第48 回 ハートシェア 終了しました。 「乳がん患者さんのざっくばらんな座談会 ~同じ悩みを分かち合いましょう~」 平成 27 年 5 月 29 日開催 今回はどんな会? 現在、日本人の16人に1人が乳がんと診断される時代になっていますが、治療のことや 生活のこと、経済的なこと家族やパートナーとのことなど、病気を患うことによりたくさん の悩みを抱えながら過ごされている方も多くいます。 今回の会は「ほかの患者さんはどうしているの?」 「こんな風に感じるのは自分だけ?」な ど、同じ病気を抱えながら過ごす仲間同士、 『ざっくばらん』に語り合うことで、悩みを分か ち合い、明日からよりよく過ごせるためのヒントを見出すことができるような会にしていき ましょう。 担当;緩和ケア認定看護師 今野 なぎさ・窪田 智子・山口 郁恵 参加者 12 名(患者本人 12 名) 当日スタッフ がん相談支援センター 臨床心理士 緩和ケア認定看護師 緩和ケア認定看護師 緩和ケア認定看護師 乳腺外科医師 橋本純子 大盛久史 今野なぎさ 窪田智子 山口郁恵 赤羽弘充 【当日の様子】 今回は乳がんの患者さんを対象に「病気・治療・生活のことで気になること、心配なこと」 「生活の中で気をつけていること、工夫していること」についてを中心に話をしました。 検査前の不安な気持ち、 「がん」という病気を患ったことによる周囲の変化、その中でも自 分の体をいたわる生活の工夫、主治医との上手な付き合いかた…などなど、たくさんの話が でました。参加された方からは「もう少し時間があればよかったかな」や「もう一度同じよ うな会」を開いてほしいなどの声が上がるくらいに、会が終わってもまだ話が続いていまし た。終始和やかな雰囲気で楽しくみんなで話をしながら、自分と同じ仲間がいることを実感 できる時間となった様子でした。 「たくさん考えても結果は一緒。それなら今を一生懸命楽しく過ごす」そう語る参加者の 言葉に、他のみんなも強く頷いている様子が強く印象に残りました。 がんは、現在、日本人の 2 人に 1 人がかかる病気です。しかし、まだまだ周囲は「がん= 死」というイメージが強く、「がん」と告げただけで周囲の見方の変化を感じるそうです。 その中でも、病気になって「周りがやさしくなった」「今しかできないかもしれないから、 なんでもやってみる」など、考え方を変化させ、今の時間を大切にそれぞれ前向きに過ごし ていることが伝わってきました。 また「先生が病気のことだけでなく、家族のことを聞いてくれることが何よりうれしい」 という声もありました。短い診療の時間の中でも、相手を思ってかかわっていることが患者 さんの療養の力になるんだなっと改めて感じました。 最後には赤羽先生も参加し、患者の気持ちだけでなく医師の思いも共有し、有意義な時間 となりました。 (文責 山口) アンケートの結果
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