小川 鮎子

教育研究業績書
平成27年6月30日
氏名
研究分野
小
川
鮎
子
研究内容のキーワード
教育
表現・保育・
教育上の能力に関する事項
事項
年月日
概要
1・コミュニケーションの身につけ方と表現
平成20年4月
自己を表現するというテーマのもと、出欠の取り方に工夫をお
を引き出す方法(幼児体育Ⅰ現在の名称体育
より継続
き、無地のTシャツを授業用の体操服とする。次の授業までの1
1
教育方法の実践例
Ⅰ)
週間でTシャツに思い思いのものを描いてくる。出席時に描いた
ものを見せながら、その想いを伝える。毎週この繰り返しをする
ことで、話すことへの抵抗感をなくし、言語表現をしながらコミ
ュニケージョンを計っていくことになり、コミュニケーション能
力を身につける手段としている。また感性やイメージ力を高める
ための手段にもなっている。
2・ミュージガルを園児に披露(幼児体育Ⅰ
平成20年10
身体表現を徐々に身につけながら、それが実際子どもにどのよう
現在の名称体育Ⅰ)
月より継続
に評価されるかの体験授業として位置づけた。子どもが知ってい
る「お話」の中から題材を決め、ミュージカルに取り組む。脚本、
演出のすべてをグループで担当し、歌は子どもが知っているメロ
デイに言葉を乗せ、分かりやすい内容の工夫をしながら、身体表
現で子ども達をひきつける。イメージを膨らませ、感性豊かに表
現していくことをねらいにしている。
3・園児を授業の中に入れ、身体を使った遊
平成20年より
子どもの体力や遊びへの興味を知るために、園児と関わる体験授
びの内容を実践(幼児体育Ⅰ現在の名称体育
継続
業を実践している。学生の人的環境が、子どもにどのように影響
Ⅰ)
するのか、また関わりかたによって子どもの反応はどうなのかを
考察しながら、展開方法の理解していく。
4・授業で作成、構成した踊りを学外団体で
平成20年10
佐賀県体操協会主催の体操フェステイバルに参加。幼児から高齢
披露(体育Ⅱ)
月より平成24
者までの参加者が健康、体力つくり、生涯学習など様々な目的の
年
もと、身体を使って表現している。そのような場面を数多く体験
し、学生の視野を広げることに意味を持たせ、授業での練習成果
を学外で発表することとした。
5・オープンキャンパスにおいて「学生によ
平成20年7月
オープンキャンパス乳幼児保育専攻「つくって、うたて、ふれて
る発表」コーナーで発表
より継続
遊ぼう」のテーマにそって特色を伝えていくなかで、学生による
発表を行った。子どもの発達段階を学びながら遊びの中から興
味、関心、道徳性、社会などを身につけていく子供達への関わり
の中から、手遊び、歌遊び、表現遊び、身体表現等の学習風景を
紹介している。
様式第4号(教員個人に関する書類)
6・自己のアピール・感性の広がり・表現す
平 成 20 年 4月
体操服着用での授業参加において、出席のとり方の工夫として、
る楽しさの味わい(体育1)
より継続
「MY Tシャツ」着用で出席をとる。毎時間自分をアピールす
るものを伝えTシャツに表現する。前期の終わりには、Tシャツ
から話を作り歌い体で表現するという保育でいう総合的なもの
への挑戦を行っている。またそのTシャツをオープンキャンパス
で教室の環境つくりと共に披露している。
2
作成した教科書・教材
1・教育実習日誌
平成20年12
従来の日誌の見直しをしていった。付属幼稚園1週間実習日誌及
月
び評価表について、幼稚園現場と協議を重ね、実態の即した日誌
の様式、評価項目の見直し、日誌のサイズなどの作成を行い、保
育所・幼稚園実習日誌及び評価表についても同じように見直しを
図り作成していった。
2・豊かな感性を育む表現遊びー心と体を拓
平成20年9月
「歌遊びから表現へ」「身近にある素材から表現へ」「生活・体験
くー
25日
から表現へ」「空想・物語の世界からの表現へ」とそれぞれの項
6版発行
目で、表現遊びの基本となるものを「6ヶ月頃からの遊び」、発
達に即して「2歳児からの遊び」
「4歳児からの遊び」そして経
験の有無によって展開できる「工夫方発展へ」と内容を進めてい
る。これらの表現遊びの実践例を指導案形式に作成している。
3・子どもの心と身体を育てる
保育内容の
研究「健康」
平成20年4月
幼稚園教諭養成の為の必須科目である保育内容「健康」について、
15日
健康は幼児教育・保育に視点をおき、そもそも乳幼児の健康と成
