産科麻酔グループ - 大阪大学大学院医学系研究科・医学部

2016年度
大阪大学麻酔科 産科麻酔専門医プログラム 阪大麻酔科では2016年度より産科麻酔専門医を1名から2
名募集します。やる気のある麻酔科の先生の応募を産科麻酔
グループが待っています。
関西の産科麻酔をリードする指導
者の養成を目的としたプログラム
産科麻酔は麻酔のサブスペシャリティーとして確立された医学分野で
す。日本では近年問題となった産科緊急への対応の問題から、産科周
術期医療の強化の面で産科麻酔は不可欠なものとなってきています。一
方、少子化の影響もあり一生に数回のお産にクオリティーを求める傾向
にあり、無痛分娩の需要は高まっています。産科分野の医療は高度化さ
れ生まれる前の胎児治療や生まれる直前の治療など、高度麻酔技術が
要求され続けています。
このような需要に産科麻酔の専門家の数は追いついておらず、関西にお
いては産科麻酔を専門とする麻酔医の育成プログラムが存在していない
のが現状です。阪大麻酔科は、関西ひいては日本の産科麻酔をリードす
る指導者野育成を目的とし、2016 年度より産科麻酔専門医育成プログ
ラムを立ち上げます。
阪大産婦人科とのタイアップのもと、無痛分娩、産科緊急、胎児治療、
EXIT などの高度産科手術の麻酔管理、心疾患合併妊娠の麻酔管理、
胎児エコー診断技術のマスターなどを一年間で集中的に行う臨床トレー
ニングを用意しています。希望者は、米国クリーブランドクリニック、ウエ
イクフォーレスト病院など、短期米国留学もしくは施設見学の機会も得ら
れます。
募集条件
資格
麻酔専門医保持者
もしくは麻酔専門医試験
受験予定者
定員
1−2名
ポジション
医員または特認助教(卒
業年度により決定する)
勤務体系 週一回の当直(当直明け
は完全オフ) 週1の手術
室勤務と週一回の外勤
目標及び
可能性
国際学会での発表
臨床研究による医学博士
取得につながる英文論文
製作 国内外短期留学
USMLE 取得
阪大産科麻酔専門医プログラ
ムの特徴はアカデミック重視
産科麻酔の特徴は緊急が多いという点にあります。24時間対応す
る無痛分娩や緊急帝王切開に対応する勤務体系が中心となりま
す。その為に待機時間の有効利用が一年間のプログラム生活の成
功の秘訣でもあります。待機時間を臨床研究などに当てる事によ
り、臨床で麻酔技術を高めながら、アカデミック学術活動を両立す
る事が可能となります。
米国産科麻酔学会
SOAP
当プログラムでは一年を通して1−2の産科麻酔関連臨床研究を行
い、国内学会及び海外の学会での発表と英語論文一遍の作成を
一年の目標としています。大阪大学では大学院入学により医学博
士の学位を取る方法と一定の研究期間により論文で医学博士の学
位を取る方法があります。プログラム中に論文を作成し医学博士の
申請を行う事を目標とします。
http://soap.org/index.php
毎年5月に米国で開催される米国産科麻
酔 学 会 SOAP (Society for Obstetric
Anesthesia and Perinatology)は産科麻酔
のスペシャリストが集まる学会です。最新
の研究の発表や教育講演が行われるほ
か、この学会での発表を目処に一年の臨
床研究を行い、更に論文作成につなげま
す。
http://www.med.osakau.ac.jp/jpn/students/agreement.html#II%EF%BC%8E
産科麻酔専門麻酔プログラムの一週間
産科麻酔チームは専門プログラム専攻医の数にも
よりますが、約4人で構成され、24時間態勢で無
痛分娩の提供と産科緊急に備えます。一名は麻酔
科の短期研修を終えた産科医が加わります。典型
的な一週間の予定は、週1の24時間態勢の病棟
を中心とする無痛分娩担当日、その翌日はオフ、
週一回の手術室での麻酔業務、週一回の8時間の
無痛分娩担当で構成されています。
麻酔科
医A
麻酔科
医B
麻酔科
医C
産科医
月u
火
水
木
金
手術室
無痛
24H
手術室
明け
無痛
8H
明け
外勤
外勤
無痛
24H
明け
やる気のある麻酔科医の先生の募集をお待ちしています。また当麻酔科では育児
中の女性医師を対象とした育児支援システムもあり、研修中の出勤時間の調整や
当直の免除や軽減等も可能です。
ご興味のある方は気軽にご連絡下さい。見学のみも随時受け付けています。
連絡先:[email protected] 06-6879-3133 大瀧千代
無痛
24H
外勤
土
無痛
夜勤
無痛
24H
手術室
無痛
夜勤
日
無痛
8H
無痛
24H