アニュアルレポート 2015(2014.03.01-2015.02.28)

2015
アニュアルレポート
2014.03.01-2015.02.28
財務ハイライト
Annual Report 2015
Financial Highlights
2014.03.01–2015.02.28
2011/2
2012/2
2013/2
2014/2
2015/2
1 営業収益(百万円)
169,748
178,186
188,350
220,620
260,254
2 営業利益(百万円)
13,900
15,438
18,351
20,916
23,846
8.2
8.7
9.8
9.5
9.2
14,229
16,135
19,760
23,047
26,602
8.4
9.1
10.5
10.5
10.2
7,859
8,850
10,970
17,096
16,623
4.6
5.0
5.8
7.8
6.4
2,871.02
3,055.61
3,488.03
4,071.86
4,723.72
285.86
330.35
409.45
644.60
627.54
5 総資産(百万円)
97,481
102,293
119,360
140,229
186,947
5 純資産(百万円)
78,502
83,528
96,050
111,015
128,670
5 自己資本比率(%)
78.9
80.0
78.3
76.9
67.0
6 株主資本利益率(ROE)
(%)
10.3
11.1
12.5
17.0
14.3
14.5
16.2
17.8
17.8
16.3
2,595
2,734
3,069
4,101
4,795
2 売上高営業利益率(%)
3 経常利益(百万円)
3 売上高経常利益率(%)
4 当期純利益(百万円)
4 売上高当期利益率(%)
1株当たり純資産(円)
1株当たり当期純利益(円)
総資産経常利益率(ROA)
(%)
従業員数(人)
1 営業収益
2 営業利益/売上高営業利益率
3 経常利益/売上高経常利益率
営業利益(左軸)
(百万円)
(百万円)
300,000
経常利益(左軸)
売上高営業利益率(右軸)
30,000
(%)
(百万円)
15
売上高経常利益率(右軸)
(%)
30,000
15
240,000
24,000
12
24,000
12
180,000
18,000
9
18,000
9
120,000
12,000
6
12,000
6
60,000
6,000
3
6,000
3
0
0
0
0
’11/2
’12/2
’13/2
’14/2
’15/2
’11/2
4 当期純利益/売上高当期利益率
’13/2
総資産(左軸)
売上高当期利益率(右軸)
(%)
20,000
’14/2
’15/2
10
(百万円)
自己資本比率(右軸)
200,000
(%)
(%)
100
80
20
12,000
6
120,000
60
15
8,000
4
80,000
40
10
4,000
2
40,000
20
5
0
0
0
0
’13/2
’14/2
’15/2
’11/2
’12/2
’13/2
’14/2
’15/2
25
160,000
’12/2
’13/2
6 株主資本利益率
(ROE)
8
’11/2
’12/2
純資産(左軸)
16,000
0
0
’11/2
5 総資産/純資産/自己資本比率
当期純利益(左軸)
(百万円)
’12/2
’14/2
’15/2
’11/2
’12/2
’13/2
’14/2
’15/2
1
ごあいさつ
Message from the President
Annual Report 2015
2014.03.01–2015.02.28
生活美学の専門店という視点から、
「感じ良いくらし」を探究してまいります。
代表取締役社長
2014年度は、連結で営業収益2,602億54百万円(前期比18.0%増)、営業利益238億
46百万円(前期比14.0%増)と最高益を更新し、中期経営計画(2014-2016年度)の達成
に向け着実に歩みを進めた1年となりました。国内事業は売場環境の改革や店舗のスクラップ
&ビルドの積極的な推進、接客力向上の取り組みが収益増に奏功しました。一方の海外事業
は中心となる中国などに加え、シンガポールやマレーシアなどアセアン地域が機動力を増し、
前期に引き続き営業収益は前期比64.7%増と大きく伸長しました。また、中国・成都での世界
旗艦店「無印良品 成都遠洋太古里」など、各地域で新たな情報発信の拠点となる店舗を出
店しました。
今後は海外事業のさらなる拡大推進の実現に向けて、海外事業を「欧米事業部」
「東アジア
事業部」
「西南アジア・オセアニア事業部」の3事業部体制に変更し、各事業部をそれぞれ取
締役が運営・統括を行うことで、責任を持って業務を執行してまいります。これらにより、当社
が中期経営計画に掲げる2016年度売上高3,000億円(内、海外売上高1,000億円)、経常
利益350億円、ROE15%以上という目標に向け全社一丸となって邁進いたします。
また、当社が目指す「感じ良いくらし」の実現とは、生産者や消費者などすべての生活者に
配慮したものづくり・サービスを無印良品として具体化することで、世界の人々に「これでい
い」という理性的な満足感を感じていただくこと。この価値観のもと、世界中で今起きている
様々な課題に社員ひとりひとりがそれぞれの立場で敏感に呼応し、
「良心とクリエイティブ」
でより良い方向に解決していくことに取り組み、世界に通用する真のグローバルプレーヤーを
目指してまいります。
私たち良品計画グループは、これからも「感じ良いくらし」の実現に向けて一層の努力を重
