合するため、支援を終了
(公財)東京しごと財団
24
シルバー向け人材開発
シルバー人材センターで就業を希望する高齢者の円滑な就業
及び就業機会確保のため実施する技能講習に係る経費を支援
(公財)東京都農林水産振興財団
25
農作業サポーター支援事業
市街化区域内農地の遊休化・低利用化を防止するため、農作
業受託組織や農作業ボランティアの育成・派遣事業を委託
26
林業労働力緊急確保対策
林業労働力確保のため、林業従事者支援のほか、林業事業体
の設立を促す指導や法人化を支援
27
栽培漁業センターの運営
水産資源の増大及び安定的な漁獲の確保のため、優良な放流
種苗の生産・供給などを行うセンターの運営を委託
(公財)東京観光財団
28
海外旅行エージェントの招聘等
外国人旅行者誘致のため実施する旅行エージェントなどの招
聘について民間事業者との連携を強化し、より効果的に推進
- 122 -
監理団体名・事業名
今後の方向性
29
MICE情報発信の展開
東京の魅力を世界にPRするため、MICE開催地決定に影
響力を持つ事業者の招聘に係る経費などを支援
30
観光案内所の運営
訪都外国人旅行者への情報提供体制の充実を図り、利便性を
向上させるため、東京観光情報センターの運営などを委託
31
観光ボランティアの活用
訪都外国人旅行者の様々なニーズに対応するため、観光ボラ
ンティアの育成やガイドサービスを委託
(公財)東京都公園協会
32
上高田調節池保守管理
上高田調節池の適切な保守管理を実施するため、引き続き、
清掃や設備保守などを委託
33
土砂災害警戒区域等指定に係わる
補助業務委託
平成31年度までに約15,000箇所の土砂災害警戒区域等の指定
を目標に、区域指定に係わる基礎調査確認などを委託
(公財)東京都道路整備保全公社
34
地下道路施設管理業務委託
適切な道路管理を実施するため、引き続き、監視業務や設備
点検業務などを委託
35
新宿副都心西口広場等管理委託
適切な道路管理を実施するため、引き続き、監視業務や設備
点検業務などを委託
(公財)東京防災救急協会
36
都民防災教育センター運営業務委
託
都民の防災行動力向上のために、豊富な知識や技術を持つ消
防職員OBを活用するなど、効果的かつ効率的な運営を委託
東京交通サービス(株)
37
改札機等の機器の保守点検業務委
託
都営地下鉄各駅における改札機等の安定稼働を維持するた
め、保守点検や故障時の障害対応などを委託
東京水道サービス(株)
38
浄水場運転管理業務委託
公共性を確保するとともに効率的な事業運営を図るため、浄
水場の運転管理業務を委託
(株)PUC
39
お客さまセンター運営業務委託
利用者の利便性向上や受付業務等の効率的運営のため、各種
問い合わせ対応や調査・催告などの業務を委託
東京都下水道サービス(株)
40
芝浦水再生センター再生水施設管
理業務委託
都市の貴重な水資源として良好な水質の再生水を安定的に供
給し、水循環の形成に貢献するため、再生水供給事業を委託
- 123 -
Ⅵ 報告団体への支出評価【公表対象7件】
報告団体名・事業名
今後の方向性
(公財)東京都体育協会
1
東京アスリートの競技力向上
2020年東京オリンピックを見据え、東京アスリートの競技力
向上を支援
首都高速道路(株)
2
環状第6号線整備事業における街
路築造委託
首都高速道路中央環状新宿線の整備に併せた道路拡幅工事
が、平成26年度に完了となるため、委託を終了
(公財)東京都防災・建築まちづくりセンター
3
建築物の耐震化総合相談窓口
耐震に関する都民からの相談に的確に対応し、耐震化を推進
していくため、相談窓口の運営を引き続き委託
4
建築物の耐震性能報告業務委託
緊急輸送道路沿道建築物の耐震化に向けた取組を進めていく
ため、引き続き、耐震化率等の各種統計資料作成などを委託
(公財)東京都生活衛生営業指導センター
5
生活衛生営業指導センター運営費
訪都外国人旅行者の増加を見据え、講習会の開催などによる
生活衛生関係営業の外国人対応力向上を支援
東京港埠頭(株)
6
集油船運営補助(廃油回収補助)
船舶の技術進歩による廃油の減少等に伴い、廃油回収事業へ
のニーズが減少傾向にあることなどから、支援を終了
(公財)暴力団追放運動推進都民センター
7
不当要求防止責任者講習業務委託
暴力団による事業者に対する暴力的要求行為などの被害を防
