【目 的】 食品の水分活性は保存性 と 関連 した重要な指標であ り` 食品の

106 食 物
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〔(社)日本家政学会
糊化でんふんの水分活性
共立女大家政 ○高田 昌子,
野口 駿
【目的】食品の水分活性は保存性と関連した重要な指標であり,食品の保存性を向上させ
るために古くから水分活性を調整する工夫がされている.水分活性は食品中の様々な状態
にある水の総合的な平衡蒸気圧であり,どのような水がどのくらいあるかという情報を与
えているわけではない.しかし水の束縛状態についての平均的情報となりうると考え,で
んふんを用いて単純な組成のモデル系につ,いて水分含量と水分活性との関係を検討した.
【方法】でんふんは,もち米,うるち米,じゃがいも,さつまいも,とうもろこし,小麦
に由来する6種を用いた.でんふんに加水し膨潤させた後に,
8 0°Cの水を加え,
30分間蒸
した後,オートクレーブで 120℃,
30分間加熱し試料とした.,さらに糖類添加の影響をみ
るために単糖(グルコース,フルクトース),二糖(スクロ―ス,マルトース)を用い,
でんふんの加水膨潤後に8
0°C糖水溶液として加えた.水分活性装置(芝浦電子 *A←351〉
を用いて,
20. oでの恒温水槽内に測定部を入れ平衡状態で,水分活性値を記録した.
【結果】糊化でんふんの水分活性値は水分含量4
0% 以上では,
6種類すべてが0.95以上で
変化がほとんどなく,種類による差もほとんどなかった,水分含量4
0 %以下になるとしだ
いに水分活性値が下がり,水分含量が20%以下になると急激に低下した.でんふんの種類
によって同じ水分含量でも糊化でんふんの粘性,
硬さにはかなり差が’あるが水分活性には
大きな差はなかった.糖を添加すると糊化でんふんの水分活性値は下がった.単糖と二糖
では・単糖の方が水分活性値低下作用が大きく,これは単糖の方が分子量が小さく同一重量
においては添加物のモル分率がより大きくなるためと理解される.
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食品外倉師のヶ'Iレ生.成脈の隻子顕微鏡による研呪
神戸女子良家疫 〇押溥泰東 原田嘱也 阪大差研 原田明
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