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資料3
ゾーニングの各機能に係る課題について
1.市民サービスについて
(1)保健センター機能について
【主な意見】
〔庁舎建設検討委員会〕
・検診ホールは、プライバシーに配慮した配置にした方が良い。
・現保健センターは、内履きと外履きのスペースが分かれており利用者にとって不便。
〔庁舎建設検討部会及び各課ヒアリング〕
・一般の来庁者と区分けしてプライバシーに配慮することや、衛生面を考慮すると全面土足禁止
にした方が良いのではないか。
・現保健センターは、講習室や健診室を中心に各課の会議など多目的に利用しているが、衛生面
を考慮して健診専用スペースにしてはどうか。
(参考)成人健診 100件/日、乳幼児健診 10~30組/日
・今後、高齢者人口が高まる中で、全面土足禁止は足の不自由な方にとって負担となる。
・保健センター機能を庁舎機能と複合化する一要因は、将来動向を見据えスペースを共用しコン
パクト化することであり、機能の専用化は適さない。
【今後の方針】
プライバシーや衛生面の観点から一般の来庁者と区分けする。ただし、乳幼児健診などお子様連
れの利用者等に配慮し一定の土足禁止は必要と思われるが、全面土足禁止は、利用者の利便性や
機能共用の観点から、現保健センターの利用形態を基本とする。利用者の動線がスムーズに流れ
るよう整理していく。
(2)市民開放エリアについて
【主な意見】
〔庁舎建設検討委員会〕
・市民団体等へ開放するスペースと、セキュリティ対策をどのように考えているのか。
【今後の方針】
・防災研修室、大会議室を休日・夜間に市民団体等へ開放し、3階までの各階のエリアをパイプ
シャッター等で区分。利用者の動線がスムーズに流れるよう整理していく。
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(3)窓口環境
【主な意見】
〔庁舎建設検討委員会〕
・市民が一番利用する窓口部門の一連の流れをつくってもらいたい。
・現庁舎では職員机の脇で相談を受けるケースを見受ける。相談室を必要数配置してもらいたい。
〔意見交換会〕
・現庁舎は間口が手狭で立ったまま応対するケースがある。お年寄りなどにもっと配慮した応対
を考えてもらいたい。
〔庁舎建設検討部会〕
・窓口の間口について、業務が効率的に行えるよう必要な幅を確保してもらいたい。
・利用者目線に立ったサービスの構築がもとめられる。
(参考)窓口件数 465件/日(うち窓口部門は約5割)
【今後の方針】
・利用者の利便性を第一に、全面ローカウンター化。また、各課の利用状況を踏まえ窓口に個々
のブースを設置し、プライバシーに配慮していく。さらに、相談内容によっては個別の相談スペ
ースで対応できるよう各階に個室型の相談室を複数配置。
・窓口内容が複数の課に跨る場合は、総合案内で対応。業務ネットワークと合わせて業務間の連
携が効率的に行えるよう配置。
・個人情報保護の観点から、窓口カウンター又は相談室での応対とする。
2.職場環境
(1)執務環境
【主な意見】
〔意見交換会〕
・将来人口が減少していく中で職員数も議員数も減らしていってもらいたい。どれだけコンパ
クトにできるのか考えてもらいたい。
・職員の机上に書類が山積している。仕事がしやすい環境を考えてもらいたい。
・現庁舎でも執務スペースが手狭に感じる。さらにコンパクト化できるのか。
〔庁舎建設検討部会及び各課ヒアリング〕
・業務の流れを考えると、島単位の係配置を検討してもらいたい。
・打合せスペース分を必要な職員配置スペースにあててもらいたい。
【今後の方針】
・新庁舎では、平成32年度の職員動向を見据え、現行195名に対して180名(▲15名)
配置する計画。一方で、長期的な将来人口を考慮するとさらに職員減少が見込まれることから、
1人当たりの事務スペースを必要最低限に留める。
(参考)新庁舎:5.0平米/人、国の基準:6.1平米、現庁舎:5.6平米
・島単位の係配置よりも業務が効率的にできる配置とする。計画内に収まるよう文書のスリム
化に向けたファイリング処理などコンパクト化に努め、執務環境を改善していく。
・執務スペースだけで庁舎規模をコンパクト化していくことは困難。通路や階段など共用部分
も含めてさらにコンパクト化できるよう精査していく。
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