止するため、金融機関などへの講習を引き続き委託
- 124 -
Ⅶ 執行体制の見直しを伴う事業評価【公表対象1件】
局名・事業名
見直しの内容
教育庁
1
中央図書館の運営
資料整理やデータの維持管理業務などに非常勤職員を配置
し、図書館の効率的運営を図るとともに、サービスを向上
- 125 -
Ⅷ 監査結果に基づき見直しを図る事業評価【公表対象7件】
局名・事業名
見直しの内容
生活文化局
1
印刷物契約の見直し
旅券申請案内の印刷に係る契約について、年間のスケジュー
ルを策定し、計画的な発注を実施
環境局
2
スーパーエコタウン見学案内業
務のあり方に関する見直し
見学会の開催数や内容を見直すなど、事業の効率性を高める
取組を実施するとともに、都民へ効果的に情報を発信
3
適切な仕様内容と適正な履行の
実施
適正な履行確認が実施できるようカラスの捕獲回数などの仕
様内容を明確に規定するほか、積算内容の見直しを実施
福祉保健局
4
連携研究の取扱いの見直し
5
適切な執行管理
連携研究についても共同研究と同様に契約にて研究実施に係
団 る必要事項について取り決めを行うほか、必要経費を精査
年度末に集中していた物品の購入時期を、計画的に購入する
よう切り替えるほか、物品購入内容を精査し、経費を縮減
産業労働局
6
航空機産業への参入支援
事業執行率などの実績を踏まえ、事業の統廃合を実施するこ
団 とで助成金を精査し、経費を削減
港湾局
7
レインボーブリッジの日常点検
道路構造物点検に係る委託内容を、東京港連絡橋点検要領に
従い見直すことで、適正な点検を実施
- 126 -
Ⅸ PPP(官民連携)手法の検討を行う事業評価【公表対象3件】
局名・事業名
取組内容
都市整備局
1
上目黒一丁目地区プロジェクト
都有地開発に際して、貸付と売却との比較検討のもと隣接す
る区有地と一体売却し、民間プロジェクトによる事業を実施
環境局
2
民間主体との協働による緑地保全
モデル事業
直営管理してきた都有地について、民間と協働して管理運営
を行うことで、緑地保全と都民に対する環境学習を実施
港湾局
3
中防内5号線建設工事
技術的難易度が高く、限られた期間内に整備を要する中防内
5号線の整備について、設計・施工一括発注方式を検討
- 127 -
「東京都長期ビジョン」
平成27年度予算化状況
「東京都長期ビジョン」の平成27年度事業については、100%の予算化を図り、
全会計で1兆3,198億円を計上しました。
8つの都市戦略
予 算 額
政策指針名
【都市戦略1】 成熟都市・東京の強みを生かした大会の成功
871億 円
政策指針1
2020年大会の成功に向けた万全な開催準備とレガシーの継承
623億円
政策指針2
美しく風格があり、誰もが安心して過ごせるバリアフリー環境の構築
75億円
政策指針3
多言語対応の推進により、すべての外国人が快適かつ安心して滞在できる都市の実現
54億円
政策指針4
世界に存在感を示すトップアスリートの育成とスポーツ都市東京の実現
119億円
【都市戦略2】 高度に発達した利用者本位の都市インフラを備えた都市の実現
政策指針5
陸・海・空の広域的な交通・物流ネットワークの形成
政策指針6
誰もが円滑かつ快適に利用できる総合的な交通体系の構築
2,329億 円
2,214億円
115億円
【都市戦略3】 日本人のこころと東京の魅力の発信
203億 円
政策指針7
「おもてなしの心」で世界中から訪れる人々を歓迎する都市の実現
政策指針8
芸術文化都市を創造し、日本文化の魅力を世界に発信
146億円
57億円
【都市戦略4】 安全・安心な都市の実現
3,943億 円
政策指針9
災害への備えにより被害を最小化する高度な防災都市の実現
政策指針10
日常に潜む危険や犯罪から都民生活を守る、安全・安心の確保
3,929億円
14億円
【都市戦略5】 福祉先進都市の実現
1,180億 円
政策指針11
安心して産み育てられ、子供たちが健やかに成長できるまちの実現
643億円
政策指針12
高齢者が地域で安心して暮らせる社会の実現
348億円
政策指針13
質の高い医療が受けられ、生涯にわたり健康に暮らせる環境の実現
100億円
政策指針14
障害者が地域で安心して暮らせる社会の構築
89億円
【都市戦略6】 世界をリードするグローバル都市の実現
政策指針15