長を促す保育とはどんなものか、子どもの保育そのものを中心に
展開していけるような保育者要請のための「健康」の本として仕
上がった。
4・新訂 豊かな感性を育む 身体表現遊び
平成22年4月
保育実践の中で「表現遊び」の機会を多くの子どもたちに提供し、
15日
表現豊かな子どもの育成に力を注ぐことは、心の発達につなが
初版発行
り、これからの時代に大切と考えられる。2002年より「表現
遊びの指導の関する研究会」を立ち上げ、未来を担う子どもたち
が心豊かに育つことを願いつつその成果をまとめた。
5・佐賀女子短期大学
ノート
幼稚園教育実習指導
平成23年3月
part 1
佐賀女子短期大学こども学科において、実習指導を2年間通年で
行っている。その中の幼稚園教育実習において段階的指導が明確
に出来るように、また学生も授業内容の把握がしやすいようにノ
ートを作成することとした。まず第1段階として、1週間実習に
ついての内容とした。
小川鮎子、大村綾
6・佐賀女子短期大学
幼稚園教育実習指導
ノート (1 週間実習)
平成26年3月
平成」23 年に佐賀女子短期大学実習指導ノートを作成し 3 年が
経った。より使いやすい実習ノートをめざしそれを指導に反映さ
せたい旨、付属幼稚園と協議を重ねながら訂正加湿した。
小川鮎子、大村綾、山崎京子
4
実務の経験を有するものについ
ての特記事項
様式第4号(教員個人に関する書類)
5
その他
職務上の実績に関する事項
1
資格、免許
年月日
中学校教諭1級普通免許(保健体育)
昭和54年3月
概要
東京都教育委員会
30日
高校教諭2級普通免許(保健体育)
同上
同上
体操競技1種審判資格
昭和56年4月
日本体操協会
1日
レクリエーションインストラクター
平成8年4月1
日本レクリエーション協会
日
日本ネイチャーゲーム初級指導員
平成12年4月
日本ネイチャーゲーム協会
1日
福祉ㇾクリエーション・ワーカー
平成12年9月
日本レクリエーション協会
30日
日本赤十字救急法救急員
平成20年9月
日本赤十字協会
30日
2 特許等
3
実務教員についての特記事項
4
その他
研究業績等に関する事項
著書、学術論文等の名称
単著・
発行又は
発行所,発表雑誌等
共著の別
発表の年月
又は発表学会等の名称
共著
平成20年
保育出版
幼稚園教諭養成の為の必須科目である保育内容
3月
全177頁
「健康」について、健康は幼児教育・保育に視点
概要
(著書)
1・子どものこころとから
だを育てる
保育内容「健康
をおき、そもそも乳幼児の健康と成長を促す保育
とはどんなものか、子どもの保育そのものを中心
に展開していけるような保育者要請のための「健
康」の本として仕上がった。
2・
豊かな感性を育む
共著
身体表現遊び
平成20年
ぎょうせい
「歌遊びから表現へ」「身近にある素材から表現
9月25日
全177頁
へ」
「生活・体験から表現へ」
「空想・物語の世界
からの表現へ」とそれぞれの項目で、表現遊びの
基本となるものを「6ヶ月頃からの遊び」
、発達
に即して「2歳児からの遊び」「4歳児からの遊
び」そして経験の有無によって展開できる「工夫
方発展へ」と内容を進めている。これらの表現遊
びの実践例を指導案形式に作成している。
3・新訂
む
豊かな感性を育
身体表現遊び
共著
平成22年
ぎょうせい
保育実践の中で「表現遊び」の機会を多くの子ど
4月15日
全169頁
もたちに提供し、表現豊かな子どもの育成に力を
注ぐことは、心の発達につながり、これからの時
様式第4号(教員個人に関する書類)
代に大切と考えられる。2002年より「表現遊
びの指導の関する研究会」を立ち上げ、未来を担
う子どもたちが心豊かに育つことを願いつつそ
の成果をまとめた。
(学術論文)
1・「ウサギ」を題材とした
共著
身体表現を引き出す手立
平成20年
日本保育学会第61回
視聴覚教材を用い養成校の学生を対象に「うさ
5月
大会
ぎ」を題材とした視聴覚教材の有無による身体表
て その1
現を実施し有効な手立ての検討をした。
青木理子、小川鮎子、小松恵理子、宮島郁恵、
2・保育者養成における身
共著
体表現の段階的指導法
平成20年
九州体育・スポーツ学
身体表現の段階的指導法として、学生による指導
9月
会第57回大会(久留
案立てから、模擬保育を通して実践を繰り返し、
