町政懇談会会議録【西山】

平成27年度町政懇談会(西山会場)会議録
<実
施 日>
<場
所>
<町側出席者>
平成27年7月28日(火)午後6時30分~8時10分
西山公民館
体験交流室
深谷町長、米澤副町長、吉川教育長
吉田企画監、米澤康企画監、小田企画監、若林企画監
司会:企画財政課長
<参 加 者 数>
32人
≪懇談≫
町民:ふるさと納税は9月から新方式で進めると聞いたが具体的にどのように進めるのか。県内
で初めて業務代行するようだが、予算措置が伴うものか。昨年の寄付の実績は。
いじめ対策について、報道ではいじめ防止方策未策定のなかに雫石も含まれていたが、策定
の予定は。雫石中学校でのいじめの現状はどうなっているか。
企画財政課長:ふるさと納税は9月から業務をサイネックスという大阪の業者に一括代行する。
サイネックスのホームページで広くPRしながら、これまでは米が中心だったが、雫石牛や小
岩井製品なども検討しながら、ふるさと納税を増やしていきたい。これまでの実績は平成 20
年から始まっており、年平均 200~300 万円で、総額は 2,200 万円ほどとなっている。今回の
一括代行によりこれまで以上に雫石町をPRし、ふるさと納税を広めて、お返しのほうで雫石
の物産もPRしていきたい。予算は1件あたり数パーセントの手数料を支払う。
町長:この会社は全国で 30 以上の実績があり、他市町村等の例による提案も頂いており、これ
までの数倍増えることは間違いないと予想している。
教育長:いじめ防止基本方針は県内 33 市町村のうち当町も含めて 12 市町村が策定していない。
これは努力義務で、県の教育委員会で策定したものを準じていけば良いと判断していた。今年
度の始めから策定に取り組んでおり、9月頃までにはできる予定。町内すべての小中学校では
策定しており、それらと結びつくよう実効性のある基本方針にしていきたい。昨年度のいじめ
の状況は、町内小中学校合わせて7件と県に報告している。学校で行なったアンケート調査で
は、定義により本人が苦痛と感じればいじめと捉えている。単発的に悪口を言われたとか、こ
づかれたとかはあり、学校で話し合いをするなどして解決していると判断している。いじめの
アンケートは学校によって違うが、年2~3回実施しており、それ以外でも日常で子供たちの
訴えを聞きながら解決していきたい。
町民:雫石ドライブマップに大小合わせて 50 件ほど間違いがある。これはよくない。間違いは
商工観光課に話すが、次回から間違わないような方法を考えたほうがいい。
予算書の中に観光情報発信事業、観光交流推進事業があり、観光協会でも情報を発信してい
るのでダブるのでは。一本にまとめた方いい。予算も一つで済むはず。
雫石十景の見直しを以前お願いした。選定方法や進捗状況をオープンにして、みんなで盛り
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上げてまとめたほうがいい。
町長:観光協会の件は、内容的にはダブっていないはずだが、再確認させてほしい。
雫石十景は、これまでも狭い範囲で募集はしているはずだが、もう少し公募するなど、オープ
ンな体制にするよう検討したい。
町民:観光業をしていて、町のシンボルが鳥はうぐいす、花は菊、木が杉でイメージと遠うと客
から驚かれる。観光協会の総会でその話をしたら、合併の頃に決めたことだということで検討
もされなかった。ヤマボウシの並木やアジサイロードも出来つつある。木と花を見直す時期だ
と思うので、雫石十景とあわせて、オープンにしてみんなで決めたらいいのでは。
町長:歴史的な部分もあるので、ご意見としてご拝聴し、変えられるかどうかを含め、検討させ
ていただきたい。
町民:いじめ対策連絡協議会が平成 20 年以降開催されていないようだが、いじめ防止基本方針
の策定後に、新たに協議会は組織されるのか。その際は中学校のPTA代表や校長も必ず入れ
て組織してほしい。
小学校の統合準備委員会への参加に関するアンケートが昨年度後半に再度来た。御所地区は
安庭小と南畑小が条件付きで参加するとのことだが、その後の動きはどうなっているか。上長
山小では統合に反対が多いので、統合準備委員会には参加しない方針を昨年出しており、条件
付きでの参加もよくないと判断している。準備委員会から検討委員会などに段階を下げて、地
域の役員の方とかを集めて検討したほうがいいのでは。数年前から地域の意見は聞いているの
で、そういった方達で方向性を決めていかないと進まないのでは。
教育委員が御所地区1名欠員なはずだが、そのため地域の意見を聞きづらいという部分もあ
るのでは。早急に決めて万全な体制で取り組んでほしい。
教育長:御所地区は安庭小と南畑小が条件付きで参加するほか、大村小も参加することになり統
合準備委員を選考していただく段階。上長山小については、PTAから教育委員会が策定した
適正配置基本計画に対する賛成 64%、地区ごとの統合に対する賛成 77%を頂いている。PT
Aの代表がその意見を無視して統合準備委員会に参加しないのはどうかと思う。より多くの賛
成を得るよう学校評議員やPTAと何度も話している。いつまでもこの状況だと、統合するつ
もりでいたのに子供が卒業してしまうといった事になるので、ある段階で統合にもっていかざ
るをえないと判断している。統合によって地域の文化が無くなってしまうことが大きな反対の
理由だと判断しているが、地域活動の拠点や介護・保健施設のほか、現在 10 校にある学童保