日本の成長を支える国際経済都市の創造
政策指針16
都心等の機能強化による東京の都市力の更なる向上
政策指針17
若者や女性、高齢者など全ての人が活躍できる社会の実現
政策指針18
東京、そして日本を支える人材の育成
政策指針19
2020年大会の成功と東京の発展に寄与する都市外交の推進
3,090億 円
412億円
2,256億円
235億円
86億円
101億円
【都市戦略7】 豊かな環境や充実したインフラを次世代に引き継ぐ都市の実現
3,229億 円
政策指針20
スマートエネルギー都市の創造
318億円
政策指針21
水や緑に囲まれ、環境と調和した都市の実現
675億円
政策指針22
都市インフラの安全性を高め、安心できる社会の確立
2,213億円
政策指針23
少子高齢・人口減少社会におけるこれからの都市構造
23億円
【都市戦略8】 多摩・島しょの振興
1,621億 円
政策指針24
多摩・島しょ地域の発展・成熟したまちづくりに向けた環境整備の推進
政策指針25
多摩・島しょの豊かな自然を生かした地域の活性化
総 計
1,360億円
260億円
1兆 3,198億 円
※1 事業費は、一般会計、公営企業会計などを含む全会計分である。
※2 都市戦略及び政策指針は再掲事業を含めた金額であり、総計は本掲事業のみを積み上げた金額である。
- 128 -
< 計 数 表 >
- 129 -
会計別総括表
(単位:百万円、%)
区
分
平成27年度
平成26年度
増 減 額
増減率
一
般
会
計
6,952,000
6,666,708
285,292
4.3
特
別
会
計
4,704,549
4,269,390
435,159
10.2
特
別
区
財
政
調
整
974,258
981,170
△6,912
△0.7
地
方
消
費
税
清
算
1,888,945
1,187,983
700,962
59.0
小笠原諸島生活再建資金
463
277
186
67.1
母 子 父 子 福 祉 貸 付 資 金
4,732
4,764
△32
△0.7
心 身 障 害 者 扶 養 年 金
5,569
5,926
△357
△6.0
中小企業設備導入等資金
2,729
5,491
△2,762
△50.3
林業・木材産業改善資金助成
52
52
-
0.0
沿 岸 漁 業 改 善 資 金 助 成
48
48
-
0.0
場
6,601
6,176
425
6.9
業
176,208
163,438
12,770
7.8
都 営 住 宅 等 保 証 金
4,543
4,172
371
8.9
都
金
3,474
9,269
△5,795
△62.5
地
25,218
29,702
△4,484
△15.1
費
1,598,569
1,856,650
△258,081
△13.9
臨 海 都 市 基 盤 整 備 事 業
13,140
14,272
△1,132
△7.9
計
2,214,045
2,403,335
△189,290
△7.9
院
182,991
224,696
△41,705
△18.6
場
270,138
69,260
200,878
290.0
業
145,371
340,313
△194,942
△57.3
臨 海 地 域 開 発 事 業
70,272
186,877
△116,605
△62.4
と
都
営
住
市
宅
開
等
発
事
資
用
公
公
債
営
企
業
会
病
中
都
央
市
卸
再
売
開
市
発
事
港
湾
事
業
8,620
5,089
3,531
69.4
交
通
事
業
71,692
67,213
4,479
6.7
業
256,336
251,164
5,172
2.1
高
速
電
車
事
電
気
事
業
2,212
1,715
497
29.0
水
道
事
業
455,437
446,591
8,846
2.0
業
2,169
1,919
250
13.0
業
748,807
808,498
△59,691
△7.4
13,870,594
13,339,433
531,161
4.0
工
下
合
業
用
水
水
道
道
事
事
計
- 131 -
一般会計 局別増減
(単位:百万円、%)
区
政
分
策
企
画
平成27年度
平成26年度
増 減 額
増減率
局
12,856
5,054
7,802
154.4