米)p64
指導技術の向上を目指し、指導教員による適切な
助言を行うことによっての効果。
小川鮎子、下釜綾子、高原和子、瀧信子、矢野咲
子
3・「うさぎ」を題材とした
共著
身体表現の効果的な指導方
平成21年
鹿児島女子短期大学紀
豊かなイメージを膨らませる手立てとして、視聴
2月
要第44号p137~
覚教材(VTR)を取り上げ、視聴覚前後では表
141
現方法がどうのように変化するかを検討した。
法の研究
青木理子、小松恵理子、宮島郁恵
4・「ウサギ」を題材とした
共著
身体表現を引き出す手立て
平成21年
日本保育学会第62回
実験条件を個人から、より現実の指導に近い集団
5月
大会(千葉)p59
に変更し、言葉掛けの条件を追加し更に画像分析
その2
手法を用い実験を行った。
青木理子、小松恵理子、宮島郁恵
4・
「幼児の身体表現活動に
共著
おける指導言語について」
平成21年
九州・スポーツ学会第
ストーリー性のある新体表現活動の指導にお
9月
58回大会(熊本)p
いて、「問いかけ」「確認」「共感・承認」
「説明」
62
「誘いかけ」
「指示・許可」
「擬音語・擬態語」
「か
け声」項目別分析を行い、指導言語による幼児の
イメージや動きの深まりを検討した。
小川鮎子、下釜綾子、高原和子、瀧信子、矢野咲
子
6・VTR視聴後の身体表
共著
現の画像分析的検討
平成22年
日本保育学会第63回
「歩く」をイメージするオノマトペを取り上
5月
大会(愛媛)p635
げ、子どもたちのイメージの広がりや動きについ
て調査し、その結果を報告する。
下釜綾子、小川鮎子、高原和子、瀧信子、矢野
咲子
7・身体表現を引き出す言
共著
葉かけ―オノマトペを用い
平成22年
九州・スポーツ学会第
幼児の身体表現を引き出すためには、指導者の言
9月
59回大会(鹿児島)
葉かけが重要であることを前提に、オノマトペに
p56
対して幼児がどのようなイメージを持って動く
た動きとイメージー
か調査、分析をした。
小川鮎子、下釜綾子、高原和子、瀧信子、矢野咲
子
8・「うさぎ」を題材とした
身体表現の効果的な指導方
法の研究その3
共著
平成23年
鹿児島女子短期大学紀
豊かなイメージを膨らませる手立てとして、視
2月
要第46号p141~
聴覚教材(VTR)
を取り上げたこれまでの研究、
152
報告を元、実験条件を個人から集団に変更し言葉
様式第4号(教員個人に関する書類)
掛けの条件を追加する古戸での影響を検討。画像
分析的手法を用いより精密の動きの分析を行っ
た。青木理子、小川鮎子、小松恵理子、宮島郁恵
10・佐賀女子短期大学幼
共著
稚園教育実習指導ノート
平成23年 3
佐賀女子短期大学紀要
佐賀女子短期大学こども学科において、実習指導
月
第46集p77~94
を2年間通年で行っている。その中の幼稚園教育
part1
実習において段階的指導が明確に出来るように、
また学生も授業内容の把握がしやすいようにノ
ートを作成することとした。まず第1段階とし
て、1週間実習についての内容とした。
小川鮎子、大村綾
11・身体表現活動におけ
共著
るオノマトペを用いた動きとイ
平成23年
日本保育学会第64回
幼児の身体表現を引き出すためには、指導者の
5月
大会(東京)p438
言葉かけについて報告した、九州・スポーツ学会
メージ
第59回大会の報告を元に、個人から3~4人の
グループで調査を行いイメージの種類を分析し
た。下釜綾子、小川鮎子、高原和子、瀧信子、矢
野咲子下釜綾子、高原和子、瀧信子、矢野咲子
12・VTR視聴後の身体
共著
表現の画像分析検討
平成23年
日本保育学会第64回
前回の検討を元に高さの変化と速度の変化に着
5月
大会(東京)p443
目した分析を試みた。
―速度に着目してー
13・幼児の身体表現活動
を引き出す言葉かけ
―「歩く」をイメージして
―
小松恵理子、小川鮎子、青木理子、宮島郁恵
共著
平成24年
日本保育学会第65回
5月
大会(東京)pb-021
「歩く」をイメージするオノマトペを取り上げ
子ども達のイメージの広がりや動きについて調
査、報告
小川鮎子、下釜綾子、高原和子、
瀧信子、矢野咲子
14・幼児の身体表現活動
を引き出す言葉かけ
―オノマトペを用いた動き
とイメージ―
共著
平成25年
佐賀女子短期大学紀要
3月
第46集p
2009 年より 5 歳児を対象に、動きに有効だと