ねてまいりますので、皆さまの変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2
中期経営計画(2014〜2016年度) 1
Medium-term
Management Plan
Annual Report 2015
1
2014.03.01–2015.02.28
基本方針
現場を主役に据えて大切にし
全員で「良心とクリエイティブ」を実践する
風土と仕組みをグローバルに発展させる
中期経営計画の位置付けと目標
ステップ
ホップ
成長基盤・仕組みの強化
連結売上高2千億円達成
10年成長の「礎」確立
【ジャンプ】
連結売上高3千億円達成
運用強化と効率アップ
海外出店・新規国強化
グローバルブランド
永続的成長
株主還元継続
(億円)
3,000
2,500
2,000
2014-2016
1,500
[本中期計画]
1,000
海外事業基盤構築
オペレーション強化
2008
2009
2010
海外事業推進強化と
新業態確立による
国内成長継続
2011
2012
2013
グローバルな基盤・仕組みを
活用した発展、成長
効率アップによる国内成長
2014
2015
2016
グローバル企業として
世界同一価格と
“土着化”の具現化
2020
3
中期経営計画(2014〜2016年度) 2
1
Medium-term
Management Plan
Annual Report 2015
2
2014.03.01–2015.02.28
グローバルサプライチェーンマネジメントの稼働と運用効率の改善
グローバル物流収支 … 1%改善
▶グローバル在庫効率 … 20%改善
▶
2
グローバル坪効率 10%アップ
「世界戦略商品」… 売上構成比50%へ
▶“新環境”店舗 … 全面改装100店舗の実施
(国内60/海外40)
▶
3
海外事業のさらなる発展
中国事業 … 2016年度 200店舗体制へ
▶新規展開国 … 24ヶ国
・地域 ➡ 34ヶ国・地域に拡大(南アジア・中南米)
▶
4
WEB事業のグローバル化推進
世界EC売上高 … 2016年度 240億円
▶“MUJI passport”による顧客コミュニケーションの深耕と海外導入
▶
数値目標
売上高:
3,000
350
経常利益:
億円
うち海外売上高:
億円
ROE:
1,000
億円
15
%以上
世界店舗数:
888
店舗
国内・海外 地域別店舗数計画
(店舗)
1,000
443 海外店舗数計
378
301
800
255
206
600
10
8
287
5
142
187
400
59
60
63
69
200
379
385
401
423
0
2012
2013
228
2014
32
北中南米
337
アジア・オセアニア
74
欧州
22
2015
445 国内無印良品計
2016
4
年度政策進捗状況と計画
1
Policy Measures Progress
1
Annual Report 2015
2014.03.01–2015.02.28
独自性の強化と成長基盤
1「良い商品」
商品政策「こだわりたいね」
「ずっと良い値」の開発推進
●
「戦略商品」の育成
●
“こだわりたいね”比率 +3.8ポイント 一品単価上昇の継続
こだわりたいね
部門
アイテム数
構成比昨年差
売上高構成比
昨年差
一品単価
昨年差
680
− 3.4
49.4 %
+ 3.9
2,788
+ 474
1,863
+ 0.5
48.1 %
+ 4.4
1,534
+ 151
食品
244
+ 3.5
53.3 %
+ 5.6
222
−6
合計
2,787
− 0.2
49.1 %
+ 3.8
1,129
+ 15
衣服・雑貨
生活雑貨
国内“戦略商品”の販売実績・計画
2014 年 下期実績
2015 年 上期計画
衣服・雑貨
生活雑貨
食品
計
売上構成比
52.1 %
48.6 %
56.4 %
50.6 %
アイテム数
365
1,063
147
1,575
売上構成比
59.3 %
51.1 %
51.2 %
54.3 %
戦略商品のうち、衣服112、生活482*アイテムを「世界戦略商品」として、グローバルな価格設定(世界統一価格)での
販売と、さらなる生産力の強化を図る。 *海外各国にて展開可能な平均アイテム数
2「良い環境」
商品政策とリンクした売場新環境と什器、VMDの進化
●
販売スキルの向上(収納アドバイザー、スタイリングアドバイザー)
●
今後の旗艦店舗出店の礎となる店舗がオープン
日付
都市名
店舗名
坪数
詳細
欧州地域初の大型店舗
2014.9
フランス・パリ
MUJI Forum des Halles
220
2014.12
中国・成都
無印良品成都遠洋太古里
752
「世界旗艦店」インテリアアドバイザー、
Café&Meal、IDEEの導入
2014.12
台湾・台北
無印良品統一阪急百貨
338
増床改装
「台湾旗艦店」Café&Mealの導入
2014.10
日本・大阪
無印良品ららぽーと和泉
311
SC内立地大型店の先行
商品の「わけ」が伝わる売場づくり
2014.12
日本・岡山
無印良品イオンモール岡山
462
商品の「わけ」が伝わる売場づくり
今後の売場のあり方を提案
➡ 2015年度以降の旗艦店コンセプトのモデルパターンとして確立
5
年度政策進捗状況と計画
2
Policy Measures Progress
2
Annual Report 2015
2014.03.01–2015.02.28
3「良い情報」
宣伝販促のメディアシフト TV・紙からWEB・SNSに
●
ソーシャル消費への取り組み
●
くらしの「発見」と「ヒント」が詰まった店舗環境へ
▶ お客様一人ひとりに合わせた商品のアドバイスや、