青 少 年 ・ 治 安 対 策 本 部
2,430
2,065
365
17.7
総
務
局
169,714
166,106
3,608
2.2
財
務
局
70,154
27,933
42,221
151.2
主
税
局
69,143
69,735
△592
△0.8
生
活
文
化
局
オリンピック・パラリンピック
準
備
局
212,508
205,406
7,102
3.5
64,272
24,339
39,933
164.1
都
局
157,995
150,008
7,987
5.3
局
79,235
41,753
37,482
89.8
局
1,089,195
1,006,987
82,208
8.2
部
14,422
14,571
△149
△1.0
局
473,008
462,762
10,246
2.2
市
整
環
備
境
福
病
祉
院
産
保
経
業
健
営
労
本
働
建
設
局
543,295
505,329
37,966
7.5
港
湾
局
112,479
97,863
14,616
14.9
局
8,047
2,548
5,499
215.8
会
計
管
理
労
働
委
員
会
事
務
局
680
680
-
0.0
収
用
委
員
会
事
務
局
785
448
337
75.2
局
6,169
6,001
168
2.8
局
923
910
13
1.4
局
953
940
13
1.4
選 挙 管 理 委 員 会 事 務 局
416
378
38
10.1
議
人
会
監
事
委
査
員
会
事
事
務
務
教
育
庁
763,754
759,100
4,654
0.6
警
視
庁
632,012
615,803
16,209
2.6
庁
245,932
243,765
2,167
0.9
東
京
消
防
〇
平成27年度予算額は、実質的な増減を明らかにするため、新たに創設する基金への積立額を
含んでいます。
- 132 -
一般会計 局別内訳(一般歳出)
(単位:百万円、%)
区
政
分
策
企
画
平成27年度
平成26年度
増 減 額
増減率
局
12,856
5,054
7,802
154.4
青 少 年 ・ 治 安 対 策 本 部
2,430
2,065
365
17.7
総
務
局
169,714
166,106
3,608
2.2
財
務
局
30,154
27,933
2,221
8.0
主
税
局
69,143
69,735
△592
△0.8
生
活
文
化
局
オリンピック・パラリンピック
準
備
局
202,508
205,406
△2,898
△1.4
64,272
24,339
39,933
164.1
都
局
157,995
150,008
7,987
5.3
局
39,235
41,753
△2,518
△6.0
局
1,049,195
1,006,987
42,208
4.2
部
14,422
14,571
△149
△1.0
局
453,008
462,762
△9,754
△2.1
市
整
環
境
福
病
備
祉
保
院
産
経
業
健
営
本
労
働
建
設
局
543,295
505,329
37,966
7.5
港
湾
局
112,479
97,863
14,616
14.9
局
8,047
2,548
5,499
215.8
会
計
管
理
労
働
委
員
会
事
務
局
680
680
-
0.0
収
用
委
員
会
事
務
局
785
448
337
75.2
局
6,169
6,001
168
2.8
局
923
910
13
1.4
局
953
940
13
1.4
選 挙 管 理 委 員 会 事 務 局
416
378
38
10.1
議
人
監
会
事
委
員
査
会
事
事
務
務
教
育
庁
763,754
759,100
4,654
0.6
警
視
庁
632,012
615,803
16,209
2.6
庁
245,932
243,765
2,167
0.9
公 営 企 業 会 計 支 出 金 等
260,449
298,209
△37,760
△12.7
20,000
-
20,000
皆増
4,860,826
4,708,693
152,133
3.2
費
481,276
529,824
△48,548
△9.2
特別区財政調整会計繰出金等
1,459,898
1,428,191
31,707
