電気火災に気を付けましょう! (平成27年上半期の火災発生状況から) 札幌市消防局 平成27年上半期に発生した電気に起因する火災は32件で、平成26年上半期と比較して2 件(6.7%)増加し、全火災件数300件の10.7%を占めています。 また、電気に起因する火災の主な内訳を見ますと、電気スイッチや開閉器などの配線器具に起 因するものが9件、電気配線に起因するものが8件、電気機器に起因するものが5件、モーター やコンデンサーなど、電気装置に起因するものが1件発生しております。 札幌市消防局では、電気に起因する火災を含め、火災の発生防止について、市民の皆様に注意 を呼び掛けております。 事例1 蛍光管安定器から出火した火災 平成27年6月、中央区の地下街で、広告掲示板から出火、原因 は長期間使用した蛍光管安定器が絶縁劣化して発火した疑いで調 査していますが、現場は通行人が多く、一時騒然となりました。 事例2 蓄熱式電気暖房機から出火した火災 平成27年6月、西区の共同住宅で、蓄熱式電気暖房機から出火、 原因は暖房機の引き込み配線が、熱せられた金属製のフレーム部 分に長期間接触したことで被覆が溶融し、露出した芯線からスパ ークにより発火したものです。その後、自然鎮火し、大きな被害 になりませんでしたが、大惨事になりかねない火災でした。 過去5年の電気火災発生状況 H27上半期原因別電気火災発生状況 10 件 100 9 件 86 9 8 80 73 77 66 68 H 2 5 H 2 6 60 5 5 40 20 1 0 0 配 線 器 具 電 気 配 線 電 気 機 器 電 気 装 置 そ の 他 H 2 2 H 2 3 H 2 4 電気に起因する火災を防ぐポイント ● 家具の裏側や隙間に隠れているコンセントにほこりを溜めない。 ● 電気コードを家具の下敷きにしない。 ● 使用しない電気機器はプラグを抜く。 ● コードを束ねて使用したり、たこ足配線で使用しない。 ● 長年使用している電気機器などは、日常的に点検し、異常があれば使用を中止し、専門業者 等に点検・修理を依頼する。 ● 電気製品は説明書をよく読んで適切に使用する。 ● 電気製品に関するリコール情報等を確認する。 ~下記団体では、電気機器などからの事故防止や電気火災の防止を呼び掛けています~ ◎ 一般財団法人 家電製品協会 http://www.aeha.or.jp/ ◎ 一般社団法人 日本電機工業会 http://www.jema-net.or.jp/ 問い合わせ先: 消防局予防部予防課 宇佐美(火災予防に関すること) 電話 215-2040 小 幡(火災の原因に関すること)
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