ニジェール - プラン・ジャパン

~コミュニティ訪問ガイド~
2015 年 4 月更新
ニジェール
Republic of Niger
西アフリカの内陸国であるニジェール
は、国土の3分の2近くをサハラ砂漠が
占める、世界でも最も暑い国の一つで
す。実際に接するニジェールの人々は
穏やかで親しみやすく、一般的な治安も
他のアフリカの国々と比較すると
良いと言われています。国民の多くが敬
虔なイスラム教徒で、毎日5回のお祈り
を欠かさず、イスラム教にまつわる行事
は全国的に盛大に行われます。
ニジェールでは出生登録をされていな
い子どもが3割いるとされ、そのために
人身売買や児童労働のリスクが高まっ
ています。
正式国名: ニジェール共和国
首
都: ニアメ
人
口: 1,529 万人(2009 年)
時
差: 日本より 8 時間遅れ
公 用 語: フランス語(公用語)
ハウサ語等
通
貨: CFA フラン
宗
教: イスラム教、キリスト教、
原始宗教
産
業: 農林漁業、鉱業、サービス業
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現 地 ま で の 行 き 方
現地事務所までの交通手段は、訪問者側で手配をしてください。
ニジェールに到着されましたら、国統括事務所にご連絡をお願いいたします。
日本 ~ ニジェール ~ ニアメ
日本からの直行便はありませんが、フランスやトルコを経由し、空路にて首都ニアメにあるディ
オリ・アマニ国際空港(Diori Hamani International Airport)へ到着します。
空港から市街地までは 15 分ほどかかります。現地の気候になれるため、ニアメにて少なくとも
1 日から 2 日過ごすことをお勧めします。ホテルが空港シャトルバスサービスを提供している場
合もあります。
ニアメ ~ 現地事務所 ~ チャイルドのコミュニティ
ニアメ市街地から現地事務所までは、バスでの移動が可能ですが、プラン職員がホテルまでお迎えすることができ
ます。

#1019(119)ドッソ
ニジェールの南西部に位置し、ニアメから 130-140km のところです。車でおよそ 2 時間かかります。

#1043(120)ティラベリ
ニジェール川に近く、ニアメから北西 120km のところに位置します。車でおよそ 1 時間 30 分ほどです。
周 辺 地 図
ティラベリ現地事務所
#1043(120)
国統括事務所
ドッソ現地事務所
#1019(119)
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現 地 ス タ ッ フ と の 待 ち 合 わ せ
※ 空港もしくはホテルに到着されましたらロメの国統括事務所までご連絡ください。ご訪問予定の最終確認をい
たします。連絡先はご事前にお知らせ致します。
※ 原則、現地事務所に直接お越しいただきますようお願いいたします。ホテルが現地事務所から近くで前もって
お知らせがあれば、現地職員がホテルまでお迎えに上がります。
現 地 事 務 所 の 業 務 日 / 時 間
月曜~木曜
8:30~17:30
金曜
8:30~13:00(金土日、祝祭日のご訪問はご遠慮ください)
年末年始のご訪問はお受けできません。
訪 問 に 適 し た 時 期
ご訪問は比較的涼しい11月~2月をお勧めします。この時期の気温は20℃~30℃です。 昼間は軽い服装で大丈夫
ですが、夜は冷えますのでセーターやジャケットをお持ちください。
3月~5月には気温が40℃以上になりとても暑く、砂混じりの強い熱風(ハルマッタン)がサハラ砂漠から吹き、帽
子が必需品です。
6月~9月は雨季にあたり、気温は30℃~35℃です。豪雨のため道路状況が悪くなり、村へ行き来できなくなるこ
とがあります。また、チャイルドの家族にとっては、作物の収穫に忙しい繁忙期にあたり、コミュニティを離れて
いる場合もありますことをご承知おきください。
ニ ジ ェ ー ル の 主 な 祝 祭 日
1月1日
新年
7 月 18 日
*ラマダン終了日(Aid El Fitr)
1月3日
*モハメッド聖誕祭
8月3日
独立記念日
4月6日
*イースターマンデー
9 月 23 日
*犠牲祭
4 月 24 日
和平調印記念日
12 月 18 日
共和国宣言記念日
5月1日
メーデー
12 月 25 日
クリスマス
※*マークのものは毎年日にちが変わります。上記は2015年のものです。
※敬虔なイスラム教徒が多いため、イスラム教の祝日(ラマダンや犠牲祭等)の訪問は控えることをお勧めします。
イスラム暦に基づいて祝日が設定されるので、事前によく確認してから計画を立てるのが良いでしょう。
言 語 と 通 訳
現地語であるハウサ語やジェルマ語が主に使用されていますが、フランス語も公用語として広く使用されています。
*現地では職員が英語でご案内します。日本語通訳の手配をご希望の際は「訪問同意書」にその旨ご記入下さい。
通訳料は実費をご負担いただきます。なお日本語通訳のレベルが十分でない場合、また日本語通訳が手配できない
場合もありますことをご了承ください。
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宿
泊
現地事務所から紹介されたホテルは以下の通りです。
より詳しいホテルの情報をお知りになりたい際は、
「訪問同意書」にその旨ご記入ください。

