【普通作物】の【長雨・日照不足】対策について <8月> 営 農 支 援 課 【 早期 水稲 】( 登 熟期 ~成熟期 ) (1)予 想される被 害状況 ① 登 熟不良によ り、収量 及び品質 が低下し やすくな る。 ② 成 熟期頃の稲 では、穂 発芽が発 生しやす くなる。 ③ 土 壌が柔らか い場合、 収穫作業 が困難と なる。 ④ 収 穫時 の籾 水分 が高 いと 、コ ンバ インの こぎ 胴で の損 傷が 生じ やす い。 ⑤ 水 分の高い籾 を 、急激 に高温 で乾燥する と玄米の 品質低下 が生じやす い 。 (2)事 前対策 ① 収 穫5日前迄 間断かん 水を行い 、根の活 力維持を 図る。 ② 穂 発芽の多い 箇所は刈 分けして 、全体の 品質が低 下するのを 防ぐ。 ③ 収 穫作業に向 けて排水 に努め、 できるだ け土壌を 固める。 ④ ⑤ 高 水分 の籾 をコ ンバ イン で収 穫す る際は 、こ ぎ胴 の回 転数 を調 整す る。 高水分の籾を、火力乾燥する場合は通風を十分に行い徐々に温度を上げる。 (3)事 後対策 ① 穂 発芽が多発 した場合 は、刈り 分けして 全体の品 質低下を防 ぐ。 ② 浸 水等でほ場 に流入し ているゴ ミは早め に取り除 く。 【 普通 期水 稲 】(幼穂 形成期~ 穂揃期) (1)予 想される被 害状況 ① い もち病が発 生しやす くなる。 ② 生 育が軟弱と なり根の 活力が低 下する。 (2)事 前対策 ① 長 雨下 での 液剤 や粉 剤防 除は 時期 を逃し やす いが 、散 布後 に薬 剤が 乾け ば 効果 は ある ため 、天 候を よく 確認 しなが ら防 除を 行う 。な お粒 剤を 使用 する 場合は、多 雨での流 出(オー バーフロ ー)に注 意する。 ② 葉 色の濃いほ 場では追 肥量を減 らしたり 時期を遅 らせる。 ③ 間 断かん水で 根の活力 維持を図 る。 (3)事 後対策 ① 出 穂前後のい もち病防 除は、時 期を逃さ ないよう 計画的に行 う。 ② 浸 水等でほ場 に流入し ているゴ ミは早め に取り除 く。 -1- 【 大豆 】( 生育 期 ~開 花期) (1)予 想される被 害状況 ① 湿 害により生 育不良と なる。 ② 紫 斑病が発生 しやすく なる。 (2)事 前対策 ① ほ 場周囲及び 畦間に排 水溝を設 置する。 ② 開 花期以降の 場合は、 天候をみ て紫斑病 の防除を 行う。 (3)事 後対策 ① 紫 斑病の防除 を行う。 ② 浸 水等でほ場 に流入し ているゴ ミは早め に取り除 く。 【 秋ソ バ】 (1)予 想される被 害状況 ① 播 種作業が遅 れ、収量 が低下す る。 ② 湿 害による発 芽障害や 生育不良 が発生す る。 (2)事 前対策 ① ほ 場周囲及び 畦間に排 水溝を設 置する。 ② 播 種時期の遅 れに応じ て、播種 量を多く する。 (3)事 後対策 ① 欠 株が多い場 合は、播 き直しを 行う。 -2-
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