2014(H26)年度徳島大学工学部建設工学科外部評価会議(教育分野

2014(H26)年度徳島大学工学部建設工学科外部評価会議(教育分野)
議事録
日時:2015 年1月 30 日(金)13:25~18:00
場所:徳島大学工学部建設工学科 3階 セミナー室1(A303 号室)
外部評価委員:3名
陪席者:橋本(学科長)
、上田(建設工学科自己点検・評価実施委員会委員長)、渦岡、真田、渡辺(公)
出席者(講評)
:中野、渦岡、橋本、上田、渡辺(健)
、塚越、渡辺(公)
、長尾、蒋、武藤、山中(亮)、
三神、鎌田、田村、真田、井上、成行、鈴木
1.全体会議
0)挨拶、スケジュール説明
1)学科長挨拶、趣旨説明
会議の開催にあたり、橋本学科長から外部評価委員へのお礼が述べられるとともに、外部評価の
項目、スケジュール(2年ごとに各項目を)などの説明があった。
2)自己紹介
外部評価委員と陪席者が簡単な自己紹介を行った。
3)議長の選出
外部評価委員の互選により、議長が選出された。
5)建設工学科の現状説明
橋本学科長から、学科の現状として以下の説明があった。
・徳島大学の紹介
・学科の構成と教育プログラム、教育理念、就職先
・改組の話
2.施設の視察
外部評価委員と学科出席者全員で、学内の視察が行われた。
建設棟4階東側研究室:地震工学研究室、地盤工学研究室
建設棟4階西側研究室:都市デザイン研究室、河川・水文研究室
建設棟1階:掲示板、JABEE 掲示板
実験室:コンクリート実験室、水理実験室、風洞実験室、地盤実験室
講義棟:1 階東側掲示板、国際連携センター、学務係、2 階・3 階講義室、留学生談話室、学びの相
談室
その他:シンボルストリート、売店「さんじょ」
、図書館
3.ヒアリング
各外部評価委員から意見や質問が出され、陪席者が回答する形式でヒアリングを行った。
4.総括会議(外部評価委員のみの会議)16 時 47 分~17 時 30 分
5.講評 17 時 30 分~17 時 50 分
講評に先立ち、上田教授より挨拶があった後、外部評価委員3名の意見を集約し、議長からの講評が
行われた。講評の内容を以下にまとめる。
・3コース(昼間の2つのスタディーズ、夜間主コース)で、旧来の土木、ソフト系、建築に分け
ていることで、教育はきめ細かく、学生には魅力的なカリキュラムであるが、教員の負担は大き
いと思われる。
・各教員には、国際化に対応することや、インパクトファクターの高い論文への投稿や科研費をは
じめとする外部資金の獲得などへの要請が強まっており、特に若手教員の教育と研究のバランス
についてはしっかりと考えてほしい。
・土木の業界の大半は旧来型の土木なので、約半数の学生がコンクリートや土質、水理の実験をし
ていないというのは問題ではないか。すべての学生がこのような経験ができるよう、カリキュラ
ムの変更を検討してはどうか。
・学生は現場意識が低くなってきているので、インターンシップを早い時期にして、動機付けを早
くしてほしい。
・実務における設計、施工関係も頭に置いた上での教育が必要ではないか。新技術、新工法につい
ても教育すると学生も夢が持てるのではないか。
・進級のハードルが各学年にあることは、学生の学習の動機付けになっていると思う。その効果を
明らかにして社会に発信してほしい。
・実験施設は他大学と比べても、大変立派に整備されていると感じた。
・教育施設としては、学生室と教員の部屋の配置が学生と先生の距離が近くてとても良い。実験室
や共有スペース、図書館の学習スペースの充実は素晴らしい。学生のためのスペースが多く、そ
こでよく勉強しているような印象を受けた。
・80 人の学部に対して 45 名の院の定員は大変充実している。歴史もあるので良い技術者を育てて
ほしい。
・特に大学院においては国際化を推進すべきであり、そういった意味では、ダブルディグリーは良
い取り組みである。
・徳島大学大学院修士課程からの学生をドクターコースに入れるようなことに力を入れてほしい。
6.終わりの挨拶(橋本)
18 時
橋本学科長より委員に対し、お礼の挨拶があった。
以上