石門岩山（せきもんロックゲレンデ）阿南の隠れた景勝「石門公園」の入り口に鎮座する岩山・・・阿南のロックガーデン？として昔から県内山岳会が岩登りの練習に利用されてきたスポット。自分は２０年前ほど前にここで岩登りを教わってから地元にこんないい場所があるのに殆ど使われていないのがもったいないと石門俱楽部を発足させて登山技術や安全確保の練習や講習に使わせてもらうようになった。平成２５年１１月に画像左端にあるテラスまでの上りにアプローチ用のポリロープ（３０ｍ程）を設置したままが気になっていた。翌年３月に偶然その人と出会った。徳島の某山岳会に所属していて今まで何度か利用しているとの事だった。「メンバーを連れてくるので危ないからとロープをつけた・・」との話だったが。後になってやっぱり残置ロープはよくないと思い、会の代表者に連絡してみたがスッキリした返答はもらえなかった。石門岩山でのルール周知の必要性を感じて、まずはこの岩山の所有者は誰なのかを調べる。市役所にて調べると、約半分ずつを二人の方が所有していることがわかり挨拶に伺った。右側奥の麓に自宅があるＥさんは「昔から登山の練習で入っているので使うことは構わないが、安全には気をつけてしてくれたらいい」と利用の承諾を頂いた。もう１軒の K さんは「今までにそんな申し入れをきたのは初めて・・、安全に気をつけてくれたらええでよ。」と同じく承諾頂いた。好意的な所有者の方々のご意向にそえるように活動させてもらうことを約束した。安全面の注意喚起と、地元の方への迷惑をかけないマナーをルールとして周知を進めていくことにしました。自分が関わるグループメンバー以外の団体や個人に向けて、口伝えや、インターネット等で呼びかけることにした。今後は現場での危険個所での表示案内が必要。岩登りでの活動ルール平成２６年４月この石門岩山は個人所有の土地です。登山やクライミング練習で利用する際には以下の項目に留意してゲレンデ環境保護と安全活動へのご協力お願いします。１、石門公園一帯は駐車場がないので路上や空き地での駐車はしないこと。駐車する場合は手前の桑野川「津峯橋」下の河川敷をお薦めします。２、各コースにて剥がれ落ちやすくなっている箇所がります。クライム前にはルートの安全状況を確認をしてスタートして下さい。３、ゲレンデにロープ、シュリンゲを残置したり、ゴミを残したりしないこと。４、この付近は民家の住宅地でもあります。活動練習に必要な言葉かけ以外は、大声で叫んだり、騒いだりしないように配慮して下さい。５、既設ルート以外でのハーケンやボルトの設置はしないこと。個人所有の山なので岩場を傷つける人工物の支点構築は必要最低限に留めます。現在あるルートのハーケン、ボルト、チェーンも経年劣化でゴミとなるので徐々に撤去していく方向です。石門俱楽部戸川満夫