育は存続させたいと思っており、学校の跡地を有効に活用していきたいので、統合準備委員会
に参加してほしい。来年4月に統合するためには、遅くても 12 月議会までに決定しなければ
ならない。統合は避けられないという事をご理解いただいたうえで進めていきたい。場所や校
名等の決定に時間がかかる場合は1年延ばすこともやむを得ない。
いじめ防止基本方針は、小中学校校長やPTA会長、警察、民生委員等いろんな分野から入
っていただいて連絡協議会を作っていきたい。新聞報道はちょっと違っていた。
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学校教育課長:いじめ防止基本方針の中身について、昨日の会議でも詰めている。基本方針が決
まれば協議会が設置される。9月議会に設置条例を上程する予定で進めている。組織は警察、
行政機関、教育関係者、保護者、学識経験者、町長部局職員等を委嘱して協議会を設置したい。
統合については、安庭小、南畑小、大村小の3校で先日事前打ち合わせをした。準備委員を
学校協議員ほか行政区長にもお願いする方向で進めている。平成 24 年に適正配置検討委員会
に組織して、提言をうけて統合場所等について準備委員会で進めており、御明神小と橋場小で
も話し合いを進めている。西山地区に再度話し合いを要請しており、話し合いを閉ざさないよ
うにしていきたい。平成 26 年に策定した統合計画はまだ生きているので、時期の見直しが出
てくるかもしれないが、今出来ることを進めていきたい。
教育長:教育委員の欠員については現在選考中なのでもう少し待っていただきたい。
町民:人口減少対策の参考になりそうなアイディアを3つ提案した。一点目は移住定住の促進、
2点目は子育て支援、3点目は地域おこし協力隊について。メディアにとりあげられるところ
は情報発信が上手。いろんなアイディアをパッケージにして町民や町外にもわかるように取組
みや魅力を大いに発信してほしい。財政の問題もあるかもしれないが、子育てというキーワー
ドが効く印象をもっている。学校の統合問題も、上手に使えば魅力になると思う。Iターンや
Uターンに雫石を選んでもらえるような戦略をしてほしい。地域おこし協力隊の募集はやるか
やらないかだけ。外から見た雫石の良い所が見えるはずなので、そうった力を借りるなどして、
移住定住対策や人口減少対策をしてほしい。
町長:まさに現在作業している。移住定住は大きなテーマになっている。今度、東京駅の近くに
7市町の定住促進の相談センターが出来る。仕事創生、子育て、医療費、保育料の軽減等、雫
石の魅力を発信していきたい。地域おこし協力隊はやる予定で、町有地活用プロジェクトの一
環として進めている。提案して頂いた内容は総合戦略の中に組み込んで進めていきたい。町有
地活用についての説明会を7月31日に開催するのでぜひ来てほしい。
町民:町で香典を元町長と全国的な組織の会長に 100 万円包んでいたが、これは制度化されてい
るのか。町政功労者が1万円なので、制度化されている場合、貴重な税金であり検討してほし
い。
税務課長:町政功労者は内規で決まっているが、100 万円はその都度内部で話し合って決めたは
ず。
町民:雫石の環境が好きで越して来たが、町が町有地に川井林業を誘致し、排気や音に法の規制
がないので、8年間ずっと困っている。夜眠れない日もあった。少しは改善されたが。極楽野
環境保全の会を作って町と交渉続けているが、大きな進展はない。法の規制がない地域に無条
件で誘致した町の責任は大きいので、町長の考えを聞かせてほしい。
今後、町有地に誘致する場合、雇用にも繋がるので、どうしても開発が必要であれば保全を
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万全にし、無条件で誘致した辛さを町民に味わってほしくない。
町長:これまでの経過も確認しており、辛い目にあってきたことは承知しているので、4年前か
ら会社と交渉してきた。
防音装置など様々な対策はしてきたが、改善されていない部分もある。
音は多少軽減されてきたはずだが、当事者にとってはまだまだなので、改善の申し入れはして
いる。行政が営業停止にするわけにはいかないので、地元から雇用もしていただいており、今
後も真摯に交渉していく。
企業誘致については、工業誘致は考えていない。環境に優しい企業を誘致していきたい。
町民:駒木野地区に町営住宅と教員住宅があるが、あまり手入れされていないので地区で強制的
に行っていいものか。町では見回りしているのか。
町長:町営住宅は地域整備課で巡回しながら管理している。住んでいる住宅は自分達で手入れし
ているはず。現在、新高前田住宅の建替えを計画しており、そちらに集約していきたい。一人
暮らしの方など様々な人が入れるようにしていきたい。
学校教育課長:教員住宅については、段階的に取り壊すことにしており、草刈等の管理もするの
で、もう少し待っていただきたい。
町民:町営住宅を建て替える際には、移住、定住の受け皿としても考えてほしい。
町長:移住、定住対策については、定住促進住宅に空きがあるので、空き家を合わせて、対策の
なかに組み込んでいきたい。
町民:サクラソウの日本の4大群生地のひとつが岩手山麓であり、これからも守っていけばまだ
繁殖する可能性もあるので残していきたい。
町長:サクラソウの群生について、ぜひみていただきたい。
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