2015 年度 IVR 学会第 1 回理事会

2015 年度 IVR 学会第 1 回理事会
日 時:2015 年 4 月 17 日(金) 13:00〜16:00
会 場:パシフィコ横浜会議センター 4 階
423
出席者:荒井保明(理事長)、吉川公彦、廣田省三(以上副理事長)、大須賀慶悟、金澤 右
清末一路、興梠征典、齋藤博哉、田島廣之、谷川 昇、中島康雄、中塚誠之、古井 滋、水沼仁孝、
宮山士朗、山門亨一郎(以上理事)、石口恒男、村上卓道(以上監事)、小笠原、大野(事務局)
(敬称略、五十音順)
議事録案
1.前回理事会確認について
4 月 17 日開催の 2015 年度第 1 回理事会の議事録を確認した。
2.JSIR/ISIR/APCIO 2015 について(荒井大会長)
会 期:2015 年 5 月 28 日(木)~30 日(土)
会 場:シーガイアコンベンションセンター
テーマ:
“Beyond the Evidence
プログラムが提示され、説明された。
3.2016 年第 45 回 IVR 学会総会について(石口大会長)
日 時:2016 年 5 月 26 日(木)~28 日(土)
会 場:ホテル ウェスティン ナゴヤ キャッスル
ポスター案が提示され、テーマは次の通り決定したことが報告された。
「アウトカムを目指す画像下治療~No IVR, No Life~」
学会名称は例年通り日本 IVR 学会総会とした。
4.2018 年(国際大会)大会長応募者報告(荒井理事長)
1)大会長を公募したが、応募者がなかったことが報告された。検討した結果、田島理事が推薦さ
れ、承認された。田島理事は 2018 年静脈学会の大会長に内定しているが、調整をお願いすること
になった。
2)大会長公募制について検討を行い、広く募集をする意義があるので、公募は継続することにな
った。複数の応募があった場合は理事会で決定することを確認した。
5. 2015 年度定時代議員会開催について
1)次の通り開催する。
日 時:5 月 29 日(金)18:15 ~ 19:15
会 場:シーガイアコンベンションセンター Room1
議事進行 理事長挨拶
【議 題】
①2014 年度事業報告について
②2014 年度収支決算報告について
③2015 年度事業計画について
④2015 年度収支予算について
⑤IVR 学会定款細則の改定について
・理事任期の変更 2 年→1 年
・常置委員会変更
・地方会名称変更
⑥第 47 回日本 IVR 学会総会(2018 年開催・国際)会長について
⑦代議員からの提案、質問事項、その他
2)資料の確認と追加・修正を行い、承認した。追加の修正があれば事務局に連絡す
ることになった。
3)次の通り確認を行った。
①代議員からの提案、質問事項については代議員会当日回答をする。
②症例登録データの研究利用について、代議員会で報告事項に挙げることを検討した結果、
個人情報保護法の改訂後内容が確定してから報告することになった。
6.各委員会報告ならびに審議について
1)編集委員会(吉川副理事長)
①次の通り報告された。
(吉川副理事長)
a.現在の投稿数
・掲載決定
1編(コメディカル) ・査読中
・AE 査読中
1編(原著)
1編(症例報告)
・再投稿待ち 1編(原著)
b.今後の特集テーマ
2015年
○Vol.30, No.2
1.総論
「球状塞栓物質をどう使うか?」
担当:作原 祐介委員
高橋 正秀 先生 (鎌ヶ谷総合病院 放射線診断科)
2.肝腫瘍性病変に対するカテーテル治療の現況
前田 登 先生(大阪大学大学院医学系研究科 放射線統合医学講座 放射線医学教室)
3.Conventional TACE 不応 HCC 症例に対する DEB-TACE
南 哲弥 先生(金沢大学附属病院 放射線科)
4.私はこう使っている〜cTACE? DEB-TACE? B-TACE?(仮題)
児玉 芳尚 先生(手稲渓仁会病院 放射線科)
5.HCC 以外への DEB-TACE の応用の試み(仮題)
2
関 明彦 先生(岸和田盈進会病院 がんカテーテル治療センター)
○Vol.30, No.3
「脊椎・脊髄病変の IVR アップデート」
