保健だより2月号 - 宮城県石巻高等学校

No. 122
平 成 27年 2月 6日
宮城県石巻高等学校
2月の詩
「 いまは力をたくわえています
いまは心を整えています
いまは自分を見つめています この世に生きて わたしは何をやるべきなのか
いまじっくり考えています
そしてやるべき時がきたら夢をめざして生きてゆきます 」
(旅の詩人 須永 博士より)
春は名のみの・・・・・。インフルエンザ警報が発令されています!!
新しい年を迎えたと思ったら、あっという間に立春。3年生もあと数日の登校を残すのみとな
りました。受験の報告や進路相談(特に医療系大学)で3年生が保健室に顔を出す機会が増えま
した。一緒に喜んだり、がっかりしたりと母親のように気持ちになってしまいます。前期試験ま
であと20日ほど。結果はどうあれ、
「あの時、あんなに頑張った」という自信がこれからのあな
た方の「生き方」に大きな力となることでしょう。最後まであきらめないで頑張ってくださいね。
また、1月に入ってから県内ではインフルエンザ警報が発令されました。先週までは数名お休
みしていましたが、現在は1名のみ。予防に努めていただいているご家庭のお陰です。
これから流行の本番となります。疲れがたまるなど、免疫力がおちる時も感染しやすいと言わ
れています。是非、健康管理には万全を期してほしいものです。寒さはまだまだ予断を許しませ
んが、月末最後の試験を控えていますので、手洗い、うがい、そして規則正しい生活、さらに教
室の換気でこの季節を乗り切ってください
4回目の3・11を迎える心の準備・・・繰り返しですが
3・11東日本大震災・・・毎日のように震災の報道がなされるようになりました。生徒達も
震災の体験をだんだん言葉にするようになりました。
この震災は「大変!!」で当たり前のこと。
「大変だったね。これまで本当に頑張ったね。
」と、
共感し語り合うことが一番のケアです。そして、互いに「泣ける」こともケアの大きな目標です。
この危機と付き合う(乗り越えるのではありません)ためには・・・・・
○ 自分のできることをする・・・いつも通りの生活
○ 自分の時間をもつ・・・・一日をふりかえる時間をもつこと。
(5~10分でよい。日記や
メモを書くなどして今の自分を前向きに感じること)
○ 自分を大切にする・・・燃え尽きないように(十分にがんばっていますよ)
○ 自己コントロール感と取り戻す・・
「いままで出来たことが、また出来るような気がする」
○ 自分に起こったことを受け入れ整理すること・・・時間がかかります。
(個人差が大きい)
震災の影響も学校ごとに様々でしたが、震災の体験を語り継ぐことも、震災を受けたものの使
命であると感じています。震災からもうすぐ4年。私は今も三河・御殿場・東京・神奈川などで、
同職である養護教諭に震災を語り継ぐ活動をしています。他県の方にどんな支援を求めるか聞か
れましたが、私はこの震災を「忘れない」ことが一番の支援ですと答えてきます。
もうすぐ4年。私自身、この日をどんな気持ちで迎えることができるか、いまから心配です。
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今月の保健行事
2月 6日(金)・12日(木)・20日(金) 何でも相談室 10:00 – 18:00 (今年度は 3 月 13 日で最後です)
相談窓口:橋戸・千葉・加藤(保健室)または
電話 93-8022 内線 26
メール [email protected]
1 月保健室利用状況
内科的 外科的
1 年
35
2
2 年
72
1
3 年
54
2
合計
5
161
その他
2
6
2
10
相 談
2
3
5
10
「雪かき隊」ありがとうございます!
1月30日天気予報通り、午後から雪は降り
始めました。あっという間に、わさわさと積
りはじめ、たちまち銀世界になりました。こ
れでは雪かきは大変だなと思っていました
ら、野球部、ボート部、陸上部などの運動部
が中心となり、雪かきが始まりました。
さすが高校生!あっという間に除雪が完
了。その後からまた降り積もりる雪。真っ暗
になるまで雪と闘ってくれました。皆さんは
石高の誇りです。心から感謝しています。
保健室のようす
・これまでほとんど保健室利用のなかった1年生は、イ
ンフルエンザ様の症状で来室がやや増えました。
・2年生は人間関係で悩む相談がありました。
・3年生は受験のストレスでその他相談が増えました。
保健室の窓から
①3日は高校入試の前期試験でした。本校は、
倍率 2.58 倍の難関校です!雪の舞う中、凍
てつく寒さ・緊張感!!きらきらした瞳の中
学生、不安一杯の保護者の顔・顔。毎年の光
景ですが、人々の熱気が私の心を強く揺れ動
かします。この何とも表現できない緊張感か
ら、やはり「石高」は本当に「入りたい学校」
なんだなぁと実感します。これはあなた方先
輩が、頑張って「入りたい学校」にしている
おかげですよ。
②謎のケガ!?この時期、1年生の美術選択
では木彫の制作に取り組んでいます。毎年
素晴らしい作品を見せていただいています
が、この制作中に謎のケガが・・・。
「足に
木を落としてしまいました・・・」
「鑿を太
ももに落とし出血してしまいました・・・」
。
長年本校に勤めている私にとっても初体
験。きっときっと素晴らしい作品になるこ
とでしょう。完成まで楽しみです。
③私の顔が「教室に行け!」と言っている!
3年生の登校もあとわずか。保健室に来室
する3年生は、私が来室理由を聞く前に、
「大丈夫!すぐ教室に行くから!ちょっと
だけだから!」などと、あたかも私が取り
合わないと思わせることを言います。
「まだ
何も言ってないよ」と言いますと、
「だって
先生の顔が言っている」とのこと。3年間
言い続けてきた成果(?)なんでしょうか。
「先生の気持ちは、分かっているから!」
いってくれたHさん。本当はもっと優しく
したかったのに。でも、紗也子先生が私の
分まで優しくしてくれました。
(ち)