上松町の現状と次世代育成支援行動計画の課題 第2章 1 上松町の子ども・子育てに関する現状と課題 人口、児童数に関する現状と動向 (1)人口の推移 本町の総人口は年々減少しており、平成 26 年には平成 22 年と比べ 7.5%減少の 5,010 人とな っています。 (人) 5,500 ■総人口の推移■ 5,419 5,400 5,301 5,300 5,231 5,200 5,123 5,100 5,010 5,000 4,900 4,800 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 (資料:住民基本台帳) 6 あんしん げんき まごころ つながり (2)年齢 3 区分別人口の推移 人口を国勢調査の 0~14 歳(年少人口) ・15~64 歳(生産年齢人口) ・65 歳以上(老年人口) の3区分で見てみると、老年人口は 1,900 人前後で推移していますが、年少人口と生産年齢人口が 年々減少しており、少子高齢化が進んでいることが分かります。 (人) ■年齢3区分人口の推移■ 4,500 3,927 4,000 3,596 3,500 3,169 2,775 3,000 2,500 1,500 1,000 988 1,918 1,904 1,726 2,000 876 683 1,906 564 500 0 平成7年 平成12年 年少人口(0~14歳) 平成17年 生産年齢人口(15~64歳) 平成22年 老年人口(65歳以上) (資料:国勢調査) (3)出生数の推移 長野県の出生数は年々減少傾向にあります。本町の出生数も年度によって差はありますが、年々減 少傾向にあります。近年は平均して 30.1 人の出生数があります。 19,500 19,000 18,500 18,863 19,131 19,033 36 33 17,000 18,388 31 27 18,000 17,500 40 36 17,619 28 23 17,516 31 30 26 17,192 35 25 20 16,887 16,481 16,500 15 16,000 10 15,500 5 15,000 0 長野県(人) 上松町(人) (資料:県勢要覧/住民基本台帳) Kihonn 7 あんしん げんき まごころ つながり (4)婚姻件数、離婚件数 近年の婚姻件数の状況はやや減少傾向となっており、平成 25 年は 17 件となっています。また、 離婚件数は増加傾向にあり、平成 25 年は9件となっています。 ■婚姻件数と離婚件数■ (件) 35 29 30 25 20 28 23 20 17 15 10 9 6 5 4 5 平成23年 平成24年 1 0 平成21年 平成22年 婚姻件数 平成25年 離婚件数 (資料:住民福祉課住民係) 8 あんしん げんき まごころ つながり (5)乳幼児・児童数 就学前児童数、小学生児童数ともに年々緩やかな減少傾向となっています。児童数全体では、平成 21 年と比べ平成 25 年には 14.0%の減少となっています。 乳幼児・ 児童数(人) 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 0歳 28 35 27 26 29 1歳 37 28 33 28 25 2歳 29 38 28 34 26 3歳 31 31 33 28 35 4歳 38 35 31 33 28 5歳 37 36 31 31 33 小計 200 203 183 180 176 6歳 30 36 37 31 31 7歳 30 32 36 36 32 8歳 44 30 33 35 35 9歳 31 43 29 31 35 10 歳 45 32 45 29 29 11 歳 48 44 32 48 30 小計 228 217 212 210 192 合計 428 420 395 390 368 (資料:住民基本台帳) ■児童数の推移■ (人) 450 428 420 400 395 390 368 350 300 250 200 200 228 203 217 183 212 180 210 176 192 150 100 50 0 平成21年 平成22年 0~5歳 平成23年 6~11歳 平成24年 平成25年 合計 9 あんしん げんき まごころ つながり (6)児童人口の推計 平成 21 年から平成 25 年の男女別1歳ごとの児童人口(住民基本台帳)に基づいて、平成 27 年 から平成 31 年の計画年の児童人口をコーホート変化率法により推計しました。 その結果によると、平成 28 年までは就学前児童人口、小学生児童人口ともに緩やかに減少してい き、平成 29 年からは横ばいで推移することが予測されています。 推計児童数 (人) 平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年 平成 30 年 平成 31 年 0歳 26 25 25 25 25 1歳 28 24 23 23 23 2歳 23 23 20 20 20 3歳 21 23 23 23 23 4歳 27 22 23 23 23 5歳 37 28 22 22 22 小計 162 145 136 136 136 6歳 25 32 24 24 24 7歳 27 24 31 31 31 8歳 29 26 23 23 23 9歳 28 27 24 24 24 10 歳 32 28 27 27 27 11 歳 35 32 28 28 28 小計 176 169 157 157 157 合計 338 314 293 293 293 91.8% 85.3% 79.6% 79.6% 79.6% 平成 25 年度比 (人) 400 350 ■児童推計人口の推移■ 338 314 300 293 293 293 250 200 162 176 150 145 169 136 157 136 157 136 157 100 50 0 平成27年 平成28年 0~5歳 平成29年 6~11歳 平成30年 平成31年 合計 10 あんしん げんき まごころ つながり 2 上松町の世帯に関する状況 (1)世帯に関する状況 本町の一般世帯数は、増減しながらも減少傾向にあり、平成2年から平成 22 年の 20 年間に 232 世帯の減少(10.3%の減少)となっています。 ■世帯数の推移■ (世帯) 2,300 2,250 2,272 2,250 2,197 2,200 2,150 2,103 2,100 2,050 2,018 2,000 1,950 1,900 1,850 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 (資料:国勢調査) (2)子どものいる世帯の状況 6歳未満の子どものいる世帯数、18 歳未満の子どものいる世帯数ともに年々減少しています。