担当:高橋 聡委員
1.脊椎硬膜外・硬膜動静脈瘻の塞栓術
清末 一路 先生(大分大学医学部 放射線科)
2.脊髄動静脈奇形・動静脈瘻の塞栓術
飯塚 有応 先生(東邦大学医療センター大橋病院 放射線科)
3.脊椎病変の術前塞栓術
稲川 正一 先生(新潟大学医学部 放射線科)
4.経皮的椎体形成術
○Vol.30, No.4
米虫 敦 先生(関西医科大学附属滝井病院 放射線科)
「原発性アルドステロン症の診断と治療」 担当:馬場 康貴委員
1.病理
笹野 公伸 先生(東北大学大学院医学系研究科病態学講座 病理診断学分野)
2.内科
佐藤 文俊 先生(東北大学病院 腎・高血圧・内分泌科)
3.外科
永田 真樹 先生(横浜労災病院 泌尿器科)
4.副腎静脈サンプリング・ラジオ波焼灼療法(RFA)
高瀬
5.血管内治療
圭 先生(東北大学医学部 放射線診断科)
馬場 康貴 先生(緑泉会 米盛病院 放射線科)
②英文誌編集委員会(清末理事)
a.編集委員長について、吉川編集委員長は CVIR 誌の編集委員と兼任できないため、清末理事
に決定した。
b.表の通り委員が推薦されたことが報告され、承認した。
c.委員 1 名について 10 名程度の Reviewer を推薦する予定であるとの報告に対し、質の高い
Reviewer が必要であるとの意見が出された。Reviewer への教育や編集委員長の評価、Good
Reviewer の表彰等を含め今後検討する。
d.代議員会で報告後、6 月からシステムの作りこみをスタートする。
3
氏名
所属
Fields
1
清末 一路
大分大学
Neuro, vasc malf, abdominal general
2
吉川 公彦
奈良県立医科大学
Vasc
3
米虫
関西医科大学
Nonvasc, Abdominal general
4
田中 利洋
奈良県立医科大学
Oncology, Abdominal general
5
本郷 哲央
大分大学
Vasc
6
保本
7
作原 祐介
北海道大学
Oncology, Abdominal general
8
宮山 士朗
福井県済生会病院
Oncology, Abdominal general
9
小野澤志郎
日本医科大学
Abdominal general
10
稲葉 吉隆
愛知県がんセンター中央病院
Oncology, Abdominal general
11
山門亨一郎
兵庫医科大学
Oncology, Abdominal general, Nonvasc
12
平木 隆夫
岡山大学
Nonvasc Lung
13
山口 雅人
神戸大学
vasc, Abdominal general
14
平井 俊範
宮崎大学
Neuro, H&N
15
安陪 等思
久留米大学
neuro, H&N
16
三村 秀文
聖マリアンナ医科大学
vascular malf
17
東浦
沖縄県立中央病院
vasc
18
近藤 浩史
帝京大学
vasc
Marburg University
Vasc imaging
19
敦
卓
渉
Andreas H.
Mahnken
20
Ji Hoon Shin
21
Ung Bae Jeon
都島放射線科クリニック IVR セン
ター
Abdominal general
Asan Medical Center
Pusan University Yangsan
Hospital
2)学術・教育委員会(大須賀理事)
①夏季学術セミナー小委員会
報告事項
a.2015 年度セミナーの準備進捗
・開催概要:
会 期:2015 年 8 月 8 日-9 日
会 場:テルモメディカルプラネックス
テーマ:外傷出血・下肢静脈瘤
モデレーター:近藤浩史(帝京大学)・小野澤志郎(日本医科大学)
4
b. 2015 年 2 月 25 日 テルモメディカルプラネックスにて予備実験を施行した。
c.デバイス・労務提供趣意書及びシラバス広告趣意書を小委員会より各社に発送した。事務局からで
はなく担当者より発送した。
②技術教育セミナー小委員会
報告事項:
a.2015 年度(宮崎)のセミナーの準備進捗
・タイトル・モデレーター・講師・日程・会場は確定されている。