くらしのヒントにつながる提案
専門販売員数(前期差)
SA48名(+16名)
(スタイリングアドバイザー)
I A88名(+ 9名)
(インテリアアドバイザー)
TA53名(+53名)
(テイスティングアドバイザー)
スタイリング相談会
インテリア相談カウンター
試食カウンター
▶ 見て・触れて・感じて、
自分だけのオリジナルを発見
香り工房
スタンプ・ギフトコーナー
岡山県西粟倉村
「森の学校」コーナー*
木育広場
*無印良品イオンモール岡山では、岡山県西粟倉村にある森林資源の活用拠点「森の学校」とともに、同村で作られた商品の販売や、体験ツアーを通して、地元岡山の魅力を見つめなおす
活動を実施。店内の“木育広場”では、お子様と一緒に西粟倉産の無垢の杉に触れて遊ぶことができます。
“MUJI passport” 海外版の開発、展開
国内 • 2013年5月開始以降、前期末には330万ダウンロードを達成(計画比130%)
海外 • お買い物額に応じたマイル付与、チェックイン機能、ニュースの配信は世界標準の仕様とし、アプリケーションを開発*
• 2015年4月に中国版より展開し、2016年度に世界主要国での展開完了予定
*各国によってショッピングポイント付与、ロイヤリティプログラムは変更予定
2015年度:アジアを優先して開発
1
中国 ➡
2
台湾 ➡
2016年度: 米国からスタートし、欧州を優先して開発
1
3
香港 ➡
4
韓国 ➡
米国&カナダ ➡
2
5
シンガポール
英国 ➡
3
欧州
6
年度政策進捗状況と計画
3
Policy Measures Progress
Annual Report 2015
3
2014.03.01–2015.02.28
4「基盤の構築」
グローバルSCMの構築(MDシステム海外移植、GDC)
●
●
商品調達構造の強化
●
日本本部の“グローバル本部”としての整備と意識統一
「店舗 ➡ 各国DC ➡ GDC ➡ 工場」をすべて自動発注でつなぐ
ステープル商材の自動発注、実施計画
店舗
各国DC
良品計画グループ
グローバルサプライチェーン
マネジメント
工場
GDC
1
Phase 1
Phase 2
Phase 3
店舗供給自動補充
センター間
自動供給システム
生産発注の自動化
の運用
の運用
2014 SS検証
2014 AW着地
5
在庫
4
2014 AW検証
2015 SS着地
2015 AW検証
2016 SS着地
販売
全世界の数値
本社で見える化
システム開発と
運用開始
供給・納品
2
3
生産計画
生産
・
[タグネーム・品質・仕様]等、本社管理体制強化
・各販社が営業に専念できる体制の確立
ステープル商材の自動発注、実施計画・進捗
▶
Phase 1「店舗供給自動補充」の運用
店舗
▶
各国DC
韓国
シンガポール
中国
欧州
オーストラリア
マレーシア
店舗供給
自動発注システム
稼働
95 %
52 %
71 %
91 %
15年 3月
システム
導入済
台湾
香港
米国
タイ
カナダ
マレーシア
「%」は全アイテム中
自動発注アイテム構成比
15年 3月
15年 3月
15年 3月
56 %
システム
導入済
韓国
シンガポール
中国
欧州
オーストラリア
マレーシア
システム
導入済
システム
導入済
システム
導入済
15年 3月
15年 3月
15年 3月
台湾
香港
米国
タイ
カナダ
マレーシア
15年 3月
15年 3月
15年 3月
15年 3月
15年 3月
Phase 2「センター間自動供給システム」の運用
各国DC
GDC
センター供給
自動発注システム
稼働
7
セグメント別概況
1
Business Segment Overview
1
Annual Report 2015
2014.03.01–2015.02.28
地域別店舗状況(2015年2月期)
▶ 国内店舗
直営店
▶ 海外店舗
………………………………………
LS・西友インショップ
計
………
…………………………………………………
284店舗
117店舗
401店舗
▶ キャンプ場
津南(新潟) 南乗鞍(岐阜)
嬬恋(群馬)
▶ 物流センター
鳩山(埼玉) 神戸(兵庫)
福岡(福岡) 長岡(新潟)
中国
…………………………
台湾
128店舗
33店舗
14店舗
14店舗
12店舗
12店舗
11店舗
9店舗
9店舗
9店舗
8店舗
7店舗
7店舗
6店舗
4店舗
4店舗
3店舗
2店舗
2店舗
2店舗
1店舗
1店舗
1店舗
1店舗
1店舗
301店舗
ノルウェー
……………………
………………………………
マレーシア
… ………………
香港
………………………………
UAE
韓国
………………………………
インドネシア
… ……………………………
… ……………
イギリス
………………………
フランス
… …………………
トルコ ………………………………
タイ … ……………………………
アイルランド ………………
イタリア
カナダ
…………………………
アメリカ合衆国
シンガポール
ドイツ
フィリピン
スペイン
… ………
… …………………………
…………
クウェート … …………………
… …………
ポーランド ……………………
………………………………
スウェーデン
オーストラリア
………………
ポルトガル
計
……………………
………………………………
… …………………
………………………
Saitama
海外店舗数構成比
アメリカ・カナダ
Tokyo
10店舗
欧州
63店舗
Kanagawa
Fukuoka
Aichi
Osaka
合計
301店舗
アジア
China
United Kingdom
France
228店舗
Germany
Korea
Italy
U.S.A.
