!"1 5 2 34 &%) *0-.)//+,$34#('%. NewsLetter No. 2 URL: http://www.3d-activesite.jp/ ◆イベント報告◆ 1. 第 1 回「3D活性サイト科学」公開ワークショップが開催されました 平成 26 年 11 月 21 日(金)~22 日(土)まで、新大阪 CIVI 研修センター新大阪東にて、新学術領域研 究原子分解能ホログラフィー研究会と顕微ナノ材料科学研究会・表面界面・薄膜ナノ構造研究会・理論研究 会と共催で第一回「3D 活性サイト科学」公開ワークショップが開催されました。 2 日間で 88 名の参加者がありました。はじめに大門領域代表から領域の概要と光電子・蛍光 X 線ホログ ラフィー法の現状と将来展望についての発表の後、本領域の手法班の計画研究代表の郷原班員、若林班員に より電子回折イメージング、CTR 散乱について発表されました。続いて、小野班員から実空間差分法にもと づく第一原理計算プログラムとデバイスへの応用、赤木班員から原子分解能ホログラフィーの像再生理論に 関する展望、計画研究代表の小林班員から有機半導体の伝導理論についてと理論班から3件の発表がありま した。その後、物質材料研究機構から三木一司氏がビスマスの原子細線の 3D イメージングの研究について 報告があり、試料班の計画研究代表の佐々木班員からバイオロジーにおける3D 活性サイトの研究戦略の発 表、満留班員から金属ナノ粒子と担体の界面での触媒反応に関する研究報告が行われました。口頭発表の後、 一般からの発表としてポスターセッションを行いました。若手の方対象にポスター賞を設け、増田卓也氏(物 質材料研究機構)、松下裕福氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科)、Voegeli Wolfgang 氏(東京学芸大 学)の 3 名が受賞しました。受賞者 2 名(増田氏、松下氏)は、平成 27 年 4 月 26 日~30 日に Bonn 近郊 の Bad Honnef で開催される国際ワークショップ"Element Specific Structure Determination in Materials on Nanometer and Sub-Nanometer Scales using modern X-Ray and Neutron Techniques"での発表とそ の旅費支援(新学術領域から)が行われます。 2 日目は、最初に手法班の計画研究代表の木下班員が、光電子ホログラフィーの特徴や本領域での展望に ついての説明および大型放射光施設 SPring-8 の情報や申請についての紹介を行いました。次に J-PARC の新 井正敏氏から J-PARC の紹介および中性子散乱に関する研究成果が発表され、東工大の平山博之氏から Ag 薄膜/Si(111)界面での薄膜下に埋もれた界面のイメージングに関する最近の研究結果が発表されました。続い て、応用班の計画研究代表の筒井班員からデバイス材料の活性不純物のイメージングの有用性とデバイス開 発への展望についての発表があり、最後に大阪大学の寺井智之氏より Ti-Ni-Fe 形状記憶合金への蛍光 X 線ホ ログラフィーによる局所構造解析の研究成果が報告されました。発表後、本ワークショップの総合討論がな され、最後に川合真紀評価委員より講評をいただきました。 ワークショップでは終始活発な議論が交わされ、本新学術領域が順調に滑り出したのを感じることができ ました。 News Letter No. 2 1 2. 9 月 下 旬 か ら 10 月 上 旬 に か け て 全 国 で 公 募 説 明 会 が 行 わ れ ま し た (1) 第 1 回 公 募 説 明 会 日時:平成 26 年 9 月 20 日(土)13:00 ‒ 17:00 場所:首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス プログラム 13:30-13:45 領域概要 大門 寛(領域代表 奈良先端大・物質創成) 13:45-14:15 A01 試料班の概要 佐々木裕次(東大院新領域) 14:15-14:30 休憩 14:30-15:00 A02 手法班の概要 高橋敏男(東大物性研) 15:00-15:30 A03 理論班の概要 森川良忠(阪大院工) 15:30-16:00 A04 応用班の概要 筒井一生(東工大院総合理工) 16:00-17:00 個別相談会 当日は九州や四国、東北など全国各地より、計画班のメンバーを除き約 60 名の参加者がありました。ご 参加頂きました皆様には、厚くお礼申し上げます。 公募説明会では、最初に領域代表の大門教授より概要の説明があり、次いで A01 班から A04 班の計画班 のメンバー(佐々木班員、高橋班員、森川班員、筒井班員)より各班の概要に関する説明がありました。 終了後の全体での質問の場では、参加された方から熱心な質問があり、また同席された長谷川文科省学術 調査官からは科研費の審査に関する補足説明も頂きました。大門領域代表より、興味を持たれた皆様から、 広く応募をお願いしたいとの話がありました。最後の個別相談会では、予定時間最後までとても熱心な質 疑が続きました。 参加者内訳 大学・研究機関 49 名、企業 5 名、学生 5 名、計画班 10 名、参加者は合計 69 名(計画班を 除き 59 名) (2) 第 2 回 公 募 説 明 会 日時 : 平成 26 年 9 月 26 日(金)14:30 ‒ 場所 : 岡山大学 理学部 当日は岡山大学の先生 6 名の参加があり、踏み込んだ議論がなされました。ご参加いただいた先生方に 感謝いたします。