・ハンズオン製品提供企業・人的サポートに関しては、現行の趣意書にて企業のコンプライアンスはクリ
アされている。
・ハンズオン会場レイアウト調整やシラバス作成など現在準備中である。
・シラバス広告収入見込みは 72 万円で、昨年度の 84 万円と比較して減収である。
・協力企業に対する謝辞について、シラバスへ記載が検討されている。
b.運営体制の見直し
従来、多岐にわたる業務を委員の役割分担で進めている。しかし、学会事務局及び大会事務局との
折衝や企業関係の交渉が多く、現状の連絡体系は複雑で非効率な面もあり改善の余地がある。現在、
業務事項の整理と年間スケジュールを含めた業務手順書を作成中である。
協議事項
・企業に関連する渉外機能について
今年から企業趣意書を学会事務局から郵送したが、各企業の窓口担当者・所属部署・連絡先などの情
報収集を含め企業リストの作成には長時間の事務作業を要した。
また、学会予算の制約によりシラバス広告が導入された経緯があるが、学会事務局から郵送で募集した
だけでは、必ずしも十分な広告が集まらず、委員やモデレーターらの個人の裁量で各企業への打診を
重ねている。学会事務局に企業情報のアップデートや渉外機能を拡張できないものか?これは、夏季
学術セミナーにも共通する課題と思われる。
・シラバス広告依頼に際して作成した 2014 年度セミナー単独の収支決算は web 配信費用が高額のため
表面上は赤字となっている。
●以上について、今後の運営の在り方が大きな課題であることを確認した。今年度中に企業側とのコン
プライアンスも含めて、社会的経営的にも問題がなく、担当委員の負担が軽減できる運営方法を検討し
ていく。担当は田島理事、大須賀理事。
③メディカルスタッフ小委員会(齋藤理事)
報告事項:
a.第 3 回インターベンションエキスパートナース(INE)試験報告
5
実施日時:2015 年 3 月 14 日(土)13:30~15:00
会 場:東京会場:帝京大学医学部
関西会場:天満研修センター
190 名
156 名
第 3 回 INE 試験結果
平均点 67.543 点 最高 93.3 点 最低 13.3 点
申込総数
351 名
書類不合格・辞退
1名
受験者数
350 名
当日欠席
4名
実受験者数
346 名
M-1.5SD 合否ライン 48.048 点
合格者数
322 名
不合格者数
24 名
合格率/申込
91.7379%
合格率/実受験
93.0636%
b. INE 認定制度の指導者育成コースについて、草案を検討している。5 月 IVR 学会総会中の小委
員会で審議を行い、理事会へ提案する予定。
協議事項
・例年通り合格基準を1.5SD にすると、 50 点未満の得点で合格になる。検討した結果、理事会として
は承認し、4 月 19 日の CVIT との合同会議で報告・審議することになった。会議における最終判断は齋
藤理事に一任する。
3)ガイドライン委員会(谷川理事)
1月 24 日に第 2 回委員会を行い、次の通り方針を決定した。
①新規ガイドライン
2~3 名の担当を決め、グループを作って活動を進めている。
a.
IVR 手技(清潔操作、被ばく防護を含む)
b.
CV ポート
c.
IVR レポート作成
d.
画像ガイド下穿刺(生検、胆道ドレナージなど)
e.
骨盤外傷に対する IVR――担当:塩山、野口
f.
PTPE
g.
UAE
6
②既存ガイドラインの改訂
次の4つのガイドラインについて、できるだけ早く改訂するため、5 月学会総会の委員会で
改訂案を担当者に提示してもらい検討を行う
・産科出血 ・塞栓物質 ・肝外傷 ・PVP
③国内外のガイドラインの紹介
学会員に周知することを目的として、次回委員会で内容をまとめ HP や学会誌に掲載する。
4)広報・渉外委員会(興梠理事)
①新ホームページ公開報告
・4 月 1 日新HPに移動した。
・
「市民の皆様」へのページは現在コンテンツを検討・作成中である。
・新ページで気が付いた点があったら知らせてほしい。
・マイナーチェンジが必要な個所について、4 月 18 日に開催する広報委員会で制作会社の
