ギニア - プラン・ジャパン

~コミュニティ訪問ガイド~
2015 年 4 月更新
ギニア
Republic of Guinea
ギニアは西アフリカの物と人の交
流点です。大規模マーケットは西ア
フリカでも有数で、周辺各国から集
まってくる人に会うことが出来ま
す。
ギニアの子どもたちの多くが 1 年
ほどしか学校に通えていないため、
成人識字率が 25%にとどまるな
ど、教育を受ける機会の不足が問題
となっています。
正 式 国 名: ギニア共和国
首
都: コナクリ
人
口: 1050 万人(2012 年 UNFPA)
時
差: 日本より 9 時間遅れ
公
用 語: フランス語、各民族語
通
貨: ギニアフラン(GNF)
宗
教: イスラム教、伝統宗教、キリスト教
産
業: 農業(米、キャッサバ)、
鉱業(ボーキサイト、アルミナ、
金、ダイヤモンド)
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現 地 ま で の 行 き 方
現地事務所までの交通手段は、訪問者側で手配をしてください。
日本 ~ ギニア(コナクリ)
日本からの直行便はありませんが、パリ経由などで空路、首都コナクリにあるコナクリ国際空港へ
向かいます。
空港からホテル地区までは、交通状況によって、タクシーで 15~45 分程度かかります。ホテルの
空港送迎サービスを利用できる場合もあります。
コナクリ市内 ~ 現地事務所
■#1049 (163) リトラル(Littoral)
コナクリでご宿泊ください。ホテルに現地職員がお迎えにあがり、現地事務所からチャイルドの住むコミュニティ
まで車でご案内致します。
■#1046 (163) キシドゥグ(Kissidougou)
■#1013 (163) グエケドゥ(Gueckedou)
■#1047 (163) マチェンタ(Macenta)
■#1048 (163) ンゼレコレ(N’ Zerekore)
コナクリからキシドゥグまでは変化に富んだ、美しい風景がつづきます。道沿いには多くの町や村があります。車
の状態や道路状況によって異なりますが、約 8 時間のドライブとなります。その他の地域、グエケドゥ、マチェン
タ、ンゼレコレも近接しており、キシドゥグから車で 1~2 時間のところにあります。
コナクリからキシドゥグまでは次の交通手段があります。
*事務所の車: 現地事務所の車が用務でコナクリへ出向くことがあります。訪問者の訪問予定が事前にわかって
いれば、事務所の用務をご予定に合わせるよう調整することも可能です。
*乗合タクシー:コナクリからキシドゥグまで一日に複数の便が出ています。
現地事務所 ~ チャイルドのコミュニティ
現地事務所からチャイルドの住むコミュニティまで車でご案内致します。
キシドゥグからコミュニティまで車で最大 6 時間かかります。
訪 問 に 適 し た 時 期
ご訪問のベストシーズンは 12 月~6 月です。7 月~11 月は豪雨が続き、道路状況が悪くなりますので旅行には適
していません。8 月、9 月のご訪問は避けたほうがよいでしょう。コナクリの気候は概ね温暖ですが、活動地域で
は夜に備えて薄手のジャケットをお持ちになると良いでしょう。
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周 辺 地 図
キシドゥグ活動地域
(#1046-163)
リトラル活動地域
(#1049-163)
マチェンタ活動地域
(#1047-163)
ンゼレコレ活動地域
(#1048-163)
グエケドゥ活動地域
(#1013-163)
現 地 事 務 所 の 業 務 日 / 時 間
月曜~金曜:8:00~17:00
*土・日・祝日はお休みです。
宗教の祝祭日、夏季休暇と年末年始のご訪問はお受けしていません。
ギ ニ ア の 主 な 祝 祭 日
1月1日
新年
1月3日
*モハメッド生誕祭
4月6日
*イースター
5月1日
メーデー
7 月 18 日
*Eid-al Fitr(断食明けの祝祭日) 8 月 15 日
聖母被昇天祭
9 月 23 日
*Eid-al Adha(犠牲祭)
10 月 2 日
*独立記念日
11 月 1 日
諸聖人の日
12 月 25 日
クリスマス
※ *マークは年によって日にちが変わります。上記は 2015 年版です。
言 語
観光業に従事する人々は、フランス語や英語を少々話します。タクシーの運転手は、フランス語を話します。一般
の人たちは現地語の一つを日常使っています。
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*現地では職員が英語でご案内します。日本語通訳の手配をご希望の際は「訪問予定メモ」にご記入ください。
通訳料は実費をご負担いただくことになります。なお日本語通訳のレベルが十分でない場合、また通訳が手配
できない場合もありますことをご了承ください。
現 地 ス タ ッ フ と の 待 ち 合 わ せ
原則、現地事務所に直接お越しいただきますようお願いいたします。ホテルが現地事務所から近くで前もってお知
らせがあれば、現地職員がホテルまでお迎えに上がります。(事務所の所在地はご出発前にご連絡します)
宿
泊
現地事務所を通じて宿泊先を手配することができます。ご希望の場合は、
「訪問予定メモ」の所定の欄にご記入くだ
さい。
両 替 ・ 銀 行 ・ ク レ ジ ッ ト カ ー ド
空港に到着されたら、手持ち通貨の申告書(“ Declaration de devise” 到着前に機内で配られます)を提出し、入国
審査で申告書のコピーが渡されます。このコピーは出国の際に外貨両替の証明となります。国内で外貨両替される
ときは銀行やホテルなどの公認の両替所をご利用ください。公認の両替所で外貨両替を行うと、両替の分だけ申告
書に印を押してもらえます。街頭での両替は違法ではありませんが、偽札やレートの低いおそれがあります。ユー
ロか米ドルのトラベラーズチェックをお持ちになる事をお勧めします。クレジットカードはあまり使われていませ
ん。
現 地 の 習 慣 ・ 留 意 事 項

