生活指導便り 第5号

生活指導便り
第5号
平成 27 年 7 月 13 日発行
あきる野市立東中学校
校 長 神 谷
出
生 活 指 導 部
学習と部活動の両立 ~「文武両道」~
「勉強に対して真剣に取り組む生徒は、部活動も真剣に取り組むことが出来る。」という
のが私の持論です。
「疲れて、眠くなり学習時間が確保できない。」、
「練習量の多さから、勉強に集中して打ち込めない。」
という理由で部活動を去る生徒がいると聞きます。でも、
真剣さや本気さに欠ける生徒、時間を計画的に使えない
生徒は、退部したとしてもそう簡単には成績は伸びたり
しないものです。逆に退部していった大半の生徒が時間を
もてあまし、自堕落な生活を送ったり、成績が下がったりしてしまうことが少なくないの
が現実です。また、「友人関係の不安や悩み」、「体力的な問題」や「趣味との兼ね合い」
から退部することを選んでしまう生徒も毎年、何人かいます。
何らかの理由をつけて、仲間や自分が今まで一生懸命に打ち込んできたもの、一生懸命
打ち込もうと決めたものをないがしろしてしまうような人間が環境を変えたところで、強
い気持ちで新たな目標に向かって頑張っていくことは難しいのではないかと感じていま
す。(もちろん一概には言えませんが…) これからの時代は、精神的なたくましさ無しで
は、より良く豊かに生きていける時代だとは思えません・・・。人生には多くの苦難や試
練が待ち構えています。人生の中で背負う苦労の量は、客観的に見れば差があるかもしれ
ませんが、それはその人の器に合わせて決められているのではないかと思います。ギリギ
リのところまで踏ん張り、歯を食いしばって頑張ることで乗り越えられるからこそ、その
試練はあなたに与えられる。そのギリギリまで苦難から逃げず、挑み、時には保護者や仲
間、先生たちから支えられ、その壁をなんとか乗り越えたときに社会で通用する「強さ」
を身に付けていくのではないかと考えます。
子どもが出した安易な結論を、「子どもの意思」と勘違いして簡単に聞き入れるのでは
なく、子どもが不安になっている時こそ、子どもの 「一時的な気持ち」に対して、「あな
たなら大丈夫、頑張りなさい。自分を信じなさい。」と受容しながらも背中を押せる大人
でありたいものです。
大切なことは、子どもを少々のことではへこたれない強い精神力をもった元気で健全な
若者に育てる為に、大人としてサポートやコーチングしていくことです。そして、変化の
際限ない今の時代を、自身の人生のために、自分の力で豊かに幸せに歩んでいける力をつ
けさせることだと感じます。
いとま
学ぶに 暇 あらずという者は、
暇ありといえどもまた学ぶこと能わず(劉安)
〔時間がないから勉強できないという者は、時間があっても勉強を
しない。学ぼうとする意欲と学びのセンスが大切なのである。〕
安全な登下校と交通安全について
期末テストで一斉下校が始まる一週間前から試験的に下校時に、教職員と交通委員会が立ち番
を行い、下校指導を行いました。多くの生徒はしっかりと交通ルールを守り、下校することがで
きていました。中には、自主的に呼びかけを行う一般の生徒もいて感心しました。そのおかげか、
今までは一斉下校時に地域の方からいただいていたご意見が、今回は ありませんでした。
600人もの生徒が一斉に農道や飯坂に流れ込むと、どうしても車道にはみ出してしまうこと
になります。集団で帰ると自分たちの世界に入ってしまい、周囲が見えなくなりがちです。周囲
の状況をよく感じながら登下校をすることで交通トラブルを未然に防ぐことができるはずです。
以下の項目をアドバイスとしてあげます。意識して登下校するようにしましょう。
①
②
③
④
校門前でたまらないですぐに動き出すようにしよう。
歩行者は横に広がらず、歩道の端を歩こう。
一時停止を守り飛び出さないようにしよう。
ヘルメットのアゴひもを必 ず留めて乗ろう。
東中では現在交通ルールやマナーをまとめた資料を作成中です。道路交通法の改正や時代の変
化に柔軟に対応していくためのものです。二学期から実施できるよう夏休みに準備していきます。
交通安全に対しての意識をさらに高め、安全な生活を送れるよう指導してまいります。ご家庭で
も交通ルールやマナーの再確認などご指導をお願いいたします。
生徒会活動報告
~社会を明るくする運動~
7月3日(金)に行われた「社会を明るくする運動」に生徒会本部役員が参加しました。
「おは
ようございます」と駅に向かう人々に笑顔で挨拶をし、犯罪や非行の ない安全で安心な地域社会
を築こうと呼びかけました。
~いじめをなくそう子ども会議~
あきる野市の小・中学校の生徒会役員が集まり各中学校区に分かれて、
テーマに沿って意見交換を行いました。東中学校区は、「東中・東秋留
小・屋城小・前田小」で構成されています。各校での取り組み報告の後、
『みんなが笑顔でいるために、今、私たちができること』というテーマ
について話合いました。本校の生徒会役員が司会・記録を務め、小学生
をリードし、活発な意見交換が行われました。
~西多摩中学校生徒会意見交換会~
西多摩の生徒会役員が集まり、各校の生徒会活動活性化を目指して意
見交換を行いました。意見交換は四つの分科会に別れて行われ、東中は
「学校自慢」の分科会に参加し司会進行を務めました。とてもスムーズ
な進行で、各校への質問やお互いの悩みなどを相談し合い、有意義な時
間を過ごすことができました。全体会では、わかりやすく報告内容をま
とめて発表し、他の分科会へも積極的に意見を述べていました。
今後は、8月に行われる栗原市の交流にて、
「東中自慢」をテーマに発表を行う予定です。また、
体育大会では、生徒会種目「部活動リレー」を行うことが決定しました。校外の活動だけでなく
公約の実現と成功に向けて、日々、一生懸命に活動を続けています。
*詳しい報告は、生徒会新聞「一意専心」にて行 います。
この「生活指導便り」を東中学校のホームページでも閲覧できるようにしました。