記 者 発 表 資 料 平成28年5月30日 (担当)健康福祉局介護保険課 (内線)700-3290 (直通)214-5223 介護サービス事業者の指定の取消しについて 市内の指定居宅サービス事業所について、介護保険法第77条(指定の取消し等)に該当するこ とが確認されたため、指定取消し処分を行いました。 1 2 事業者 (1) 処分対象事業者 (2) 代表者 (3) 所在地 (4) サービス種別 (5) 処分対象事業所 (6) 指定年月日 (7) 事業所所在地 有限会社 グループホームさんぽみち 藤原 幸嗣(ふじわら・こうじ) 東京都調布市西つつじケ丘2丁目30番地3 訪問介護 さんぽみちサービス仙台泉(管理者:藤原幸嗣) 平成13年11月30日 仙台市泉区桂4丁目33-4 処分の内容等 (1) 処分の内容 指定の取消し (2) 処分年月日 5月30日(月) (3) 効力発生日 7月 1日(金) (4) 処分事由に係る調査対象期間 平成26年4月~平成28年3月分 (5) 処分の理由 介護保険法第77条(指定の取消し等)第1項第4号および、同項第6号から第8号ま でに該当 ①運営基準違反(介護保険法第77条第1項第4号) ・居宅サービス計画書※1に基づかないサービスの提供を行った。 ・一部利用者の訪問介護計画書※2を作成しなかった。また、管理者もその事実を把握しな がらサービス提供責任者に訪問介護計画書を作成するよう指示していなかった。 ・必要な資格を持たない職員に、日常的に訪問介護サービスを提供させていた。 ②不正請求(介護保険法第77条第1項第6号) ・提供実績のないサービス提供記録を作成し、不正に居宅介護サービス費※3を受領した。 ・一部の利用者について、居宅介護サービス費請求に必要な訪問介護計画書を作成せずに 請求を行い、不正に居宅介護サービス費を受領した。 ③虚偽報告(介護保険法第77条第1項第7号) ・開催実績のない会議資料を偽造し、市の監査に対して虚偽の報告を行った。 ④虚偽答弁及び妨害(介護保険法第77条第1項第8号) ・必要な資格を持たない職員に対して訪問介護サービスを提供するよう管理者が指示して いながら、市の監査の際に、無資格の職員が訪問介護サービスを提供することはないと 虚偽の答弁を行った。 ・実際には開催していない会議を、開催したとして記録を偽造した上、管理者が事業所職 員に対して、会議を開催したと虚偽の証言を行うよう指示し、監査の妨害を図った。 裏面につづく (6) 不正受給件数および不正受給金額(5月24日現在確認分) ①件数 1,244件 ②金額 6,027,797円(平成26年4月~平成28年3月分) 3 今後の対応 (1) 今後、返還させる不正受給額の確定作業を行う。 (2) 返還額が確定した際には、返還させるべき不正受給額に40/100を乗じて得た額を併 せて徴収する。 (介護保険法第22条第3項) ※1 居宅サービス計画書 いわゆる「ケアプラン」と呼ばれるもので、要介護認定を受けた者が契約した居宅介護支援事業 所の介護支援専門員(ケアマネジャー)が、利用者の状況や要望に基づいて、「今後、どのような 生活をおくりたいか」などの目標を設定し、その目標に向けて利用するサービスの種類や利用頻度 を示した計画書 ※2 訪問介護計画書 居宅サービス計画書に基づいて、訪問介護事業所が作成する、利用者個々の詳細なサービス提供 の計画書 ※3 居宅介護サービス費 要介護認定を受けた者が、居宅サービス事業者から居宅サービスを受けた時に、保険者から事業 者へ支払われる保険給付
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