ニアメ
・Gaweye Hotel
・Grand Hotel du Niger
・Hotel Terminus
・Hotel Nikki

ティラベリ
・Hotel Giraffe

ドッソ
・Hotel Zarma
・Hotel
Sahel
・Hotel Tenere
・Homeland
両 替 ・ 銀 行 ・ ク レ ジ ッ ト カ ー ド
プラン活動地域では両替所や銀行がないため、予めニアメ市内で両替されることをお勧めします。主なクレジット
カードやトラベラーズチェックの換金は、大きなホテルや銀行であれば対応可能です。トラベラーズチェックの換
金の際には購入時のレシートも提示する必要があります。
現 地 の 習 慣 ・ 留 意 事 項
○ イスラム教の規則に準じ、訪問時は控えめの服装でおいでください。男性は長ズボンを着用し、女性は肩や膝
の出ない長めの服をご着用下さい。ノースリーブやショートパンツはご遠慮願います。 また、チャイルドの家
やコミュニティ内での喫煙はご遠慮ください。
○ チャイルドや家族、家や学校、コミュニティ内で写真を撮る場合は、事前に許可をお取りください。撮影した
写真は、帰国後チャイルドに送ってあげるととても喜ばれます。
○
挨拶の際には、常に握手を求められます。
○
左手を使って物を受け渡すこと、食事をとること、誰かを指差すことはお控えください。
○
ニジェール滞在中は、現地の法律を遵守ください。
○ チャイルド家族と皆さまの安全のために、チャイルドをコミュニティから連れ出すことや、コミュニテ
ィでのホームステイはできません。
○ チャイルド家族から現金や物を要求するような発言があった場合、現場での説明、通訳、諸費用
の支払いについて問題をお感じになった場合は、その場で現地職員に伝えてください。
○ あらゆる種類の麻薬の売買・所持、および子どもとの性行為は厳罰に処せられます。
○ お互いの個人住所の交換はできません。
✎チャイルドとの直接の手紙のやりとりは、郵便サービスのない場所には届かず、通信記録がとれないために事務
局で郵便事故の把握ができません。また、個人的援助の依頼の手紙が届いてご迷惑を
おかけするなど、現金や高価なプレゼントを渡す行為と同じく、住民の和を乱す一因となったり、スポンサーへ
の依存心を生むなど、地域活動の阻害につながることがあるため、ご遠慮ください。
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渡 航 前 の 準 備
○パスポート、ビザなどの必要書類の準備をお忘れなく。ビザ発給は在東京ニジェール共和国名誉領事館で可能で
す。詳しくは、在東京ニジェール共和国名誉領事館ホームページ(http://www.ourd.co.jp/consulate.html)を
ご参照ください。
○海外旅行損害保険には必ずご加入ください。
○渡航先の安全に関しては外務省の最新情報などでご確認ください。
*外務省 海外安全相談センター/
TEL(代表)03-3580-3311(内線 2902、2903)
(直通)03-5501-8162
*外務省 海外安全ホームページ/
http://www.anzen.mofa.go.jp
*海外渡航者のための感染症情報/
http://www.forth.go.jp
○訪問時に、見たいこと聞きたいことなどが具体的にありましたら、「訪問同意書」などで事前にプラン・ジャパ
ン事務局までご相談ください。
○現地事務所の連絡先などを記した訪問確認書を、出発前にお送りしますので必ずご持参ください。
○チャイルドやコミュニティの住民の中には、人見知りしてなかなか話しづらいことがあります。訪問前に、手紙
や報告書を読み返し、こちらからも積極的に質問や話題を用意されていくことをお勧めします。
○コミュニティ訪問時は華美にならない服装でご訪問下さい。男性はズボン、女性は肩を出さない服装で、ショー
トパンツなどはお控えください。動きやすいスニーカー、リュックなどが良いでしょう。
チ ャ イ ル ド に お み や げ を 持 っ て い く 場 合
○高価なおみやげはご遠慮ください:
