研究題目全身麻酔下における手術侵襲の脳波への影響の検討１．研究者等の氏名及び職名麻酔科主任部長松田芳隆２．被験者として選定された理由当院で全身麻酔を受けた患者様３０名を対象とします。３．本研究の意義と目的、方法及び期間 ①意義と目的：麻酔の基本的 3 要素は鎮静、筋弛緩、鎮痛と言われています。鎮静や、筋弛緩については、現在モニタリングを行いながら手術中の麻酔をおこなっています。しかし、痛みに関しては、客観的評価が行えるモニタリングは現在のところ存在しないのが現状です。また麻酔中の痛みが脳へ及ぼす影響も解明されていません。今回の研究により、麻酔下での痛みの脳への影響を、脳波モニタリングから評価することが目的です。 ②方法：本研究は後ろ向き観察研究です。麻酔下での痛みが脳波から得られる麻酔深度の指標 Bispectral Index (BIS)に与える影響を手術記録と照らし合わせて検討します。研究資料としてカルテから以下の情報を抽出し使用させていただきます。年齢，性別，診察所見，手術記録、麻酔記録，検査データ手術中の脳波データ、重篤な合併症の発生 ③期間：平成 26 年２月開催の倫理委員会承認後より、平成 27 年 12 月 31 日まで 4．プライバシー保護に関することこの研究内容は当病臨床研究倫理委員会で審議を受け、医学的、倫理的に適切であり、かつ被験者の人権が守られていることが承認されたものであります。個人情報は、データを匿名化し、個人を特定できないよう、外部に漏れないように慎重に配慮いたします。すべてのデータの保管についても厳重に行います。本研究で得られたあなたの周術期の状態及び検査結果について、学会や論文で報告する予定です。 5．当該研究に係る被験者の費用負担通常の保険診療にかかる負担以外はありません。 6．本研究の問い合わせ先麻酔科松田芳隆 7．その他の相談窓口について鹿児島共済会南風病院臨床研究支援室連絡先 TEL；099-805-2663