整理番号 氏 名 河北 亜希子

別紙様式第 7号 (第 14条 関係 )
学位論 文審 査 の結果 の要 旨
※
整理番 号
ふ りがな
氏
名
かわきた あき こ
亜希子
洋げゴヒ
IHHnunOtherapy with oligomannose‐ coated liposomes ameliorates
学位 論文題 目
μ 娩 農
れ 立 曳
ん汗代
allergic symptoms in a lnurine ttood allergy lnodel
(オ リ ゴ マ ン ノ ー ス 標 識 リポ ゾー ム を用 い た免 疫 療 法 は 、食 物 ア レル ギ
― モ デ ル マ ウスのア レル ギー 症 状 を改善す る)
主査
審 査 委 員
副査
副査
学魚
)
喝
【目的】
食物 ア レル ギーの耐性獲得機 序 には CD4+制 御性 T細 胞 の 関与が知 られて い るが、CD8+T
細胞 の関与 は不明 の点が多 い。マ ンノース標識抗原 はク ロス プ レゼ ンテ ー シ ョンによ り CD8+
T細 胞 を活性 化す るこ とが報告 されて い る こ とか ら、本研 究 では抗原封入 オ リゴマ ンノース標
識 リポ ソー ム(OMLlを 用 いて CD8+制 御性 T細 胞 を誘導す る免疫療法 の確 立を 目的 とした。
方法】
【
Balb/cマ ウス にオボ アル ブ ミン(OVAlで 腹腔感作 を行 い 、 そ の後 Oヽ 強 経 ロチ ャ レンジでア
レル ギー性下痢症状 を発症す る食物 ア レル ギーモデ ル を用 いた。感作成 立後 に OVAを OML
OMLlし た もの を点鼻投与 し免疫療法 を行 つた。経 ロチ ャ レンジに よ り誘発 され
に封入 (Oヽ強‐
るア レル ギー 症状 と腸管組織 の変化、Oヽ 公 特異的免疫 グ ロブ リンの変化 を解析 した。 また腸
rο での抗原特異的 サイ トカイ ン産生
間膜 リンパ節 (MLNlの リンパ 球サ ブセ ッ トの変化、カ ガ歩
パ
能 を測定 した。免疫療 法後 に MLNか らリン 球 を分離 し、別 の感作 マ ウス に輸注 して誘発 症
状 の変化 を解析 した。
結果 】
【
OMLに よる免疫療法 に よ り、経 ロチ ャ レンジ後 の下痢症状、腸管 へ の好酸球浸潤、腸
Oヽ 喚‐
管 で の IL‐ 4と mucosal mast cell protease lの mRNA発 現 は抑制 された。 一方、OVAを 非
コ
標識 リポ ツー ム に封入 した ものでは抑制効果 を認 めなか つた。また、オ ボ ム イ ド感作 マ ウス
に対 し OVA‐ OMLに よる免 疫療法 を行 つて も、オ ボ ム コイ ドのチ ャ レンジによる誘発症状は
抑制 され なか った。
免疫療法 に よ り、抗原 チ ャ レンジ後 の血清 Oヽ ぬ 特異的 IgEの 上 昇 は抑制 され 、特異的 IgGl
と IgG2aの 上昇は増強 され た。 また、腸管洗浄液 中の特異的分泌型 IgAの 上昇 を認 めた。免
疫療法後 の MLNで は CD8+cD28 T細 胞 と CD4+CD25+Foxp3+T細 胞分画 の比率 の増加 を
認 め、抗原特異 的 IL‐ 10産 生能 の増強 を認 めた。OVA― OML点 鼻 マ ウスの MLNか ら分離 した
CD8+CD28 T細 胞 を輸注 した OVA感 作 マ ウスではア レル ギー症状 が抑制 され たが、CD8+
CD28+T細 胞 の輸 注 では抑制効果 を認 めなか つた。
結論 】
【
本研 究 では 、抗原封 入 OMLに よる経鼻免疫 療法は、感作成 立後 で も抗原特異的 な食物 ア レ
ル ギー症状 の抑制効果 を示す ことが証明 された。 そ の作用機 序 としては、CD4+CD25+Foxp8
+T細 胞 に加 え CD8+CD28 T細 胞 の誘導 と、液性免疫 の調整 による可能性 が示 唆 された。
本研 究は食物 ア レル ギーの新規治療法 の可能性 を示唆す る成果 であ り、本学学位論 文 として
価値 の あるもの と認 める。
(平
成又ど
年/沙 月χ/日
)
別紙様式第 8号 (第 14条 関係 )
最終試験 の結果 の要 旨
※
整理番 号
ふ りがな
氏
名
かわきた あき こ
亜希子
干丁ゴヒ
IHllnunotherapy with oligomannose‐ coated liposomes amehorates
学位 論 文題 目
allergic symptoms in a lnurine food allergy IJilodel
(オ リ ゴ マ ン ノ ー ス 標 識 リポ ゾー ム を用 い た免 疫 療 法 は 、食 物 ア レル ギ
と 洗 泉
― モ デ ル マ ウス のア レル ギー 症 状 を改 善す る)
主査
審 査 委 員
副査
副査
口
ん
れ
立
洛 な
略 絶
人 ι
υ
頭
に よ り,学 位 論 文 を中心 と した 関連 分 野 につ い て試 問
上記 の者 に対 し
,
筆
答
△口
格
判 定 した。
を行 っ た結果
不合格
(平 成男
年 ″ 月るノ日
)