ギニア人は一般的に温厚で人見知りもあまりしません。

身分証明書(外国人の場合は旅券)の常時携帯が義務づけられています。滞在中は常時パスポートを所持して
ください。パスポートの点検が町中で度々行われます。

入国審査では、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)の提示が求められます。

プラン・ギニア事務所は訪問者のギニア国内旅行を円滑にする “ Mission Order”(特別許可証)を発行しま
す。そのため、訪問者の姓名、国籍、到着と出発予定を事前に把握しておくことが必要になります。この許可
証は訪問者がコナクリ(Conakry)に到着されたときに事務所の代表者からお渡し致します。旅行中はこの許可
証も必ず所持してください。

夜間の外出禁止令がしばしば発せられます。到着時にご確認ください。

コナクリ市内および道路では写真を撮らないでください。

盗難にはご注意ください。

生水はお飲みにならないようご注意ください。

コミュニティ訪問の際は、露出の高い服装は避けてください。

現地の法律を遵守ください。
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○ ファミリーと皆さまの安全のために、チャイルドをコミュニティから連れ出すことや、コミ
ュニティでのホームステイはできません。
○ ファミリーから現金や物を要求するような発言があった時、現場での説明、通訳、諸費用の
支払いについて問題をお感じになった場合は、その場で現地職員に伝えてください。
○ あらゆる種類の麻薬の売買・所持、および子どもとの性行為は厳罰に処せられます。
○ お互いの個人住所の交換はできません。
✎チャイルドとの直接の手紙のやりとりは、郵便サービスのない場所には届かず、通信記録がと
れないために事務局で郵便事故の把握ができません。また、個人的援助の依頼の手紙が届いて
ご迷惑をおかけするなど、現金や高価なプレゼントを渡す行為と同じく、住民の和を乱す一因
となったりスポンサーへの依存心を生むなど、地域活動の阻害につながることがあるため、ご
遠慮ください。
渡 航 前 の 準 備

パスポート(残存期間 6 ヶ月以上必要)、ビザの準備をお忘れなく。

海外旅行損害保険には必ずご加入ください。

入国審査では、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)の提示が求められます。

ギニア入国前に,マラリア予防薬の服用、黄熱,破傷風,A型及びB型肝炎,腸チフス,髄膜炎,狂犬病の予
防接種が推奨されています。詳しくは医療機関や下記外務省の情報等でご確認ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/guina.html

渡航先の安全に関しては外務省の情報等でご確認ください。
*外務省海外安全相談センター/(直通)TEL03-3501-8162(代)TEL03-3580-3311(内線 2902)
*外務省ホームページ