説明会では、手法班の計画研究代表者の林班員から全体の概要の説明があり、次に理論 班の計画研究代表者の松下班員からより詳細な研究計画についての説明がなされました。公募研究に加え て、SPring-8 での公募や実験方法など細部にいたるまで質疑応答が熱心に行われました。 (3) 第 3 回 公 募 説 明 会 日時 : 平成 26 年 10 月 3 日(金)14:00 ‒ 場所 : 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 当日は 17 名(学内 6 名、学外 11 名)の参加がありました。ご参加いただいた皆様に厚くお礼申し上げ ます。 説明会では、大門領域代表から全体の概要の説明があり、次に計画班から、野村班員、森川班員、 武田班員、松井班員により、それぞれ試料班、理論班、応用班、手法班の詳細な研究計画についての説明 がなされました。公募研究に加えて、SPring-8 での公募や実験方法など細部にいたるまで質疑応答が熱心 に行われました。山田班員も加わった個別相談会では、予定時間を過ぎてまでとても熱心な質疑が続きま した。 3. 他の開催イベント (1) 3D 活 性 サ イ ト 科 学 領 域 事 務 所 が 開 設 さ れ ま し た 日時:平成 26 年 9 月 3 日(水) 場所:奈良先端科学技術大学院大学 2 News Letter No. 2 (2) 触 媒 班 と 理 論 班 と の 研 究 打 ち 合 わ せ を 行 い ま し た 日時:平成 26 年 10 月 4 日(土)場所:SPring-8 参加者 9 名 (3) 「 3D 活 性 サ イ ト 科 学 ・ 数 学 恊 働 プ ロ グ ラ ム WG」 の 会 議 を 行 い ま し た 日時:平成 26 年 10 月 30 日(木)場所:東北大学 東京分室 参加者 11 名 (4) 「 次 世 代 ビ ジ ュ ア ラ イ ゼ ー シ ョ ン を 目 指 し て 」 が 開 催 さ れ ま し た 主催:東京大学大学新領域創成科学研究科基盤科学研究系 基盤科学領域創成研究教育プログラム 新学術領域研究「3D 活性サイト科学」 新学術領域研究 「スパースモデリングの深化と高次元データ駆動科学の創成」 日時:平成 26 年 10 月 31 日(金)場所:東京大学大学院新領域創成科学研究科 (5) 理 論 班 ミ ー テ ィ ン グ を 行 い ま し た 日時:平成 26 年 11 月 21 日(金)10:00~12:00 場所:新大阪 CIVI 研修センター新大阪東 参加者 16 名 (6) 無 機 試 料 チ ー ム ミ ー テ ィ ン グ を 行 い ま し た 日時:平成 26 年 12 月 13 日(土)~14 日(日) 場所:名城大学 参加者 15 名 (7) サ イ ト ビ ジ ッ ト を 行 い ま し た 日時:平成 27 年 2 月 2 日(月)場所:筑波大学 訪問先:数理物質系物理工学域 小林伸彦 准教授 計算科学研究センター生命科学研究部門 重田育照 教授 計算科学研究センター量子物性研究部門 小野倫也 准教授 数理物質科学研究科物理学専攻 庄司光男助教 訪問者:大門寛 教授(奈良先端科学技術大学院大学) 佐々木裕次 教授(東京大学) 林好一 准教授(東北大学) 山田容子 教授(奈良先端科学技術大学院大学) 田村宏之 助教(東北大学) ) (8) 東 大 新 領 域 - KEK-産 総 研 連携教育シンポジウムが開催されました 主催:大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 (KEK) 共催:東京大学大学新領域創成科学研究科 新学術領域研究「3D 活性サイト科学」 日時:平成 27 年 2 月 20 日(金)場所:産業総合研究所(西地区)TIA 連携棟ナノテクホール (9) 計 算 科 学 勉 強 会 が 開 催 さ れ ま し た 主催:公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI) 一般財団法人総合科学研究機構(CROSS) 一般財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST) 計算物質科学イニシアティブ(CMSI) (東京大学物性研究所、自然科学研究機構分子科学研究所、東北大学金属材料研究所) 共催:大阪大学 新学術領域研究「3D 活性サイト科学」 日時:平成 27 年 2 月 21 日(土)場所:大阪大学中之島センター News Letter No. 2 3 (10) チュートリアルコース「コンピュテーショナル・マテリアルズ・デザイン(CMD®)ワークショップ」 日時:平成 27 年 2 月 23 日(月)~27 日(金) 会場:大阪大学産業科学研究所および大学院工学研究科(吹田キャンパス) http://phoenix.mp.es.osaka-u.ac.jp/CMD/ ◆論文・プレスリリース◆ (1)平成 26 年 7 月 18 日 “Growth temperature effect on the structural and magnetic properties of Fe3O4 films grown by the self-template method” Ryota Takahashi, Hikaru Misumi, Mikk Lippmaa Jpn. J. App. Phys. 53, 090305-1-3 (2014). (Rapid Communication) (2)平成 26 年 8 月 13 日 “Electronic structure and