治安関連統計(2015年第3四半期)

ポーランド国内治安関連統計
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2015年第3四半期(7月~9月)治安統計
国家警察本部が発表した統計によると、2015年第3四半期(7月~9月)の犯罪
認知件数は11万597件で、対前年同期比43.2%減(前年同期19万4,625
件)、対前期比57.1%減(前期25万8.085件)となった。
犯罪項目別に見た場合でも、殺人、傷害、暴行、強姦を始めとする多くの項目で軒並
み大幅な減少が見られ、治安状況が改善されてきていることが分かる。
殺人:
傷害:
暴行:
強姦:
強盗:
窃盗:
車両窃盗
侵入盗:
偽造:
薬物犯罪:
69件(対前年同期比41.0%減,対前期比60.3%減)
1,975件(同
33.1%減,同
41.0%減)
835件(同
41.2%減,同
50.3%減)
195件(同
29.9%減,同
54.1%減)
1,720件(同
29.4%減,同
45.7%減)
3万6,195件(同
16.5%減,同
10.9%減)
2,626件(同
16.8%減,同
18.9%減)
1万9,199件(同
14.4%減,同
25.8%減)
5,430件(同
3.0%増,同
45.0%減)
8,722件(同
28.0%減,同
50.3%減)
2 邦人被害事案
9月、グダンスク市内のホテルに宿泊中の邦人が、ホテルの室内で旅券の窃盗被害に遭
う事案が発生した。
3 邦人以外の被害事案(参考になり得る事案)
(a)女性に対する一連の暴行事件を捜査していた警察は、7月1日、プウァヴィにお
いて28歳の男を拘束した。男は、26歳のブルガリア人女性の殺害のほか、別の女性
の殺人未遂及び強盗の容疑で告発された。また、この男は、ルブリン県ジルジンの路上
に立っていた若い女性に暴行を加えたこともあり、男は犯行を認めている。
(7月2日付国家警察本部ウェブサイト)
(b)8月25日、ヴィエルコポルスキィ県レシュノの警察署に、殴打された男性がク
ルゼミエニエヴォ村の道路脇に倒れているとの通報があった。すぐに救急車が出動し、
倒れている男性(32歳)を病院に運んだが、同男性は頭部と顔に多数の傷を負ってい
た。警察による捜査の結果、クロトシン出身の18歳と30歳の男性が、暴行と窃盗の
容疑で拘束された。男らは被害男性の車を買うと言って男性を森の中へ連れて行き暴行
を加え、7万ズロチ相当の車、文書の入ったバッグ及び携帯電話を盗んだ。
(8月31日付国家警察本部ウェブサイト)
(C)スラスキェ県チョルゾウ警察の捜査員は、ゲームセンターにおける捜査を行った
結果、生命に危険を及ぼす合成麻薬260錠を押収した。捜査の過程で、警察によるチ
ェックが入った際に店のスタッフがどのように対処するか等が記されたマニュアルも
見つかった。警察は、20歳の男性と25歳の女性を麻薬の不法配布で拘束した。
(9月14日付国家警察ウェブサイト)
4 注意を要する犯罪
最近、オンライン上における詐欺事件が増加傾向にある。今年半年間でこの種の事件が
1,200件記録されており、昨年同時期に837件であったことと比較しても大幅に
増加していることが分かる。また、約10年前には年間で1,000件をわずかに上回
る程度であったのが、昨年は2,200件を記録している。専門家は、この種の事件の
増加傾向は、インターネットユーザーの増加とともに継続するとの見方を示している。
(8月18日付ジェチポスポリタ)
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誘拐・脅迫事件発生状況
日本人の被害は確認されていない。
6
日本企業の安全に関する諸問題
特になし。