海外危険情報/http://www.anzen.mofa.go.jp
訪問時に、見たいこと聞きたいことなどが具体的にありましたら、「訪問予定メモ」などで事前にプラン・ジ
ャパン事務局までご相談ください。

連絡先のリストをお忘れなくお持ちください。現地事務所の連絡先は出発前にお知らせします。

チャイルドやコミュニティの住民の中では、人見知りしてなかなか話しづらい人もいます。訪問前に、手紙や
報告書を読み返し、こちらからも積極的に質問や話題を用意されていくことをお勧めします。

コミュニティ訪問時は華美にならない服装でご訪問ください。控えめの服装でおいでください。男性は長ズボ
ンを、女性は肩や膝の出ない長めの服をご着用ください。ショートパンツはご遠慮願います。また、動きやす
いスニーカー、リュックなどをお持ちになるのが良いでしょう。
チ ャ イ ル ド に お み や げ を 持 っ て い く 場 合

高価なおみやげはご遠慮ください:
チャイルドが健やかに育つには、地域全体の生活向上が不可欠です。あ
るチャイルドや家族だけが高価なギフトをもらうことにより、地域の調和を乱してしまうおそれがあります。

コミュニティには他にも多くの子どもたちがいることにもご配慮ください。
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
現地での購入もできます:
文化・習慣の違いなどもありますので、事前にご相談ください。現地職員と共に
購入する場合、現地職員は好まれる品物を紹介はしますが、購入は義務ではありませんのでご予算の範囲内で
お買い求めください。
◎適切なギフトの例:
 学用品
 日用品(石けん、歯ブラシ、タオル類など)
 グループで一緒に遊べるもの(ボール、風船、子どもクラブ用のおもちゃなど)
 日本の文化を紹介できるもの(折り紙、人形、コマ、日本の絵葉書など)
 大勢で分けられるもの(筆記具、飴など)
◎不適切なギフトの例:
 現金(いかなる場合も渡さないでください)
 変質しやすく、食中毒を起こす可能性のある食べ物や、口にすると危険な乾燥剤の入って
いる包装菓子など
 現地では高価なもの(電気製品、時計、使い捨てカメラなど)
、電池を使うおもちゃ
 中古品(汚れや破れのある古着、使い古しの学用品)
 その他(翻訳が必要な本、薬、好き嫌いのある和菓子など)
も っ と 詳 し い 旅 行 情 報 は こ ち ら で !
*ギニア共和国大使館
*外務省
国情報
〒150‐ 0035
渋谷区鉢山町12-9
℡:03-3770-4640
ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/guinea/index.html
*在ギニア日本大使館
ホームページ
http://www.gn.emb-japan.go.jp/j/
*旅行情報
http://www.nishiafrica.com/01_africa/guinea.htm
(和文)
http://www.lonelyplanet.com/destinations/africa/guinea/
(英文)
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チャイルドとの面会はもちろん、プランが進める地域開発プロジェクトの進捗や成果を
じかにご覧いただけるのがコミュニティ訪問です。訪問日のながれを一例でご紹介します。
(例)
午前
午後
9:00
ホテルロビーで現地職員と待ち合わせ
9:30
現地事務所にてプログラムについての説明
10:00
チャイルドや家族に面会
12:00
昼食
13:00
プロジェクト視察のため学校や保健所訪問
15:00
現地事務所にて訪問アンケート記入
16:00
滞在ホテルへ向け出発
<セネガル>
<中国>農村部の発展度合いに
<エルサルバドル>
希望どおり収入向上プロジ
対する理解がより深まりました
普段受け取る成長記録や
ェクトを視察。プロジェクト
手紙の仕分けの現場を拝
に携わる女性たちが嬉しそ
見し、私とチャイルドの交
うに成果を語る姿が何より
流にも多くの方が関わっ
印象的でした
ていることを実感。温かい
気持ちになりました
<ジンバブエ>
コミュニティの出迎えと
子どもたちの笑顔は一生
忘れられません!
<エクアドル>地球の反
<スリランカ>住民と一緒にプロジェクトを立案し、その運
営は住民や地元組織に任せていく仕組みが順調に進んでい
るように感じました
対側にいる私とチャイル
ドが交流できるのは、プラ
ンのような国際NGOの
おかげだと思いました
公益財団法人 プラン・ジャパン
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TEL 03-5481-6100
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FAX 03-5481-6200
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