photoelectrochemical properties of an Ir-doped SrTiO3 photocatalyst” Seiji Kawasaki, Ryota Takahashi, Kazuto Akagi, Jun Yoshinobu, Fumio Komori, Koji Horiba, Hiroshi Kumigashira, Katsuya Iwashina, Akihiko Kudo, Mikk Lippmaa J. Phys. Chem. C 118, 20222-20228 (2014). (3)平成 26 年 8 月 17 日 “Improved room temperature electron mobility in self-buffered anatase TiO2 epitaxial thin film grown at low temperature” Thantip. S. Krasienapibal, Tomoteru Fukumura, Yasushi. Hirose, Tetsuya Hasegawa Jpn. J. App. Phys. 53, 090305-1-3 (2014). (Rapid Communication) ・Spotlight in JJAP に選定 (4)平成 26 年 11 月 7 日 “Large surface relaxation in the organic semiconductor tetracene” Hazuki Morisaki, Takashi Koretsune, Chisa Hotta, Jun Takeya, Tsuyoshi Kimura, Yusuke Wakabayashi, Nat. Commun. 5, 5400-1-6 (2014). ・ KEK プレスリリース「電子デバイスの製造技術向上に期待!--有機半導体表面での構造変化を初観測-」 http://www.kek.jp/ja/NewsRoom/Release/20141110100000/ ・JST サイエンスポータル「有機半導体表面の構造変化を初観測」 http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2014/11/20141110_01.html ・日刊工業新聞掲載「有機半導体の表面構造、結晶内部と大きく異なる構造が存在-阪大など発見」 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141121eaan.html (5)平成 26 年 11 月 7 日 “Synthesis of (Adamantylmido)vanadium(V)-Alkyl, Alkylidene Complex Trapped with PMe3: Reactions of the Alkylidene Complexes with Phenols” Kohei Hatagami, Kotohiro Nomura, Organometallics 33, 6585-6592 (2014). ・ACS Editors' Choice に選定 (6)平成 26 年 12 月 16 日 “Annealing-induced optical-bandgap widening of Cu2ZnSnS4 thin films with observation of simultaneous increase in local-structure ordering” Toshihiko Toyama, Takafumi Konishi, Yuichi Seo, Ryotaro Tsuji, KengoTerai, Yuto Nakashima, Ryuichiro Maenishi, Akiko Aratashi, ShinjiYudate, Yasuo Tsutsumi, Sho Shirakata Jpn. J. Appl. Phys. 54, 015503-1-7 (2015). 4 News Letter No. 2 (7)平成 27 年 1 月 7 日 “Interfacial capacitance between a ferroelectric Fe3O4 thin film and a semiconducting Nb:SrTiO3 substrate” Ryota Takahashi, Yasuo. Cho, Mikk Lippmaa J. Appl. Phys. 117, 014104-1-10 (2015). (8)平成 27 年 1 月 9 日 “Neutron holography and diffuse scattering of palladium hydride” Kouichi Hayashi, Kenji Ohoyama, Shin-ichi Orimo, Hideyuki Takahashi, Kaoru Shibata, Phys. Rev. B 91, 024102 (2015). (9)平成 27 年 1 月 9 日 “Local atomic configuration of graphene, buffer layer, and precursor layer on SiC(0001) by photoelectron diffraction” Hirosuke Matsui, Fumihiko Matsui, Naoyuki Maejima, Tomohiro Matsushita, Takeshi Okamoto, Azusa N. Hattori, Yasuhisa Sano, Kazuto Yamauchi, Hiroshi Daimon, Surf. Sci. 