平 成2年と比べ平成 22 年には、6歳未満の子どものいる世帯は 51.7%、18 歳未満の子どものいる 世帯数は 45.9%の減少となっており、少子化傾向が年々進んでいることが見てとれます。 (世帯) ■6歳未満・18 歳未満の親族のいる世帯数の推移■ 800 716 700 616 600 536 500 400 300 436 288 236 387 215 200 143 139 平成17年 平成22年 100 0 平成2年 平成7年 平成12年 6歳未満の親族のいる世帯 18歳未満の親族のいる世帯 (資料:国勢調査) 11 あんしん げんき まごころ つながり 3 保育・教育施設の利用状況 (1)保育の利用状況 本町には保育所は上松保育園があり、 平成 26 年4月現在は 95 名の児童が保育所へ通っています。 入所率は 79.2%となっており、保育所全体でみると定員数に余裕のある運営状況となっていますが、 3歳未満児においては、保育士不足等により安全なサービスを提供できない場合は、入所をお断りす ることがある状況です。 施設名 定員数(人) 上松保育園 入園児数(人) 120 入所率(%) 95 79.2 (資料:町資料 保育園名簿) (2)保育所の利用者数の推移 近年の保育所の利用者数は 100 人前後で一定の利用者がいますが、児童人口の推計から将来の児 童数の減少が見込まれるため、利用者数の減少が予測されます。 (人) 108 106 106 ■保育所の利用者数の推移■ 104 102 100 98 98 97 95 96 95 94 92 90 88 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 (資料:町資料 保育園名簿) 12 あんしん げんき まごころ つながり (3)保育所の利用者の年齢構成 保育所利用者の年齢構成は下表のようになっています。 平成 22 年 利用者数(人) 私立及び 認可保育所 (4/1 現在) 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 0歳 0 0 0 0 0 1歳 1 3 3 2 4 2歳 4 1 7 5 4 3歳 31 28 26 33 26 4歳 31 31 30 25 33 5歳 39 32 32 32 28 計 106 95 98 97 95 (資料:町資料 保育園名簿) (4)小学生児童数の推移 町内には小学校は上松小学校があります。近年の小学生児童数は年々減少しており、平成 22 年と 比べ、平成 26 年には 15.0%減少しています。 (人) 220 ■小学生児童数の推移■ 214 209 210 205 200 190 185 182 180 170 160 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 (資料:学事報告) 13 あんしん げんき まごころ つながり 4 地域子ども・子育て支援事業の実施状況 子ども・子育て支援新制度では、子ども・子育て家庭などを対象とする事業として、市町村が地 域の実情に応じて、以下の 13 事業を実施することになっており、そのうち 10 の事業が既存事業 で、 「利用者支援事業」 、「実費徴収に係る補足給付を行う事業」、「多様な主体が本制度に参入する ことを促進するための事業」が新規事業として導入されました。 1. 時間外保育事業(延長保育事業) 2. 子育て短期支援事業 3. 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ) 4. 地域子育て支援拠点事業 5. 一時預かり事業 6. 病児・病後児保育事業 7. ファミリー・サポート・センター事業(子育て援助活動支援事業) 8. 妊婦健診事業 9. 乳児家庭全戸訪問事業 10.養育支援訪問事業 11.利用者支援事業【新規】 12.実費徴収に係る補足給付を行う事業【新規】 13.多様な主体が本制度に参入することを促進するための事業【新規】 14 あんしん げんき まごころ つながり 本町の地域子ども・子育て支援事業の実施状況は下表のようになっています。 町として現在実施していない事業、また新規事業に関しては、今後の町の子育て事情を踏まえな がら、検討をしていきます。 事業名 単位 ①時間外保育事業 延べ利用者数 ②子育て短期支援事業 延べ利用者数 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 5,949 4,637 4,589 5,468 5,621 ― ― ― ― ― (ショートステイ事業) ③放課後児童健全育成事業 登録者数 ④地域子育て支援拠点事業 延べ利用者数 ⑤地域子育て支援センター 利用組数・ 事業 センター開放 ⑥地域子育て支援センター 事業 一時預かり ⑦地域子育て支援センター 事業 企画行事 人数 時間 利用組数・ 人数 延べ利用者数 ⑨病児・病後児保育事業 延べ利用者数 ⑩ファミリー・サポート・ 依頼会員数 提供会員数 48 45 46 34 子育て支援センター事業として⑤⑥⑦を実施 572 組 579 組 571 組 653 組 808 組 1,258 人 1,281 人 1,629 人 1,313 人 1,372 人 85 組 172 組 95 組 128 組 121 組 505 時間 668 時間 391 時間 337 時間 238 時間 647 組 721 組 736 組 610 組 504 組 1,226 人 1,578 人 1,594 人 1,238 人 1,062 人 利用組数・ ⑧一時預かり事業 センター事業 50 子育て支援センター事業⑥として実施 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 両方会員数 ⑪妊婦健診事業 延人数 51 42 43 44 45 ⑫乳児家庭全戸訪問事業 実人数 23 13 22 28 30 ⑬養育支援訪問事業 実人数 ⑭児童家庭相談 実人数 289 212 167 168 140 延べ利用者数 569 505 599 671 672 665 603 791 877 930 〃 新生児訪問と合わせて実施 延べ人数: 〃 電話相談含む (資料:子育て支援センター事業報告/地域保健事業報告) 15 あんしん げんき まごころ つながり 16 あんしん げんき まごころ つながり
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