プラップ社も同席してもらい検討する。
②メディカルトリビューン社からの提案(吉川理事)
IVRの広報について提案があり、検討を行い次の通り確認・決定した。
・企業の賛助金は枠が決まっているため、メディカルトリビューン社の企画を通すことで、IVR
学会に入る予定の資金が結果的に減額になる可能性があるので、確認する。
・興梠理事の主導の下で、広報活動を依頼しているプラップ社とメディカルトリビューン社とで
連携して進めてもらう。
・見積・契約書は理事会で確認する。
【Medical Tribune 学術企画】
学会監修における領域 学術記事企画
< 企 画 概 要 >
学会の主たる事業である学会誌発行において、論文主体の歴史ある学術誌と合わせて、
学会員へタイムリーに最新疾患情報等を提供する資材として、本企画をご提案いたします。
本企画は、日本 IVR 学会会員を中心に疾患や治療に関する最新の学術情報や医療機器、薬剤の情報を提供
することで、領域の進歩及び普及を図り、医学・医療の発展に寄与することを目的といたしております。ま
た、若手医師、研修医や当該領域の非会員の医療従事者への教育ツールとしても配布することで、学会活動
を広く周知いただけるツールとしてもご活用いただけます。
< 発 行 形 態 >
テーマを精査し、学会および当該医療従事者に有用なトピックに合わせ、発行。
7
提供方法として学会誌への同梱としています。
● 発
行:株式会社メディカルトリビューン
● 医学監修:日本 IVR 学会
● 提
供:企業
● 仕
様:A4 変型(同梱可能サイズ)・4 色・4~8P(予定)
● 配 布 先:学会員、企業による全国医療施設への配布、Medical Tribune 紙への同梱
● 費
用:提供企業
● 監 修 費:30 万~50 万(税別、ページ数によりご相談)
① 執筆もしくは取材の場合は別途謝礼を用意いたします。
② 同梱費用は別途負担いたします
③ 監修費を学会にお支払いいたします。
< 提供企業について >
日本 IVR 学会の会員への情報の提供を前提にしているため、学会側の COI、企業側の透明性ガイドライン
を順守し、企業・製品広告は、学会誌同様に記事とは別に掲載いただくことで、制作費を負担いただきます。
また、企画テーマ、人選は学会へご提案し、ご承認いただいたうえで、進行いたします。
企画例)1.肝動脈塞栓療法治療における塞栓物質の治療の最新情報
2.学術集会において開催される共催セミナーの取材記録
5)倫理委員会(齋藤理事)
IVR 学会倫理講習会開催が提案され、検討の結果承認された。5 月学会総会中の委員会で検討を
行う。
6)健保委員会(水沼理事)
①外保連への申請報告
a. BRTO 術(バルーン閉塞下静脈瘤塞栓術)
b. 経皮的肝内門脈短絡術(TIPS)
c. 血管奇形の硬化療法
d. 副甲状腺静脈サンプリング
e. 肺動脈閉塞試験
(「D206 心臓カテーテル法による諸検査 右心カテーテル 3,600 点」で既収載のため、戦
略変更の余地あり)
・2 月 28 日に先進医療について中医協で審議するとの連絡があり、TIPSの治療成績、合
併症をまとめて申請書を提出した。
・BRTO の EO の適応と TIPS のステント適応を薬事関係で通すように動いてほしいとの要望が出
された。荒井理事長、田島理事で検討する。
②外保連分担金について
8
申請を電子化することになり、運用経費が計上されたため、分担金が上がった。財務担当理事
に確認の上、支払済み。
7)薬事委員会(田島理事)
①リピオドール 480 注 10mL の医療上の必要性についての要望書について
H25 年に厚労省に提出しているが、再度要望書を提出することになった。
②ニーズの高い医療機器の早期導入に関する検討会について
今後の動きとして次の通り報告された。
・先進国で導入されていないものを対象とする。
・随時学会から申請できる。
・厚労省が学会と資料を作成し、企業と交渉しつつ進めていく。今後は学会の役割が大きくな
る。
・凍結療法は宮崎先生(群馬大学)と日立メディコでエビデンスに関する資料を作成し、
申請していく予定。
