続きを読む - 笠間しげじ

平成23年第1回定例会
教育長答弁要旨
2月22日
笠間 茂治 議員
代表 一般 質問
(会派 県政会)
質問要旨
6 部活動の推進について
部活動は、授業や学校行事などで得られない様々な経験ができる場であり、生徒の健全育成を図る上で
大変有意義な活動と認識している。
しかし、近年、部の設置数は減少しており、部活動を指導する教職員が高齢化したり、専門的な指導が
できないなど、部活動によってはその活動を継続することが難しいという声も聞いている。
部活動を指導する教職員が不足している場合には、専門的な技術・技能を持った外部指導者を招き、学
校の先生も一緒になって学び、先生の資質の底上げを図っていくことが肝要と考える。
県教育委員会では、平成19年度から、学校における部活動推進を目的とした「かながわ部活ドリームプ
ラン21」に取り組んでいる。今後、子ども達を取りまく生活環境が変化する中で、部活動本来の意義が学
校教育において生かされるよう部活動を推進していく必要がある。
そこで、学校における部活動の推進について、今後、どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。
(教育長)
答弁要旨
次に、学校における部活動の推進についてお尋ねがございました。
部活動は、多くの仲間との活動をとおして互いに助け合い、競い合うことで社会性や協調性を育むなど、
大変有意義な活動であると考えております。
県教育委員会では、平成19年度に「かながわ部活ドリームプラン21」を策定し、スポーツトレーナーや
大学生を、指導者として学校に派遣する事業や、生徒や指導者の表彰制度など、部活動の活性化に取り組んでま
いりました。
しかしながら、一部の県立高校や中学校では、部員不足により十分な活動が行われていなかったり、専
門的に指導できる教員がいないため、生徒が希望する部活動ができない状況がみられます。
そこで、県教育委員会といたしましては、この春、高校に入学する中学生に、部活動に関心を持っても
らうよう、高校で頑張っている部員のメッセージを載せたリーフレットを、この3月に配布いたします。
また、競技団体等と連携し、専門指導者が少ない競技を対象に、指導力の向上を図るため、指導者講習
会をこれまで以上に充実させるとともに、中学校の教員もより多く参加されるよう、市町村教育委員会に
働きかけてまいります。
さらに、新たな取組みとして、企業による部活動支援について、昨年7月から、県内企業にご協力をお
願いしてきたところ、23 社からご賛同をいただき、現在、各社を個別訪問し、具体的な支援内容について相談
しているところでございます。
来年度は、正式に「企業連携連絡協議会」として立ち上げ、実業団等で活躍している社員の方々に、専門的指
導や講習会講師をお願いする支援事業に取り組むなど、より一層の部活動の活性化を図ってまいります。
以上でございます。