632, 98-102 (2015). (10)平成 27 年 1 月 9 日 “Stacking registry determination of graphene grown on the SiC(0001) by photoelectron holography” Hirosuke Matsui, Fumihiko Matsui, Naoyuki Maejima, Tomohiro Matsushita, Hiroshi Daimon, Surf. Sci. 635, 1-4 (2015). (11)平成 27 年 1 月 9 日 “Selective Detection of Angular-Momentum-Polarized Auger Electrons by Atomic Stereography” Fumihiko Matsui, Masayoshi Fujita, Takuya Ohta, Naoyuki Maejima, Hirosuke Matsui, Hiroaki Nishikawa, Tomohiro Matsushita, Hiroshi Daimon, Phys. Rev. Lett. 114, 015501 (2015). (12)平成 27 年 1 月 15 日 “ Protein folding pathways extracted by OFLOOD: Outlier FLOODing method” Ryuhei Harada, Tomotake Nakamura, Yu Takano, Yasuteru Shigeta, J. Comput. Chem. 36, 97-102 (2015). (13)平成 27 年 2 月 13 日 “Streak-camera Reflection High-Energy Electron Diffraction for Dynamics of Surface Crystallography” Kenta Mukojima, Shinji Kanzaki, Kota Kawanishi, Katsuyoshi Sato, Tadashi Abukawa, Surf. Sci. 636, 25-30 (2015). (14)平成 27 年 2 月 18 日 “Enhanced conformational sampling method for proteins based on the TaBoo SeArch (TBSA) algorithm: Application to the folding of a mini-prootein, chignolin” Ryuhei Harada, Yu Takano, Yasuteru Shigeta, J. Comput. Chem. in press (2015). DOI: 10.1002/jcc.23854 (15)平成 27 年 2 月 19 日 “Simple, yet powerful methodologies for conformational sampling of proteins” Ryuhei Harada, Yu Takano, Takeshi Baba, Yasuteru Shigeta, Phys. Chem. Chem. Phys. 17, 6155-6173 (2015). News Letter No. 2 5 ◆招待講演◆ (1) SPring-8 シンポジウム 2014 日時:平成 26 年 9 月 13 日(土)場所:東京大学 「マイクロ秒X線 1 分子追跡法とその広域的利用」 佐々木 裕次(東大新領域) (2) 第 75 回応用物理学会秋季学術講演会の分科企画シンポジウム 「X 線反射率、表面 X 線散乱による埋もれた界面の解析における位相問題ー新光源への期待」 日時:平成 26 年 9 月 17 日(水)場所:北海道大学 「表面X線回折における位相問題解決の現状と展望」 高橋 敏男 (東大物性研) 「放射光X線回折による表面界面の三次元原子イメージング」 田尻 寛男 (JASRI) 「X 線 CTR 散乱における直接的界面構造解析法とトポロジカル絶縁体界面への応用」 白澤 徹郎 (東大物性研) (3) 第 75 回応用物理学会秋季学術講演会の分科企画シンポジウム 「X 線反射率、表面 X 線散乱による埋もれた界面の解析における位相問題ー新光源への期待」 日時:平成 26 年 9 月 18 日(木)場所:北海道大学 「Noble-metal doped Ti perovskite photocatalysts」 M. Lippmaa (東大物性研) (4)シンポジウム「化学反応経路探索のニューフロンティア 2014」 日時:平成 26 年 9 月 20 日(土)場所:広島大学 「密度汎関数法による遷移金属蛋白質活性中心の構造・反応探索における問題 -チロシナーゼ活性中心モデルを例として-」 鷹野 優 (阪大蛋白研) (5) Photocatalysis for Energy [PHOTO4E] 日時:平成 26 年 10 月 16 日(木)場所:IFP Energies nouvelles 「Pt-cocatalyst Effect on the Hydration Structure of a SrTiO3 Photocatalyst Surface Analyzed by FM-AFM」 S. Kawasaki, S. Suiko, R. Takahashi, H. Onishi, M. Lippmaa (東大物性研) (6) PF 研究会「高輝度真空紫外・軟 X 線を利用した次世代サイエンス」 日時:平成 26 年 10 月 19 日(日)場所:高エネルギー加速器研究機構 