南瓜栽培技術情報 No3 今後の管理について

南 瓜 栽 培 技 術 情 報 No3
平成27年6月3日
組
合
員
各
位
JA営農支援課
特産南瓜生産組合
今後の管理について
1.整枝・交配・摘果
・株元の雄花は非常に大切ですので取り除かないこと。
・親蔓1本仕立てとし、株元から着果節位までの側枝は全て取り除く。なお、くり
大将においては着果数が多くても、肥料切れをおこなさなければ摘果する必要が
ないことから、草勢が良くない場合は追肥を行う。
・定植後、被覆資材を使用していない場合、強風により草勢が劣っていることから
追 肥 を 行 い 、 草 勢 の 回 復 を 図 る 。 (圃 場 で 栽 培 す る 場 合 )
施肥形態
土壌灌注
肥料名
尿素
使用量
成 分 量 /10a
5kg
2.3kg
施 肥 (雨 天 時 )
尿素
5kg
2.3kg
葉上使用
尿 素 20 倍 液
5kg
2.3kg
備考
灌 注 時 間 3~ 5 秒
晴天時の散布は葉に肥料
やけが生じる
水 100ℓ に 尿 素 5g を 混 ぜ
て、葉上より散布する
・着果する前に蔓先に施肥・耕起しておくと効果的である。
LP 苦 土 安 1 号 70 日 タ イ プ ま た は 燐 硝 安 加 里 1 号 S552
N成 分 3k g /10a
現 物 量 20k g /10a
・一発肥料を施肥している人は追肥を行わなくてもいい。
・ 着 果 節 位 は 10 葉 以 降 で 葉 の 直 径 が 30cm 以 上 で あ れ ば 、 着 果 さ せ 、 極 端 な 奇 形 を
除き摘果はしない。
着果節位以降の子蔓は2葉程度残して摘芯する。
・ 着 果 節 位 以 降 、親 蔓 は 放 任 と す る が 、草 勢 が 弱 い 場 合 は 着 果 数 を 確 保 し た 後 摘 芯 す
る。草勢が強い場合は上位節の子蔓を2~3本程度残し、草勢を調節する。
・交配はミツバチと共に、人工交配で行う。
[ホルモン剤での交配は絶対に行わないこと]
特 に 早 い 着 果 (6 月 上 旬 )の 場 合 、 気 温 が 低 く
ミツバチの活動が鈍いことからミツバチ交配
で は 不 確 実 な た め 、一 番 果 に つ い て は 人 工 交 配
を 実 施 し 、確 実 に 着 果 さ せ る よ う に す る 。人 工
交配を行う際は、花粉活性の良い早朝に行う
※人工交配は絵の具の筆を使うとやりやすい。
( 10~ 12℃ が 適 温 )。
・ミツバチでの交配は養蜂箱を設置し、取扱い注意事項をよく読み使用すること。
※ 養 蜂 箱 の 設 置 申 込 み は JA 営 農 支 援 課 ま で
種類
ぶ ん ぶ ん 1000 匹
丸東東海商事
貸出期間
使い捨て
・着果後は果実がソフトボール程の大きさになったらに果実の下に皿(トス
コ F マット等)を敷く。
2.病害虫防除
交 配 期 以 降 は 着 果 、肥 大 に よ り 草 勢 が 弱 ま る こ と や 、梅 雨 時 期 等 の 影 響 か ら 病 害 の
発生率が高まるため、降雨の合間を見て、薬剤散布を実施する。
・アブラムシ対策
定期的に薬剤散布を行う。薬剤選択に際しては、ミツバチへの影響を考慮し、下
記の薬剤にて防除する。
成分
使用量
(10a 当 )
使用時期
本剤使
用回数
成分使
用回数
蜂への
影響日数
アセタミプリド
2000 倍
収穫前日
2
2
2 日
フルバリネート
4000 倍
収 穫 21 日 前
2
2
4 日
薬剤名
モスピラン
水溶液
マブリック
水和剤
マラソン
乳剤
2000~
収穫前日
5
5
10 日
3000 倍
※上記以外の薬剤を散布する場合には、ミツバチを撤去後散布する。
マラソン
・野鼠対策
薬剤名
成
分
適
用
本剤回数
使用量
Z・ P
リン化
亜鉛
野鼠
─
30~ 500g
/10a
ヤソ
ジオン
ダイフ
ァシノ
ン
野鼠
─
200~ 300g
/10a
粉末
ラテミン
ワルフ
ァリン
野鼠
─
使用方法
定点配置
ソ穴投入
ばら撒き
本 剤 5~ 20g を そ の ま ま 、 あ る い は 小 袋 詰
めをソ穴に投入するか野鼠の通路に配置
する。
本 剤 1g に 対 し 穀 粉 な ど 4g の 割 合 で
薄 め 、適 当 な 容 器 に 入 れ る か 、紙 包 み
( 防 水 紙 ) と し た も の 約 5 g ず つ を 、2 5 0
~ 7 5 0 g / 1 0 a の 割 合 で ソ 穴 、出 入 口 、通
路に投入するか、適宜配置する。
※殺鼠剤は使用方法・注意事項を熟読して使用してください。