Hong Kong
Taiwan
Thailand
Singapore
8
セグメント別概況
国内直営
事業
2
Business Segment Overview
7.8%増)
1,441億26百万円(前期比
セグメント利益 103億
12.0%減)
55百万円(前期比
営業収益 Annual Report 2015
2
2014.03.01–2015.02.28
営業収益構成比率
55.4%
日本国内の直営店舗及びインターネットにて商品販売を行う事業
国内直営事業のうち、直営店の売上高は前期に比べ7.8%増加
▶ 出退店状況
したことに加え、WEBの売上高が前期に比べ6.6%の増加とな
出退店は、24店舗の出店、9店舗の退店を実施し、284店舗となりました。
り、高い伸びを示しました。
代表的な商品として、衣服・雑貨部門では、素材感にこだわった
「オーガニックコットン混デニム」などのデニムシリーズや、ス
プリングコート、生活雑貨部門ではクリスマス時期のアロマディ
フューザーや関連するエッセンシャルオイルシリーズ、食品部門
ではバレンタインデー時期の製菓キット「自分でつくる」シリーズ
などが中心となり、売上を牽引しました。
国内供給
事業
無印良品イオンモール岡山
丸井吉祥寺店無印良品
2.1%増)
280億14百万円(前期比
セグメント利益 21億
2.2%減)
38百万円(前期比
営業収益 営業収益構成比率
10.8%
日本国内の無印良品ライセンス供与先へ商品卸売りを行う事業
一般供給先店舗及び西友店舗は、店頭売上高が前年同期に比
▶ 出退店状況
べて1.9%の増加となったことにより供給売上高も伸長いたしま
出退店は、5店舗の出店及び4店舗の退店を実施し、117店舗となりました。
した。
▶ 店舗数の推移(2014年度)
(店)
300
前期末店舗数
出店
退店
合計
国内直営事業
269
24
9
284
国内供給事業
116
5
4
117
200
100
国内直営事業
国内供給事業
0
2010
2011
2012
2013
2014
9
セグメント別概況
欧州地域
事業
3
Business Segment Overview
15.3%増)
114億49百万円(前期比
セグメント損失 △82百万円
(前期比3億33百万円減)
営業収益 Annual Report 2015
3
2014.03.01–2015.02.28
営業収益構成比率
4.4%
欧州地域において商品販売を行う事業
好調なイギリス及びドイツが牽引し増収となりましたが、地域に
▶ 店舗数の推移(2014年度)
よる業績の格差が顕著となり減益となりました。一方で、平成
26年9月には、フランス・パリに欧州地域の旗艦店と位置付ける
前期末店舗数
出店
退店
合計
60
7
4
63
売場面積851平方メートルの店舗を出店いたしました。今後の
欧州地域における重要な情報発信拠点として好調に推移いたし
(店)
ております。
90
▶ 出退店状況
60
出退店は、7店舗の出店(うち4店舗は供給店)及び4店舗の退店(うち3
店舗は供給店)
を実施し、63店舗となりました。
30
0
2010
アジア地域
事業
2011
2012
80.5%増)
622億58百万円(前期比
セグメント利益 73億
91.9%増)
10百万円(前期比
営業収益 2013
2014
営業収益構成比率
23.9%
アジア地域において商品販売を行う事業
中国を中心に積極的な出店及び高い既存店の成長率により、大
▶ 店舗数の推移(2014年度)
幅な増収増益を達成いたしました。平成26年12月には、中国の
成都に3,065平方メートルの海外最大規模の店舗の出店も果
たしました。一方で、ネットストア事業、飲食事業などの新規事業
うち 中 国
の芽も育んでおり、さらなるブランドの深化を推進いたしており
(店)
ます。
240
▶ 出退店状況
160
前期末店舗数
出店
退店
合計
144
100
44
30
2
2
215
128
アジア地域全体
中国
出退店は、44店舗の出店及び2店舗の退店を実施したことに加え、台湾
で29店舗を展開する台湾無印良品股份有限公司を2014年1月に子会社
80
化したことにより、215店舗となりました。とりわけ、海外事業成長の鍵と
なる中国においては、30店舗の出店及び2店舗の退店を実施し、128店
舗となりました。
0
2010
2011
2012
2013
2014
10
セグメント別概況
その他地域
事業
営業収益 セグメント利益 4
Business Segment Overview
42.7%増)
34億10百万円(前期比
38百万円(前期比
53.0%減)
Annual Report 2015
4
2014.03.01–2015.02.28
営業収益構成比率
1.3%
欧州、アジア地域以外において商品販売を行う事業
米国において、効果的なSNSの活用に加えて、情報発信力の高
▶ 店舗数の推移(2014年度)
い地域に毎年コンスタントに出店を行ってきたことにより、ブラン
ド認知も浸透し、好調に推移いたしました。また、平成26年11月
には新規国といたしまして、カナダに出店を行いました。
前期末店舗数
出店
退店
合計
8
2
–
10
(店)
▶ 出退店状況
12
出退店は、2店舗の出店を実施し、10店舗となりました。
8
4
(カナダ)MUJI Atrium
その他
事業
(USA)MUJI Santa Monica
0
2010
2011
13.4%減)
109億94百万円(前期比
セグメント利益 61億
67.4%増)
88百万円(前期比
営業収益 2012
2013
2014
営業収益構成比率
4.2%
海外供給事業、飲食事業、キャンプ事業、住宅販売事業など
海外供給事業において、好調な海外業績及び円安の影響に伴い、大幅な増益となりました。なお、
台湾無印良品股份有限公司を平成26年1月に子会社化したことにより、台湾における事業はアジ
