東京労働局・正社員化集中支援 キャンペーン(第二弾) 平成27年7月~12月 東京労働局・都内ハローワーク 「東京労働局・正社員化集中支援キャンペーン(第二弾)」概要 ● 実施期間:平成27年7月から12月までの6か月間 ● 実施主体:東京労働局・都内ハローワーク 経営団体等に対し正社員の採用等を働きかける啓発運動を強力に推進 ●東京労働局幹部職員、公共職業安定所長が、業界団体や有力事業所を訪問し、その理解と協力を依頼。●求人開拓や各種事業主指導等のための事業所 訪問時、各種説明会や求人受理・求人充足サービス・各種事業主指導等の庁内窓口業務等を行う中で、各種支援策等の更なる活用促進・周知徹底。 ハローワークによる正社員就職の実現 ● 若者・新卒者の正社員就職に向けた就職支援 都内HW17所に加え、わかものHW(都内3か所)新卒応援HW(都内2か所) において、担当者制等による個別支援を実施 ● 子育て中の女性等の活躍促進 マザーズHW(都内3か所)が中心となって、女性の活躍促進を後押し ● 職業訓練受講者や雇用保険受給者への就職支援 ● 人手不足分野における人材確保の強化 期間中、重点支援対象分野を概ね2か月ごとに設定し、戦略的に 正社員就職を促進。 ※このほか、高齢者・障害者等に対しては、個々の状 正社員実現に取り組む事業主への支援 ● 若者応援宣言企業の確保 若者の採用・育成等に積極的に取組む企業(若者応援宣言企 業)機会の魅力を発信する機会を増やし、若者等の人材確保を後 押し。※若者応援企業558社(6月末現在)(26年度1,031社) ● 正社員転換等を行う企業に助成金支給 非正規雇用労働者の正社員転換、人材育成、処遇改善などに取 り組む企業を助成(キャリアアップ助成金) 東京都雇用対策協定(平成27年2月10日) に基づき、東京都と連携・協力して取組を推進 況に応じたきめ細やかな就職支援を引き続き実施 ● ミニ面接会・管理選考等の集中的開催 各月ごとに支援対象者の属性を定め、支援対象者の正社員化を意識したミニ面接会、管理選考等を 集中的に実施。所単独、近隣ハローワークとの合同開催等、効果的・効率的な実施となるよう検討。 ● 「魅力ある職場づくり」の推進 各企業に対して正社員採用等を働きかけるなど、昨年度実施した「魅力ある職場づくりキャンペーン」の取組を継 続し、企業の「働きがい・働きやすさ」といった魅力の発信と向上への助言・援助を実施。 ● 新規求職者等の掘り起こし ハローワークのサービスメニューの周知等をあらゆる機会、方法(SNSや動画の活用)により実施し、 新規求職者の掘り起こしを実施。 今年度目標、正社員就職 67,826人 (キャンペーン期間中目標:33,664人) 「正社員実現加速プロジェクト」の取組みを加速 の実現! 「東京労働局・正社員化集中支援キャンペーン(第二弾)」取組内容 [1] 若年者・新卒者に対する就職支援 わかものハローワーク(都内3か所)・新卒応援ハローワーク(都内2か所) を中心に、担当者制等による個別支援を実施し、若者及び新卒者の正社員就職に 向けた支援を強化。 <若者応援宣言事業の一層の推進による就職支援の強化> 若者応援宣言事業※は、若者の正社員就職の実現と中小企業等 の若年層の人材確保に資する双方にメリットがある制度であり、 正社員化の就職支援メニューとして、積極的に求人情報を提供。 <未内定卒業生の支援の強化> 今年度新たに設けている「わかもの就活フェスタ2015」 (4月~7月)による集中支援を引続き実施。 「未就職卒業生への集中支援2015」と併せて正社員就職 に向けた積極的な実施。 今年度目標:正社員化した フリーター等の数 37,460件 →キャンペーン期間中 目標:18,640件 ※「若者応援宣言企業」とは… 一定の労務管理の体制が整 備されており、若者(35歳未満)のための求人を提出し、若者の 採用・育成に積極的であり、通常の求人情報よりも詳細な企業 情報・採用情報を積極的に公表する企業のことです。 ■「高校生のための就職説明会」 〈日程〉平成27年7月21日(火) ※会場:パレスホテル立川4階 参加企業:約40社 〈日程〉 平成27年7月23日(木)・24日(金) ・ 27日(月) ※会場:東京新卒ハローワーク「出会いのフロア」参加企業:約75社 <職業経験が少なく、職業意識の定まっていない若年者の支援の強化> 就業ニーズを把握し、特に就業経験の少ない若者を対象としている「わかもの人材養成」や「ジョブセレ クト」コース等、求職者ニーズに合った職業訓練の積極的な活用を推進。 [2] 子育て中の女性等の活躍促進 マザーズハローワーク及び各所ハローワークのマザーズコーナーを中心に、子育て中の女性等に対する正社員 就職に向けた支援を強化。「仕事と子育ての両立しやすい求人」の確保ときめ細かい支援を実施するとともに、 地方公共団体との連携により保育所・子育て支援サービス等に関する求職者への情報提供。 3 [3] ミニ面接会・管理選考等の集中的開催 7月以降、各月ごとに支援対象者の属性を定 め、支援対象者の正社員化を意識したミニ面接 会、管理選考等を集中的に実施。ミニ面接会等 の実施にあたっては、所単独、近隣ハローワーク との合同開催等、効果的・効率的な実施となる よう検討。 <各月ごとの支援対象者の属性> ① ② ③ ④ 7月、 8月 9月、10月 11月 12月 [4] 正社員求人の確保 : : : : 若年者及び女性 職業訓練受講者及び修了者 人手不足分野(介護、看護、保育、建設関連等) 各ハローワークにて選定 今年度目標:正社員求人数 621,152件 < 事業主への働きかけの強化> キャンペーン期間中に30万人以上の求人を確保するため、 キャンペーン期間中目標: 308,991件 各ハローワークが最近の雇用情勢や求人動向を踏まえた正社員求人のメリットについて十分説明を行い、積極的な求人開拓を実施。 <非正規雇用求人の正社員求人への転換> 正社員以外の求人を既に提出した、あるいは今後提出しようとする事業主に対しても、最近の雇用情勢や求人動向を踏まえた正 社員求人のメリットの説明を行い、正社員求人への転換を働きかけ。 ~正社員求人に係る充足サービスの強化~ ■ 早期充足に向けた求人充足計画を検討し、積極的に事業所 担当制の対象とする。 ■ 正社員求人を対象とした就職面接会、説明会・ミニ面接 会・管理選考等を積極的に開催することにより、求職者の応募 の機会を拡大するとともに、求人者へ正社員求人の申込みのメ リットをアピール。 ~正社員求人への応募の働きかけ~ 人手不足職種等正社員就職の可能性が高い職種を希望す る者、パートタイム等の非正規雇用労働による就職を希 望しているものの、職業相談の過程で、正社員就職の阻 害要因がなく、また就職可能性も高いと判断された者等 を中心に、雇用情勢が着実に改善している現在のタイミ ングに正社員求人に応募するメリットを説明。 4 [5] 人手不足分野のマッチングの強化 <福祉(介護・看護・保育)分野への正社員就職支援の強化> ※7月のイベント日程はP8参照 ハートフルワークコーナーを中心に、ツアー型面接会※の開催等、職場の 魅力を事業主から直接得る機会を多数設けるなど、積極的に正社員就職の 支援を実施する。また、自治体が設置するナースプラザ等の関係機関とも 連携し、就職支援を一層強化。 ※「ツアー型面接会」とは… 職場見学会と面接会 をセットで行う面接会で、実際の就業場所で施設担 当者から、運営方針や事業所の特長、利用者の状 況、就業条件等の説明を受け、施設見学後、希望 者のみがその場で面接を行うもので、就業先をよく 理解した上で応募できます。 <建設分野への正社員就職支援の強化> 特に若年労働者の不足が顕著であることから、都内3か所のわかものハローワークに専用展示ブースを設置 し、建設業の魅力を強力に発信するほか、建設業界団体と連携し、会社説明会等を開催。 [6] 雇用保険受給者への就職支援の強化 <担当制の個別支援、きめ細やかなキャリア・コンサルティング等による 今年度目標:早期再就職者数 43,700件 →キャンペーン期間中 目標:11,430件 早期再就職支援の強化> 専門スタッフによる求人内容の詳細な情報提供、キャリア・コンサルタント、完全予約制・マンツーマンによる履歴書・職 務経歴書の作成方法や面接指導等、求職者個々の状況に応じた就職支援メニューにより強力に支援する。また、認定日 の職業相談を積極的に実施。 <就職促進給付制度の周知> 再就職手当(所定給付日数の3分の1以上(または3分の2以上)を残して再就職した場合、支給残日数の50%(または 60%)に基本手当日額を乗じた額を一時金として支給)・就職促進定着手当(再就職手当の支給を受け再就職後6ヶ月の 賃金が離職前の賃金より低下した場合に低下した賃金の差額の6ヶ月分を一時金として支給)の積極的周知。 5 [7] 職業訓練受講者への就職支援の強化 <公的職業訓練制度を活用した正社員就職支援の強化> 未経験の職種への就職希望者や、これまで専門的な知識・技能を習得する機会が十分に得られなかった求職者に対し て、キャリア・コンサルティングを通じて、職業生活の設計を支援するとともに、安定的な就職の実現に向けた公的職業訓練 (公共職業訓練・求職者支援訓練)の受講機会を提供し、身に付けた技能・知識を活かして早期再就職できるよう、ハロー ワークが訓練受講段階から担当制個別支援を中心に正社員就職の実現に向け協力に支援。 [8] 非正規雇用労働者の正社員化支援の取組強化 <正社員転換等を行う事業主に助成金支給> ■ キャリアアップ助成金 ※7月の説明会日程はP8参照 助成額拡充 ・非正規雇用労働者の正規雇用転換、人材育成、処遇改善などに取り組む事業主を助成。 派遣労働者を直接雇用(正規雇用)した場合の助成額拡充(1人当たり80万円拡充)による 派遣労働者の正社員雇用の促進。 新たな制度 ・ 「多様な正社員」(「勤務地限定正社員制度」「職務限定正社員制度」を導入・適用した場合等、 1事業所当たり40万円(1人当たり30万円))を助成。 ■ トライアル雇用奨励金 (※ 金額は中小企業の場合) フリーター等を常用雇用に向けて試行雇用する事業主を助成。 ■ キャリア形成促進助成金 自社社員に対する訓練等の能力開発を実施した事業主を助成。 6 [9] 魅力ある職場づくりの推進 <雇用管理改善の働きかけ> 事業主が人材確保を行うに当たり、職場自体の魅力が低ければ、求職者の応募は低調となるだけではなく、労働者 を採用できても早期離職につながることになり、結果として良い人材の確保ができないことになる。 このため、人材確保の効果を高めるためには、事業主が「魅力ある職場づくり」に取組むことが重要であることから、こ れらの取組みが積極的に行われるよう、労働局、ハローワークが事業主に対し、気運の醸成、啓発活動を行うとともに、 実際の取組みにあたり必要な助言指導を実施。 <正社員転換等の取組推進> 雇用情勢が改善する中で良質な人材を確保するためには、 非正規雇用に頼るのではなく、可能な限り正社員として雇用した 上で育成し、活用していく発想や優秀な非正規雇用労働者を正 社員に転換し、より一層能力を発揮してもらう発想を事業主が 持つことが重要である。 また、労働者一人ひとりのワーク・ライフ・バランスと企業による 優秀な人材の確保や定着を同時に可能とするようなあり方の一 つとして、職務、勤務地、労働時間を限定した「多様な正社員」 の導入があり、必要に応じてその活用例ついても情報提供。 「魅力ある職場づくり」とは‥ ⇒「働きがい・働きやすさ」が感じ られる職場づくり 労働条件は? 評価や処遇は? 長期に活躍できる? 人材育成は? 人間関係? 雇用管理改善が進むと‥ ■従業員の意欲向上、定着 ■企業の業績向上 ■優秀な人材の確保 につながる 7 [10] 新規求職者等の掘り起こし 雇用情勢の改善により、新規求職者は減少傾向で推移しているが、本来は正社員としての勤 務を希望しているものの、現在、非正規労働者として就労しているなど、ハローワークの支援 が必要な求職者は一定数存在することから、本キャンペーンに合わせハローワークの支援メ ニューの周知等をあらゆる機会を活用して積極的に行い、新規求職者の掘り起こしを行う。 < アナログ型の周知・広報 > ■ ハローワークの支援メニュー等を示したポスター、リーフレットを作成し 地方自治体等の各種窓口、大学等で配布。 ■ 地方自治体等の連携をより強化し、自治体広報紙や地方自治体及び地域経 済団体が実施するセミナー等でハローワークの支援メニューを案内。 ■ 各種イベント会場等において、ハローワークの支援メニュー等のリーフ レットを配布。 < SNSを活用した周知・広報 > ■ 都内17所+若年3施設に係る広報の強化。 ■ 動画による広報の活用。 8
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