思われるオノマトペを用いて、そのオノマトペ
に対して幼児がどのようなイメージをもって動
くことができるかについて調査、分析を行って
きた。これまでの研究をまとめ報告とする。
下釜綾子、小川鮎子、高原和子、瀧信子、
矢野咲子
15 身体表現における学生
共著
の育ちと課題―指導実践の
平成25年
日本保育学会第66回
5月
大会(福岡)p
振り返り(1)―
本研究では、「たまごから生まれてくるもの」
を題材にした指導実践とその振り返りを通して、
学生の育ちと課題について明らかにすることを
目的とした。
矢野咲子小川鮎子、下釜綾子、高原和子、瀧信
子、
16身体表現活動における
共著
活動後の「ふりかえり」の
平成25年
日本保育学会第66回
5月
大会(福岡)p750
有効性
本研究では、「ふりかえり」に着目し、活動後
の振り返りがその後の指導にどのように活かさ
れているか事例を基に検討した。
高原和子、小川鮎子、下釜綾子、瀧信子、矢野
咲子、
17身体表現における学生
の育ちと課題―指導実践の
振り返り(2)―
共著
平成25年
日本保育学会第66回
5月
大会(福岡)p751
本研究では、気づきの観点から学生の気づきを
整理し、学生が捉える身体表現を指導する際のポ
イントについた考察した。
様式第4号(教員個人に関する書類)
下釜綾子、小川鮎子、高原和子、瀧信子、矢野
咲子、
18
実習指導の在り方実践研究
Ⅰ―総合的な実習体制の構
築を目指して―
共著
19
実習指導の在り方実践研究
共著
平成25年
全国保育士養成協議会
9月
第 53 回研究大会
(高松)
総合的な実習体制の構築を目指した本学の取
り組み。
古川隆幸、小川鮎子、田口佳津子・
古賀理・松本勇治・大村綾
平成26年
佐賀女子短期大学紀要
3月
第4集 p59~63
学生を取り巻く実習の問題点をあげながら、本
学の実習指導体制と取り組み、今後の課題につい
ての報告。
古川隆幸、小川鮎子、田口佳津子・
古賀理・松本勇治・大村綾
20身体表現における学生
共著
の育ちと課題―指導実践の
平成26年
日本保育学会第66回
5月
大会(大阪)p
振り返り(3)―
今回は時間配分等に改善の必要性が示唆され
たことを受け、項目の見直しと記入スペース、記
入時間について改善を試みた。
下釜綾子、小川鮎子、高原和子、瀧信子、矢野
咲子、
21身体表現の模擬保育を
共著
考える-実践後の振り返り
平成26年
日本保育学会第66回
5月
大会(大阪)p
の工夫と課題-
本研究では、模擬保育後の「振り返り」におい
てグループ討議を加えることで学生それぞれに
どのような気付が生まれ、その後学生に活かされ
たかを検討した。
高原和子、小川鮎子、下釜綾子、瀧信子、矢野咲
子、
22身体表現し同府に関す
共著
る研究―学生時から保育者
平成26年
日本保育学会第66回
5月
大会(大阪)p
への変化に着目―
本研究では、卒業時後期に指導した指導案とそ
の指導の課題を基に学生時の指導体験がどのよ
うに活かされているか指導の変化が見られるか
明らかにすることが目的とした。
瀧信子、小川鮎子、高原和子、下釜綾子、矢野咲
子、
23保育者養成校における
共著
創造性に関する研究―身体
平26年9
九州体育・スポーツ学
月
会(大分)P71
表現授業からのアプローチ
創造性を育む内容と考えられる身体表現の授
業を行い、学生の創造性が授業前後ではどのよう
な変化をしたかの検証。
―
下釜綾子、青木理子、小川鮎子、小松恵理子、
矢野咲子
243 歳児の身体表現指導
共著
法に関する研究
平26年9
九州体育・スポーツ学
月
会(大分)P73
3 歳児を対象に身体表現活動における指導者
の誘いかけ、や動きの引き出し方、について検討
を行った。瀧信子、矢野咲子、台土ゆきえ、小川
鮎子、高原和子、下釜綾子、
(その他)
1・ダンス講習会作品集
共著
昭和60年
佐賀県女子体育連盟
小学校教員を中心に授業、体育大会などで作品
8月より毎
を展開するための参考となる資料に仕上げた。
年発行
佐賀県女子体育連盟会員
今
様式第4号(教員個人に関する書類)
年度で33
回
2・乳幼児のためのリズム
遊び作品集」
共著
平成21年
佐賀県女子体育連盟
保育者を対象に、生活中での乳幼児のリズム遊
月より毎年
びの展開となる資料を仕上げた。
発行
佐賀県女子体育連盟会員
今年度で第
7回