・肺 RFA,骨 RFA,腎 RFA は、すでに臨床試験結果もあり、同様に資料を作成し申請する予定。
③クック社の TIPS 針が償還されていないが、どの項目で申請するか薬事委員会で検討してほ
しいとの要望が出された。担当は荒井理事長、田島理事。
8)専門医制度委員会(廣田副理事長)
①専門医試験の日程
2015 年 11 月 8 日(日)サンメンバーズ東京新宿、新宿ワシントンホテル
4 月末発行予定の IVR 会誌に会告掲載予定
②修練施設認定、更新の報告
・修練施設新規申請
18 施設
・修練施設更新認定について
更新対象 128 施設 審査の結果,121 施設の更新が認定された。
③症例登録小委員会(中塚理事)
Web 登録データの提供に関して、次の通り報告された。
【報告】
「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(2014 年 12 月 22 日制定)
」
「個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する
法律の一部を改正する法律案(2015 年 3 月 10 日)
」
1.
「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(2014 年 12 月 22 日制定)
」
連結不可能匿名化された情報であれば倫理指針の対象外となっていることが明記されている。ただし、連結
9
不可能匿名化の定義が不明確であり、この部分に問題が残る。
2.
「個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する
法律の一部を改正する法律案(2015 年 3 月 10 日)
」
個⼈情報の保護を図りつつ、パーソナルデータの利活⽤を促進することによる、新 産業・新サービスの創
出と国⺠の安全・安⼼の向上の実現及びマイナンバーの利⽤事務拡充のために所要の改正を⾏うもの
個⼈情報の保護と有⽤性の確保に関する制度改正
(個⼈情報の取扱いの監視監督権限を有する特定個⼈情報保護委員会の設置等)
特定個⼈情報(マイナンバー)の利⽤の推進に係る制度改正
(⾦融分野、医療等分野等における利⽤範囲の拡充) がん登録?
① 改正のポイント
医療情報等のように適切な取扱いが求められつつ、本人の利益・公益に資するた め、一層の利活用が期待
されている情報も多いことから、萎縮効果が発生しないよ う、適切な保護と利活用を推進する。
個⼈情報の定義の明確化
・個⼈情報の定義の明確化(⾝体的特徴等が該当)
・要配慮個⼈情報(病歴を含む)に関する規定の整備
適切な規律の下で個⼈情報等の有⽤性を確保
・匿名加⼯情報に関する加⼯⽅法や取扱い等の規定の整備
「個人の特定性を低減したデータ」
・個⼈情報保護指針の作成や届出、公表等の規定の整備
個⼈情報の保護を強化
・トレーサビリティの確保(第三者提供に係る確認及び記録の作成義務)
個⼈情報保護委員会の新 設及びその権限
個⼈情報の取扱いのグロー バル化
その他改正事項
・本⼈同意を得ない第三者提供(オプトアウト規定)の届出、公表等厳格化
・利⽤⽬的の変更を可能とする規定の整備
・取り扱う個⼈情報が 5,000⼈以下の⼩規模取扱事業者への対応
② 調査結果
山本隆一(東京大学大学院医学系研究科医療経営政策学講座) 委員会委員
岩中督(東京大学医学部附属病院・小児外科) NCD 委員長
北川雄光(慶応義塾大学医学部・一般消化器外科) NCD 委員
問題となる「要配慮情報」に関する記載を残したまま、法案が通る可能性があるが、政令、省令など別の法令
により、医学研究を圧迫しない形となる。ただし、症例登録事業に関しては不明(山本先生)
。
③ 結論
10
Web 登録データのうち施行施設、施行医、施行日等の施設、患者の特定につながる情報を外して、施行日(X)
、
最終確認日(Y)などのデータを加工したもの(観察期間:Y-X)を提供することは、問題ないだろうと考えら
れる。一応、学会の倫理委員会の審査を受けることが妥当と思われる。
3.現状の Web 登録の問題点と対策
・個人情報保護法の変化に対応できるようにする。

