26愛西総第294号 平成27年1月23日 愛西市情報公開審査会会長 様 愛西市長 日 永 貴 章 印 個人情報の収集の制限の例外に関する諮問について 愛西市個人情報保護条例第6条第2項第6号の規定により、次のとおり個人情報を収集する ことについて、審査会の意見を求めます。 諮問に係る個人情報 を取り扱う事務の名 称 公用車ドライブレコーダーの設置及び管理運用に関する事務 諮問に係る個人情報を 収集する目的 運転者の安全運転啓発のため 事故が起きた際の事故原因の把握及び事故の責任の程度を判 断するため 諮問に係る個人情報の 収集の範囲 容姿、容貌、車両番号 諮問に係る個人情報の 収集先 ドライブレコーダーによる記録 担当課 総務課 総務係 備考 ※その他、別紙において当該諮問の詳細について記入してください。 (別紙) 諮 諮 問 案 件 問 書 公用車ドライブレコーダーによる個人情報の収集につ いて 当市では、今年度から、運転者の安全運転の啓発、事故 が起きた際の事故原因の把握及び事故の責任の程度を判 断する材料として、ドライブレコーダーを以下の公用車に 設置しております。 ①愛西市の公用車におけるドライブレコーダー設置の状況 ○全152台中13台に設置 【内訳】 1.市有バス2台(平成26年4月) 2.巡回バス7台(平成26年4月) 3.消防車両4台(平成26年7月~ ※今年度登録の車両) 〔救急車・資機材搬送車・水槽付消防ポンプ車・連絡車〕 1、2の車両については、同機種のものを設置 3の車両については、異なる機種のものを設置 (純正品、納入業者が選別したもの、消防本部が選別したもの) 現 状 ・ 実 態 ②ドライブレコーダーの機能 1.録画機能(※機種によって録画時間が異なる) ア.常時録画 ・エンジンの始動から停止、または電源のオンからオフ までを継続的に録画 ・SDカードの容量を超えた場合は、古いデータから自 動的に上書き イ.衝撃録画 ・衝撃を検知した場合、検知の前後何秒間を自動録画し、 衝撃録画ファイルとして別で保存 ・設定により、古い衝撃録画データの上書き防止 ウ.その他の録画 ・ボタン操作により、衝撃録画同様の保存が可能 2.保存機能(※SDカードの容量によって保存時間が異なる) 3.管理機能 ア.必要に応じてパソコン内にデータを読み込み、静止画 または動画として保存 イ.パソコン用ソフトにパスワード機能が付いている機種 もあり、プライバシー保護やセキュリティ強化が可能 現在のところ、上記の公用車において衝撃を検知するよ うな重大な事故は発生しておりませんが、録画記録の中に は容貌や容姿、車両番号の個人に関する情報が含まれるこ ともあり、その場合は本人の同意を得ずに収集することに なると考えられますので、市個人情報保護条例第6条第2 項ただし書(個人情報の収集の制限の例外)を適用するこ ととなりますが、ドライブレコーダーによる個人情報の収 集は、第1号から第5号までのいずれの根拠にも該当しな いため、同項第6号に基づき情報公開審査会へ意見を伺う ものです。 同項第6号に基づく個人情報の本人以外からの収集を 根拠とする場合は、本来であれば、審査会の意見を聴いた 上で相当な理由があると実施機関が認めて初めて個人情 報を収集することができるのですが、上記のとおりすでに 設置し、録画を行っている状況であります。 本来の諮問の順序とは異なりますが、ドライブレコー ダーによる個人情報の収集の根拠となる見解について審 査会の意見を伺いたく、今回、諮問という形を取らせてい ただいた次第であります。 また、収集した個人情報を含む記録は、警察等の捜査機 関からの刑事訴訟法等に基づく照会や、事故の相手方や保 険会社からの要請等があった場合に外部へ提供すること が考えられますが、これらについては、事故原因の適正な 解明や、相手との迅速な補償交渉を進めるための利用目的 の範囲内であると考えております。 ドライブレコーダーで事故の状況を録画することによ り、事故原因の適正な解明や、さらには相手との迅速な補 担 当 課 の 見 解 償交渉などの効果が期待されるため、その目的を達成する 上で必要な範囲内で個人情報を収集することは、適法かつ 公正な手段であり、適当であるものと考えます。 法 と 添 ・ 条 例 の 関 付 資 交通事故等における状況を事後確認するのに有効な「ド ライブレコーダー」の設置は、安全運転管理者講習等で推 等 奨されているところです。 連 ドライブレコーダーの設置・管理に関する要綱は、現在 策定中です。 料
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