2.2
集中的・重点的な政策展開
の た め の 基 金 積 立
150,000
-
150,000
皆増
6,952,000
6,666,708
285,292
4.3
東
京
復
消
防
活
一
公
財
般
歳
源
出
債
合
計
- 133 -
一般会計 歳入予算 款別内訳
(単位:百万円、%)
区
平成27年度
分
都
金
額
平成26年度
構成比
金 額
構成比
増 減 額
増減率
税
5,021,557
72.2
4,669,808
70.0
351,749
7.5
地
方
譲
与
税
279,664
4.0
329,086
4.9
△49,422
△15.0
助
成
交
付
金
30
0.0
30
0.0
-
0.0
地 方 特 例 交 付 金
4,874
0.1
5,140
0.1
△266
△5.2
特
金
3,284
0.0
3,672
0.1
△388
△10.6
分 担 金 及 負 担 金
14,525
0.2
13,494
0.2
1,031
7.6
使 用 料 及 手 数 料
83,451
1.2
78,355
1.2
5,096
6.5
金
378,513
5.4
374,901
5.6
3,612
1.0
入
45,017
0.6
41,870
0.6
3,147
7.5
国
別
庫
財
交
支
産
付
出
収
寄
附
金
71
0.0
61
0.0
10
16.4
繰
入
金
189,098
2.7
154,343
2.3
34,755
22.5
諸
収
入
482,376
6.9
557,957
8.4
△75,581
△13.5
債
449,539
6.5
437,992
6.6
11,547
2.6
金
1
0.0
1
0.0
-
0.0
6,952,000
100.0
6,666,708
100.0
285,292
4.3
都
繰
越
合
計
- 134 -
一般会計 歳出予算 性質別内訳
(単位:百万円、%)
区
給
平成27年度
分
与
係
額
構成比
金 額
構成比
増 減 額
増減率
費
1,539,656
22.1
1,520,575
22.8
19,081
1.3
費
300,654
4.3
291,331
4.4
9,323
3.2
費
62,463
0.9
60,660
0.9
1,803
3.0
費
178,669
2.6
174,314
2.6
4,355
2.5
等
1,062,992
15.3
1,024,302
15.4
38,690
3.8
費
1,007,319
14.5
918,697
13.8
88,622
9.6
補
助
220,117
3.2
231,851
3.5
△11,734
△5.1
単
独
730,259
10.5
647,746
9.7
82,513
12.7
轄
56,943
0.8
39,100
0.6
17,843
45.6
物
関
金
平成26年度
件
維
持
扶
補
修
助
補
助
投
資
国
費
的
経
直
公
債
費
477,869
6.9
526,686
7.9
△48,817
△9.3
出
資
金
35,711
0.5
50,680
0.8
△14,969
△29.5
貸
付
金
319,160
4.6
314,972
4.7
4,188
1.3
積
立
金
192,117
2.8
26,166
0.4
165,951
634.2
公営企業会計支出金等
290,492
4.2
325,133
4.9
△34,641
△10.7
特別区財政調整会計
繰
出
金
等
1,459,898
21.0
1,428,191
21.4
31,707
2.2
費
5,000
0.1
5,000
0.1
-
0.0
源
20,000
0.3
-
-
20,000
皆増
6,952,000
100.0
6,666,708
100.0
285,292
4.3
予
備
復
活
合
財
計
- 135 -
平成 27 年1月 発行
平成 27 年度
(2015 年度)
東京都予算(原案)の概要
編集・発行
東京都財務局主計部財政課
〒163-8001 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
電話 03(5388)2669
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