「平家物語」 - 上廣倫理財団

日比谷カレッジ
上廣・日比谷ライブラリーレクチャー
「平家物語」を
よむ・わかる・かたる
(全3回)
林望
(作家・国文学者)
第1回
『平家物語』のよみどころ
~その「もののあはれ」
9月17日(木)18:30~20:10
日
時:平成 27年
会
場:日比谷図書文化館 B1 コンベンションホール(200 名)
(受付 18 時)
参加費:500 円
(千代田区民及び学生無料。千代田区内在住者および学生無料。住所の確認できるもの、学生証等をお持ちください)
主
催:公益財団法人 上廣倫理財団
http://www.rinri.or.jp
共
催::
http://hibiyal.jp
日比谷カレッジ
上廣・日比谷ライブラリーレクチャー
『平家物語』を、よむ・わかる・かたる(全3回)
軍記物髄一の名作『平家物語』の、まったく新しい現代語訳『謹訳 平家物語』を手がける林望氏が、その文学性、
朗唱性、芸能性について、さまざまなアプローチを試みる全3回シリーズの講座です。ご関心のある回のみの参加
も受付けます。
【第 1 回】9月17日(木)18:30~20:10 申込受付中
林 望
(作家・国文学者)
『平家物語』を、よむ・わかる・かたる
軍記物語の白眉というべき『平家物語』には、ただ殺伐たる戦闘や興亡のことだけでなく、もっとひろく「もののあはれ」というべ
き文学性がある。それが他の軍記と『平家』の違いである。本講座では、まずこの物語全体を見渡しての、もののあはれ横溢する読
みどころを指摘し、朗読を交えつつ読み解いていきます。
はやし・のぞむ 1949年東京都生まれ。作家・国文学者。慶應義塾大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は
日本書誌学、国文学。『イギリスはおいしい』(平凡社)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨
励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞を受賞。『すらすら読める風姿花伝』(講談社)、『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)、『恋の歌、恋
の物語』(岩波ジュニア新書)、『夕顔の恋』(朝日出版社)等の古典に関する著書も多数。『謹訳 源氏物語』(祥伝社)全十巻で2013年に毎日出版文化賞特別賞受
賞。2015年5月『謹訳 平家物語』(祥伝社)第一巻を刊行。
【第 2 回】10月 22 日(木)18:30~20:30 ■申込受付開始 8 月 25 日~
講演:林
望 (作家・国文学者)『平家物語』を「訳す」ということ
対談:ピーター ジェイ マクミラン(杏林大学客員教授・翻訳家)
林望氏が、現在進めている『謹訳平家物語』の訳業の難しさや面白さについて講述し、さらに『百人一首』の英訳で世界的に高い評
価を得ている英国の日本文学者ピーター・マクミラン氏をゲストに迎えて、その独自の視点から『平家物語』をどう読むかというこ
とを含めて対話します。一部マクミラン氏による「英訳平家」を試作していただき、これを英語で朗読することも試みます。
ピーター ジェイ マクミラン 翻訳家、研究者、詩人、アーティスト。アーティストとしての雅号は「西斎」。日本に 20 年以上在住し、アイルランドとイギリス両国の国籍を持
つ。アイルランド国立大学ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンを首席で卒業後、同大学院で英文学の博士号を取得。その後米国に渡り、コロンビア、オクスフォードなど
の各大学で客員研究員をつとめ、現在は杏林大学客員教授、東京大学非常勤講師。2008 年に『百人一首』の英訳を出版し、日米で翻訳賞を受賞。
【第 3 回】11 月 26日(木)18:30~20:30 ■申込受付開始9月 25 日~
講演:林
望 (作家・国文学者)『平家物語』を「語る」という試み
朗読:三遊亭金朝(落語家)
『平家物語』が本質的に持っている「語り物」としての性格について林望氏が講述し、なお話芸のプロという立場で、目下注目の
若手落語家、三遊亭金朝師匠をお招きし、いくつかの名場面を、
『謹訳平家物語』をテキストとして、
「語り芸」のスタイルで朗読し
ていただきながら、その文体や面白さについて語り合っていただきます。
さんゆうてい・きんちょう 1975 年千葉県生まれ。出囃子は猩々くずし(しょうじょうくずし)、紋は中陰鬼蔦(ちゅうかげおにつた)。1998 年 6 月に三遊亭小金馬に入門し、
前座名「金兵衛」にて活躍。2001 年 11 月に二ツ目に昇進し、2013 年 9 月に四代目 三遊亭金朝を襲名して、真打に昇進した。主な持ちネタに、「中村仲蔵」、「一分茶
番」、「薮入り」など。 寄席等に出演するほか、「たかだのばば寄席」といった身近な落語会を複数開催している。
会場:千代田区立日比谷図書文化館 B1 日比谷コンベンションホール(200 名)
参加費:500 円(当日支払。千代田区内在住者および学生無料。住所の確認できるもの、学生証等をお持ちください)
主催:公益財団法人上廣倫理財団 http://www.rinri.or.jp
共催:千代田区立 日比谷図書文化館 http://hibiyal.jp
お申込方法
電話(03-3502-3340)、Eメール([email protected])または、日比
谷図書文化館1階の受付カウンターにて、講座名、お名前、よみがな、お
電話番号をご連絡ください。1回につき先着200名。
なお第2回は8月25日、第 3 回は9月25日から申込受付開始となります。
キャンセルの場合はご連絡ください。参加費は当日支払いです。
※千代田区民の方は、当日、図書貸出券や健康保険証など住所が確認できるもの
を、学生の方は学生証をお持ち下さい。