ア地域事業へ移動いたしております。
11
コーポレート・ガバナンス
Annual Report 2015
Corporate Governance
2014.03.01–2015.02.28
1.コーポレート・ガバナンスの基本的な考え方
当社は、全てのステークホルダー(株主様、お客様、従業員、社会、取引先)
と円滑な関係を築き、企業価値を高めるために、他社との差別
化を図り、圧倒的な存在感と信頼を得ることを目標としております。そのために「無印良品」のブランドイメージを高め、お客様にご支持い
ただけるものづくり、販売手法とサービスの改善を進めてまいります。
株主の皆様には、業績のさらなる成長と積極的なIR活動、公正で透明感のある開示、株主還元によって信頼される企業を目指すとともに、
従業員との関係では、会社が目指す方向と従業員のベクトルを合わせ、自己実現が図れるオープンで果敢な企業風土を築き、近年多発して
いる他社の企業不祥事の教訓から、常に自戒自律した組織運営を行ってまいります。
2.会社の会計上の意思決定、執行及び監督に係る経営管理組織
その他のコーポレート・ガバナンス体制の状況
1取締役会は、当社の規模と組織の状況、機動性を勘案し、現在社内取締役7名(執行役員兼務7名)及び東京証券取引所の定めに基づ
く独立役員として指名し、同取引所に届け出ている社外取締役3名の体制を採っております。取締役会の監督機能と経営執行責任を明
確にするとともに、経営執行のスピードを早めるために、適宜、会議体及び決裁規定を見直すなど権限委譲を進めております。
2)当社は監査役制度を採用しております。監査役会は現在4名(うち社内監査役1名、社外監査役3名)の監査役で構成されており、その
内2名の社外監査役は東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指名し、同取引所に届け出ております。取締役会への出席や重
要書類の閲覧などを通じて、取締役の職務遂行について監査しております。また、内部監査部門であります監査室及び会計監査業務を
執行する会計監査人とも常時連携をとっております。
3)取締役の報酬等を取締役会に答申する報酬諮問委員会(社外取締役3名[議長1名を含む]、社内取締役2名)を設置いたしており、ま
た、取締役の選任等を取締役会に答申する指名諮問委員会(社外取締役3名[議長1名を含む]、社内取締役2名)も設置しております。
4)当社は、内部監査部門であります監査室を設置し、現在6名で構成されております。店舗運営のマニュアル及び本部の業務基準書に
沿った業務が適正に運営され、課題の解決が図られているかを監査しており、この結果は代表取締役に毎週報告すると同時に半期ごと
に取締役会に報告しております。
5)当社の会計監査業務は、有限責任 あずさ監査法人に所属する公認会計士大谷秋洋(継続監査年数3年)、公認会計士宮下卓士(継続
監査年数5年)の2名及び会計監査業務に係る補助として公認会計士8名、その他8名の体制で公正な立場から監査が実施される環境
を整備しております。
[模式図]
株主総会
選任/解任
監査役会
監査
社外監査役 3名
社内(常勤)監査役 1名
選任/解任
選任/解任
取締役会
会計監査人
社内取締役 7名
社外取締役 3名
答申
報酬諮問委員会
社内取締役 2名
社外取締役 3名
監査
選任/
解任
監督
報告
会計監査
指名諮問委員会
社内取締役 2名
社外取締役 3名
代表取締役
報告
業務標準化委員会
報告
コンプライアンス・リスク管理委員会
ヘルプライン
内部監査
経営会議
委員会
経営戦略委員会
⃝ 人材委員会
⃝ 海外1000委員会
⃝ 品質向上委員会
⃝
相談
宣伝戦略委員会
⃝ 人材育成委員会
⃝ 出店計画委員会
⃝ 安全衛生委員会
監 査 室
営業会議
⃝
商品戦略委員会
アドバイザリー
ボード
執行役員
各部門 部門長(内部統制責任者)
各グループ会社
従 業 員
(2015年6月1日現在)
12
「感じ良いくらし」の実現
1
Presenting our vision of a
simple, pleasant life 1
Annual Report 2015
2014.03.01–2015.02.28
良品計画は「商い」で社会に貢献します
無印良品は、
「わけあって、安い」をキャッチフレーズとし、安くて良い品として1980年、
西友の自社開発の経験を基に生まれました。商品開発の基本は、生活の基本となる本当に必要なものを、
本当に必要なかたちでつくること。そのために、素材を見直し、生産工程の手間を省き、
包装を簡略にしたことから、シンプルで美しい商品として長く人々から愛されています。
無印良品誕生以来、私たちはその想いを更に発展させ、生活者や生産者に配慮した商品・サービスを
無印良品として具体化することで、世界の人々に「感じ良いくらし」を提案しています。
良品計画は「商い」を通すことで、人々が喜び、美を伝播し、そして社会に貢献することができると考えています。
「感じ良いくらし」を実現する企業として企業運営では3つの約束を、そしてその中でも
事業運営の根幹である商品開発では3つの視点、生産では3つの基準を掲げて実践します。
また、この価値観のもと、社員ひとりひとりがそれぞれの立場で実践している生活者の役に立つこと、
社会の役に立つこと、たくさん(=100)の取り組みを集めた「100の良いこと」の事例をWEB上で紹介しています。
企業運営3つの約束
1.公正で透明な事業活動を通じ、グローバルな成長と発展に挑戦していく
2.新たな価値と魅力を生活者視点で探求し、提供していく
3.良品計画に関わる全ての人に世代を超えて持続する「感じ良いくらし」を提案していく
商品開発する上での3つの視点
1.デザインによる問題解決
2.素材、工程の点検
3.包装の簡略化
商品生産する上での3つの基準
1.良品基準(品質基準)
