TSH - ビー・エム・エル

No. 2015-44 Date 2015.12.3
新規受託項目
謹 啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別なご愛顧を賜り厚くお礼 申し上げます。
この度、下記項目につきまして、検査の受託を開始いたしますのでご案内申し上げます。
謹白
項 目 名
● 甲状腺刺激ホルモン(TSH)/ ECLIA
(依頼コード No.4892)
● 遊離サイロキシン(FT 4 )/ ECLIA
(依頼コード No.7238)
● 遊離トリヨードサイロニン(FT 3 )/ ECLIA
(依頼コード No.7237)
● サイロキシン(T 4 )/ ECLIA
(依頼コード No.7236)
●トリヨードサイロニン(T 3 )/ ECLIA
(依頼コード No.6731)
受託開始日 2016 年 1月 5 日(火)受 付 分より
甲状腺関連検査の5項目につきまして、測定精度の向上を期し、電気化学発光免疫測定法(ECLIA法)
による受託を開始いたします。本法採用にともない、甲状腺機能異常のスクリーニング検査として
最も鋭敏な TSH は、現行法(CLIA 法)よりも測定感度が向上いたします。
現 在、 健 常 者 の 5 〜10 % に 潜 在 性 甲 状 腺 機 能 異 常 症( 甲 状 腺 ホ ル モ ン F T 4 濃 度 は 基 準 範 囲 内 で
TSH 濃度が高値または低値)が存在するとされ、甲状腺疾患は日常診療の中でも頻度が高い疾患の
一つといわれています。
甲状腺疾患の診断と治療経過観察の一助として上記ホルモン検査および関連検査をお役立ていただ
きますようお願い申し上げます。
主な関連検査
抗 TSH レセプター抗体、甲状腺刺激抗体、抗サイログロブリン抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体、
サイログロブリン
※現行項目の甲状腺刺激ホルモン(T S H)
:依頼コード N o .6343、 遊離サイロキシン(F T 4 )
:598、
遊離トリヨードサイロニン
(FT3)
:3738、サイロキシン
(T4)
:593、トリヨードサイロニン
(T3)
:591 は
2016 年 4 月に今回ご案内の ECLIA 法への試薬変更を予定しております。
裏面に続きます
検査項目検索用
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株式
会社
電子カルテはビー・エム・エル
本 社:〒 151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷 5–21–3
総合研究所:〒 350-1101 埼玉県川越市的場 1361–1 ☎ 049(232)3131 FAX 049(232)3132
URL:http : //www . bml . co . jp/
資料 、お問い合わせは担当者または最寄りの営業所までお願いいたします。
受託要領
依頼コード No.
項
目
名
4892
7238
7237
7236
6731
TSH/ECLIA
FT4 /ECLIA
FT 3 /ECLIA
T4 /ECLIA
T 3 /ECLIA
統 一 コ ー ド 4A055-0000-023-053 4B035-0000-023-053 4B015-0000-023-053 4B030-0000-023-053 4B010-0000-023-053
検 体 必 要 量
容
器
血清 0.5 mL
血清 0.5 mL
血清 0.5 mL
血清 0.5 mL
血清 0.5 mL
B -1→ S -1
B -1→ S -1
B -1 → S -1
B -1→ S -1
B -1→ S -1
冷蔵
冷蔵
冷蔵
冷蔵
冷蔵
検体の保存方法
所
要
日
数
2〜3
2〜3
2〜3
2〜3
2〜3
検
査
方
法
ECLIA 法
ECLIA 法
ECLIA 法
ECLIA 法
ECLIA 法
値
0.500 〜 5.000
0.90 〜 1.70
2.30 〜 4.00
6.1 〜 12.4
80 〜 160
位
μIU/mL
ng /dL
pg/mL
μg /dL
ng/dL
基
準
単
報
告
範
囲
0.005 未満 〜 最終値
報
告
桁
数
小数第 3 位
0.02 未満 〜 7.77 以上 0.26 未満 〜32.55 以上 0.4 未満 〜 24.9 以上
小数第 2 位
小数第 2 位
20 未満 〜 651以上
小数第 1位
整数
検査実施料/判断料 112 点 /144 点(生(Ⅱ))136 点 /144 点(生(Ⅱ))136 点 /144 点(生(Ⅱ)
)114 点 /144 点(生(Ⅱ)
)110 点 /144 点(生(Ⅱ))
備
考
【チャート報告書】甲状腺機能検査専用チャートの報告対象項目です。
ビオチンを投与している患者(1日の投与量 5 mg 以上)からの採血は、投与後、少なくとも 8 時間以上経過してから実施し
てください。
新試薬と現行試薬の相関
TSH
(μIU/mL)
30
F T4
( ng /dL)
5
y = 1.033x + 0.226
r = 0.987
n = 258
y = 1.148 x −0.431
r = 0.947
n = 260
新試薬
新試薬
新試薬
20
15
y = 0.974x + 0.048
r = 0.908
n = 259
4
F T3
( pg/mL)
3
10
2
10
5
1
0
0
10
20
現行試薬(CLIA法)
0
30
0
(μIU/mL)
1
2
15
4
300
5
10
現行試薬(CLIA法)
15
(pg/mL)
y = 1.021x +13.702
r = 0.954
n = 100
200
新試薬
新試薬
10
5
0
0
T3
( ng /dL)
y = 0.908x + 0.365
r = 0.972
n = 100
0
5
(ng /dL)
現行試薬(CLIA法)
T4
(μg /dL)
3
100
0
5
10
現行試薬(CLIA法)
15
0
0
100
(μg/dL)
200
現行試薬(CLIA法)
300
(ng /dL)
自社検討資料
【検査方法の参考文献】宮崎直子 , 他 : 医学と薬学 70, 367- 380, 2013.(FT4、FT3)
金澤健一 : 医学と薬学 41, 718-724, 1999.
甲状腺刺激ホルモン(TSH)の負荷コードは下記を参照ください。
項目名
負荷コード
前
15 分
30 分
60 分
90 分
120 分 150 分 180 分
後
甲状腺刺激ホルモン(TSH)43151 43152 43153 43154 43155 43156 43157 43158 43160