最低限オプトアウトを学会員に周知徹底させる。

緊急症例を除いて IVR の IC 取得時に「Web 登録」に関する IC も取得する。
・Web 登録データの信憑性

データ登録が直後になされていない。(検査時間、看護師数など)

HCC データ(2013 年 7 月 1 日から 2015 年 4 月 10 日) HCC15762 件のうち
Child-Pugh
A 1984、B 747、C 39
計 2770 件(17.6%)
経過観察
生存 1386、死亡 27、不明 28 計 1441 件(9.1%)
(参考)NCD との差異

1 週間、90 日での 2 段階の登録を義務付けている。

登録は修練機関更新、専門医更新のための義務である。

委員会の査察(入力の信憑性のチェック)があり、修練機関の停止もある。

NCD のビッグデータ活用により、術後合併症等の論文多数。

データ提供は、学会の倫理委員会で妥当性が検討されたのち、有償提供。

4 月より NCD には年会費が発生。NCD データ解析により、個別症例(staging)に対する術後合併症の発
生リスクなどのデータが提供されるようになった。
④Web 登録データの信憑性を確保する方策の一つとして、立ち入り検査が提案された。予算化して
実施方法の詳細を検討することになった。
⑤日医放学術集会調査
日医放より学術集会の活動調査票が届いた。事務局で入力の上、廣田副理事長が確認して提出する。
9)国際委員会(山門理事)
①SIR との meeting
2015 年 3 月 3 日 :Atlanta
出席者
SIR:現会長、次期会長、スタインケン先生
IVR 学会:荒井理事長 吉川副理事長 石口監事 清末理事 大須賀理事
日本からトピックスの要望を行い、スピーカーを推薦する。
11
②CIRSE との meeting: ECIO で MOU の協議 時間は未定
出席予定:荒井理事長、山門理事、宮山理事
③KSIR:Do 先生から GEST での meeting 要請あり
出席予定:荒井理事長 廣田副理事長 吉川副理事長 大須賀理事
④台湾放射線学会との meeting 予定は現在なし。
⑤国際セミナー小委員会の開催
2015 年 4 月 15 日 9:00-11:00
学術・教育委員会から小泉先生、専門医制度委員会から杉本先生に参加しても
らう。内容については代議員会で報告する。
10)利益相反委員会(古井理事)
3 月 10 日に上山弁護士と利益相反書類を確認したことが報告された。
7.その他
1)委員会の代理出席要請があったが、検討した結果認めないことになった。
2)脊椎 IVR Forum 休止と今後の支援依頼について(中島理事)
活動休止の報告と経皮的脊椎形成術の保険適応を目指した今後の協力・支援の依頼があった。学
会として経皮的脊椎形成術の適応拡大の申請を目指すためにはエビデンスが必要である。今後薬
事委員会で情報を収集していくことになった。担当は中島理事、谷川理事 田島理事。
8.次回理事会開催予定
理事会
代議員会
5 月 27 日(水)12:00~14:00 シーガイアコンベンションセンター
5 月 29 日(金)18:15~19:15
12
Room1