2.良品計画の環境、労働、安全マネジメント
(取引先行動規範)
3.使わない、制限する重点素材
「感じ良いくらし」の実現 http://ryohin-keikaku.jp/csr/
100の良いこと
生活者の役に立つこと、社会の役に立つこと、たくさん(=100)の取り組みを集めた「100の良いこと」の事例を紹介しています。
ムダをなくす
天然資源の
保全
安全・安心
絆を大切
にする
温暖化への
配慮
http://ryohin-keikaku.jp/csr/list/
13
「感じ良いくらし」の実現
2
Presenting our vision of a
simple, pleasant life 2
Annual Report 2015
2014.03.01–2015.02.28
くらしの良品研究所
お客様の声を活かしたものづくり
「IDEA PARK」
2014年1月、くらしの良品研究所では、お客様の声をものづくりにつ
なげる仕組みをより強化していくため、
「IDEA PARK」を設置しまし
た。無印良品では、お客様との相互理解を深めるコミュニケーションを
大切にしたいと考えています。現状のものづくりに満足することなく、
常にお客様の声に真摯に耳を傾けます。お客様との対話を通してもの
づくりを進め、同時に無印良品の考え方をお伝えしていきたいと考え
ています。
「IDEA PARK」を通じて、お客様からのご意見・ご要望と
無印良品からの回答を公開することで、より多くのお客様と情報共有
ができるように取り組んでいます。
IDEA PARK http://idea.muji.net/
千葉鴨川
― 田植え体験と注連縄づくり―
くらしの良品研究所では田舎と都会の暮らしをどのよ
うにつないでいくかを考えています。高齢化にともな
い維持管理が困難になっていたこの千葉県鴨川にあ
る棚田を、都市に住む人たちと共に保全することで、
自然環境・伝統的なくらしの文化・人と自然が調和した
里山空間を、未来の世代へ手渡したい。そんな想いか
ら、昨年は田植え・田の草取り・稲刈りなどの農作業体
験イベントを「NPO法人うず」と共同で行ってきまし
た。鴨川の天水棚田のうちの1反(10アール)のオー
ナーとなり、有機農法(無農薬無化学肥料栽培)の環
境保全型農業を行う取り組みです。一年の締めくくり
として、稲刈りの時に出た稲わらで注連縄(しめなわ)
かざりをつくり、新 年を迎えるイベントも開 催しまし
た。飾りに使う南天、稲わらをしばる為に細く裂いたマ
ニラ麻の葉など、稲わら以外の材料も自然の素材で
制作しました。
各国・各地で千葉・鴨川
― 里山という「いのちの彫刻」―
http://www.muji.net/lab/blog/kamogawa/
14
経営成績及び
キャッシュ・フローの状況の分析
Analysis of Operating Results
and Cash Flows
Annual Report 2015
2014.03.01–2015.02.28
当連結会計年度の経営成績の分析
1.売上高及び営業総利益
当連結会計年度の売上高につきましては、前連結会計年度に比べて、396億26百万円増(前期比18.0%増)の2,596億55百万円となり
ました。
売上高が増加した主な要因は、国内における無印良品店舗の増加(16店舗)及びネットストアの伸張等に加えて、海外における無印良品店
舗の増加(46店舗)によるものです。
また、営業総利益は、前連結会計年度に比べて211億66百万円増加し1,228億31百万円となりました。
2.販売費及び一般管理費及び営業利益
当連結会計年度の販売費及び一般管理費につきましては、前連結会計年度に比べて182億35百万円増(前期比22.6%増)の989億84
百万円となりました。売上高に対する比率は38.1%となり、前連結会計年度より1.4ポイント増加いたしました。
この結果、営業利益は前連結会計年度に比べて29億30百万円増加し、238億46百万円となりました。
3.営業外損益及び経常利益
当連結会計年度の営業外収益につきましては、前連結会計年度に比べて6億72百万円増加し、28億55百万円となりました。為替差益が
前連結会計年度に比べて13億61百万円増加したことが主な要因です。また、営業外費用につきましては、49百万円増加し1億円となりま
した。
この結果、経常利益は前連結会計年度に比べて35億54百万円増加し、266億2百万円となりました。
4.特別損益及び当期純利益
当連結会計年度の特別利益につきましては、前連結会計年度に比べて32億52百万円減少し、4億75百万円となりました。主な要因は、前
連結会計年度に台湾無印良品股份有限公司を完全子会社化したことに伴う段階取得に係る差益35億40百万円を計上したことによるも
のです。また、特別損失につきましては、1億88百万円減少し、5億83百万円となりました。
この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べて4億90百万円増加し、264億94百万円となりました。当期純利益は前連
結会計年度に比べて4億72百万円減少し、166億23百万円となり、1株当たり当期純利益は前連結会計年度644円60銭から627円54
銭に減少いたしました。
5.キャッシュフローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動及び新規出店等による投資活動、並びに財
務活動を行った結果、当連結会計年度末の資金残高は、前連結会計年度末に比べ54億63百万円増加し304億64百万円となりました。
■
営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動で得られた資金は、146億19百万円(前年同期比4億97百万円減)
となりました。
主たる資金の増加項目は、税金等調整前当期純利益264億94百万円、減価償却費40億76百万円によるものです。