チャイルドが健やかに育つには、地域全体の生活向上が不可欠です。ある
チャイルドや家族だけが高価なおみやげをもらうことにより、地域の調和を乱してしまうおそれがあります。
コミュニティには他にも多くの子どもたちがいることにご配慮ください。
○現地での購入もできます:
文化・習慣の違いなどもありますので、事前にご相談ください。現地職員と共に購
入する場合、現地職員は好まれる品物を紹介はしますが、購入は義務ではありませんのでご予算の範囲内でお買
い求めください。
◎適切なおみやげの例:
 学用品
 日用品(石けん、歯ブラシ、タオル類など)
 グループで一緒に遊べるもの(ボール、風船、子どもクラブ用のおもちゃなど)
 日本の文化を紹介できるもの(折り紙、人形、コマ、日本の絵葉書など)
 大勢で分けられるもの(筆記具、飴など)※他の子どもたちと分けられるよう多めに用意するのが良いでしょう。
◎不適切なおみやげの例:
 現金(いかなる場合も渡さないでください)
 変質しやすく、食中毒を起こす可能性のある食べ物や、口にすると危険な乾燥剤の入って
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いる包装菓子など
 現地では高価なもの(電気製品、時計、使い捨てカメラなど)
、電池を使うおもちゃ
 中古品(汚れや破れのある古着、使い古しの学用品)
 アルコール類
 その他(翻訳が必要な本、薬、好き嫌いのある和菓子など)
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*ニジェール共和国大使館(中国兼轄、中国常駐)
住所:1-21 Bangonglou Sanlitun Diplomatic Compound, Beijing, 100600
*在東京ニジェール共和国名誉領事館
Tel: (03) -5405-3687
〒105-0011 東京都港区芝公園2丁目6-15
http://www.ourd.co.jp/consulate.html
*外務省 ニジェール情報
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/niger/index.html
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チャイルドとの面会はもちろん、プランが進める地域開発プロジェクトの進捗や成果を
じかにご覧いただけるのがコミュニティ訪問です。訪問日のながれを一例でご紹介します。
(例)
午前
午後
9:00
ホテルロビーで現地職員と待ち合わせ
9:30
現地事務所にてプログラムについての説明
10:00
チャイルドや家族に面会
12:00
昼食
13:00
プロジェクト視察のため学校や保健所訪問
15:00
現地事務所にて訪問アンケート記入
16:00
滞在ホテルへ向け出発
<エルサルバドル>
<セネガル>
希望どおり収入向上プロジ
ェクトを視察。プロジェクト
<中国>農村部の発展度合いに
普段受け取る成長記録や
対する理解がより深まりました
手紙の仕分けの現場を拝
見し、私とチャイルドの交
に携わる女性たちが嬉しそ
流にも多くの方が関わっ
うに成果を語る姿が何より
ていることを実感。温かい
印象的でした
気持ちになりました
<ジンバブエ>
<エクアドル>地球の反
コミュニティの出迎えと
対側にいる私とチャイル
子どもたちの笑顔は一生
忘れられません!
<スリランカ>住民と一緒にプロジェクトを立案し、その運
営は住民や地元組織に任せていく仕組みが順調に進んでい
るように感じました
ドが交流できるのは、プラ
ンのような国際NGOの
おかげだと思いました
公益財団法人 プラン・ジャパン
〒154-8545 東京都世田谷区三軒茶屋 2-11-22
TEL 03-5481-6100
URL http://www.plan-japan.org
サンタワーズセンタービル 10F
FAX 03-5481-6200
MAIL [email protected]
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