「活性サイト周りの 3D 光電子分光イメージング」 大門 寛 (奈良先端大) (7) 日本結晶学会年会シンポジウム「量子ビームの拓く新しい 3 次元イメージング」 日時:平成 26 年 11 月 3 日(月)場所:東京大学 「蛍光 X 線・中性子線ホログラフィーが拓く新しい 3 次元イメージング」 林 好一(東北大金研) 「光電子が拓く新しい 3 次元イメージング」 松下 智裕(JASRI) (8) Collaborative Conference on Crystal Growth (3CG) 2014 日時:平成 26 年 11 月 4 日(火)~7 日(金)場所:Holiday Inn Resort Phuket 「Spontaneous growth of Fe3O4 nanopyramid structure」 R. Takahashi, T. Yamamoto, M. Lippmaa(東大物性研) 6 News Letter No. 2 (9) 表面・界面スペクトロスコピー2014 日時:平成 26 年 12 月 6 日(土)場所:関西セミナーハウス 「活性サイト周りの 3 次元原子構造の解明による新機能材料の創成」 大門 寛(奈良先端大) ◆今後の予定◆ (1)新学術領域「3D活性サイト科学」第一回成果報告会 日時:平成 27 年 3 月 14 日(土)~15 日(日) 会場:国際高等研究所 http://www.3d-activesite.jp/progress1 (2)日本物理学会第 70 回年次大会領域 10、領域 9 合同シンポジウム「機能発現サイトの原子スケール 立体構造解明 ̶無機から蛋白まで̶」 日時:平成 27 年 3 月 22 日(日) 会場:早稲田大学 http://w4.gakkai-web.net/jps_search/2015sp/data/html/program10.html#22pCJ (3)国際ワークショップ"Element Specific Structure Determination in Materials on Nanometer and Sub-Nanometer Scales using modern X-Ray and Neutron Techniques" 日時:平成 27 年 4 月 26 日(日)~30 日(木) 会場:Bad Honnef http://www.weheraeusseminar-588.de/ (4)新学術領域「3D活性サイト科学」公募班キックオフミーティング 日時:平成 27 年 5 月 11 日(月)~12 日(火) 会場:SPring-8 (5)ファインケミカルズ合成触媒研究会シンポジウム 日時:平成 27 年 5 月 22 日(金) 会場:京都大学工学研究科イノベーションセンター (6)新学術領域「3D活性サイト科学」若手春の学校 日時:平成 27 年 5 月 30 日(土)~31 日(日) 会場:奈良県新公会堂 http://spring-school-2015.3d-activesite.jp/ ◆受賞報告◆ 満留敬人班員が平成 26 年度触媒学会奨励賞を受賞 試料班ナノ触媒グループの満留敬人班員(大阪大学大学院基礎工学研究科)が 、触媒学会より平成 26 年 度触媒学会奨励賞を受賞されることになりました(授賞式は 2015 年 3 月)。 [業績] 金属ナノ粒子触媒を用いた環境調和型分子変換システムの開発 http://www.shokubai.org/general/sho/index.html News Letter No. 2 7 ◆アウトリーチ報告◆ 鹿児島中央高校にて一学年向けの講演会が行われました 題目:先端科学国家プロジェクト「3D活性サイト科学」と鹿児島中央高校 日時:平成 26 年 11 月 25 日(火) 場所:鹿児島県立鹿児島中央高校 講師:林 好一(東北大学金属材料研究所・本領域計画班代表) 当日は、1 学年の生徒と職員約 320 名に対し、上記題目の講演を行いました。自分の母校であるため、 先輩が先端科学国家プロジェクトに関わっているということで、生徒らに自信を持ってもらいたいという 意図があり上記題目としました。 文系の学生にも配慮してほしいとの旨がありましたので、自分の鹿児島での出身地や変遷地での出来事、 東北大学の紹介なども行いました。 講演では、主に波の干渉・回折、結晶、SPring-8 等の大型研究施設についての話をしました。興味を引 かせるために、“京都の鴨川とフーリエ変換”等のソフトな話も各所に盛り込み工夫しました。聞き入ってい る学生もそれなりに居たと思いますが、多くの意見はやはり難しいとのことでした。SPring-8 についても 知っている学生はほとんど居ないようでした。今後、同じような講演を行う際には、もっと内容を易しく する必要があるように感じました。 また、2 学年 1 組(特別進学クラス)でも 30 分ほど、講演を行いました。ここでは、レーザーポインタと CD、DVD を使い、簡単な回折実験のデモンストレーションを行いました。 講演後に、「研究者になるためにはどうしたら良いか?」、と質問にくる学生も居ました。手ごたえは、 それなりにあったと感じています。意義深い講演会でありました。 ◆ニュースレター担当より◆ 本ニュースレターでは研究成果をできるだけ発信していきたいと考えております。重要な研究成果、関係 する研究会報告などありましたら、ニュースレター担当までおしらせください。 ニュースレター担当 :鷹野優 (大阪大学・蛋白質研究所) 8 News Letter No. 2
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