また、主たる減少項目は、たな卸資産の増加額124億円、法人税等の支払額89億30百万円によるものであります。
■
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、221億93百万円(前年同期比
キャッシュ・フローの状況
43億51百万円増)
となりました。
(百万円)
これは主に、店舗及び物流センター等の固定資産の取得による支
出164億90百万円、店舗出店による敷金等の支出16億84百万
円及びソフトウエア投資等の無形固定資産の取得による支出21
億96百万円によるものであります。
■
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果得られた資金は、113億77百万円(前年同期は
53億85百万円の支出)
となりました。
これは主に、短期及び長期の借入れによる収入157億71百万円、
配当金の支払43億84百万円によるものであります。
20,000
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
15,000
10,000
13,176
7,155
15,117
14,619
11,377
9,729
5,000
0
-5,000
-10,000
-3,381
-6,075
-4,747
-3,120
-2,540
-4,945
-5,385
-15,000
-17,842
-20,000
-22,193
-25,000
’11/2
’12/2
’13/2
’14/2
’15/2
15
連結貸借対照表
1
Consolidated
Balance Sheets
Annual Report 2015
1
2014.03.01–2015.02.28
16
連結貸借対照表
2
Consolidated
Balance Sheets
Annual Report 2015
2
2014.03.01–2015.02.28
17
連結損益計算書
1
Consolidated
Income Statements
Annual Report 2015
1
2014.03.01–2015.02.28
18
連結損益計算書
2
Consolidated
Income Statements
Annual Report 2015
2
2014.03.01–2015.02.28
19
連結株主資本等変動計算書
Consolidated Statements of
Changes in Net Assets
Annual Report 2015
2014.03.01–2015.02.28
20
連結キャッシュ・フロー計算書 1
Consolidated
Cash Flow Statements
Annual Report 2015
1
2014.03.01–2015.02.28
21
連結キャッシュ・フロー計算書 2
Consolidated
Cash Flow Statements
Annual Report 2015
2
2014.03.01–2015.02.28
22
会社概要
Corporate Information
会
社
名
株式会社良品計画 RYOHIN KEIKAKU CO., LTD.
所
在
地
〒170-8424 東京都豊島区東池袋4-26-3
立
1989年6月(登記上 1979年5月)
設
資
本
金
67億6,625万円
決
算
日
2月末日
主
役
な
事
業
員
Advisory Board
Annual Report 2015
2014.03.01–2015.02.28
「無印良品」を中心とした専門店事業の運営/商品企画/開発/製造/卸し及び販売
代表取締役会長(兼)執行役員
金井 政明
代表取締役社長(兼)執行役員
松﨑 曉
常務取締役(兼)執行役員
小森 孝
取締役(兼)執行役員
鈴木 啓
取締役(兼)執行役員
岡崎 令
取締役(兼)執行役員
山本 祐樹
取締役(兼)執行役員
清水 智
社外取締役
酒巻 久
社外取締役
遠藤 功
社外取締役
伊藤 俊明
常勤監査役
槙田 隆史
監査役
松井 仁
監査役
服部 勝
監査役
原 邦明
常務執行役員
亀谷 哲夫
執行役員
大木 宏人
執行役員
萩原 由美子
執行役員
武内 健治
執行役員
齋藤 陽司
執行役員
齊藤 正一
Advisor
小池 一子
Advisor
杉本 貴志
Advisor
原 研哉
Advisor
深澤 直人
(2015年6月1日現在)
(2015年6月1日現在)
23
関連会社
株式会社アール・ケイ・
トラック
Group Companies
所 在 地:中国(香港)
設
設
主な事業:物流加工
株式会社 MUJI HOUSE
立:2001年3月
主な事業:「無印良品」の小売
MUJI (SINGAPORE) PRIVATE LTD.
所 在 地:東京都豊島区
所 在 地:シンガポール
設
設
立:2000年5月
主な事業:住空間事業「無印良品の家」の販売
株式会社イデー (IDÉE)
2014.03.01–2015.02.28
MUJI (HONG KONG) CO.,LTD.
所 在 地:東京都豊島区
立:1993年3月
Annual Report 2015
立:2003年1月
主な事業:「無印良品」の小売
MUJI (MALAYSIA) SDN. BHD.
所 在 地:東京都豊島区
所 在 地:マレーシア(クアラルンプール)
設
設
立:2006年8月
主な事業:家具・インテリア等の企画・製造・販売
MUJI EUROPE HOLDINGS LIMITED
立:2011年10月
主な事業:「無印良品」の小売
MUJI Korea Co.,Ltd.
所 在 地:イギリス(ロンドン)
所 在 地:韓国(ソウル)
設
設
立:2007年1月
主な事業:欧州地域の事業統括
RYOHIN KEIKAKU EUROPE LTD.
