実施計画書(案) 1.目的 (1)首都圏の避難所スペースは大人二人に畳一畳となる。 (2)東日本大震災時、避難所ではミルク用の安全な水やオシメが手に入らず、手を洗う水も無い不衛 生な環境下でO157が頻発。けが人多数の為、出産後すぐに母子ともに病院を出され、劣悪な 環境の避難所で、赤ちゃんの夜泣きとそれに対する周りの目を気にしながら生活を送った。 (3)自衛隊・消防・警察・役所等、災害時先頭に立ち活動する人たちは家族のケアも出来ず、家族の 事を案じながら活動した。 (4)災害時、民間がスピード面で行政を補うことの必要性が先の震災で明確になった。 以上の事を前提として、下記事項を、活動を推進する目的とする。 ★地域コミュニティを維持したまま、大規模震災時に一定期間、疎開先として低廉な料金または無料で 宿泊できる先を前もって募集・提携・確保・整備する活動を行い、平時の取り決めを推進する事で、 お年寄りや妊婦・母子等が安心・安全・清潔な環境下で過ごせるようにする事を目的のひとつとする。 ★また、災害時の助け合いは日頃からの連携や交流が大切であることから、 ・疎開先となる地域の「人・自然・文化」に触れることのできる平素からの疎開先の見学・体験の機会 の設定 ・地域間交流活動を基にした地域経済の活性化のための支援活動モデル事業の検討・実施(生活者(女性) 視点でのお宝(地域資源:人・もの・場等)探しの調査研究、ワークショップの開催、円卓会議の開催等) ・疎開先地域の物産品の販売等の機会の設定による連携・交流の推進と販売拡大 ・ 「顔が見える関係づくり」の為に、首都圏エリアで開催される会議への参加等の情報や人的・経済的な 交流などの実施 などを通して、地域経済の振興に貢献するだけでなく、被災地域が早期に復興することを手助けできる ような基盤づくりを行い、また、疎開先となる地域を知ってもらい『第二の故郷」として愛着を持って もらうことで、震災時のPTSD症状を和らげ、心の平安を早期に取り戻してもらえる体制作りを目的 とする。 2.本事業の経費の活用予定となる事業内容 (1)疎開提携先開拓事業(募集・提携・確保・整備) (震災発生時に乳幼児・妊産婦・老人等を安心・安全・清潔な場所に早期避難が出来るようにする為 の基盤づくりの為の活動) 震災疎開先宿泊施設の開拓 ・既存の震災疎開協力宿泊施設のブラッシュアップ ・協議会参加メンバーエリアでの震災疎開協力宿泊施設の募集・獲得 地域拠点の募集 ・上記ネットワークを作っていくための地域拠点(支部)の募集・獲得 (2)疎開先滞在体験事業 (疎開先体験ツアーの実施) 地域 ・北海道札幌市-北海道滝川市(+剣淵町) (10月実施予定) ・東京都-新潟県湯沢町 (11月実施予定) ・東京都-群馬県沼田市 (10月実施予定) ・愛知県春日井市-三重県菰野町 (1月実施予定) ・宮城県石巻市-山形県(実施時期未定) ※状況により開催地域が変更となる場合があります。 防災に関する勉強会 ・防災・救助・支援活動等に関する講演会の開催 (ツアー内開催) ・救急救命訓練の実施 (ツアー内開催) (3)物産品販売調査研究・商品開発事業 ①地域間交流活動を基にした地域経済の活性化のための支援活動モデル事業 生活者(女性)視点でのお宝(地域資源:人・もの・場等)探しの調査研究 (8月実施予定) ・都市の女性マーケッター(2-3 名)&地元のオピニオンリーダー(女性) ・生活文化 地場産業 歴史 売れる素材 オピニオン等の発掘 ・最初の 1 歩の核づくりと人間関係の構築 ・調査結果のレポートの作成 私たちのワークショップの開催(地元で) (9月実施予定) ・調査レポートをタタキ台にしてワークショップの開催 ・商品企画 プロモーション計画から実施イメージを共に描く ・計画を実施するための課題の抽出と解決に向けての策を考える 希望の円卓会議の開催 (11月実施予定) ・立場の異なる人々が「これなら出来る!」に向かっての意見交換 ・地域の人々に広く情報を発信し、更なる輪を広げていく ※具体的な商品開発&プロモーションの実施は次年度に 報告書作成 (12月実施予定) 報告会の開催(1月実施予定) ②ITを利用した防災・観光・物産品販売調査研究の為のジョイント事業導入研究事業 画像認識アプリ(ミネルバゲート)の試験的活用 ・アサツーDKとNECが開発している画像認識アプリ(ミネルバゲート)を活用し、地域観光資 源の音声情報を来訪者が利用できるようにするだけでなく、大規模災害発生時のインフラ喪失時に 活用できる自動ダウンロード形式で、その地域の防災情報を利用できるようすることで、その地域 の避難所や避難ビルの情報を持たない来訪者・観光者の安全確保に寄与し、またその地域に関連し た地域情報・物産品情報を掲載・紹介する事で総合的に防災・観光・物産品販売につながるように するジョイント事業導入研究事業の実施。 (4)地域間交流&特産品紹介&防災の為の取り組み実施事業 首都圏エリア等と地方との交流地域でのビジネス交流の実施 ・交流地域の特産品を首都圏エリア(東京都・埼玉県を予定)で紹介・販売する為の現地訪問による交 流。 ・交流地域の特産品の首都圏エリア(東京都・埼玉県を予定)での紹介・販売機会の創出。 (5)防災・地域間交流研修会の開催(2回開催予定) 第一回 7月26日午後3時より早稲田にて 第二回 1月頃 開催予定
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