立:2004年12月
主な事業:「無印良品」の小売
無印良品(上海)商業有限公司
所 在 地:イギリス(ロンドン)
所 在 地:中国(上海)
設
設
立:1994年3月
主な事業:「無印良品」の小売
RYOHIN KEIKAKU FRANCE S.A.S.
立:2005年5月
主な事業:「無印良品」の小売
台湾無印良品股份有限公司
所 在 地:フランス(パリ)
所 在 地:台湾(台北)
設
設
立:1998年4月
主な事業:「無印良品」の小売
MUJI ITALIA S.p.A.
立:2003年8月
主な事業:「無印良品」の小売
MUJI Retail (Thailand) Co.,Ltd.
所 在 地:イタリア(ミラノ)
所 在 地:タイ
(バンコク)
設
設
立:2004年9月
主な事業:「無印良品」の小売
MUJI Deutschland GmbH
立:2012年11月
主な事業:「無印良品」の小売
MUJI RETAIL (AUSTRALIA) PTY LTD
所 在 地:ドイツ(デュッセルドルフ)
所 在 地:オーストラリア(メルボルン)
設
設
立:2005年7月
主な事業:「無印良品」の小売
MUJI U.S.A. LIMITED
立:2013年3月
主な事業:「無印良品」の小売
MUJI Global Sourcing Private Limited
所 在 地:米国(ニューヨーク)
所 在 地:シンガポール
設
設
立:2006年10月
主な事業:「無印良品」の小売
MUJI CANADA LIMITED
立:2006年4月
主な事業:商品開発・商品調達・貿易業務
愛姆吉斯(上海)貿易有限公司
所 在 地:カナダ(トロント)
所 在 地:中国(上海)
設
設
立:2014年4月
主な事業:「無印良品」の小売
立:2009年10月
主な事業:商品開発・商品調達・中国店舗への商品供給
24
沿革
History
Annual Report 2015
2014.03.01–2015.02.28
1980年12月、西友のプライベートブランドとして40品目でデビューした「無印良品」は、現在では7,000品目超を展開するブランドへと成長
しています。1989年に西友から独立した良品計画は、
「無印良品」の企画開発・製造から流通・販売までを行う製造小売業として、衣料品か
ら家庭用品、食品など日常生活全般にわたる商品群を展開しています。
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
西友のPB商品「無印良品」誕生(家庭用品9品目/食品31品目)
衣料品販売開始
提携店への卸売開始
「無印良品青山」
(103平方メートル)直営1号店オープン
西友大型店を中心にインショップ展開
無印良品事業部設立
海外生産調達(現地一貫生産)開始
工場直接発注、独自流通ルートなど海外生産調達のノウハウ拡大
地球規模での素材開発
株式会社良品計画設立(資本金1億円)
西友から「無印良品」の営業権譲受
ロンドン1号店オープン(英国リバティ社とパートナーシップ契約)
より高品質の「ブルー無印」スタート
株式会社アール・ケイ・
トラック設立、大型ワンフロアー「無印ららぽーと」オープン
「RYOHIN KEIKAKU EUROPE LTD.」設立、新潟物流センター開設
資本金67億6,625万円に増資、福岡センター開設
ISO9001認証取得
東京証券取引所市場第二部上場、神戸センター・浦安センター開設
「com KIOSK」展開(JR東日本リテールネット運営)
東京証券取引所市場第一部指定、ムジ・ネット株式会社設立
アイルランド1号店オープン
韓国1号店オープン、住空間事業「無印良品の家」展開
台湾1号店オープン、
「無印良品 嬬恋キャンプ場」オープン、
「無印良品の家」有楽町店オープン、イタリア1号店オープン
2006年
シンガポールに「MUJI Global Sourcing Private Limited」設立、
スペイン1号店オープン、株式会社イデーの事業譲受
2007年
欧州統括子会社「MUJI EUROPE HOLDINGS LIMITED」設立、
「MUJI 東京ミッドタウン」オープン、米国1号店オープン
2008年
「MUJI to Go Hong Kong International Airport」オープン、
米国旗艦店「MUJI Times Square」オープン、
「MUJI 新宿」オープン
2012年
2013年
2014年
MUJI Times Square
「MUJI(HONG KONG)CO.,LTD.」設立、
「無印良品有楽町」オープン、
「無印良品難波」オープン
中国本土(上海)に1号店オープン、
ドイツ1号店オープン
2011年
無印良品下北沢
シンガポール1号店オープン(1998年閉鎖)、
「無印良品 津南キャンプ場」オープン、
株式店頭登録
2005年
2009年
2010年
デビュー40アイテム
「無印良品池袋西武」移転リニューアルオープン、インドネシア1号店オープン
ポーランド1号店オープン、
「無印良品」30周年、ポルトガル1号店オープン
無印良品有楽町
無印良品グランフロント大阪
「Café&Meal MUJI 南青山」オープン、
「無印良品有楽町」
「MUJI キャナルシティ博多」リニューアルオープン、
マレーシアに「MUJI(MALAYSIA)SDN. BHD.」設立、
「Found MUJI 青山」オープン
マレーシア1号店オープン、
「MUJI Retail(Thailand)Co.,Ltd.」設立
クウェート1号店出店、
「無印良品グランフロント大阪」オープン、オーストラリア1号店出店
カナダ1号店オープン、鳩山センター開設、世界旗艦店「無印良品成都遠洋太古里」オープン
無印良品成都遠洋太古里
25